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Packers 10 - 35 Browns
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年8月17日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Browns (2-0) |
6 |
10 |
14 |
5 |
35 |
Packers (0-2) |
7 |
0 |
0 |
3 |
10 |
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ランボーフィールドの気温は21℃。心配された天気も、第2Q途中にすこし雨が降っただけ。パッカーズは最初のオフェンスでQBロジャースがTDパスを決めたものの、2番手QBグレアム・ハレルが散々な出来で、第4Qにようやく3点を挙げた。第4Qにはラン中心で時間を稼がれ、3番手QB B.J.コールマンは最初のパスがインターセプトされて試合が終わってしまった。
失点もこちらもオフェンスの失敗に起因するものが多かった。WRコブのファンブルロスト、自陣でのギャンブル失敗、自陣ゴール前からのパント2回、レシーバーが転んだことによるINTリターンTD、自陣エンドゾーン内インテンショナルグラウンディングでセーフティなど。
総勢18人が欠場し、RBは2人だけでゲームをする異常事態だったが、あらたなケガ人が出なかったことが最大の収穫。試合後の会見でも、「報告すべきケガ人は出なかった」とマッカーシーHCが説明している。
第1Q
- CLE陣17 : RBハーデスティからCBウッドソンがファンブルフォース、CBヘイワードがリカバー。
- CLE陣23 : RBグリーンの3ydsランのあと、WRネルソンに20ydsTDパス成功。
- CLE陣29 : RBハーデスティのラン2回で1stダウン。WRジョシュ・ゴードンへの19ydsパスでGB陣へ入り、さらにRBハーデスティのラン2回でFG圏内へ。CLEホールディング、GBオフサイドなどのあと、53ydsFGが成功。
- GB陣24 : ノーハドル。TEウィリアムズへの9ydsパス、RBグリーンの3ydsラン、WRジョーンズのへの4ydsパス、TEウィリアムズへの9ydsパス、WRジョーンズへの11ydsパスでCLE陣へ。クイックパスを受けたWRコブがファンブルロスト。40ydsdリターンされてGB陣26へ。
- GB陣32 : パス失敗、3ydsラン、パス失敗で3&アウト。47ydsFGが決まって1点差。
- GB陣11 : RBグリーンの5ydsラン、QBロジャースの21ydsランで1stダウン。RBグリーンの5ydsラン、WRジョーンズへのスラント失敗で3rdダウン5、QBスクランブル3yds止まりでギャンブルの構え(CLEタイムアウト)。WRドライバーへのパスは通らずギャンブル失敗。
- GB陣45 : RBハーデスティの4ydsラン、WRリトルへのクイックパスが12ydsゲインしてFG圏内へ。投げ捨て、4ydsランで3rdダウン6、WRリトルへ24ydsパスが通ってゴール前01ydsへ。
第2Q
- RBハーデスティが1ydTDランを決めて逆転。
- GB陣20 : QBハレル率いる2ndチーム登場。フォルススタートと3連続パス失敗で3&アウト。
- CLE陣39 : RBハーデスティの3yds、ノーゲインで3rdダウン7、WRリトルへのパスは6yds止まり。
- GB陣10 : RBタイラーのラン2回とオフサイドで3rdダウン3、WRコブへの6ydsパスで1stダウン。3rdダウン8からのパスは投げ捨て。
- CLE陣08 : WRクリブスへの7ydsパス、TEムーアへの7ydsパスで1stダウン。3rdダウン5からWRノーウッドへの8ydsパス、RBブランドン・ジャクソンの9ydsランなどでフィールド中央へ。3rdダウン9からWRリトル落球。好パントでGB陣01へ。
- GB陣01 : ノーゲインとパス落球で3rdダウン10、WRコブへのパスは通らず。
- GB陣40 : CLEイリーガルモーションで5yds退がって2ミニッツ。RBジャクソンへのパス2回などで1stダウンならず、52ydsFG成功。
- ビッグリターンでCLE陣45 : RBタイラーへのパスは3ydsロス、WRボイキンへの7ydsパス、QBスクランブル5ydsで4thダウン1、残り19秒(GBタイムアウト#2)。54ydsFGは失敗。
- CLE陣44 : 残り15秒。WRノーウッドに18ydsを通して最後のタイムアウト。56ydsFG失敗。
- GB陣48 : 残り02秒。ヘイルメリーはインターセプトされて前半終了。
第3Q
- GB陣14 : WRボイキンへの4ydsパス、RBタイラーの1ydランで3rdダウン5、QBスクランブル7ydsでなんとか1stダウン。TEウィリアムズへの5ydsパスのあと、インターセプトされてそのまま38ydsのタッチダウン。
- GB陣20 : WRデイル・モスへの7ydsパス、GBホールディング、TEテイラーへの9ydsパス、QBスクランブル11ydsで1stダウン。WRボイキンへの3ydsパスとRBタイラーの4ydsラン、WRモスへのロングパス失敗でパント。
- CLE陣25 : QBコルト・マッコイ登場。WRゴードンへの19ydsパス、RBジャクソンの8ydsランでGB陣へ。4thダウン1からFBスメリーへの9ydsパスでギャンブル成功。3rdダウン9からWRウィンザーへの9ydsパスでさらに1stダウン。TEグロンコウスキーへの21ydsパスでゴール前04ydsに迫り、RBジャクソンのラン3回でタッチダウン。
- GB陣16 : RBタイラーのノーゲイン、GBホールディングで第3Q終了。
第4Q
- エンドゾーン内からインテンショナルグラウンディングでセーフティ。
- CLE陣41 : QBセネカ・ウォレス登場。CLEホールディング、RBトーマスの3ydsラン、WRクーパー落球で3rdダウン17、WRリードへのパス成功も10yds止まり。
- GB陣17 : RBタイラーの1ydロス、TEコスビーへの7ydsパスで3rdダウン4、WRボイキンへ25ydsパス成功。次もWRボイキンに24ydsパスでFG圏内へ。WRブリュワーへの6ydsパス、エンドゾーンへのパス失敗で3rdダウン4、RBタイラーのランは2ydsのロス。42ydsFG成功。
- CLE陣20 : RBトーマスのラン3回で1stダウン。WRスペンサーへの27ydsパスでGB陣へ。RBトーマスのラン2回で3rdダウン4、WRリードへの7ydsパスでさらに1stダウン。RBトーマスのラン3回でレッドゾーンへ。2ミニッツ明けはCLEディレイなどで3rdダウン10、ランは2yds止まり。34ydsFG成功で3点追加。
- GB陣20 : 残り51秒でようやく3番手QB B.J.コールマン登場。最初のパスをインターセプトされて自陣06ydsまでリターンされる。
- ニーダウン2回で試合終了。
Final Team Statistics |
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Packers |
Browns |
Points |
10 |
35 |
Total Yards |
228yds |
337yds |
First Downs |
10回(ラン4・パス6・反則0) |
19回(ラン7・パス12・反則0) |
Rushing |
69yds (18回・3.8平均) |
117yds (40回・平均2.9) |
Passing |
159 yds (18/36・1TD・3INT) |
220yds (19/30・0TD・0INT) |
Sacked |
0回0yds |
0回0yds |
3rd Down Efficiency |
6/13 (43%) |
10/18 (56%) |
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Turnovers |
4回 (INT3/FUM1) |
1回 (INT0/FUM1) |
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Field Position |
自陣25yds |
自陣42yds |
Punt |
4回52.5yds(NET45.3yds) |
3回46.5yds(NET46.5yds) |
Kickoff Return |
6回平均26.2yds |
3回平均26.0yds |
Punt Return |
1回平均10yds |
3回平均3.0yds |
Field Goals |
1/2 |
4/5 |
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Penalty |
8回67yds |
8回61yds |
Time of Possession |
23分59秒 |
36分01秒 |
- オフェンスの犯したターンオーバーは4つ。
- 第1Q、敵陣に攻め込んだところでWRランドール・コブがハードヒットされてファンブル、40ydsリターンされて3失点へ。
- 第2Q末、ヘイルメリーパスがインターセプト。
- 第3Q最初のシリーズ、TEテイラーへのパスがインターセプトされてそのまま38ydsのタッチダウン。右ブーツレグからうまく投げたパスに見えたが、TEテイラーが転んでしまった。試合を決定づけるターンオーバーに。
- 第4Q末、3番手QB B.J.コールマンの最初のパスがインターセプトに。右サイドライン際でWRがカムバックしてくるつもりで投げたが、WRはそのまま縦に行ってしまった。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは1つだけ。
- ディフェンス最初のプレー。RBハーデスティからCBチャールズ・ウッドソンが得意の早業でファンブルフォースし、新人CBケイシー・ヘイワードがリカバー。先制タッチダウンにつながった。
- QB陣は先発ロジャースが第1Qを担当し、2番手グレアム・ハレルが第2Qから第4Q半ばまで。3番手の新人B.J.コールマンは最後のシリーズだけ。
- 先発QBアーロン・ロジャースは第1Qだけ、3シリーズ出場。6/11、59yds、1TDでレーティング。スクランブル2回24yds。
- 2番手QBグレアム・ハレルは12/24、100yds、0TD、2INTでレーティング26.4と散々な出来。
- QBハレルのスクランブル3回(23yds)はどれも3rdダウンのもので、うち2回は1stダウンを獲得する好プレーだった。
- QBハレルはターゲットが4番手WR以下のレシーバーばかりといっても、ビハインドに投げてしまうコントロールミスが目立つ。第2Q末のインターセプトはヘイルメリーだったので仕方ない(ただし敵陣9yds地点までしか飛んでいない)。第3Q最初のインターセプトも投げた後にレシーバーのTEテイラーが転んだためで、こちらもQBの責任ではない。自陣エンドゾーンでインテンショナル・グラウンディングを取られてセーフティになったのはなさけない。
- QBハレルはこの2試合で17シリーズ出場し(ヘイルメリー除く)、そのうち10シリーズが3&アウトに終わっている。
- 3番手QB B.J.コールマンは唯一のパスがインターセプト。直前のCLEドライブで約8分も使われたため、出場できたのは残り51秒の時点だった。
- チームラッシングは18回69yds(平均3.8)。QBスクランブル5回45ydsを除くと、わずか13回22yds(平均1.7)の大不振で、QBハレルを3rdダウンロングに追い込んでばかりだった。
- 先週負傷したRBスタークスと新加入RBセドリック・ベンソンは欠場。RBがわずか2人だけ、しかも先発RBアレックス・グリーンは前十字靭帯手術明けで無理をさせたくないので、第2QからはRBマーク・タイラーが出ずっぱり。そうした事情により、ランプレーをわずか13回しかコールしなかった。
- ランによる1stダウン4回のうち、3回がQBスクランブル。本当のランプレーによるものは1回だけだった。
- 先発RBアレックス・グリーンは4回16yds(平均4.0)。ブリッツのピックアップを1回しくじった他はまずまず良い内容だった。
- RBマーク・タイラーは8回6yds(平均0.8)とシャットアウトされた。スウィングパスを落球したほか、スクリーンパスで3ydsのロス。
- FBニック・クーパーは1回ノーゲイン。
- WR/TE陣は以下のとおり。WRジェニングス(脳震盪)とTEフィンリー(太もも)は今週も欠場している。
- WRジョーディ・ネルソンは1回20yds、1TD。CBジョー・ヘイデンにしっかりカバーされながらのナイスキャッチだった。じつはその2プレー前の方が完璧に縦に抜けていたが、QBロジャースがオーバースローしている。
- WRドナルド・ドライバーはキャッチなし。
- WRジェームズ・ジョーンズは2回15yds。
- WRランドール・コブは2回12yds。試合の流れを決めるファンブルロストがあった。
- ドラフト外ルーキーのWRジャレット・ボイキンが5回65ydsで稼ぎ頭に。第4Qに25ydsと24ydsのパスを連続でキャッチし、控え組唯一の得点シリーズに貢献した。
- TE D.J.ウィリアムズは3回23yds。第3QにTEライアン・テイラーは足を滑らせてインターセプトに。
- 先発OL陣はLTニューハウス、LGラング、Cサタデー、RGシットン、RTブラガのベストメンバー。
- 被サックゼロは評価できる。先発LTニューハウスの復帰は大きく、先週のようにQBロジャースがハードヒットを受けることもなかった。
- ランブロッキングはまったくダメで、とくに2番手RBタイラーはシャットアウト。
- 2ndチームOL陣は、LTアンドリュー・ダトコ、LGドン・バークレー、Cディートリック=スミス、RGトミー・ドレイハイム、RTハーブ・テイラー。
- 2ndチームOL陣は両タックルとセンターを固定し、両ガードはさまざまな組み合わせを試した。LGレジー・ウェルズ&RGサンプソン・ジーナス、LGウェルズ&RGバークレー、LGバークレー&RGドレイハイムの組み合わせも。
- 2ndチームの左タックルは7巡指名LTアンドリュー・ダトコで固定(先週はRT固定だった)。安定したプロテクションを見せて評価を上げた。ただし、ブルラッシュに何度か押し込まれたほか、ホールディング反則も1回。
- ディフェンスの陣容は以下のとおり。
- ベース隊形のDL陣はDEラジ、NTピケット、DEウィルソン。ラジとピケットが頻繁に入れ替わるのは昨季と同じだ。
- ILBビショップ(ハムストリング手術で長期欠場)、CBハウス(肩)、CBシールズ(ヒジ)が欠場し、ILB D.J.スミスと2巡指名CBケイシー・ヘイワードが先発出場している。CBヘイワードは最初にファンブルリカバーを記録したが、第2QのINTチャンスに胸で落球するプレーがあった。
- ダイム隊形(1ILB・6DB)では、やはりA.J.ホークでなくD.J.スミスがILBで起用されている。前半だけで6タックルを挙げた。第1QにはQBに投げ捨てさせる好ブリッツがあった。
- 右OLBクレイ・マシューズは2シリーズで退いてエリック・ウォルデンと交代。CBチャールズ・ウッドソンも同様だった。
- 今年はILB A.J.ホークの髪が短いので分かりにくい。
- 1stチームはほぼ第2Q半ばまで5シリーズ出場。OLBペリー、ILBスミス、SSジェニングスとCBヘイワードは2ndチームになっても出場を続けるなど、交代時期が遅い選手も何人かいる。
- 2ndチームのLB陣は、左OLBペリー(OLBウォルデン)、ILBスミス、ILBフランソワ、右OLBデズマン・モーゼス。セーフティはSSマクミリアンとFSアンソニー・レヴィーン。
- パス守備はQB3人を相手に19/30、220yds、0TD、0INTのレーティング85.4。先発の新人QBブランドン・ウィーデンは12/20、118ydsのレーティング76.7だった。
- パッカーズ守備のサックはゼロ。相手が40回もランプレーをコールしたこともあり、効果的なパスラッシュを繰り出すことができなかった。
- パスカバレッジはまずまずといったところか。捕られたあとのミスタックルが少なかった。
- ラン守備は40回117yds(平均2.9)。
- 先発RBモンタリオ・ハーデスティは12回45yds(平均3.8)。
- 2番手SSで登場の4巡指名ジェロン・マクミリアンが、第2Qに立て続けに好タックル(2ydsロスと1ydゲイン)を決めて評価を上げている。先発SS M.D.ジェニングスとの差を詰めたのはたしかだ。
- タックリングは全体的によく、上記SSマクミリアンの他にもCBジャレット・ブッシュやCBブランディアン・ロスが好タックルを決めている。
- 反則は8回67ydsと多かった。代替審判団のせいか、誰の反則かわからないものがいくつもあった。ブラウンズの反則も8回61ydsと互角。
- 今回もスペシャルチームではWRランドール・コブを温存。第2Qにパントリターナーで登場したが、キャッチせず見送っている。先週と同じく、最初からリターンしない予定だったのだろう。
- キックオフリターンは2人で6回平均26.2yds。WRアンディ・ブリュワーはエンドゾーン奥からリターンしてしまい、11ydsまでしか戻せないミス。第2Q末にはCBオーティス・メリルが60dysのビッグリターンを見せた。
- パントリターンはWRアンディ・ブリュワーが1回10yds。
- Pティム・マステイのパントは4回平均52.5yds、ネット平均45.3ydsと好調キープ。63ydsの大パントもあったが、第3Qのタッチバック(56yds飛んだがネットは36ydsとなる)だけが惜しかった。
- Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは1/2。第2Q末に54ydsFGを失敗、第4Qに42ydsを成功。
- カバレッジチームはまずまず。パントカバレッジは3回平均3.0yds。キックオフカバレッジは3回平均26.0yds。CLE陣29ydsまで34ydsリターンされた2つ目のキックオフリターンが最長だった。
- ケガ人は以下のとおり。
- あらたなケガ人はなかった。(今後出てくる可能性はある)
- アクティブ登録から外れたのは、RBジェームズ・スタークス(つま先)、RBセドリック・ベンソン(加入間もないため)、RBブランドン・セイン(ハムストリング)、RBデュエイン・ベネット、FBジョン・クーン(つま先)、FBジョン・ヘイジー(ハムストリング)、WRグレッグ・ジェニングス(脳震盪)、WRディオンドレ・ボレル、WRシェイキー・スミソン、TEジャーマイケル・フィンリー(太もも)、OGレイ・ドミンゲス(足首)、ILBデズモンド・ビショップ(ハムストリング・ヒザ)、CBデヴォン・ハウス(肩)、CBサム・シールズ(ヒジ)。
- PUPリストの4選手は変化なし。 TEアンドリュー・クウォレス(ヒザ前十字靭帯)、LTデレク・シェロッド(スネ骨折)、NTジョニー・ジョーンズ(ヒザ)、OLBフランク・ゾンボ(ハムストリング)。
- 今回のゲーム・キャプテンは、RTブラガ(オフェンス)、NT/DEラジ(ディフェンス)、LSグード(スペシャルチーム)。