過去の記事 2013年10月 全文表示  (リスト表示はこちら

2013年10月31日

TEジャーマイケル・フィンリーが胸の内を語る

ブラウンズ戦で首を負傷したTEジャーマイケル・フィンリー。いまは専門医たちの意見を聴き、現役続行が可能なのか、復帰できるのはいつかを検討することになっている。家族の元で休息中の彼が、負傷した当時の恐怖や復帰への意欲など、きわめて率直に胸の内を語ってくれた。

倒れた時に心をよぎったこと

「神は僕を罰しているのか? これはカルマ(因果応報)なのか? フィールドに倒れて最初に思ったのはそれだった。これまでしてきたすべての過ちが、この瞬間に襲いかかってきたように感じた」

どのようなプレーだったか

「あっという間の出来事だ。ディフェンダーが視界の隅に現れ、僕は頭と肩を下げてヒザを守ろうとした、そのことは覚えている」

倒れていたとき

「意識ははっきりとあった。でも動けなかった。顔を覗き込むTEアンドリュー・クウォレスの目を見て僕はささやいた。『 Q、助けて。体が動かない。息ができない』と。一番恐ろしかったのは、Qの目に浮かんだ恐怖を見たことだ。何かがおかしいのはわかっていたけど、それが彼のリアクションで確かめられた。身も凍る思いだった」

「じっさい両脚には感覚があったけど、それ以外はあまり感覚がなかった。フィールドで倒れている時、ドクターたちは通常の手順を進め、感覚をテストし、僕にたくさんの質問をした。でも僕は少しパニクっていたから呼吸ができず、答えるのに苦労した。ドクターに『脚を閉じてみて』と言われ、できなかったのを覚えている。けっきょく僕のフェイスマスクをネジで外し、持ち上げてストレッチャーに載せられた」

ストレッチャーでフィールドを去る

「ランボーから出ていく時、僕は手を動かしてファンに親指を立てようとした。でもその半分ほどしか腕を動かすことができなかったんだ。僕は神経外科医に『また歩けるようになるのか?』と何度も聞いた。彼は『できます。いま両脚を動かせていますから』とはっきり答えてくれた。『また腕が使えるようになる? またフットボールができるようになる?』といった質問には、『まだはっきりとしたことは言えません』という答えだった。明らかに問題があるとわかり、僕は本当に怖かった」

病院にて

「地元の病院のICUに運び込まれ、最初の夜はクレイジーだった。その階の誰もが生死の境にいるというのに、僕は24時間の介助を受けるためだけにICUにいる。最初にドクターが来るまで、自分がICUにいることを僕は理解していなかった。『フィンリー、貴方はいまICUを麻痺させていますよ。訪問者が多すぎ、この階にいる患者までもが貴方に会いたがっている。こんな混雑は困る』と言われたんだ。僕としては、『おいおい、オレはボードにストラップで固定されてるんだよ。いったいどうしろっていうんだ』と言いたかった。必死でこらえたけど」

「僕はずっと友人や家族やチームメイトたちと冗談を言い合っていた。状況がいくら深刻でも、僕らはなんとか笑おうとし続けた。それが大いに役に立った」

検査結果を待つ

「シナリオがまったくわからない、それが一番恐ろしかった。呼吸をするのも話すのも問題があった。日曜夜に撮った最初のCTスキャンで、首の骨が折れていないことがわかった。家族と僕にとって素晴らしいニュースだった」 

「月曜になると、体調がずっとよくなってきた(写真)。動きが回復し始め、じっさい立ち上がって、試合後初めてシャワーを浴びることもできた。バランスや体の各部の協調がまだ少しおかしく、そこは心配なところだった。でもそれも時間が経つにつれ回復してきた。テキサスから祖母と継父が来たり、ミネアポリスから代理人事務所の連中が来たりした。その夜になって一般病棟に移り、半分ものチームメイトやコーチたちが見舞ってくれた。僕は本当に恵まれていると感謝した。グリーンベイではいろいろなことがあったのに、こうしてチームメイトやコーチやファンから愛され、サポートしてもらえるのは本当に素晴らしいことだった。自分にとってどれほど大きな意味のあることか、とても言葉では説明しきれない」

回復について

「詳しい検査を続け、ケガの程度を調べた。月曜午後には、チームドクターや代理人が6人もの専門医にコピーを送って意見を聞き始めた。またも脳震盪のように見えたかもしれないが、脊髄打撲といわれる状態であることがわかった。脊髄が衝撃を受けて、2cmほどにわたって打撲が生じた。それは時間をかければ回復する」

「僕は申し分のない最高の治療を受けている。そしてパッカーズと代理人が協力し、専門医の診断を仰ぎ、過去の症例や、次のステップについて意見を聞いているところ。現時点では回復へのタイムラインははっきりしない。だからこのケガで僕のシーズンが終わるのかも、まだわからない。言うまでもないけど、いま一番大事なのは休息すること、打撲した脊髄が癒えるようにすることだ。その後は、何人かの専門医を国じゅうに訪ね、首と頭についてのセカンド、サード・オピニオンを聴くことになるだろう」

「僕のフィールド外の人生についていろいろ報道されてきたし、僕がこの1年、成熟した人間になろうといかに努力してきたかも知ってもらっていると思う。人生が正しい方向に向かうよう助けになってくれる人々に僕は囲まれている。まだ成長の余地が残ってはいるが、僕は2年か3年前と比べてはるかによい状況にある。そのうちの1つが金銭面だ」

金銭面での将来

「身体障害保険の重要性を、代理人やフィナンシャル・アドバイザーからずいぶん説教されてきた。アスリートというのは自分が無敵の存在のように感じがちで、だからこそ感情を排して判断してくれる信頼できるアドバイザーが重要なんだ。そして僕はそのアドバイスに従ったおかげで、多くのアスリートが抱えるプレッシャーと無縁でいられる」

「僕は$10ミリオンの保険に入っている。もしこのケガでフットボールができなくなった場合、僕は無税で$10ミリオンを受け取ることができる。これは税引き前の$16ミリオンから$17ミリオンのNFLサラリーに相当するんだ。僕がプレーするのは絶対にお金のためじゃないが、何が起きようと僕の家族が将来にわたって経済的に問題ない、と安心して夜眠ることはできる」

フットボールへの復帰は

「もちろん僕はまたフットボールをプレーするつもりでいる。僕はフットボールを愛してる。日曜を愛してる。これまでドクターたちから聞かされた話を元にすれば、問題は『復帰できるか』でなく『いつ復帰できるか』だ」

「恐れはあるか? もちろんある。この4週間でこれだけ経験すれば、恐れずにいるなんて不可能だ。僕は人生を通じてフットボールフィールドでのプレーを続けてきたけど、ストレッチャーでフィールドを去るほど怖いことはない。落球癖とか、フィールド外でのトラブルがどうだろうと、僕が偉大なプレーヤーになるためにどれだけ努力してきたかは誰にも疑問の余地はないはずだ。僕はフットボールがしたい。そうすることが必要なんだ。僕にとって全てだから」

「ひどい自動車事故に遭ったような感じだけど、体調は毎日よくなってきている。体を動かす能力、各部の協調、バランスはみな元通りに戻った。こうして何もせず待つのは気がもめるけど、首が治ってきているのは感じられる。頸部や頭部の外傷を乗り越えて復帰を果たした新しい症例になれると僕は自信を持っている。ヒザ前十字靭帯の回復が毎年よくなっているのと同じように、意思や献身や優れたサポートシステムの助けがあり、科学や医学は日進月歩だから」

家族の反応 (注: 9月に脳震盪を起こした際には息子が『もうプレーしてほしくない』と言った)

「試合の前にはいつも5歳の息子ケイドン(写真)が僕の健康と安全を祈ってくれる。『今度はなぜ神様は僕らの祈りを聴きいれてくれなかったの?』と質問されたよ。神様は聴いてくださってる、ただときどき僕らを違ったやり方で助けてくださるんだ、と僕は話した。『パパ、きっとそうだね。僕らの祈りを聴いて、パパを治して元気にし、またフットボールをプレーできるようにしてくれてるんだ』と息子は言ってくれた」

2013年10月30日

Notebook: 先発ILBはどうなる

今季のトレード期限を迎えたがパッカーズは例によって動きなし。リーグ中でも、期限ぎりぎりに成立したトレードは小さなものが1つだけだった。

2013年10月29日

Packers - Vikings Notebook

2013年10月28日

Packers 44 - 31 Vikings

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (5-2) 7 17 7 13 44
Vikings (1-6) 7 10 0 14 31

ゲーム詳細へ | スタッツ等まとめへ | ケガ人情報へ

今季かぎりとなったメトロドーム。主力に欠場者の多いパッカーズだが、オフェンスは絶好調でなんと全シリーズで得点した。ラン攻撃も尻上がりに調子を上げ、相手の2倍以上におよぶボールコントロールに成功。今の勢いの差がそのまま出た試合結果となった。パッカーズは10月の4連勝で地区首位を守ることができた。

◆ ◆ ◆

ヴァイキングスはいきなり新人WRパターソンのキックオフリターンTDで先行するが、パッカーズがロングドライブを次々と成功させて簡単に逆転。その後もオフェンスの勢いが衰えず、第4Q初めに21点差としたところで勝負あり。ガーベッジタイムに2TDを許したが楽々逃げ切りとなった。

オフェンスはWRコブ、WRジョーンズ、TEフィンリーが欠場して苦しい布陣。QBロジャースは正確無比なクォーターバッキングでショートパスを丁寧に通し、3rdダウンと4thダウンを合わせて15/20の成功率75%。ラン攻撃も尻上がりに調子を上げて両RBがタッチダウンを決めた。7シリーズすべて得点し、うち5分以上のドライブが5回。ターンオーバーゼロ、パントゼロ。

ディフェンスはOLBマシューズ、OLBペリー、ILBジョーンズの先発トリオが欠場したが、40分を超えるボールコントロールにも助けられ、天敵RBエイドリアン・ピーターソン(昨季3試合で計508yds)を13回60ydsに抑えることができた。パスラッシュでは2年目DEマイク・ダニエルズがサック2回。スペシャルチームでは両軍がそれぞれリターンTDを決めている。

パッカーズに大きなケガ人はなかった模様。

第1Q

  • WRパターソンの109ydsキックオフリターンTDでヴァイキングス先制。
  • GB陣10 : RBレイシーのラン2回で3rdダウン6、WRボイキンへの11ydsパスで1stダウン。RBレイシーの-5ydsロス、MINパスインターフェア16yds、WRボイキンへの18ydsパスでMIN陣へ。ノーゲイン、TEクウォレスへの9ydsパス、RBレイシーの2ydsランでさらに1stダウン。WRホワイトへの4ydsパス、投げ捨てで3rdダウン6、QBスクランブル13ydsでレッドゾーンへ。-1ydロス、RBレイシーへの9ydsパスで3rdダウン2、WRネルソンに20ydsTDパス成功
  • MIN陣12 : RBピーターソンのラン2回で1stダウン。MINフォルススタート、-4ydsロス、QBスクランブル4ydsで3rdダウン10、WRパターソンへのクイックパスは9yds止まり。
  • GB陣18 : RBレイシーの7ydsラン、投げ捨てで3rdダウン3、WRネルソンへの7ydsパスで1stダウン。RBレイシーへの4ydsパス、WRホワイトへの3ydsパスで3rdダウン3、TEクウォレスへの5ydsパスでさらに1stダウン。RBレイシーの5ydsラン、2ydsランで第2Qへ。

第2Q

  • 3rdダウン3、MINオフサイドでMIN陣へ。RBスタークスの7ydsラン、2ydsラン、RBレイシーのノーゲインで1stダウンならず。FBクーンへの7ydsパスでギャンブル成功。RBレイシーの17ydsランでレッドソーンへ。3rdダウン9からサックでTDならず。30ydsFG成功
  • MIN陣20 : TEルドルフへの6ydsパス、RBピーターソンの17ydsランで1stダウン。4ydsラン、投げ捨てで3rdダウン6、パス失敗もGBアンネセサリーラフネスでGB陣へ。RBピーターソンのノーゲイン、クイックパス失敗で3rdダウン10、TEルドルフへの17ydsパスで得点圏へ。3ydsラン、MINフォルススタート、QBスクランブル5ydsで3rdダウン7、WRシンプソンへのパスはあわやインターセプトで失敗。36ydsFG成功で同点
  • GB陣20 : RBレイシーの-2ydsロス、スクリーンパス6ydsで3rdダウン6、WRネルソンへのパスが76ydsのタッチダウンに
  • MIN陣20 : TEルドルフへの14ydsパス、RBピーターソンのノーゲイン、2ydsラン(2ミニッツ)で3rdダウン8、QBスクランブル4yds止まりでパント。
  • CBハイドが93ydsのパントリターンTD成功
  • MIN陣23 : 残り1分30秒。サック6yds(OLBニール)、RBピーターソンへの13ydsパス、4ydsパス、WRパターソンへの15ydsパスでハーフラインへ。パス失敗とWRジェニングスへの9ydsパス、GBパスインターフェア26ydsでレッドゾーンへ。RBピーターソンへの6ydsパスのあと、8ydsTDラン成功
  • キックオフリターン16ydsで前半終了。

第3Q

  • GB陣20 : RBレイシーの8ydsラン、WRホワイト落球で3rdダウン2、WRネルソンへの11ydsパス、RBレイシーの11ydsランでMIN陣へ。9ydsラン、GBフェイスマスク、WRホワイトへの5ydsで3rdダウン11、WRホワイトへのパスは8yds止まり。4thダウン3からWRネルソンへの8ydsパスでギャンブル成功。RBレイシーの6ydsラン、1ydランで3rdダウン3、QBスクランブル14ydsでレッドゾーンへ。RBレイシーの8dysラン、投げ捨てで3rdダウン2、QBスクランブル3ydsでゴール前01ydsへ。最後はRBレイシーが押し込んでタッチダウン
  • MIN陣20 : MINホールディングなどで3rdダウン9、サック(DEダニエルズ)で3&アウト。
  • GB陣26 : RBスタークスの-1ydロス、GBホールディング、QBスクランブル5ydsで3rdダウン16、WRボイキンへの17ydsパスで1stダウン。RBスタークスの2yds、9yds、11ydsラン、WRホワイトへの15ydsパスでFG圏内に進んで最終Qへ。

第4Q

  • サック1ydのあと、RBスタークスが25ydsTDラン成功。21点差に。
  • MIN陣18 : サック(ILBラティモア)とRBピーターソンの3ydsランで3rdダウン7、パス失敗で3&アウト。
  • GB陣45 : RBレイシーの2ydsラン、WRネルソンへの7ydsパスで3rdダウン1、WRボイキンへの27ydsパスでレッドゾーンへ。RBレイシーのラン3回でゴール前04ydsへ。WRネルソンへの3ydsパス、RBレイシーのノーゲインで3rdダウン。RBレイシーへのパスは-1ydsロスでTDならず。20ydsFG成功で24点差。
  • MIN陣42 : WRシンプソンへの18ydsパス、RBゲアハートへの13ydsパス、TEルドルフへの14ydsパスでレッドゾーンへ。最後はRBゲアハートが13ydsTDラン
  • オンサイドキックは10yds飛ばず失敗。MIN陣43 : RBレイシーの-1ydロス、WRボイキンへの16ydsパスでFG圏内へ。-4ydsロス、4ydsラン、1ydランで1stダウンならず。45ydsFG成功で20点差に
  • MIN陣27 : 残り2分49秒。RBゲアハートへの3ydsパス、TEカールソンへの3ydsパス、投げ捨てで2ミニッツ。パスインターフェア44ydsでレッドゾーンに進み、最後はQBポンダーがスクランブルで19ydsTDラン
  • オンサイドキックはWRネルソンがしっかりキャッチ。ニーダウン2回で試合終了。
Final Team Statistics
  Packers Vikings
Points 44 31
Total Yards 464yds 243yds
First Downs 26回(ラン11・パス13・反則2) 15回(ラン5・パス7・反則3)
     
Rushing 182yds (42回・平均4.3) 111yds (19回・平均5.8)
     
Passing 285yds(24/29・2TD・0INT) 145yds(14/21・0TD・0INT)
Sacked 2回3yds 3回13yds
Passer Rating 130.6 86.4
     
3rd Down Efficiency 13/18 (72%) 2/8 (25%)
     
Turnovers 0回 0回
     
Field Position 自陣32yds 自陣23yds
Punt 0回 4回46.5yds(ネット23.3yds)
Kickoff Return 2回平均17.0yds 6回平均41.2yds
Punt Return 2回平均46.5yds 0回
Field Goals 3/3 1/1
     
Penalty 6回120yds 7回46yds
Time of Possession 40分54秒 19分56秒

トータルヤーデージはパッカーズ464ydsに対し、ヴァイキングスは半分強の243yds。

タイムオブポゼッションはパッカーズが40分54秒と圧倒。

3rdダウン成功率はパッカーズが13/18の72%と素晴らしく、大量得点の原動力となった。ヴァイキングスは2/8の25%。

ターンオーバーは互いにゼロ。

先発QBアーロン・ロジャースは24/29、285yds、2TD、0INTでレーティング130.6。

  • 主力レシーバー3人を欠きながらこの働きは素晴らしいとしか言いようがない。ボールを放すタイミング、パスのコントロール、パスラッシュ感じ取る感覚、諦めて投げ捨てる判断など、すべて完璧だった。ゲームプランや準備もよかったのだろう。
  • パスラッシュを警戒し、早いタイミングのショートパス中心の試合運び。(滞空で)20ydsを超えるパスはわずか1回、第4QのWRボイキンへの27ydsパスだけだった。それ以外のロングは投げてさえいないのでは。
  • QBスクランブルは4回33yds。うち3回が3rdダウンでの貴重な1stダウンだった。
  • 3rdダウン18回のうち13回成功(72%)、4thダウンギャンブルも2回ともパスで成功している。この精度の高さがロングドライブ連続成功の原動力。
  • 3rdダウン16からパスラッシュをかわしてWRボイキンに17ydsパスを通したプレーのビデオ

チームラッシングは42回182yds(平均4.3)、2TD。

  • 先発RBエディー・レイシーは29回94yds(平均3.2)・1TD(ビデオ)。相手守備のマークがきつく、とくにアウトサイド・ゾーンは穴が開かないプレーが多かったが、タフに前に倒れてヤードを稼いだ。レシービングでも4回18ydsとよく貢献。
  • 5週間ぶり出場のRBジェームズ・スタークスは7回57yds(平均8.1)・1TD。第4Qに25ydsのTDランを決めた。(ビデオ
  • RBジョナサン・フランクリンは出番ゼロ。スペシャルチームのみ。FBジョン・クーンはパスキャッチ1回7yds。
  • ランによる1stダウンが11回(QBスクランブル含む)もあるのはパッカーズとしてはたいへん珍しい。

WR/TE陣は以下のとおり。

  • WRジョーディ・ネルソンは7回123yds・2TD(ターゲット8回)の大活躍。1つ目の11ydsTDは相手CBが背中を向けているところへやや強引なパス(ビデオ)。2つ目はOLBグリーンウェイとのミスマッチを突き、76ydsの独走タッチダウンとなった(ビデオ)。どちらも、彼には珍しいスロットからのプレー。
  • WRジャレット・ボイキンは5回89yds(ターゲット6回)と先発の役目を堅実にこなした。自信を持ってプレーできるようになっている。
  • WRマイルズ・ホワイトは3回35yds。第3Q初めの2ndダウン2ではイージーな落球を犯したが、直後にWRネルソンへのパスが通って救われた。
  • フィンリーに代わって先発のTEアンドリュー・クウォレスは2回13ydsのみ。他のTE陣はキャッチ機会なし。フィンリー欠場で他のTEをもっと活用すると思われていたので意外だ。

先発OL陣はLTバクティアリ、LGシットン、Cディートリック=スミス、RGラング、RTバークレー。

  • 早いタイミングのパスが主体だったこともあり、@メトロドームにしてはパスプロテクションが安定していた。とくにRTバークレー(対DEロビソン)が押し込まれる場面が多いが、危なくなってもQBロジャースのフットワークでうまくかわしてくれる。
  • 被サックは2回で、どちらもOLに責任のあるものではない。最初の被サックは完全にカバレッジサック。2サック目はスクランブルの失敗で1ydロスになったもの。
  • ランブロッキングは第1シリーズこそ悪かったものの(ラン6回1yd)その後は調子を上げ、両RB合わせて36回151yds(平均4.2)のラン攻撃に貢献。
  • 第2Q初め3rdダウン1ではOTニューハウスとOGレーン・テイラーまで投入する超ヘビーパッケージだったが、失敗に終わった。

ディフェンスの陣容は以下のとおり。

  • 今回も両先発OLBが欠場し、ニールとパーマーとムルンバの3人でローテーション。今回はムルンバでなくパーマーが先発だった。
  • 今回もILBジョーンズが欠場し、ILBジャマリ・ラティモアが先発。2試合連続サック。
  • CBケイシー・ヘイワードが今季初出場し、CBハウスと交互にニッケルバックを務めた。CBハウスのときは彼がアウトサイド、CBウィリアムズがスロットに入るのはこれまでと同じ。
  • Sクリス・バンジョーは今回も後半に出番をもらったが、目立つミスタックルが2回ほど。

パス守備はQBクリスチャン・ポンダーを相手に14/21、145yds、0TD、0INTのレーティング86.4。

  • パスラッシュはまずまずといったところか。サックは3回13yds。第2QにDEダニエルズ、第3QにまたもDEダニエルズ、第4QにILBラティモア(スクランブルをノーゲインに)。
  • 点差が開いてからはパス失敗のたびにQBポンダーへのブーイングが聞こえてくる。
  • 得意のQBスクランブルは5回38yds・1TD。彼らしい思い切りのよい走りだった。
  • 問題のWRグレッグ・ジェニングスはパスキャッチ1回9ydsとパスインターフェア26ydsのみ。気持ちよくシャットアウトできた。
  • 今回も終盤のプリベント・ディフェンスが悪く、2TDを許した。ガーベッジタイムとはいえ時間をかけさせずにTDを許しているのだから、これはやはりよくない。
  • CBトラモン・ウィリアムズがロングのパスインターフェアを2回犯し(26ydsと44yds)、どちらもTDにつながった。第2Q末の判定は誤審くさかったが、第4Q末のはあきらかに引っ張っている。

ラン守備は19回111yds(平均5.8)・3TD。

  • 先発RBエイドリアン・ピーターソンは13回60yds、1TD。後半は大差をつけたうえにGBオフェンスがボールコントロールにも成功し、ラン機会を奪うことができた。
  • 昨季2回の対戦ではRBピーターソンに20yds以上のランを3回ずつ許したが(計35回409yds)、今回は最長が17yds止まり。ロングゲインを防ぐことができた。
  • 第2Q末のRBピーターソンの8ydsTDランはタックリングミスが3人ほど。ILBホークが倒してくれていれば3点で済んでいた。
  • QBポンダーとRBゲアハートのTDランはどちらも第4Qのガーベッジタイムのもの。

スペシャルチーム

  • キックオフリターンはRBジョナサン・フランクリンが2回平均17.0ydsとよくなかった。第2Q末には動き出したあとエンドゾーンに戻ろうとしてしまい(ニーダウンするとセーフティになる)、慌てて走り出すというミスがあった。そのためか後半最初はCBハイドがキックオフリターナーに(タッチバック)。もう1人のリターナー、CBジェームズ・ニクソンはアクティブ登録から外れた。
  • パントリターンはCBマイカ・ハイドが2回平均46.5yds。第2Q末、93ydsパントリターンTD(ビデオ)は球団史上4番目の長さ。迷わず縦に突っ込む思い切りの良さが中央突破につながった。
  • Pティム・マステイはなんとパント機会なし。
  • Kメイソン・クロスビーは30yds、20yds、45ydsをすべて成功して3/3。
  • キックオフは最初にPマステイが蹴ったが、リターンTDを喰らってからはKクロスビーに。
  • キックオフカバレッジは1巡指名WRコーダレル・パターソンにいきなり109ydsのキックオフリターンTDを許す失態。第4Qにも51ydsのリターンを許し、5回平均45.6ydsだった。
  • ヴァイキングスの2回のオンサイドキックはどちらも失敗。最初のオンサイドは規定の10yds飛ばず。2回目はWRネルソンがきれいにキャッチした。

反則は6回120yds。うち2回70ydsをCBウィリアムズのパスインターフェアが占めている。第2Q半ばのDEジョーンズは3rdダウン6でパス失敗の直後にアンネセサリーラフネスを犯し、余分な3失点につながった。ヴァイキングスの反則は7回46yds。

  • 第2Q : DEジョーンズがアンネセサリーラフネス。CBウィリアムズのパスインターフェア26yds(かなり微妙な判定)
  • 第3Q : LTバクティアリのフェイスマスク。パントリターン中にTEストーンバーナーがイリーガルブロック。RTバークレーのホールディング。
  • 第4Q : CBウィリアムズがパスインターフェア44yds。

ケガ人

  • 途中退場したケガ人はいなかったようだ。マッカーシーHCの会見でもケガ人報告はなし。
  • アクティブ登録から外れたのは、WRジョーンズ(ヒザ)、TEフィンリー(首)、TEテイラー(ヒザ手術)、OLBマシューズ(親指骨折)、OLBペリー(足骨折)、ILBジョーンズ(ハムストリング)、CBジェームズ・ニクソン。(太字はケガ人)
  • 試合後にOLBマシューズ(親指骨折)が「来週月曜にピンを除去する予定」とあきらかにした。マンデーナイトのベアーズ戦は当然欠場となる。

その他

  • 今日のゲームキャプテンは、Cディートリック=スミス(オフェンス)、DEジョリー(ディフェンス)、Kクロスビー(スペシャルチーム)の3人。(写真
  • 第4Q半ばには観客がぞろぞろと帰ってしまい、"Go Pack Go!"がメトロドームに響き渡った。
  • 試合後にはQBロジャースとWRジェニングスが歩み寄って話をしていた。ふつうは「軽く声をかけてハグ」だが、今回は30秒ほども話し込み、ほとんどはWRジェニングスが話していたらしい。

2013年10月27日

ストリート・フリーエージェントの生活

マット・ボウエンはかつてレッドスキンズで先発セーフティとして活躍し、その前にはパッカーズでも2年間プレーしたことがある。ネットメディアでNFL解説者として活躍する彼が、解雇されて各球団のワークアウトを巡り歩いた経験を振り返ってくれたので、すこし長くなるがここで紹介したい。2001年当時、彼はアイオワ大から6巡指名でラムズに入団したばかりのスペシャルチーマーだった。

2011年秋、ルーキーシーズンの私はイーグルスとの開幕戦で足を骨折し、インジャリーリザーブに入っていた。パントリターンのブロックをしようとして人工芝の継ぎ目に足が引っかかってしまったのだ。翌日手術を受けた。プロ入り1試合目でシーズンが終わりというわけだ。

ラムズはすぐに私をインジャリーリザーブに入れた。それまで私の日常生活は練習、ミーティング、そしてゲームだったのが、リハビリだけの暮らしになった。ギブスが取れたら毎日出勤し、プールでトレーニングし、アイシングし、筋刺激療法を受ける。次の日はまた同じことの繰り返し。

NFLでは、大ケガをした人間は幽霊同然になる。それが当然だ。試合に関係のない人間は邪魔なだけだ。

◆ ◆ ◆

ある火曜日、朝9時15分に私はようやく携帯電話に出た。それまでに3回も留守電が入っていた。すべてラムズ・パーク(球団本部)からのものだ。前夜私はセントルイス郊外のチャリティ・イベントでバーテンダーを務め、大いに飲み、笑い、楽しんだ。

そんな私にラヴィー・スミスDCから「話があるから来い」と3回も留守電が入っている。なんてこった、ついにオレの番か。

◆ ◆ ◆

その前週には負傷後初めて、「フィールドで動いてみろ」とラムズのトレーニングスタッフから言われ、無邪気な自分はさして考えることもなくその通りにした。ワークアウト? もちろんやりますよ。

考えが足りなかったな、坊や。

走ったりカットしたりジャンプしたりバックペダルできることをトレーナーに見せ、私は「健康なプレーヤー」であることを証明してしまった。これで球団側は解雇できることになった。(負傷中の選手はそのままでは解雇できないルール)

◆ ◆ ◆

ミズーリ州チェスターフィールドのアパートメントで、私はラヴィー・スミスDCからの電話に完全にパニックに陥った。なんとかスウェットとシューズとジャケットと帽子を見つけた。鏡を見ると、いかにも深夜までビールを飲みまくっていたという顔だ。しかもすでに遅刻している。

私はトラックに飛び乗るとラムズ・パークへと車を走らせ、9時45分に駐車場に着いた。ビルディングは静まり返り(NFLではふつう火曜が休日)、フロントデスクの秘書から「ラヴィーが上階で待っている」と告げられた。万事休す。誰だってわかる。オレはもう終わりだ。

私はできるだけプロフェッショナルな態度を保とうとした。コーチとして、リーダーとして、ラヴィーをとても尊敬していたからだ。それでも私には質問があった。なぜオレが? アクティブ・ロースターにさえいないのに? ラヴィーは解雇選手への教科書どおりの返答をした。落ち込んでいる選手の気持ちを少しでもマシにしようとするお決まりの文句だ。

私は打ちのめされた。これで無職になったのだ。

ワークアウト・サーキットを計画

まず私は仕事中の父に電話をし、ラムズから切られたことを話した。つらかった。クビになったと父親に伝えたいヤツはどこにもいない。

私はひとり泣き、毒づいた。キャンプの時からあれほど必死に頑張ってきたのに。しかもこのチームは優秀だった。カート・ワーナー、マーシャル・フォークといったビッグネームが居並び、上昇機運にあった。自分もその一部になりたかった。二度とリーグに戻れないことが私は怖かった。

次に電話したのは私の代理人、サンディエゴにいるジャック・ベッチャだ。彼は私をなだめ落ち着かせると、すぐに仕事に取りかかった。いくつもの球団に連絡を取り、ウェイバーで獲得するよう働きかけた。解雇から24時間、希望した球団が(ウェイバー優先順にしたがって)私を獲得できる。

しかし24時間経ってもまったく音沙汰なし。私は求職中のストリート・フリーエージェントの身分になった。

私はセントルイス地区のジムでトレーニングを始めた。寝室のドレッサーを利用してボックス・ジャンプをしたりもした。球団のトレーニング施設が使えない以上、いろいろ工夫してやるしかない。NFL球団からワークアウトの誘いがあった時のため、体作りをしておくことが必要なのだ。

代理人のジャックがいくつかワークアウトを設定してくれた。まずグリーンベイ、そして西へ向かってアリゾナ、サンフランシスコ、シアトルを回って家に帰る。私はダッフルバッグにスウェットやシューズを詰め込み、部屋に鍵をかけ、タクシーに飛び乗ってランバート空港へ向かった。

さあ職探しを始めよう。

ワークアウト

私がチーム施設に姿を現しても、選手は誰ひとり私と話をしたがらない。無理もないことだ。私は外部の人間、NFLの落ちこぼれ、無職の男だ。それに、誰かが仕事を得たら、ロッカールームにいる53人のうち誰かが仕事を失うのだから。

ワークアウトといっても、その内容だけで合否が決まることはない。どの球団もすでにコンバイン等の数字は把握していて、ゲーム映像も分析済みなのだ。ワークアウトを行うのは、今どれだけ体ができているか、健康体であるかを確認するため。私の場合、骨折した足のX線検査を毎回受けさせられた。

コンバインの種目をすべてやらせる球団もあれば、ポジション・ドリルだけの球団もある。グリーンベイでは、私はコンバインの全種目、DBのドリル、そしてキックカバレッジを模したプレーを行った。ランボーフィールドから道をはさんだ場所にある屋内練習場だ。

しかし私が49ersでのワークアウトを終え、週末にシアトルに着く頃には疲れ果てていた。脚は筋肉痛、足は焼けるように痛く、ハムストリングにも張りがあった。寒い雨模様の午後、シーホークスでワークアウトを終えると私はまた空港へ戻った。

とりあえずこれで家へ帰れると思った矢先、ジャックから電話がかかってきた。また1つワークアウト。明日の朝ニューイングランドだ。

急きょ決まったワークアウトということで、ペイトリオッツは深夜便にファーストクラスを用意してくれた。朝6時に空港に着き、朝7時半からワークアウトの予定だ。私は空港のゲートを移動して、東へと6時間のフライトとなった。3時間ほど寝たところでプロビデンス空港に着き、球団がよこした迎えの車でホテルへ。なんとか1時間でも寝るためだ。

私の身なりはひどいものだった。清潔な衣類は底をつき、腹をすかせ、疲れ切っていた。20分ほど目を閉じ、ロビーへと降りて行った。また走る時だ。

ピオリ、ベリチック、ペイトリオッツ

ペイトリオッツで契約できることに私は自信を感じていた。母校アイオワ大のカーク・ファレンツHCがビル・ベリチックHCやスコット・ピオリ人事部長(のちチーフスGM)と近しかったこともある。とにかく走って健康に見えればいい。それが私の目標だった。

まず最初に私はボストンのダウンタウンに行き、マサチューセッツ総合病院で検査を受けた。標準的な手続きだ。球団施設に戻ると、旧フォックスボロ・スタジアムの隣にある練習フィールドへ。そこでピオリ人事部長やベリチックHCやスカウトたちの前で、バックペダルしたりディープボールを追ったりフットワーク・ドリルをこなしたりした。(契約しても)私の仕事はキックのカバレッジ。それだけだ。でもそれが私がリーグに戻るための唯一の道だった。

どうしてもこの仕事がほしかった。

ワークアウトを終えてシャワーを浴び、ジャックと電話で話をした。ペイトリオッツは契約してくれるだろうとのことだった。しかしピオリのオフィスに入ると、状況は変わっていた。私はフィジカルに不合格だったのだ。ここのメディカルスタッフによると私の足は完全に治っておらず、負傷中の選手とは契約できないとピオリに告げられた。

私はやはり無職。そうそう、この年のペイトリオッツはスーパーボウルを制覇した。

マイク・シャーマンとパッカーズ

それから2週間、どの球団からも連絡はなかった。私はトレーニングを続け、日曜には試合を観てケガ人をチェックした。私は惨めで孤独だった。もちろん誰かセーフティがヒザを壊すのを見たくはない。でも、ハムストリングの肉離れや足首の捻挫ぐらいなら? 私にはチャンスが、機会が必要だった。

そしてグリーンベイでそれが起きた。リロイ・バトラーが倒れたのだ。(肩甲骨骨折)

マイク・シャーマンHC(兼GM)から電話がかかってきたとき、ヤンキース対ダイヤモンドバックスのワールドシリーズを見ていたことをよく覚えている。契約して2週間ほど練習してから実戦に出したい、という話を聞いて、私の心臓は止まりそうになった。

ついに復帰できるのだ。

コーチ・シャーマンからの電話を切ると、引っ越し会社で働く友人に電話して「家財道具はトラックに詰め込んで倉庫に入れておいてくれ」と頼んだ。バッグに衣類を詰め込んで出発だ。

インターステート55号線を北へ。故郷のイリノイ州グレン・エリンに立ち寄って両親と簡単な夕食を取り、ふたたび夜道を走り始めた。夜半ごろにランボーフィールドの近くにあるヒルトン・ガーデン・インにチェックインし、翌日パッカーズの練習に参加した。

ブレット・ファーヴと一緒にプレー? 喜んで。

またセントルイスへ

セントルイスへ初めて戻ったのはNFCディビジョナル・プレーオフの対戦だった。試合前にはマイク・マーツHC、ラヴィー・スミスDC、それに旧チームメイトと話をした。またこうして彼らと会えるのは素晴らしいことだ。

試合結果? ラムズが45-17で圧勝だ。ファーヴが6インターセプトを投げ、ディフェンスはQBワーナー、RBフォーク、WRブルース相手に何もできなかった。ラムズはスーパーボウルへの道を進み、私たちは家に帰ってオフシーズンを迎えた。

◆ ◆ ◆

自分の体にとってこのシーズンの負担は非常に大きかった。プレーオフを迎える頃には体重が190ポンドぐらいまで落ちていた。痩せ細り、脆く、弱かった。本当に消耗しきっていた。

セントルイスでの家具はシカゴの貸倉庫に放り込んだまま。パッカーズとは2年契約だったので(グリーンベイ近くの)デピアに月$600ドルのアパートメントを見つけた。シーズン終了後2週間でウェイトトレーニングを再開した。翌シーズン、パッカーズのシステムに慣れた私は6試合も先発し、翌春にはレッドスキンズと4年契約を結ぶことができた。

◆ ◆ ◆

私は若い時にこうしてワークアウト・サーキットを経験できたことを嬉しく思っている。NFLのビジネス・サイドを学び、フットボール選手として数少ないチャンスを活かすことがいかに重要か、知ることができたからだ。

そして、ストリートでNFLの仕事を探す選手の1人となったのは本当に屈辱的な経験だった。

2013年10月26日

Notebook: OLBペリー出場の可能性も

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos. Injury Wed Thu Fri Status Notes
Jermichael Finley TE Neck Out Out Out Out 欠場
Ryan Taylor TE Knee × × × Out 欠場
Clay Matthews OLB Thumb Out Out Out Out 欠場
James Jones WR Knee × × × Doubtful 欠場
Nick Perry OLB Foot × × Questionable 微妙
Brad Jones ILB Hamstring Questionable 微妙
James Starks RB Knee Probable 出場
Casey Hayward CB Hamstring Probable 出場
Jarrett Bush CB Hamstring Probable 出場
Minnesota Vikings Injury Report
Player Pos. Injury Wed Thu Fri Status
Josh Freeman QB Concussion × × Out
Matt Asiata RB Shoulder × × × Out
Rodney Smith WR Hip × × × Out
Rhett Ellison TE Ankle × × × Out
Fred Evans DT Knee × Questionable
Jamarca Sanford S Ankle Questionable
Adrian Peterson RB Hamstring × Probable
Matt Kalil OT Back Probable
Jared Allen DE Ankle Probable
Kevin Williams DT Knee Probable
Sharrif Floyd DT Back Probable
Chad Greenway LB Wrist Probable
A.J. Jefferson CB Knee Probable
Blair Walsh K Hamstring Probable
Probable : 75% chance a player will play
Questionable : 50% chance a player will play
Doubtful : 25% chance a player will play
Out : Player will not play
     
: Full Participation
: Limited Participation
× : Did Not Participate
: Not Listed

2013年10月25日

Notebook: キャリー回数を分散へ

木曜にフルパッド練習を行わないのは今季初めて。一昨年の新労使協定に加えられた規定により、第11週までにフルパッド練習は11回しか行えない。パッカーズはバイウィーク明けの週に2回行ったため、フルパッド練習ができない週も出てくるというわけだ。前日の水曜も普段より基礎的な練習が多く、チームドリルはわずか。シーズンも半ばにさしかかり、選手たちの疲労を考えて軽くしたのだろう。

2013年10月24日

Notebook: RBスタークスとILBジョーンズ復帰

2013年10月23日

Notebook: TEフィンリーは脊髄打撲

2013年10月22日

Packers - Browns Notebook

2013年10月21日

Packers 31 - 13 Browns

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Browns (3-4) 0 3 3 7 13
Packers (4-2) 14 3 0 14 31

ゲーム詳細へ | スタッツ等まとめへ | ケガ人情報へ

気温8℃、霧雨の降るランボーフィールド。紺のスローバックジャージに黄色(ストライプなし)のヘルメットという初めての組み合わせ。パッカーズはWRコブ、WRジョーンズ、OLBマシューズ、OLBペリー、ILBジョーンズと主力5人を欠く苦しい布陣だったが、第1Qと第4Qに2TDずつを挙げ、スペシャルチームのミスもディフェンスがよくもちこたえて快勝。同地区ライバルの敗戦により、4勝2敗のパッカーズが地区首位となった。

試合序盤はパッカーズが圧倒。TEフィンリーへのTDパス、CBハウスのインターセプト、RBレイシーのTDランで14点リード。その後はラン・パスとも手詰まりとなるが、ディフェンスは相手QBウィーデンの不調にも助けられて14点リードのままハーフタイムへ。後半にはFG失敗やパントミスなどスペシャルチームの失態から追い上げを許すが、第4Qにはブラウンズが二度のギャンブル失敗、パッカーズはWRネルソンとWRボイキンにTDパスが通って勝負あり。

TEジャーマイケル・フィンリーが首を負傷して担架で退場、病院へ向かった。四肢に感覚が戻るまでしばらく時間がかかったようだ。詳しいことは検査を待つしかない。WRジャレット・ボイキンは初先発起用の期待に応えて8回103yds・1TDの活躍。RBレイシーとともに初ランボーリープをすることができた。QBアーロン・ロジャースは4試合ぶりの複数TDゲーム。

第1Q

  • CLE陣20 : RBマゲイヒーの1ydランのあと、連続パス失敗で3&アウト。
  • CLE陣40 : WRボイキン落球、TEフィンリーへの26ydsパスでレッドゾーンへ。WRボイキンへのクイックパス3ydsのあと、TEフィンリーへのショートパスが10ydsのタッチダウンに
  • CLE陣20 : RBマゲイヒーの5ydsラン、WRベス落球、CLEフォルススタートで3rdダウン10、パス失敗で3&アウト。ところがラフィングザパンターで1stダウンに。WRリトルへの19ydsパスでGB陣へ。ラン2回で9yds、パス失敗で4thダウン1、WRベスへのパスをCBハウスがインターセプト
  • GB陣44 : WRネルソンへのロングパス失敗、WRボイキンへの3ydsパスで3rdダウン7、WRボイキンへの14ydsパスで1stダウン。RBレイシーの2ydラン、5ydsランで3rdダウン3、QBスクランブル5ydsで1stダウン。投げ捨て、RBレイシーの5ydsランで3rdダウン5、RBレイシーのドロー13ydsでゴール前09ydsへ。RBレイシーの8ydsランのあと、RBレイシーが1ydTDラン成功
  • CLE陣34 : 3rdダウン6からTEキャメロンへのパスは4yds止まり。パント隊形からダイレクトスナップでFBオボナヤが走ってぎりぎり1stダウン。スクリーンパス失敗、RBマゲイヒーのノーゲインで3rdダウン10、パス失敗で今度こそパント。
  • GB陣20 : WRボイキンへの5ydsパス、RBレイシーの-1ydsロスで第2Qへ。

第2Q

  • 3rdダウン6から、WRネルソンへ13ydsパスとCLEアンネセサリーラフネスでCLE陣へ。GB反則2回などで3rdダウン20、TEフィンリーへのパスは12yds止まり。
  • CLE陣12 : ラン3回でぎりぎり1stダウン。パス失敗もGBアンネセサリーラフネスでさらに1stダウン。RBウィテカーの1ydsラン、3ydsパスで3rdダウン6、TEキャメロンへの15ydsパスでGB陣へ。RBマゲイヒーの6ydsラン、WRリトルへの7ydsパスでFG圏内へ。2ydsラン、サック(DEダニエルズ)で3rdダウン18、QBスクランブル11ydsで1stダウンならず。46ydsFG成功
  • GB陣31 : RBレイシーのラン2回で3rdダウン2、WRネルソンへの6ydsパスで1stダウン。CLEホールディング、QBスクランブル4yds、RBレイシーの9ydsランでFG圏内へ。CLEの12メン、RBレイシーへの5ydsパスで2ミニッツ。WRホワイトへの9ydsパスなどで3rdダウン1、RBフランクリンの4ydsランでゴール前09ydsへ。RBフランクリンの1ydラン、パス失敗で3rdダウン8、投げ捨てでTDならず。26ydsFG成功
  • 残り03秒、キックオフリターンは16yds止まりでハーフタイムへ。

第3Q

  • GB陣26 : RBレイシーへの6ydsパス、6ydsランで1stダウン。WRボイキンへの6ydsパス、12ydsパス、WRネルソンへの17ydsパスでFG圏内へ。RBレイシーのノーゲイン、投げ捨てで3rdダウン10、サックに終わる。52ydsFGは失敗。
  • CLE陣42 : RBウィテカーの5ydsラン、サック(ILBラティモア)、CLEフォルススタートで3rdダウン12、WRリトルへのパスは10yds止まり。
  • GB陣09 : RBレイシーの2ydsラン、GBホールディング、投げ捨て、FBクーンへの8ydsパスで3&アウト。
  • GB陣46 : WRベスへの11ydsパス、投げ捨て、サックもGBフェイスマスクで1stダウンに。ワイルドキャット不発などで3rdダウン12、WRベスへのパスはノーゲイン。44ydsFG成功で11点差に
  • GB陣20 : RBレイシーへのスクリーンパス7yds、4ydsパスで1stダウン。3rdダウン8からTEフィンリーへ15ydsパス成功。RBレイシーへの4ydsパス、ロングパス失敗、GBホールディングで3rdダウン16、投げ捨てでけっきょくパント。
  • CLE陣24 : RBウィテカーの-4ydsロス、WRリトルへの10ydsパスで最終Qへ。

第4Q

  • 3rdダウン2からRBウィテカーへの10ydsパスで1stダウン。WRゴードンへの7ydsパス、RBマゲイヒーの8ydsランでGB陣へ。さらに6ydsラン、パス失敗で3rdダウン4、TEキャメロンへの11ydsパスでFG圏内へ。連続パス失敗とCLE反則で3rdダウン15、連続パス失敗でギャンブル失敗。
  • GB陣31 : RBレイシーの3ydsラン、TEフィンリーへ10ydsパス(フィンリー退場)とCLEアンネセサリーラフネスでCLE陣へ。RBレイシーの1ydsランのあと、WRボイキンへの39ydsパスでゴール前01ydsへ。WRネルソンへ1ydTDパス成功
  • ビッグリターンでGB陣20から。QBスクランブル9yds、FBオボナヤの5ydsランでゴール前06ydsへ。パス失敗と2ydsラン、TDパス失敗、GBオフサイドで4thダウン2。TEキャメロンへ2ydsTDパス成功
  • CLEオンサイドキック成功はCLEオフサイドで蹴り直し。2回目は10yds進んでおらず失敗に。GB陣46 : RBレイシーの11ydsラン、-2ydsロス、CLEパスインターフェアでFG圏内へ。4ydsランのあと、WRボイキンへ20ydsTDパス成功。
  • またも好リターンでGB陣47から。 TEキャメロンへの5ydsパス、4ydsパス、3ydsランで1stダウン。TEキャメロンへの14ydsパス、パス落球(2ミニッツ)、WRゴードンへの14ydsパスでゴール前07ydsへ。3連続パス失敗で4thダウン7、WRリトルに通らずギャンブル失敗。
  • GB陣07 : RBレイシーの2ydsラン、2ydsラン、FBクーンの4ydsランで1stダウンならず。パント時にCLE反則で1stダウン。ニーダウンで試合終了。
Final Team Statistics
  Packers Browns
Points 31 13
Total Yards 357yds 216yds
First Downs 26回(ラン7・パス14・反則5) 17回(ラン5・パス9・反則3)
     
Rushing 104yds (29回・平均3.6) 83yds (23回・平均3.6)
     
Passing  260yds (25/36・3TD・0INT) 149yds (17/42・1TD・1INT)
Sacked 1回7yds 3回16yds
Passer Rating 117.8 48.6
     
3rd Down Efficiency 7/13 (54%) 7/18 (39%)
     
Turnovers 0回 (INT0/FUM0) 1回 (INT1/FUM0)
     
Field Position 自陣29yds 自陣38yds
Punt 3回30.0yds(ネット30.0yds) 3回44.3yds(ネット31.7yds)
Kickoff Return 2回平均22.5yds 4回平均47.3yds
Punt Return 1回18yds 1回0yds
Field Goals 1/2 2/2
     
Penalty 回yds 回yds
Time of Possession 33分20秒 26分40秒

オフェンスの犯したターンオーバーはゼロ。コンディションが悪い中、ボールハンドリングはしっかりしていた。

ディフェンスの奪ったターンオーバーは1つ。

  • 第1Q、自陣37ydsでの4thダウン1で、サイドライン際のWRデヴォン・ベスへのパスをCBデヴォン・ハウスがインターセプト。QBの足元にラッシュが迫ってパスが弱くなったところを、うまく前に飛び出した。(ビデオ

先発QBアーロン・ロジャースは25/36(69.4%)、260yds、3TD、0INTでレーティング117.8。

  • 序盤は2WR・2TE隊形が基本だったが、その後はWRホワイトを加えた3WR・1TE隊形が多くなった。ただしWRホワイトには2回しか投げず。
  • WRたちがフリーになれないこともあってチェックダウンへのパスが多く、RBレイシーはターゲット7回。早めのチェックダウン、無理せず投げ捨て、早めのスクランブルと安全運転だった。
  • 複数TDパスは第2週WAS以来4試合ぶり。

チームラッシングは29回104yds(平均3.6)・1TD。

  • 先発RBエディー・レイシーはラン22回82yds(平均3.7)・1TD。第1Qには1ydTDランを決めて初ランボーリープ(ビデオ)。前半は11回平均4.5ydsだったが、後半は11回平均2.9ydsと苦しんだ。ただしレシービングで5回26ydsとよく貢献。ランでもキャッチでも力強く前に倒れて1stダウンを取ってくれる。
  • RBジョナサン・フランクリンは2回6yds(平均3.0)のみ。ワイドにセットしてロングパスが来たがキャッチできず。
  • FBジョン・クーンは1回8yds。3rdダウンバックに入る場面もあったが、回数は少ない。

WR/TE陣はWRコブがIR入り(復帰可能枠)、WRジョーンズ欠場できわめて手薄な布陣。

  • WRジョーディ・ネルソンは4回49yds・1TD。第4Qにはクイックスラントで1ydのTDパスキャッチ(ビデオ)。エースCBジョー・ヘイデンにカバーされてなかなかフリーになれない。
  • WRジャレット・ボイキンは8回103yds・1TDのキャリアベストゲーム。第4Qにはエンドゾーンによく腕を伸ばして20ydsのタッチダウン(ビデオ)。RBレイシーに続いて初ランボーリープとなった。
  • PSから昇格間もないWRマイルズ・ホワイトは1回9ydsのみ。
  • 金曜に契約したばかりのWRクリス・ハーパーがいきなりアクティブ登録されたが、出番はスペシャルチームのみ。
  • TEジャーマイケル・フィンリーは5回72yds・1TDとコンスタントな活躍。先制タッチダウンはショートパスをキャッチしたあと3人のタックルを跳ね飛ばした(ビデオ)。首の負傷で今後欠場となるとオフェンスには大きな痛手だ。
  • TEアンドリュー・クウォレスはパスキャッチなし、ターゲット1回のみ。その他のTEはターゲット機会なし。

先発OL陣はLTバクティアリ、LGシットン、Cディートリック=スミス、RGラング、RTバークレー。

  • 被サックは1回7yds。パスプロテクションは全般によく、危ない場面が少なかった。芝が重いためアウトサイドからスピードで抜かれる心配がまずない。唯一の被サックは、タイミングを遅らせてブリッツしてきたCBオーウェンスにQBロジャースが対応できなかった。
  • ランブロッキングはここ数試合と比べて今ひとつ。相手フロント7も強かった。
  • 第1Q、RBレイシーの1ydTDランの際にはOTニューハウスがエクストラブロッカーで入った。FBクーンを加えた2バックのWRなし、OLの右にOTニューハウス、左にTEクウォレスとTEボスティックを置くというヘビーパッケージだった。

ディフェンスの陣容は以下のとおり。

  • OLBはマシューズとペリーが欠場。マイク・ニール(肩)は強行出場し、アンディ・ムルンバとのコンビ。ネイト・パーマーも頻繁にローテーションする。
  • ILBジョーンズに代わって今回もILBラティモアが先発出場。第2Qにはキャリア初サックを決めた。
  • ニッケル隊形ではCBウィリアムズがスロットに回ってCBハウスがアウトサイドへ。ダイムバックはSマクミリアンが降格されてCBハイドが入った。
  • 第3Q末からはS M.D.ジェニングスに代わってSクリス・バンジョーが出場。好プレーが2つほどあった。
  • 初アクティブ登録のDEジョシュ・ボイドは最終盤だけ出場。

パス守備はQBブランドン・ウィーデンを17/42(40.5%)、149yds、1TD、1INTのレーティング48.6に抑えた。

  • 前半にかぎればレーティングは16.4。
  • パスラッシュはやはりアウトサイドが届かず、サック3回はすべてブリッツァーによるもの。ただしQBヒットは8回もあった。第2Qのサックは、いったん受け止められてもブルラッシュし続けたDEダニエルズの勝利。第3QのILBラティモアはスクランブルに出ようとするところを倒した。CBウィリアムズはサックを決めたが味方のフェイスマスクで1stダウン。
  • パスカバレッジはほぼ文句なし。CBシールズはエンドゾーンのWRジョシュ・ゴードンへのロングパスを完璧なブレークアップ。第4Qの4thダウン15では同じくWRゴードンへのパスをCBハウスがうまく防いだ。(ビデオ
  • 第4Q残り6分17秒での4thダウン、パスを防いだと思ったらOLBニールのオフサイドでやり直し。今日唯一のTDパスを通されてしまった。

ラン守備は23回83yds(平均3.6)。QBスクランブル20ydsを除くと平均3.0yds。

  • 先発RBウィリス・マゲイヒーは11回39yds(平均3.5)。
  • FBオボナヤとRBウィテカーは合わせて9回26yds(平均2.9)
  • TE/HBマーキース・グレイをQBに入れたワイルドキャットを2回使ってきたが、どちらのランもノーゲイン以下に抑えた。 

スペシャルチームは不振で、相手の平均フィールドポジションはCLE陣38ydsだった。

  • 最初はCBジェームズ・ニクソンがキックオフリターナーに入ったが、短いキックをダイレクトにFBクーンが捕って19ydsの好リターン。後半最初のリターンはRBフランクリンが26ydsとまずまず。
  • パントリターンはCBマイカ・ハイドが1回18yds。フェアキャッチ1回、タッチバック1回。今回もボールハンドリングで危ない場面はなし。
  • Pティム・マステイのパントは3回平均30.0yds、ネット平均30.0ydsの大不振。自陣レッドゾーンからの32ydsパントは自陣でのピンチを招き、3失点につながった。第3Q、56yds飛んで敵陣01ydsに落とした最高のパントが反則で蹴り直しになったのは気の毒だが、直後の23ydsパントは弁護のしようがない。
  • Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは1/2。26ydsを成功、52ydsをショート。
  • キックオフは今回もPマステイが担当。雨のせいかボールが飛ばず、6回のうちタッチバックは2回だけ。
  • キックオフカバレッジ(4回平均47.3yds)はこの試合最大の反省材料。第4QにはWRベンジャミンに86ydsのビッグリターン(最後はCBハイドがシューストリングタックルでTDを防いだ)、RBウィテカーにも56ydsリターンを許した。
  • 前半には相手パント場面で大きなミスが2回あった。第2シリーズにはTEストーンバーナーがラフィングザキッカーで1stダウンを与え、第3シリーズにはFBオボナヤへのダイレクトスナップからのランを止められず1stダウンを与えた。(ボール位置のレビュー判定は微妙だったが)
  • 第4Q、相手オンサイドキックは反則で救われた。最初はオフサイドで蹴り直し、2回目はぎりぎり10yds飛んでいなかった。
  • CBジャレット・ブッシュ(ハムストリング)はアクティブ登録されたが出場しなかった。

反則は10回97ydsと非常に多く、チームの足を引っ張った。ブラウンズは12回106ydsとさらに多い。

  • 第1Q : 相手パント場面でTEストーンバーナーがラフィングザキッカー。
  • 第2Q : RTバークレーのホールディング。TEフィンリーのフォルススタート。CBウィリアムズのアンネセサリーラフネス。
  • 第3Q : TEクウォレスのホールディング。ILBホークのフェイスマスク。LTバクティアリのホールディング。パント場面でTEクウォレスがイリーガル・ダウンフィールド・キック。
  • 第4Q : OLBニールがオフサイド(ニュートラルゾーンにセット)。DEジョリーがアンスポーツマンライクコンダクト(フィールドでヘルメットを脱いだ)。

ケガ人

  • 第4Q、TEジャーマイケル・フィンリーがヘルメットを肩でヒットされて首を負傷(ビデオ)、首を固定されてストレッチャーで退場した(写真)。わずかに手を動かして合図することはできた。倒れたあと気を失うことはなくすぐに話ができたが、四肢に感覚が戻るまでしばらくかかったようだ。相手が頭をヒットしたというより、TEフィンリーが頭を下げたたためにちょうど相手の肩が来てしまった不運。
  • アクティブ登録から外れたのは、RBスタークス(ヒザ)、WRジョーンズ(ヒザ)、TEテイラー(ヒザ)、OLBマシューズ(親指骨折)、OLBペリー(足骨折)、ILBジョーンズ(ハムストリング)、CBヘイワード(ハムストリング)。

その他

  • コイントスに勝って後攻を選んだ。
  • 今日のゲームキャプテンは、LGシットン(オフェンス)、ILBホーク(ディフェンス)、Sジェニングス(スペシャルチーム)の3人。(写真
  • 試合後のロッカールームをWRランドール・コブ(腓骨骨折)がセグウェイで通り抜けて行った。しかもパッカーズのロゴ入り。(写真

2013年10月19日

Notebook: WRクリス・ハーパーを獲得

49ersから解雇された新人WRクリス・ハーパーをウェイバーで獲得し、かわりにRBマイケル・ヒルを解雇した。ヒルは先々週にプラクティス・スクワッド(以下PS)から昇格したが、1回もボールキャリーしないうちに退団(キックオフリターン1回)。週明けには再びPSに戻るのではないか。

WRクリス・ハーパー Chris Harper はオレゴン大で1年プレーしたあと、故郷ウィチタに近いカンザス州立大へ転校した(ネルソンの4年後輩)。昨季はキャッチ58回857yds・3TD。4巡指名でシーホークスに入団したものの、開幕ロースターに残れずPSへ。直後に49ersと契約したが1試合も出場できず、昨日解雇となった。ウェイバー獲得球団が現れなければ49ersはPSに入れるつもりだったかもしれない。

身長6-1(185cm)、体重229ポンド(104kg)、40yds走は4.55秒。49ers入団時には「サイズを活かして(デラニー・ウォーカーのような)TE兼Hバックに育てる」と報道されたが、転向がどの程度進んでいたかはわからない。Journal Sentinel紙は匿名NFC球団首脳のコメントを紹介している。「バストとは言わないが『謎』の選手だ。非常にアスレチックなのだが、とても粗削り。大学はあまりパスを投げないオフェンスで、技術を磨く機会があまりなかった。まだパッシング・ゲームの理解が進んでいないのだと思う」

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos. Injury Wed Thu Fri Status Notes
James Starks RB Knee Out Out Out Out 欠場
Ryan Taylor TE Knee Out Out Out Out 欠場
Clay Matthews OLB Thumb Out Out Out Out 欠場
Nick Perry OLB Foot Out Out Out Out 欠場
Brad Jones ILB Hamstring × × × Out 欠場
James Jones WR Knee × × × Questionable 欠場濃厚
Mike Neal OLB Shoulder × × × Questionable 微妙
Casey Hayward CB Hamstring Questionable 微妙
Jarrett Bush CB Hamstring Questionable 微妙
Cleveland Browns Injury Report
Player Pos. Injury Wed Thu Fri Status
Brandon Magee LB Oblique Questionable
Willis McGahee RB Knee × Probable
Chris Owens CB Finger Probable
Jabaal Sheard LB Knee Probable
Billy Winn DL Quadricep × × × Out
Probable : 75% chance a player will play
Questionable : 50% chance a player will play
Doubtful : 25% chance a player will play
Out : Player will not play
     
: Full Participation
: Limited Participation
× : Did Not Participate
: Not Listed

2013年10月18日

Notebook: PRハイドを信頼

例によって木曜はフルパッド練習。

2013年10月17日

Notebook: OTシェロッド初練習

練習後のヘッドコーチ会見がケガ人の話題ばかりになってしまっている。

2013年10月16日

2人をPSから昇格 2人をIRへ

レシーバー不足に対応するため、プラクティス・スクワッド(以下PS)からWRマイルズ・ホワイトとTEジェイク・ストーンバーナーをロースターに昇格させた。

WRマイルズ・ホワイト Myles White はルイジアナ工科大出身のドラフト外ルーキー。大学最初の2年間はミシガン州立大でプレーしたが、不祥事を起こして退部となり、コミュニティカレッジを経てルイジアナ州立大に移った。身長は6-0(183cm)、体重はWR陣最軽量の182ポンド(83kg)。40yds走4.42秒のスピードとクイックネスがある。今夏プレシーズンではスロット専門でプレーし、チーム最多の8キャッチを記録。

パッカーズはブロンコスのPSにいたWRタヴァレス・キング(5巡指名)を獲得しようと強くプッシュしていたが、ブロンコスは彼をロースターに昇格させることで引き留めに成功。上記ホワイトは2ndチョイスだったのだろう。

TEジェイク・ストーンバーナー Jake Stoneburner はオハイオ州立大出身のドラフト外ルーキー。大学では通算パスキャッチ53回714yds、13TD。3年目まではオーソドックスなTEだったが、昨季はスプレッドオフェンスで実質WRとしてプレー。ただしパスが飛んでくることは少なかった。コンバインではショートシャトル1位をはじめ、ベンチプレスを除くほとんどの種目でトップ5の好成績。まだすべてにおいて粗削りで一人前になるには時間がかかりそう、というのがキャンプでの印象だった。

これでタイトエンドは5人に。めぼしいWRがいない中で、マルチプルTE隊形から彼らレシービングTEを活かしていく考えなのだろう。また、LB陣のケガ人続出で弱体化してきたスペシャルチームをテコ入れする意味合いもあるかもしれない。

これでパッカーズの53人ロースターには新人が14人。うち6人がドラフト外。

◆ ◆ ◆

WRランドール・コブ(腓骨骨折)は「復帰可能インジャリーリザーブ枠」に入った。規定により、練習復帰は6週後から、試合復帰は8週後(12月15日DAL戦)から可能となる。つまりレギュラーシーズンは終盤3試合しか出場できない。

もう1人、C/Gグレッグ・ヴァンローテン(足)は通常のインジャリーリザーブに入った。当然今季はもう出場できない。OLはこれで7人(昨季と同じ)。センターの控えがいない状況なので、当面のケガ人状況を乗り切ったら補強したいところ。今はそれができない以上、RTバークレーなど今いる若手OL陣がセンターの練習を続けるだろう。

◆ ◆ ◆

空いたPS枠にILBヴィクター・アイエワ Victor Aiyewa と契約。ワシントン大から2011年ドラフト外でバッカニアーズに入団したが開幕ロースターに残れず、その後はどことも契約していなかったようだ。身長6-1(185cm)、体重237ポンド(108kg)。今回はLB数人のトライアウトの結果選ばれたようだ。PS枠はもう1つ空いている。

Notebook: 経験浅いOLB陣

2013年10月15日

WRコブは腓骨骨折 OLBペリーは足骨折

Packers - Ravens Notebook

2013年10月14日

Packers 19 - 17 Ravens

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (3-2) 3 3 10 3 19
Ravens (3-3) 0 0 3 14 17

ゲーム詳細へ | スタッツ等まとめへ | ケガ人情報へ

M&Tバンク・スタジアムの天気は曇り、気温は16℃。試合は序盤からたいへんなディフェンシブマッチとなったが、ディフェンスの頑張りでパッカーズがなんとかリードを保つ。最後こそパス守備が崩れたものの、ラン攻撃の頑張りでレイヴンズを振り切った。敵地で昨季王者を破り、これでようやく白星先行。

◆ ◆ ◆

パッカーズは第1QにWRジョーンズ、第2QにWRコブが負傷退場し、強力パスラッシュにも押されてオフェンスが手詰まりに。しかしOLBマシューズを欠くディフェンスが素晴らしい働きでレイヴンズ攻撃を前半無得点に抑え、6点リードでハーフタイムへ。第3Q半ばからようやく点の取り合いとなり、WRネルソンへのロングボムが通って13点差で最終Qへ。パス守備がついに崩れて2シリーズ連続でTDパスを許したものの、最後はRBレイシー中心のラン攻撃が見事な頑張りを見せて時間を使い切った。

主力2人の負傷退場でWRは2人だけとなり、ダブルTE隊形が基本となった。RBエディー・レイシーはキャリア初の100yds超ラッシングを達成。ディフェンスではILB A.J.ホークが3サックを挙げたほか、初先発のILBジャマリ・ラティモアが非常によく頑張った。CBサム・シールズ中心のパスカバレッジも、最終盤に崩れるまではかなりよかった。Kメイソン・クロスビーのFGは4/5。第2Qに今季初失敗を犯したあと、50ydsを含むFG3本をしっかり成功させた。

心配なケガ人はWRジェームズ・ジョーンズ(ヒザ)とWRランドール・コブ(ヒザ)。WRジョーンズはシーズンエンド級ではないと伝えられているが、WRコブは重そうだ。当面はWRが2人だけとなり、複数の補強が必至に。

第1Q

  • GB陣20 : RBレイシーの10ydsラン、37ydsランでBAL陣へ。WRネルソンへの6ydsパス、落球で3rdダウン4、TEフィンリーへのパスはカットされて失敗。45ydsFG成功で3点先制
  • BAL陣32 : RBライスの2ydsラン、-2ydsパスで3rdダウン10、サック(ILBホーク)で3&アウト。
  • GB陣34 : RBレイシーの2ydsラン、WRジョーンズへの10ydsパスで1stダウン。2ydsラン、サックで3rdダウン16、RBレイシーへのパスは5yds止まり。
  • BAL陣20 : RBライスへの11ydsパス、RBライスのノーゲイン、パス失敗で3rdダウン10、WRジョーンズへの31ydsパスでGB陣へ。3rdダウン9からパス失敗でけっきょくパント。
  • GB陣20 : 投げ捨て、WRコブへの18ydsパス、RBレイシーの8ydsラン、TEフィンリー落球、サックでパント。
  • BAL陣20 : RBピアースの-3ydsロス、ロングパス失敗で3rdダウン13、WRドスへのパスは6yds止まり。
  • GB陣30 : FBクーンの2ydsラン、RBフランクリンへの7ydsパスで3rdダウン1、RBフランクリンの-3ydsロスで3&アウト。

第2Q

  • BAL陣41 : パス失敗、BALフォルススタート、BALイリーガルユースオブハンド、スクリーンパス8ydsで3rdダウン17、RBピアースへのパスは3yds足りず。
  • GB陣06 : RBレイシーの5ydsラン、サックで3rdダウン10、WRコブへの13ydsパスで1stダウン。3rdダウン7からWRボイキンへのパスは通らず。
  • BAL陣33 : RBライスの-3ydsロス、ロングパス失敗で3rdダウン13、ロングパスは通らず3&アウト。GBパントブロックもFBクーンが拾えず、BALリカバーで攻撃続行。3rdダウン10から45ydsパスが通ってレッドゾーンへ。QBスクランブル6yds、GBホールディングでGB陣04へ。RBライスのランが3回止まって4thダウン1、RBピアースのランが止まってギャンブル失敗。
  • GB陣01 : フォルススタート、RBレイシーのノーゲイン、パス失敗で3rdダウン10、WRボイキン落球で3&アウト。
  • BAL陣47 : RBピアースの5ydsラン、パス失敗で3rdダウン5、スクランブル不発(1ydロスでサック扱い)で3&アウト。
  • GB陣12 : WRボイキン落球、GBホールディング、WRコブへの7ydsパスで2ミニッツ。3rdダウン9、パスをディフレクトされてパント。
  • BAL陣31 : 残り1分42秒。連続パス失敗とBALフォルススタートで3rdダウン15、ドロー10yds(GB最後のタイムアウト)でパント。
  • GB陣49 : 残り1分17秒。WRネルソンへの34ydsパスでレッドゾーンへ。FBクーンへのスクリーンパス不発、GBホールディング、TEフィンリーへのパス失敗で3rdダウン19、WRコブへの15ydsパスとGBアンネセサリーラフネスで1stダウンならず。44ydsFG失敗で追加点ならず。
  • BAL陣34 : 残り20秒。パス失敗のあと、OLBペリーのサック&ファンブルフォースをDEジョーンズが拾って敵陣13ydsへ。
  • 残り02秒、31ydsFG成功でハーフタイムへ。

第3Q

  • BAL陣16 : RBライスの-2ydsロス、5ydsパスで3rdダウン7、サックで3&アウト。
  • BAL陣34 : TEフィンリーへの4ydsパス、RBレイシーの2ydsランで3rdダウン4、エンドゾーンへのパスがインターセプトに
  • BAL陣20 : RBライスのノーゲイン、連続フォルススタート、RBライスの5ydsランで3rdダウン15、WRドスへの10ydsパスで3&アウト。
  • GB陣30 : RBレイシーの2ydsラン、WRボイキンへのクイックパスで43ydsゲイン。GBホールディング、ロングパス失敗、RBレイシーの3ydsランで3rdダウン17、TEフィンリーへのパスは通らず。50ydsFG成功で9点差に
  • BAL陣35 : WRブラウンへの10ydsほどのパスが59ydsのロングゲインとなってGB陣06へ。パス失敗と1ydパスで3rdダウン5、パスが通らず。23ydsFG成功で6点差に
  • GB陣20 : RBレイシーの5ydsラン、-1ydロスで3rdダウン6、QBスクランブル12ydsで1stダウン。WRネルソンに64ydsTDパスが成功
  • BAL陣20 : WRスミスへの12ydsパス、RBピアースの10ydsラン、エンドアラウンドが-2ydsロス、GBオフサイド、RBピアースのノーゲインで最終Qへ。

第4Q

  • 3rdダウン7、GBホールディングで1stダウン。RBライスの11ydsラン、WRブラウンへの11ydsパス、6ydsラン、TEクラークへの12ydsパスでGB陣10へ。RBライスの-1ydロスのあと、WRジョーンズへ11ydsTDパスが決まって再び6点差
  • GB陣16 : RBレイシーの1ydラン、FBクーンへの8ydsパスで3rdダウン1、WRネルソンへの9ydsパスで1stダウン。RBレイシーの17ydsランでBAL陣へ。3ydsラン、QBスクランブル5ydsで3rdダウン2、RBレイシーの3ydsランで1stダウン。TEフィンリーへの19ydsパスでレッドゾーンへ。RBレイシーの5ydsラン、2ydsラン(GB最後のタイムアウト)、WRネルソンへのパスは通らず。31ydsFG成功で9点差に
  • BAL陣10 : WRドスへの20ydsパス、サック(ILBホーク)、BALホールディング、RBライスへの6ydsパスで4thダウン21、WRドスへの63ydsパスが通ってレッドゾーンへ。TEクラークに18ydsTDパス成功で2点差に。
  • GB陣20 : 残り2分04秒。RBレイシーの1ydランで2ミニッツ。QBキープ6ydsで3rdダウン3、TEフィンリーへのパスが51ydsのゲイン。RBレイシーの-1ydロス(BALタイムアウト#2)、9ydsラン(BALタイムアウト#3)、4ydsランでさらに1stダウン。ニーダウン2回で試合終了。
Final Team Statistics
  Packers Ravens
Points 19 17
Total Yards 438yds 360yds
First Downs 15回(ラン6・パス9・反則0) 15回(ラン2・パス11・反則2)
     
Rushing 140yds (30回・平均4.7) 47yds (22回・平均2.1)
     
Passing  315yds (17/32・1TD・1INT) 342yds (20/34・2TD・0INT)
Sacked 3回17yds 5回29yds
Passer Rating 84.8 112.6
     
3rd Down Efficiency 6/17 (35%) 2/14 (14%)
     
Turnovers 2回 (INT1/FUM1) 回 (INT0/FUM1)
     
Field Position 自陣29yds 自陣29yds
Punt 6回54.8yds(ネット41.8yds) 9回41.7yds(ネット31.9yds)
Kickoff Return 1回19yds 4回平均25.5yds
Punt Return 6回平均11.3yds 2回平均19.0yds
Field Goals 4/5 1/1
     
Penalty 8回55yds 6回40yds
Time of Possession 31分22秒 28分38秒

3rdダウン成功率はパッカーズが6/17の35%。前半は1/9だったが後半は5/8と、粘り強いドライブができた。レイヴンズは2/14の14%。3rdダウン守備の良さが大きな勝因となった。

オフェンスの犯したターンオーバーは2つ。

  • 第2Q、TEテイラーのパントブロックしたボールを(スクリメージよりBAL側で)FBクーンが拾おうとして失敗、リカバーされてレイヴンズの1stダウンに(ビデオ)。見送っておけばその地点でこちらの攻撃になったものを、ベテランらしからぬ大ポカだった。その後、自陣ゴール前でランを4回止めて無失点に。
  • 第3Q、QBロジャースがエンドゾーンに投げた28ydsパスがインターセプトに。WRネルソンがCBジミー・スミスに完璧にカバーされていた。(ビデオ

その他に被サック&ファンブルが2回あったが、幸運にもぢちらもパッカーズ側が押さえた。とくに第2Qの被サックは、遠く離れたところからボールを拾いにいったWRボイキンの好プレーだった。

ディフェンスの奪ったターンオーバーは1つ。

  • 前半残り12秒、OLBペリーのサック&ファンブルフォースをDEジョーンズが拾って敵陣13ydsまで20ydsリターン。かろうじて02秒残ってフィールドゴールを追加できた。レイヴンズとしては、なぜニーダウンで前半終了にしておかなかったのか悔やまれるところ。最終的に2点差だったのだから、この得点は大きかった。

先発QBアーロン・ロジャースは17/32、315yds、1TD、1INTでレーティング84.8。

  • 相手のパスラッシュがきつく(前半だけで被サック3)、さらにWRジョーンズとWRコブの負傷退場で攻め手がなくなった。マークの緩いWRボイキンとは呼吸が合わず、前半5回投げてすべて失敗。
  • 第3Q、エンドゾーンへのパスがインターセプトになったのは彼の判断ミスだが、2つ後のシリーズで見事なロングボムを成功させた。その直前の3rdダウン6、QBスクランブル12ydsで1stダウンを獲得したプレーも見逃せない。
  • 勝利が見えてきた第4Qには、彼が毎回ぎりぎりまでクロックを進めて時間を使ったことも勝利に貢献。終了間際は別として、なかなかここまで時計は使えない。(クロックゼロが何度もあった)

チームラッシングは30回140yds(平均4.7)。ニーダウンを除くと平均5.1yds。

  • 先発RBエディー・レイシーは23回120yds(平均5.2)。出場4試合目で初の100ydsゲームとなった。狭いところをこじ開け、パワフルな走りでタックラーをひきずる。
  • RBジョナサン・フランクリンは1回-3yds。3rdダウン1のランだったがブロッキングがガタガタだった。パスキャッチは1回7yds。
  • FBジョン・クーンは1回2yds。開幕戦以来のラッシングの機会だった。スクリーンなどパスキャッチ2回9yds。

WR/TE陣は以下のとおり。

  • WRランドール・コブは4回53yds。第2Qに相手タックルがヒザに入って負傷。(ビデオ
  • WRジョーディ・ネルソンは4回113yds・1TD。10回ターゲットになって4回しか通らなかったところに今回の苦しさが表れている。第1シリーズには痛い落球あり。第3Qの64ydsタッチダウンは縦に抜けた彼も投げたQBも完ぺきだった。(ビデオ
  • WRジェームズ・ジョーンズは1回10yds。第2シリーズのランブロックで負傷して退場。
  • WRジャレット・ボイキンは1回43yds。前半は5回ターゲットになってすべてパス失敗。後半にクイックパスから43ydsゲインしたビッグプレーが出たが、キャッチはこの1回だけ。
  • TEジャーマイケル・フィンリーは3回75yds。第1Qにキャッチミス(イージーなボールではない)をするなど、前半はキャッチゼロ(ターゲット3回)に終わったが、最後のドライブで52ydsのビッグゲイン。
  • その他のTE3人はターゲット機会なし。

先発OL陣はLTバクティアリ、LGシットン、Cディートリック=スミス、RGラング、RTバークレー。

  • パスプロテクションは苦しく、QBに十分な時間が与えられなかった。被サック3回は第2Q序盤までに集中し、その後はゼロだったが、QBロジャースの機敏さで逃れるプレーが再三あった。
  • 被サックは3回。第1シリーズの被サックはTEフィンリーがDTジョーンズに中央を押し込まれたもの。第1Q末の被サックはRTバークレーがOLBデュマヴィルにスピードで抜かれたもの。第2Qの被サックはRTバークレーがOLBデュマヴィルのブルラッシュに押し込まれたもの。
  • ランブロッキングは引き続き好調。とくに、ランとわかっていて相手が止められなかった第4Q最後のシリーズは見事だった。

ディフェンスの陣容は以下のとおり。

  • OLBマシューズが欠場のため、右OLBニック・ペリー、左OLBマイク・ニールの組み合わせ。OLBアンディ・ムルンバもローテーションに加わった。OLBペリー負傷時はOLBネイト・パーマーの出番も。
  • 欠場のILBジョーンズに代わって2年目ILBジャマリ・ラティモアが初先発。ロスタックルを2回決めるなど、見事な働きでILBジョーンズの穴を埋めた。
  • DE C.J.ウィルソンがアクティブ登録。
  • 序盤に好カバレッジが3回あったCBデヴォン・ハウスだが、途中からスロットに5巡指名CBマイカ・ハイドが入り、CBウィリアムズはアウトサイドへ。ハウスが負傷したわけではなく、どうやらランサポートを含めてCBハイドの方が役に立つという判断だったようだ。CBハイドはサックやロスタックルなど大いに期待に応えた。

前半のディフェンスはレイヴンズを無得点に。パント、パント、パント、パント、パント(ブロック)、4thダウン失敗、パント、パント、QBサック&ファンブル。

パス守備はQBジョー・フラッコを20/34、342yds、2TD、0INTのレーティング112.6。試合の3分の2まではほとんど仕事をさせなかったので、最終スタッツはなんとなく意外だ。前半はレーティング62.0。

  • パスラッシュはブリッツが非常に効果的。ランを止めて3rdダウンロングに追い込みブリッツでいじめる形ができた。
  • パッカーズ守備のサックは5回29yds。ILBホークがキャリアベストの3サック、第2Q末にOLBペリーがサック&ファンブルフォース、第3QにCBハイドがサック&ファンブルフォース(リカバーできず)。
  • 大エースに成長してきたWRトリー・スミスにCBサム・シールズがマッチアップし、わずか1回12ydsとシャットアウトした。ただ第4Q、WRジャコビー・ジョーンズTDパスを許したのは、浅いエリアを見てしまい奥を軽視したCBシールズのミス。(ビデオ
  • 第4Q残り2分40秒での4thダウン21、WRタンドン・ドスに63ydsパスを許したのはセーフティ陣の手痛いミス。ディープに走るレシーバーをSバーネットが見送り、Sマクミリアンが足を滑らせて転んだ。BAL陣21ydsでの4thダウン21からわずか2プレーでTDを許し、もし逆転負けしていたら最大の敗因となるプレーだった。

ラン守備は22回47yds(平均2.1)とシャットアウトし、相手QBを3rdダウンロングに追い込むことができた。

  • 先発RBレイ・ライスは14回34yds(平均2.4)。
  • 2番手RBバーナード・ピアースは6回9yds(平均1.5)。
  • 第2Q半ばには素晴らしいゴールライン・スタンド。自陣04ydsでの1stダウンからランを4回止めてギャンブル失敗に追い込んだ。

スペシャルチーム

  • キックオフリターンはRBフランクリンがタッチバックのみ。RBマイケル・ヒル(初)が1回19yds。相変わらず好リターンに恵まれない。
  • パントリターンはCBマイカ・ハイドが5回平均13.6yds(最長23yds)の好成績。
  • Pティム・マステイのパントは6回平均54.8yds、ネット平均41.8ydsとよかった。タッチバック2回は多い。
  • Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは4/5。45ydsを成功したあと第2Qに44ydsを失敗。しかし直後のシリーズで31ydsを成功させると、後半には50ydsと31ydsを成功させた。
  • キックオフは今回もPマステイが担当、5回のうちタッチバックが1回だけだった。
  • カバレッジチームはやや苦戦した。キックオフカバレッジでWRジャコビー・ジョーンズに30yds台を2回許したほか(4回平均25.5)、パントカバレッジでもWRドスに38ydsリターンを許した。ケガ人が多いため、TEボスティック、OLBパーマー、CBニクソンといった新顔がカバレッジチームに加わったせいもあるだろう。
  • 第2Qには痛いミス。せっかくパントブロックしたのにFBジョン・クーンが拾おうとして失敗、相手に抑えられて1stダウンを献上した。FBクーンが触れずに放っておけばこちらの攻撃だった。

反則は8回55ydsと多めだった。OLとTEのホールディングが4回。レイヴンズの反則は6回40yds。

  • 第2Q : CBシールズがホールディング。RGラングのフォルススタート。LGシットンがホールディング。LTバクティアリがホールディング。RGラングのアンネセサリーラフネス。
  • 第3Q : TEフィンリーのホールディング。OLBニールのオフサイド。
  • 第4Q : CBウィリアムズがホールディング。

ケガ人

  • 第1QにWRジェームズ・ジョーンズがヒザを負傷。過伸展か。重いものではないという情報あり。
  • 第2QにWRランドール・コブがヒザをヒットされてカートで退場。こちらは重そうに見える。
  • 第2Q末のサック&ファンブルフォース時にOLBニック・ペリーがどこか痛めたが、その後復帰できた。
  • アクティブ登録から外れたのは、RBスタークス(ヒザ)、C/Gヴァンローテン(足)、DEボイド、OLBマシューズ(親指骨折)、ILBジョーンズ(ハムストリング)、CBヘイワード(ハムストリング)CBブッシュ(ハムストリング)。(太字はケガ人)

その他

  • 今日のゲームキャプテンは、RGラング(オフェンス)、Sバーネット(ディフェンス)、WRボイキン(スペシャルチーム)の3人。(写真
  • 試合前日、プラクティス・スクワッドにいた7巡指名WRチャールズ・ジョンソンがブラウンズと契約。入団直後からケガに苦しんできたが、スピードとサイズが素晴らしく、できれば来年へ向けて育成したかったところ。本人がパッカーズに引き留めるチャンスを与えたのかどうかはわからない。もし与えたのだとしたら、チーム側はCBニクソンの場合と違い、ロースターに昇格させるほど高く評価していなかったことになる。

2013年10月12日

Notebook: ランブロッキングの多様化

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos Injury Wed Thu Fri Status Notes
James Starks RB Knee Out Out Out Out 欠場
Greg Van Roten G/C Foot Out Out Out Out 欠場
Casey Hayward CB Hamstring × Out 欠場
Brad Jones ILB Hamstring Out Out Out Out 欠場
Clay Matthews OLB Thumb Out Out Out Out 欠場
Jarrett Bush CB Hamstring × × Questionable 微妙
Ryan Pickett DT Hand Probable 出場
Sam Barrington LB Hip × Probable 出場
Andy Mulumba LB Ankle × × Probable 出場
Baltimore Ravens Injury Report
Player Pos Injury Wed Thu Fri Status
Terrence Cody DT Knee × × × Doubtful
Bernard Pierce RB Thigh Questionable
Jacoby Jones WR Knee Questionable
Brandon Stokley WR Thigh Questionable
Marlon Brown WR Thigh Questionable
Kelechi Osemele OG Back Questionable
Ryan Jensen C Foot × Questionable
Haloti Ngata DT Hip × × Questionable
Marcus Spears DT Knee Questionable
Albert McClellan LB Shoulder × × × Questionable
Chykie Brown CB Thigh × Questionable
Michael Huff S Back Questionable
Probable : 75% chance a player will play
Questionable : 50% chance a player will play
Doubtful : 25% chance a player will play
Out : Player will not play
     
: Full Participation
: Limited Participation
× : Did Not Participate
: Not Listed

2013年10月11日

Notebook: 1バック隊形多用の理由

今週唯一のフルパッド練習が行われた。

2013年10月10日

Notebook: DEウィルソンの出番減

水曜は今週の初練習。

2013年10月 9日

Notebook: QBフリンに興味なしか

OLBクレイ・マシューズは1か月以上欠場か

OLBクレイ・マシューズはQBサックした際に親指を骨折し、月曜にピンを埋め込む手術を受けた。ジェイ・グレイザー記者によると今回のケガはいわゆる「ベネット骨折」で、脱臼を伴うためピンによる固定が必要とのこと。復帰時期ははっきりしないが、ピンを除去する手術まで4週間、そこからさらに回復期間が必要らしい。ディフェンスの大黒柱がしばらく出られないのは残念だが、その間にハムストリングの方は回復するだろう。

ロースター枠を節約するため、昨年新設された「復帰可能な新インジャリーリザーブ枠」を使う手もあるが、そうすると今後8週間は出場できなくなってしまう(6週間後から練習可)ので、このままロースターに置いてやりくりするしかない。昨年マシューズは4試合欠場したが、その間パッカーズは3勝1敗と勝ち越している。

当面の先発OLBはニック・ペリーマイク・ニール。マシューズが欠けるのはとてつもない痛手だが、ペリーもニールも今回のライオンズ戦は非常によい働きで(プレッシャー計9回)、2人仲よくディフェンスの「ゲーム・ボール」を与えられたばかり。昨季のウォルデン&モーゼスよりも期待できそうだ。「勇気づけられるのは、マイク・ニールが大きく進歩してきたことだ。昨日は彼にとってベストゲームだった。ニック・ペリーもそうだったと思う」とケイパースDC。

今になってみると、今年ニールをDEからOLBにコンバートしたのは大正解。「我々にとって幸運だった。それがなかったら(マシューズ欠場は)大きな問題になっていただろう」とケイパースDCも認めている。「今回のニールは非常にフィジカルだった。相手OTをまっすぐ後退させる見事なラッシュがいくつもあったし、パスカバレッジに下がってもよい仕事をした」

昨年1巡指名のニック・ペリーは、大学時代に慣れ親しんだ右サイドに移り、これまでとは段違いにキレのあるパスラッシュを見せた。「ニックは彼らしい能力を発揮した。最初のサックでは、肩を低くしてうまくLTをかいくぐったし、2つ目のサックではホールディングされながらQBになだれ込んだ」

2013年10月 8日

Packers - Lions Notebook

2013年10月 7日

Packers 22 - 9 Lions

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Lions (3-2) 0 3 0 6 9
Packers (2-2) 3 3 10 6 22

ゲーム詳細へ | スタッツ等まとめへ | ケガ人情報へ

ランボーフィールドは快晴、気温は15℃。バイウィーク明けでケガ人の減ったパッカーズに対し、ライオンズはWRカルヴィン・ジョンソン(ヒザ)が欠場し、オフェンスにとってきわめて大きなダメージとなった。前半は予想外のディフェンシブマッチとなったが、パッカーズは後半に4シリーズ連続得点で突き放した。2勝2敗の勝率5割に戻し、地区首位から0.5ゲーム差に。

試合は序盤からパッカーズペースとなるが、ショートパス攻撃を封じられたこともあって敵陣で攻め切れず。前半2ミニッツにはタイムアウト作戦失敗もあり、3点差とされてハーフタイムへ。後半に入ると両アウトサイドへの長いパスが通り始め、WRジョーンズへのTDパスが決まってようやく完勝ペースに。ディフェンスはRBレジー・ブッシュをよく抑え、終盤の追い上げを1TDにとどめてらくらく逃げ切った。

◆ ◆ ◆

オフェンスではランブロッキングが引き続き好調で、ラン33回180yds(平均5.5)の好成績。パス攻撃ではWRコブとTEフィンリーへのショートパスが止められたが、WRジェームズ・ジョーンズ(127yds・1TD)とWRジョーディ・ネルソン(82yds)の両アウトサイドがよく競り勝って後半の追加点に貢献した。

ディフェンスはWRカルヴィン・ジョンソン欠場に大いに助けられ、好調RBレジー・ブッシュをラン44ydsに抑えた。パス守備でも5サックを挙げている。スペシャルチームのヒーローはKメイソン・クロスビー。26yds、52yds、31yds、42yds、45ydsをすべて成功させ、1試合5回成功の自己新記録となった。

ケガはLB陣に集中した。ILBブラッド・ジョーンズがハムストリングを痛め(プレシーズンでも痛めている)、代役のILBロバート・フランソワはアキレス腱断裂でシーズンエンドに。OLBクレイ・マシューズは手の親指を骨折してしまった。

第1Q

  • DET陣20 : RBベルの9ydsラン、RBブッシュへの6ydsパスで1stダウン。WRエドワーズへの8ydsパス、RBブッシュのノーゲイン、RBベルの4ydsラン、WRオグルトリーへの11ydsパスでGB陣へ。サック(ILBジョーンズ)などで3rdダウン16、RBベルへのスクリーンパスは3yds止まり。
  • GB陣20 : WRコブへの11ydsパスのあと、3rdダウン7からDETトリッピングで1stダウン。3rdダウン3からWRジョーンズへの4ydsパスでDET陣へ。TEフィンリーへの2ydsパス、RBレイシーの2ydsランで3rdダウン6、WRコブへの22ydsパスが通ってレッドゾーンへ。RBレイシーの7ydsラン、WRネルソンへの8ydsパスでゴール前04ydsへ。サック4yds、WRジョーンズへの1ydパスで3rdダウン8、パスは通らず。26ydsFG成功で3点先制
  • DET陣21 : RBブッシュの-4ydsロスとパス失敗で3rdダウン14、ロングパス失敗で3&アウト。
  • GB陣30 : RBレイシーの3ydsランで第2Qへ。

第2Q

  • RBレイシーの4ydsランで3rdダウン3、RBレイシーの4ydsランで1stダウン。RBレイシーの3ydsラン、TEフィンリーへの10ydsパスでDET陣へ。RBレイシーの6ydsラン、WRコブへのパス失敗、ロングパス失敗で4thダウン4のギャンブル、DETホールディングで1stダウン。RBフランクリンの1ydsラン、TEテイラー落球で3rdダウン9、WRコブへのパスは通らず。52ydsFG成功で3点追加
  • DET陣20 : TEシェフラーへの15ydsパス、RBブッシュのラン2回で3rdダウン6、パス失敗でパント。
  • GB陣04 : 3rdダウン6からWRネルソンへの11ydsパスで1stダウン。RBフランクリンのファンブルをQBロジャースがリカバーして-3ydsロス。スクリーンパス不発で3rdダウン15、WRネルソンへの25ydsパス成功。RBレイシーの8ydsラン、1ydランで3rdダウン1、クイックパスを叩き落とされてけっきょくパント。
  • DET陣11 : RBブッシュへの4ydsパス、5ydsランで3rdダウン1、RBベルの3ydsランで1stダウンを取って2ミニッツ。RBブッシュの4ydsラン、サック(OLBニール)で3rdダウン10、WRボイルズへの22ydsパスで1stダウン。連続パス失敗で3rdダウン10、TEペティグルーへの25ydsパスでFG圏内へ。WRボイルズへの5ydsパスとパス失敗、DETホールディングで3rdダウン15、エンドゾーンへのパスは失敗。53ydsFG成功で3点差

第3Q

  • GB陣20 : RBレイシーの9ydsラン、TEフィンリーへの7ydsパスで1stダウン。RBレイシーの3ydsラン、GBフォルススタート、TEフィンリーへの5ydsパスで3rdダウン7、投げ捨てでパント。
  • DET陣20 : WRオグルトリーへの9ydsパス、RBブッシュの2ydsランで1stダウン。TEシェフラーへの5ydsパス、2ydsランで3rdダウン3、RBブッシュへの10ydsパスでさらに1stダウン。RBブッシュのノーゲイン、DETディレイ、サック(OLBペリー)で3rdダウン22、スクリーンパスは4yds止まり。
  • GB陣11 : WRコブのランが67ydsゲインして一気にDET陣22へ。WRコブの5ydsラン、TEフィンリーへの4ydsパスで3rdダウン1、パスは投げ捨て。31ydsFG成功で6点差に
  • DET陣20 : RBブッシュの3ydsラン、TEペティグルー落球で3rdダウン7、WRダラムへのパスは通らず。
  • GB陣22 : GBホールディング、WRコブへの5ydsパスのあと、WRジョーンズへのパスが83ydsのタッチダウンに
  • DET陣20 : RBブッシュのリバースで20yds。WRダラムへの8ydsパス、RBブッシュの12ydsランでGB陣へ(ILBフランソワ負傷)。GBイリーガルコンタクト。RBブッシュの1ydラン、TDパス失敗で3rdダウン9、サック(OLBマシューズ)でけっきょくパント。

第4Q

  • GB陣20 : RBレイシーの7ydsラン、WRネルソンへの31ydsパスが通ってDET陣へ。3rdダウン5からQBスクランブル6ydsでさらに1stダウン。RBレイシーの3ydsラン、WRネルソンへのパス失敗で3rdダウン7、TEフィンリーへのパスは3yds止まり。42ydsFG成功で16点差に
  • DET陣20 : RBブッシュの-3ydsロス、5ydsパスで3rdダウン8、WRダラムへの8ydsパスで1stダウン。TEペティグルーへの19ydsパス、3ydsラン、TEペティグルーへの10ydsパスでGB陣へ。RBベルへの7ydsパス、TEシェフラー落球で4thダウン3、WRダラムへのパスが通らずギャンブル失敗。
  • GB陣30 : RBレイシーのノーゲイン、WRネルソンへの7ydsパスで3rdダウン3、WRジョーンズへの39ydsパスが通ってFG圏内へ。GBディレイ、RBレイシーの8ydsラン、4ydsロス(ファンブルを自分でリカバー)で3rdダウン14、WRジョーンズへのTDパスはレビューで覆って不成功に。45ydsFG成功で19点差に
  • DET陣20 : TEペティグルーへの5ydsパス、RBベルへの16ydsパス、TEシェフラーへの8ydsパス、17ydsパスでFG圏内へ。サック(OLBペリー)、GBアンネセサリーラフネスでレッドゾーンに進み、最後はWRダラムへ13ydsTDパス成功。2ポイントコンバージョンはパス失敗で13点差。
  • オンサイドキックはWRネルソンが無事リカバーし、DET陣42で残り2分04秒。RBレイシーの13ydsラン&GBホールディングでけっきょく3ydsゲイン。さらにラン2回とニーダウン(DET最後のタイムアウト)でパント。
  • DET陣10 : 残り17秒。ニーダウンで試合終了。
Final Team Statistics
  Packers Lions
Points 22 9
Total Yards 449yds 286yds
First Downs 16回(ラン3・パス11・反則2) 19回(ラン5・パス12・反則2)
     
Rushing 180yds(33回・平均5.5) 64yds(19回・平均3.4)
     
Passing 274yds(20/30・1TD・0INT) 262yds(25/40・1TD・0INT)
Sacked 1回5yds 5回40yds
Passer Rating 106.8 89.8
     
3rd Down Efficiency 7/16 (47%) 7/15 (47%)
     
Turnovers 0回 0回
     
Field Position 自陣24yds 自陣18yds
Punt 3回47.0yds(ネット33.7yds) 6回51.8yds(ネット42.8yds)
Kickoff Return 0回 2回平均20.0yds
Punt Return 4回平均3.5yds 0回
Field Goals 5/5 1/1
     
Penalty 10回72yds 7回50yds
Time of Possession 32分19秒 27分41秒

トータルヤーデージはパッカーズ449ydsに対してライオンズが286yds。

ターンオーバーは互いにゼロ。RBの2回のファンブルがどちらもロストせずに済んだのは幸運だった。

先発QBアーロン・ロジャースは20/30(66.7%)、274yds、1TD、0INTでレーティング106.8。

  • 前半は11/17のわずか88ydsに抑えられたが、後半は9/13の186yds・1TD。
  • 相手はプレスカバレッジ主体で、クイックパスやバブル・スクリーンがことごとく封じられる。後半はWRジョーンズとWRネルソンがディープを攻めて成果を上げることができた。第2Q、ディープでワイドオープンのTEテイラーが落球しなければもっと楽な展開になっていたはず。

チームラッシングは33回180yds(平均5.5)。

  • 先発RBエディー・レイシーは23回99yds(平均4.3)。もう少しで「3試合連続で異なったRBが100ydsラッシング」となるところだった。穴の選択やカットバックに疑問の残るプレーがいくつか。
  • WRランドール・コブは第3Q、テイルバックに入って67ydsラン。Cディートリック=スミスのプル・ブロックが見事に決まった。(ビデオ
  • RBジョナサン・フランクリンは3回1ydsとさっぱり。それより悪いのは第2Qのファンブルで、幸運にもQBロジャースの正面に転がってきて救われた。
  • ハムストリング負傷中のFBジョン・クーンはほとんど出番なし。プラクティス・スクワッドから昇格のRBマイケル・ヒルもおそらくスペシャルチームだけ。

WR/TE陣は以下のとおり。

  • WRランドール・コブはクイックパス後にすぐ倒されてばかりで4回35ydsと封じ込まれたが、第1シリーズの22ydsワンハンドキャッチはスーパープレー(ビデオ)。第3Qの67ydsランは後半のオフェンスを波に乗せた。
  • WRジョーディ・ネルソンは5回82yds。今回も右サイドライン際でかろうじて両足を残す彼らしいキャッチがあった(ビデオ)。第2Qの25ydsキャッチも完璧なアジャストメント(ビデオ)。
  • WRジェームズ・ジョーンズは4回127yds・1TD。第3Qの83ydsパスキャッチは後ろから追いつかれることなくエンドゾーンへ(ビデオ)。第4Qの39ydsキャッチは空中で競り合いながら見事にキャッチ(ビデオ)。第4Q残り4分での27ydsTDパスキャッチは2歩目が出ていたため幻に。
  • WRジャレット・ボイキンは今回もほとんど出番なし。数少ない出番にホールディング。
  • TEジャーマイケル・フィンリーは6回32yds。ショートパスを捕ってすぐ倒されるプレーが多く、大きな貢献はできなかった。
  • 第2Q、TEライアン・テイラーがディープでワイドオープンになったが肩越しのパスを落球。捕っていればTDの可能性もあった。フルバックの位置からプレーアクションを経てディープに走る、昨年TEトム・クラブトリーが成功させたのと同じプレー(ビデオ)だったが。
  • 1バックの3WR隊形が相変わらず多く、最初のシリーズはすべてRBレイシー&3WR&TEフィンリーの組み合わせ。

オフェンシブライン

  • 先発OL陣はいつものとおり、LTバクティアリ、LGシットン、Cディートリック=スミス、RGラング、RTバークレー。ラン・パスとも頑張ったOL陣、とくにインサイドの頑張りが勝因の1つとなった。
  • ランが出たこともあってパスプロテクションは比較的安定し、被サックは第1シリーズのわずか1回だけ。LTバクティアリがDEアンサー(新人同士)に許したものだが、カバレッジサックと言ってよさそう。
  • ランブロッキングは引き続き好調で、WRコブの67ydsを含めて180yds(平均5.5)に大きく貢献した。

ディフェンスの陣容は以下のとおり。

  • OLBマイク・ニールが左OLBで先発。マシューズはハムストリングが悪いため、ペリーを含めた3人で頻繁にローテーションした。これまでやや不振だったOLB陣だが、今回は3人で計4サックと結果を出した。
  • 先発ILBジョーンズがハムストリングを負傷したため、後半はILBロバート・フランソワが出場。そのフランソワもアキレス腱断裂で退場し、ILBジャマリ・ラティモアがプレーした。
  • SSモーガン・バーネットが復帰し、FS M.D.ジェニングスとのコンビ。
  • DL陣(相手は1バックが基本なのでこちらはニッケル隊形が基本)は頻繁にローテーション。ラジ&ピケット、ダニエルズ&ジョリー、パスシチュエーションでデイトン・ジョーンズ&ニールといった感じ。
  • 第4Q、OLBペリーが左足首を負傷かと思いきや、靴が脱げたので仮病を使っただけだった。

パス守備はQBマシュー・スタフォードを25/40、262yds、1TD、0INTのレーティング89.8に抑えた。

  • DETパス攻撃の中心、WRカルヴィン・ジョンソン(ヒザ)と2番手WRネイト・バールソンが欠場し、パス守備はかなり楽になった。パス成功25回のうち、TE陣が8回114yds、RB陣が8回55yds。WR陣に投げた18回のうち成功はわずか9回93yds。
  • パッカーズ守備のサックは5回40yds。第1QにインサイドからブリッツしたLBジョーンズ、第2QにOLBニールがブルラッシュでサック。第3QにはOLBペリーが右サイドからLTをくぐるようにして今季初サック。第3Q末にOLBマシューズがフリーで入ってサック。第4QにOLBペリーが右アウトサイドを回ってQBの手からボールを叩き落としてサック扱い。
  • OLBニック・ペリーは今季初を含む2サック。どちらも右サイドからのもので、大学時代と同じ右サイドからのラッシュの方が自然に見える、との声あり。
  • パスカバレッジはまずまず安定し、大きなミスがなかった。タッチダウンはガーベッジタイムの1回だけ。前半2ミニッツも、マッカーシーHCの強気なタイムアウト(裏目)がなければ失点せずに済んだかも。

ラン守備は19回64yds(平均3.4)。

  • DL陣が中央でよく押し込み、アウトサイドもしっかりコンテインして外に逃がさず。
  • 先発RBレジー・ブッシュは13回44yds(平均3.4)。得意のカットバックでロングゲインしたプレーは終盤の1回(20yds)だけだった。
  • ブッシュよりもパワー寄りのRBジョイク・ベルは5回21yds(平均4.2)。ショートヤーデージ中心。

スペシャルチーム

  • キックオフリターンはRBジョナサン・フランクリンだったが2回ともタッチバック。
  • パントリターンは2人体制。CBマイカ・ハイドが2回平均3.5yds。WRランドール・コブも2回平均3.5yds。
  • Pティム・マステイのパントは3回平均47.0yds、ネット平均33.7yds。タッチバックが2回あり、ネットの数字を悪くした。
  • Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは今季最長52ydsを含む5/5。1試合5本成功はキャリアハイ。1試合で5回蹴ったこと自体、ルーキーシーズンの2007年第9週KC戦(4/5)以来2回目だった。
  • キックオフは今回もPマステイが担当し、7回のうち5回タッチバックとよい成績だった。
  • カバレッジチームはキックオフが2回平均20.0yds。相手パントリターン機会はなし。
  • 第4QにはオンサイドキックをWRジョーディ・ネルソンがキャッチ。相手キッカーがうまく転がしてきたが、ジャンプしてしっかり確保した。

反則は10回72ydsとかなり多かった。ライオンズの反則は7回50yds。

  • 第1Q : WRコブのフォルススタート。キックオフ時のイリーガルフォーメーション。
  • 第2Q : パントリターン時にOLBムルンバがホールディング。
  • 第3Q : RTバークレーのフォルススタート。パントリターン時にCBハウスがホールディング。LTバクティアリのホールディング。CBシールズのイリーガルコンタクト。
  • 第4Q : QBロジャースのディレイオブゲーム。SSマクミリアンのアンネセサリーラフネス。WRボイキンのホールディング。
  • 反則の内訳はオフェンス5/ディフェンス2/スペシャルチーム3。

ケガ人

  • 第2QにILBブラッド・ジョーンズがハムストリングを痛めて退場。プレシーズン第3戦で痛めた箇所の再発か。
  • その代役のILBロバート・フランソワが第3Q末にアキレス腱を断裂。当然シーズンエンド。
  • OLBクレイ・マシューズは第3Q末にサックを決めたところでジョギングでロッカールームへ。親指を骨折していた。ギブスをすればプレー続行できるのか、欠場が必要なのかはまだわからない。
  • アクティブ登録から外れたのは、RBスタークス(ヒザ)、TEボスティック、C/Gヴァンローテン(足)、OGテイラー、DEウィルソン、DEボイド、CBヘイワード(ハムストリング)(太字はケガ人)

その他

  • コイントスに勝って後攻を選んだ。
  • 第2Q末にはマッカーシーHCのタイムアウト判断が大いに裏目に出た。前半残り3分04秒、DET陣15での2ndダウン6から、2プレー連続でタイムアウト。その後つぎつぎと3rdダウンロングを更新されてけっきょくFG成功。タイムアウトを取らず流していれば時間切れになっていたのでは。
  • 今日のゲームキャプテンは、WRジョーンズ(オフェンス)、NTピケット(ディフェンス)、LSグード(スペシャルチーム)の3人。(写真
  • ハーフタイムにはウィスコンシン大マーチングバンドが演奏(写真)。同大はちょうどバイウィークだった。
  • パッカーズはこれでライオンズに対してホーム23連勝。マッカーシーHCはライオンズに対して14勝1敗に。

2013年10月 5日

Notebook: 先発FSはM.D.ジェニングス

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos Injury Wed Thu Fri Status Notes
James Starks RB Knee Out Out Out Out 欠場
Greg Van Roten G/C Foot Out Out Out Out 欠場
Casey Hayward CB Hamstring Out Out Out Out 欠場
Eddie Lacy RB Concussion Probable 出場 (2試合ぶり)
Johnathan Franklin RB Foot Probable 出場
John Kuhn FB Hamstring Probable 出場 (2試合ぶり)
Jermichael Finley TE Concussion Probable 出場
Clay Matthews LB Hamstring Probable 出場
Jarrett Bush CB Hamstring Probable 出場 (3試合ぶり)
Morgan Burnett S Hamstring Probable 出場 (今季初)
Detroit Lions Injury Report
Player Pos Injury Wed Thu Fri Status
Nate Burleson WR Forearm Out Out Out Out
Calvin Johnson WR Knee × × Questionable
Chris Houston CB Hamstring × × Questionable
Glover Quin S Ankle × Questionable
Patrick Edwards WR Ankle Probable
Jason Fox OT Groin Probable
Rob Sims OG Shoulder Probable
Ezekiel Ansah DE Abdomen Probable
Israel Idonije DE Hamstring Probable
Ashlee Palmer LB Ankle × Probable
Rashean Mathis CB Head Probable
Louis Delmas S Knee × × Probable
Probable : 75% chance a player will play
Questionable : 50% chance a player will play
Doubtful : 25% chance a player will play
Out : Player will not play
     
: Full Participation
: Limited Participation
× : Did Not Participate
: Not Listed

2013年10月 4日

Notebook: CBヘイワードが今季初練習

今週唯一のフルパッド練習。

2013年10月 3日

Notebook: TEフィンリーら4人が復帰

2013年10月 1日

Notebook: RBヒルがPSから昇格

バイウィークの6連休を終え、月曜午後3時から久しぶりの練習が行われた。

RB不足を補うため、プラクティス・スクワッド(以下PS)にいたRBマイケル・ヒル Michael Hill がロースターに昇格。ディビジョンIIのミズーリ・ウェスタン大で同大記録の通算4969yds(平均6.0)、35TDを挙げ、レシービングでも通算93回882yds・6TDの実績がある(ハイライト)。パスプロテクションも悪くないらしい。40yds走は4.58秒。ドラフト前にはパッカーズを訪問。ドラフト後にチャージャーズに入団、開幕前に解雇されてパッカーズのPSに加わっていた。

ケガ人の状況を表にまとめてみた。9人のうち3人が復帰したが、6人が休んでいる。

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos. Injury Notes Monday Status
Eddie Lacy RB Concussion CIN戦欠場 復帰確実
James Starks RB Knee CIN戦第2Qに退場 ×  
Johnathan Franklin RB Foot CIN戦第4Qに退場 まだ万全ではないが
John Kuhn FB Hamstring CIN戦欠場 ×  
Jermichael Finley TE Concussion CIN戦第1Qに退場 ×  
Clay Matthews LB Hamstring CIN戦第2Qに退場 ×  
Casey Hayward CB Hamstring 3試合欠場中 ×  
Jarrett Bush CB Hamstring 2試合欠場中 ×  
Morgan Burnett S Hamstring 3試合欠場中 出場の方向