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Day 25: 主力4選手が練習復帰
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年8月20日
二連休明けのフルパッド練習に、WRジェニングス(脳震盪)、TEフィンリー(太もも)、FBクーン(足首)、CBシールズ(ヒジ)の4人が復帰した。もっとも多かった時で21人いたケガ人が、ようやく13人まで減ってきた。
気温は21℃、観客はおよそ1800人。7月の猛暑がやわらいだ頃に始まった今年のキャンプは非常に天候に恵まれてきた。しかし今日は練習半ばで土砂降りの雷雨となり、今夏2回目の屋内練習場に。 「雨だけならば非常によかった。実戦ではああした状況でのプレーもあるから。しかし雷は決して甘く見てはならない。リスクは冒せない」とマッカーシーHCは説明している。
- プレシーズン第3戦は先発組がもっとも長くプレーする。 「先発組には前半いっぱいプレーさせることを目指している。ケガが状況を変えない限りね。後半は(控え組の)個々の選手について、数多くの目標を設定している」とマッカーシーHC。
- オフェンス
- ボールセキュリティ・ドリルでRBアレックス・グリーンがファンブル2回。練習でこれでは情けない。
- 新加入のRBセドリック・ベンソンが初めてフルパッド練習を行った。序列はRBグリーンに次ぐ2番手だが、プレー回数はかなり多い。体はよくできているようで元気がよかった、と記者たち。RBスタークスが復帰まであと2、3週かかりそうな状況もあり(後述)、RBベンソンの開幕スターターが濃厚、という見方が増えてきた。
- QBグレアム・ハレルからTE D.J.ウィリアムズへ、ILBスミスとFSバーネットの間の狭いところに20ydsのパスが通った。TEウィリアムズは手に届くパスをすべてキャッチする勢い。QBハレルはプレーアクションからWRガーリーにロングパスを通すこの日最高のパスプレーもあった。
- いっぽうQB B.J.コールマンは、オープンのレシーバーへのパスを何度も失敗するなど不調だった。
- WRグレッグ・ジェニングス(脳震盪)は、「休まされた約2週間、ウェイトトレーニングもトレッドミルも許されず、ほとんどを家で休養していた。ここに来て 『オレは大丈夫』 と言いたかったけど、心の底では、(頭痛が残り)まだ無理だとわかっていた」と振り返っている。脳震盪を起こしたのは練習で頭から着地してしまったときで、頭痛がありながら2日後のファミリーナイトまでプレーを続けたとのこと。
- FA加入のCジェフ・サタデーは順調なキャンプを過ごし、チームメイトからの信頼も厚い。ノーハドル経験の豊富さについてQBロジャースは、「スコット(Cウェルズ)を失ったあとに彼を招いた主な理由がそれだったと思う。ノーハドルオフェンスにフィットしたセンターが必要だから。テンポ、素早い決断、素早いアジャストメント。彼はすごくいい仕事をしてくれてる」
- 2ndチームOL陣は、LTダトコ、LGレジー・ウェルズ、Cディートリック=スミス、RGドン・バークレー、RTハーブ・テイラー。
- パスラッシュドリルで好成績のグレッグ・ヴァンローテン(ドラフト外)が、左ガードで2ndチームに加わる場面があった。もっと出番をもらってもいいのに、ひょっとしてプラクティス・スクワッドから奪われないよう他球団から隠す気なのか、と勘繰る記者まで出てきた。
- おなじく新人トミー・ドレイハイムはスカウトチームでセンターに。
- ディフェンス
- 4巡指名SSジェロン・マクミリアンが初めて1stチームに。今キャンプではこれまですべてSS M.D.ジェニングスがプレーしていたが、ついにスターター挑戦のチャンス到来か。 「ブラウンズ戦は入団以来最高のプレーで、我々は非常に高い点数をつけた。プレシーズン初戦から第2戦へと大きな進歩があった。今後も成長を続けることが大事だ」とマッカーシーHC。
- デヴォン・ハウスの不在が続くCB陣では、新人ヘイワードではなくジャレット・ブッシュが1stチームの右CBに。先週1stチームだったCBヘイワードは、「彼がスターターだからだよ」と簡潔に説明している。CBブッシュは4プレーの間に2回もQBハレルのパスを叩き落とした。
- 今日から復帰のCBサム・シールズは、ダイム隊形で1stチームに入った。痛めていたヒジはとくに保護していないようだ。短期間で先発の座を取り戻せるかどうか。 「長く休んだとはいえ、スキーム的には(習熟度は)問題ない。ただ、コンディショニングや基本技術の向上が重要だ」とマッカーシーHC。
- 好調のILB D.J.スミスは、TEフィンリーが捕った瞬間にボールを叩き落としたり、QBコールマンからのパスをティップしてCBヘイワードにインターセプトさせる好プレーもあった。
- 1巡指名OLBニック・ペリーが好プレーを連発。サック、ファンブルフォース、ランプレーで好タックル、ラインでパスを叩き落とすプレーもあった。ただし相手は先発組ではなくスカウトチーム。
- スペシャルチーム
- Kメイソン・クロスビーは屋内練習場で36ydsと50ydsを失敗。どちらもアップライト直撃だった。ファミリーナイトでロングFGを連続失敗して以来、調子が落ちているのでは。
- 今夏最大の小競り合いは、LG T.J.ラング対DEローレンス・ガイ。この日のDEガイはOLたち相手にやたらと喧嘩腰だったらしい。
- ケガ人情報
- WRグレッグ・ジェニングス(脳震盪)、FBジョン・クーン(足首)、TEジャーマイケル・フィンリー(太もも)、CBサム・シールズ(ヒジ)の4人が練習に復帰した。WRジェニングスは16日ぶり、TEフィンリーとCBシールズはともに13日ぶり、FBクーンは6日ぶり。
- 今日復帰した選手たちについて、今週のベンガルズ戦出場は3日間の練習を見てから、とマッカーシーHC。
- DEアンソニー・ハーグローヴが練習途中でヒザをアイシング。どの程度悪いのかはわからない。なにしろ8試合出場停止なので、治す時間はたっぷりある。
- 欠場組は、RBジェームズ・スタークス(つま先)、RBブランドン・セイン(ハムストリング)、RBデュエイン・ベネット、FBジョン・ヘイジー(ハムストリング)、WRディオンドレ・ボレル(鼠蹊部)、WRシェイキー・スミソン、OGレイ・ドミンゲス(足首)、ILBデズモンド・ビショップ(ハムストリング・ヒザ)、CBデヴォン・ハウス(肩)。
- PUPリストの4選手は変化なし。 TEアンドリュー・クウォレス(ヒザ前十字靭帯)、LTデレク・シェロッド(スネ骨折)、NTジョニー・ジョーンズ(ヒザ)、OLBフランク・ゾンボ(ハムストリング)。
- RBジェームズ・スタークス(つま先)についてマッカーシーHC。 「復帰はおそらくおそらく2、3週間先だ。"Turf Toe" は厄介なことになりやすいから」
- RBブランドン・セイン(ハムストリング)については来週の復帰を望んでいる、とマッカーシーHC。