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Notebook: 1バック隊形多用の理由
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年10月11日
今週唯一のフルパッド練習が行われた。
- CBケイシー・ヘイワード(ハムストリング)が練習に参加。今週出られる可能性は低いが、先週より後退していないのはたしかだ。「よい感じで動き回っているように見えた。明日の体調がどうなるかが重要だろう」とマッカーシーHC。
- その他の見学組は昨日と同じ。OLBアンディ・ムルンバ(足首)はまだ休んでいる。
- NTライアン・ピケットは手を痛めていったん退いたが、その後復帰。X線検査の結果、骨には異状なかった。
- もうじきPUPから復帰可能となるOTデレク・シェロッドについてマッカーシーHC。「キャンプの終わりごろ、彼のワークアウトはまったく違うレベルへ上がったと思う。非常によい体作りができていて、昨年の今頃とは段違いに力強い。これまでも言ってきたが、彼のケガ(脛骨と腓骨を骨折)はものすごく深刻なものだったから、復帰には普通よりも時間が必要だった。今はプレーしたくてうずうずしているところ。ただ、最大のハードルはパッドを着けた状態で体を動かすこと。それがクリアできれば準備OKだ。今季中に復帰許可が下りてプレーできるだろう」
- プラクティス・スクワッドにCガース・ゲアハートと契約し、先週加わったばかりのWR/KRレジー・ダンを解雇。C/Gヴァンローテンの負傷に対応したものと思われるが、練習でWR/KRダンがよくなかったのかもしれない。
- Cガース・ゲアハート Garth Gerhart はアリゾナ州立大出身。昨年ドラフト外でブラウンズに入団し、シーズン終盤にパッカーズのプラクティス・スクワッドに加わった。今年のプレシーズンでは3rdチームや4thチームでの出場が多かった。ヴァイキングスのRBトビー・ゲアハートの弟。
- サイドライン際のWRジョーディ・ネルソンのプレーについてマッカーシーHC。「ジョーディの素晴らしさでもあるし、また投げるQBのおかげでもある。ジョーディならこうしたパスを捕ってくれるとアーロンは大きな信頼を寄せている。ああいったパスはスクランブルからであることも多く、アーロンはさまざまな体勢から投げる。ジョーディは見事なボディコントロールと優秀なキャッチング能力があり、自分のいる場所を正確に把握している」
- 今年のWRネルソンの素晴らしいキャッチを集めたビデオ。4試合で7回もあるのだからすごい。
- ベンガルズ戦でヒザを負傷したRBジェームズ・スタークスだが回復のペースは予想以上で、うまく行けば次のブラウンズ戦に出場できるかもしれない。負傷中の彼には珍しく、明るい様子でサイドラインにいる。「今日の練習は興味深かったよ。スカウトチームを手伝いながら、エディー(レイシー)にプロテクションのアドバイスをしていた。こうしたことは大きい。欠場中も集中を切らさず、チームと波長を合わせている。復帰が楽しみだ」とヴァンペルトRBコーチ。
- 先週はオフェンスの出番ゼロだったFBジョン・クーン。「状況は週ごとに変わってくるからね。先週は負傷明けで、無理せず少しずつという感じだった。今週はもっと出番が来ればと願ってる」
- 3WR隊形の多用でフルバックの出番がないことについて、ヴァンペルトRBコーチ。「チームのアイデンティティは何かということだ。以前我々は2バックが多いチームだったが、3WRの方にシフトしてきている。2バック主体に戻せば、スロットのランドール(コブ)を外すことになってしまう。それが正しい道だろうか? つまり、これはパーソネル面に大きく関係し、チームの強みを活かすということでもある」
- マシューズが当分欠場、ムルンバも足首を痛め、6巡指名OLBネイト・パーマーに出番が回ってくるかもしれない。「そうだね、プレシーズンや最近の練習で得たことを活かせる自信はあるよ。自分が呼ばれれば、準備はできてる。(粗削りだった自分は)テクニック面がすこし弱点だったから、プレシーズン以来向上に取り組んできた。よくなってきたと思う」
- リターナー状況は今週も大きく変わらないようだ。パントリターンはCBハイドがメイン、ボールセキュリティや判断力が重要な状況ではWRコブを投入する。キックオフリターンはパントリターンよりケガが多いのでWRコブは使いたくない。先週起用されたRBフランクリンに加えて、プラクティス・スクワッドから昇格したCBジェームズ・ニクソンの出番もあるかもしれない。平均12.1ydsはダントツの最下位なので、そろそろなんとかしたいところ。
- パントリターンの仕事についてWRランドール・コブ。「ディフェンスが3rdダウンになるたび、僕はスローカムSTコーチを見る。彼が僕に向かって首を横に振るかうなずくか。自分が指名されたら出ていって仕事をし、そうでなければオフェンスの準備をする」
- パッカーズがアウェーでレイヴンズと対戦したのは2005年の一度だけ。3-48の大敗だった。QBファーヴの乱調やラン守備不振(182yds)で大量リードされたため、第3Q終わりから新人QBロジャースが登場。そのQBロジャースも1INTと2ファンブルロストでいいところがなかった。
- ロードでの勝利についてマッカーシーHC。「我々はロードでいい仕事をしてきたと思う。敵地での逆境に選手たちはよく対処している。(練習や生活の)ルーティーンを崩さないことは重要だ。チームは敵地で戦うことに自信を持っている」「選手にとってもコーチにとっても、ロードでの勝利は格別なものだ。シカゴでのNFC決勝に勝って帰る機内のことは、私は一生忘れないだろう。勝って帰る飛行機の旅はものすごく楽しい」
- 現在パッカーズのサラリーキャップ・スペースはNFLで7番目に多い$10.6ミリオン。1位ブラウンズ($25.2M)、2位ジャガーズ($19.8M)、3位ビルズ($19M)、4位ドルフィンズ($18.6M)、5位イーグルス($17.2M)、6位パンサーズ($12.4M)。今季中に使い切らなくても、次の年度に繰り越すことができる。
- レイダーズに移籍したSチャールズ・ウッドソンがSD戦でファンブルリターンTDとインターセプトを決め、AFCディフェンス部門の週間MVPに選ばれた。ディフェンスでの通算13タッチダウンはNFL史上最多タイ記録。輝かしい経歴にまた新たな勲章が加わった。