2010 Green Bay Packers Draft Picks | |||||
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Pick | 全体 | Pos. | Name | College | 備考 |
1巡23位 | 23位 | OT | Bryan Bulaga | Iowa | LTクリフトンの後継者になれるか |
2巡24位 | 56位 | DE | Mike Neal | Purdue | 3-4のDEにぴったり |
3巡 7位 | 71位 | SS | Morgan Burnett | Georgia Tech | SSビグビーをプッシュしてほしい |
5巡23位 | 154位 | TE | Andrew Quarless | Penn State | アスレチック能力の高いTE |
5巡38位 | 169位 | T/G | Marshall Newhouse | TCU | 身体能力のわりに実戦でもろい |
6巡24位 | 193位 | RB | James Starks | Buffalo | 万能RBタイプ |
7巡23位 | 230位 | DE | C.J. Wilson | East Carolina | DEジェンキンズ似のハードワーカー |
Strengths : 優れた体格とアスレチック能力に恵まれ、しっかりしたテクニックでプレーする。素早くセットし、柔軟かつバランスのよいフットワークで相手パスラッシュを無力化できる。ランブロッキングでは最初の動きが鋭く、パワフルなパンチでラインバッカーを料理する。バックサイドのブロッキングもよく、カットバック・レーンを作り出せる。笛が鳴るまで動き続けるタフなプレーぶりで、しっかりとどめを刺すことができる。頭のよい選手で、ガードとの連携もよい。バタバタせず、ミスを引きずらない。
フィールド外で問題を起こしたことはなく、人格的には申し分ない。先月21歳になったばかりのアーリーエントリーながら、3年間(左ガードで1年弱、左タックルで2年)の先発経験がある。必要ならば右タックルやガードもできると見られている。(実戦で平凡なわりに)コンバイン等でアスレチック能力をやたら発揮する選手もいるが、彼は実戦で大きな実績を残してきた。
Weaknesses : 身体能力は最高クラスとは言えないかもしれない。左タックルとしては腕がやや短い。上半身とくらべ下半身のパワーは改善の余地があり、強力なブルラッシュに押し込まれやすい。いったん捕らえたら強いが、スピンムーヴなどインサイドへの変化に苦しむことがある。アウトサイドへのランプレー等では広いスペースでターゲットを捕らえるのに苦しむかもしれない。昨年はウィルス性甲状腺炎のために3試合を欠場している。
その他 : ウィスコンシン州境からわずか20kmほどのイリノイ州ウッドストック(地図)で、ベアーズファンとして育った。アイオワ大はDEアーロン・キャンプマンの母校であり、ジョー・フィルビンOCがかつてOLコーチを務めていた大学でもある。
Strengths : 3-4のDEにはぴったりのサイズとアスレチック能力の持ち主。クイックネスに優れ、手の使い方が上手いので、相手ラインマンとしては捕まえにくい。横方向の動きがよく、サイズのわりに迫力のあるパワーラッシュでポケットを押し込む。ハードワーカーで、笛が鳴るまで止まらないモーターの持ち主。リーダーシップも高く評価されている。4年間で46試合に出場、うち24試合に先発。通算13サック、ロスタックル26回。
Weaknesses : 上半身も下半身もまずまず強いが、横幅が狭い。腕が短め。パワーラッシュに頼り、相手OLを崩すパスラッシュのバリエーションが物足りない。「NFLでDTをやるには馬力や横幅の点で物足りない」といった評価記事が多く、たしかに3-4のDE向きと感じられる。
その他 : 1巡指名のOTブラガに続いてビッグ10カンファレンスからの指名。パッカーズでパデュー大といえば、1940年ごろの名パサー、セシル・イズベルがいる。注目されていなかった選手なのでYouTube等にハイライト映像が見当たらない。
Strengths : サイズ・パワー・アスレティック能力とすべてに恵まれている。ランへの反応やパスへの飛び込みなど嗅覚がよく、頭のよいプレーをする。パスの読みとボールスキルに優れ、通算14インターセプト(昨季6INT)を記録している。ゾーンカバレッジでの守備範囲もまずまず広く、1on1でもスロットのレシーバーについていける。読み間違いから追いつくスピードもある。大学3年間で40試合(先発28試合)に出場して欠場ゼロ。
Weaknesses : アグレッシブになりすぎてプレーに安定感を欠くきらいがある。ランサポートが不安定で、アングルを誤り、アームタックルになりやすい。パワーランに対してインサイドを埋めるにはサイズがイマイチかもしれない。パスプレーでは一発を狙いすぎて裏目に出ることがある。
その他 : 兄キャムはジョージア大で1998年から2002年まで活躍。従兄のブルース・ソーントンはカウボーイズと49ersでプレーした。ジョージア工科大といえばパッカーズではなんといってもRBドーシー・レヴェンズ。
パッカーズは5巡23位(全体154位)でTEアンドリュー・クウォレス(ペン州立大)を指名。今年3人目のビッグ10カンファレンスからの指名だ。
Strengths : アスレチック能力とサイズに恵まれ、十分なバルクがある。パスキャッチ力も水準以上で、体から離れたボールや密集の中でも捕ることができる。フィールドをストレッチする加速力がある。通常のタイトエンドの他にスロットやHバックとしてもプレーしてきた。4年間で47試合出場(29試合先発)、パスキャッチ通算87回1146yds、8TD。LSUとのボウルゲームでは8回88ydsの活躍で勝利に貢献した。2008年まではいろいろ問題を起こしたが、昨季はチームリーダーの1人だった。
Weaknesses : メンタル・タフネスや練習熱心さにはやや疑問府がつく。ブロッキングはこの1年で向上してきたが、まだ不安定。見た目のサイズのわりにパワーに欠けるところがある。フィールド外で問題を起こしている。2007年には未成年飲酒で2試合出場停止、2008年にも飲酒運転などでスプリングキャンプと1試合出場停止を受けている。
その他 : すでに昨年12月に卒業をすませている。パッカーズでペン州立大といえば、戦前に活躍した殿堂入りラインマンマイク・ミカルスキ、ロンバルディ時代のLBデイヴ・ロビンソン、最近ではRGマルコ・リヴェラがおなじみ。
Strengths : 分厚い体つきと素晴らしい身体能力の持ち主で、コンバインでのどの数字もトップクラス。一歩目が鋭く、セカンドレベルへの到達が速い。しっかり腰を落とし、素早い横へのステップで、アウトサイドのパスラッシャーをポケットから押し出す。同大の左タックルとして過去3年間スターターを務め、欠場が一度もない。
Weaknesses : フィールド上での嗅覚がいまひとつで、身体能力を生かし切れていない。ブリッツやスタントの判断が悪く、アサインメントミスが多すぎる。一発目のパンチの後、イヤらしさに欠け、最後までしっかり仕留められない。スペースでのブロッキングで動くターゲットを捕らえるのに苦労する。NFLで左タックルをやるには腕の長さなどサイズが物足りないので、ガード向きかもしれない。
その他 : 年の離れた従兄のロバート・ニューハウスはかつてカウボーイズで活躍した名フルバック。父ジョンはヒューストン大でプレーし、コットンボウル出場3回。従兄たちもベイラー大やライス大でプレーしたフットボール一族。
Strengths : 大きめのサイズでスピードも十分。加速がよく、ホールを鋭く駆け抜ける。レシービングのうまい万能バックで、素早くパスルートに出てカバレッジを振り切る。パスプロテクションでは、技術は未熟ながら熱心に取り組む。2年目シーズン半ばで先発RBの座をつかみ、3年間で計3140yds(平均4.5)、34TDを量産。パスキャッチも127回898ydsを記録している。コンバインでは順調な回復ぶりをアピールし、とくに20ydsシャトルと3コーンドリルはトップクラス。
Weaknesses : 昨年8月に肩の手術を受けて2009年シーズンを全休している(今は完全に回復)。走る姿勢が高い。このサイズならもう少しパワフルな走りがほしい。タックラーをかわす動きが物足りない。ブロッキングの展開を見極める忍耐がいまひとつで、早くカットバックしすぎて穴を逃すことがある。アウトサイドでタックラーを振り切るエリート級のスピードはない。
その他 : バッファロー大といえば、かつてパッカーズで Director of Player Development を務めていたターナー・ギルがヘッドコーチだった(今年からカンザス大HCに)。これまでバッファロー大出身でパッカーズで試合に出場した選手はおらず、RBスタークスが球団史上初となる。以下のビデオでは同大史上最高のRB、と紹介されている。
Strengths : 激しいプレースタイル。力強いタックラー。クイックな動きで腕をうまく使ってOLを追い詰め、下からもぐるようにポケットを崩すこともできる。競争心が強く、タフな頑張りでサイズ不足を補う。左右両サイドをこなし、パスシチュエーションではインサイドからラッシュするヴァーサタイルなプレーヤーで、つまり3-4のDE向きのタイプ。「文句なしのチームリーダー」という評判で、精神面はしっかりしている。インタビュー映像での話しぶりも悪くない。
Weaknesses : サイズもアスレチック能力もエリートDE級のものはない。守備範囲はそこそこ。スペースでのプレーは不得手に見える。パスラッシュのバリエーションがまだ少なく、技を増やす必要がある。
その他 : 本名はClifford James Wilson。同じC.J. Wilson表記のセーフティがパンサーズにいるうえ、今年はノースカロライナ大でDE E.J.ウィルソン(SEA4巡指名)という選手がいてややこしい。イーストカロライナ大といえば90年代に活躍したLBジョージ・クーンスがいる。