グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年11月 6日

2008年シーズン前半 スタッツ集

8試合を終えたところで、2008年シーズン前半のパッカーズのスタッツ集を紹介する(消化試合数が1つ多いチームもあるので、TD数などは参考程度に)。2007年2006年2005年 のスタッツも参照のこと。

オフェンス
Total 得点 ラン ラン(1回) ランTD FumLos パス パス% パスavg. パスTD INT Rate サック 3rd% Red
336.5 26.3 101.1 3.7 5回 5回 235.4 63.3% 6.63 13回 5回 94.3 17回 44.1% 52.2%
14位 7位 21位 23位T 22位T 16位T 9位 13位 11位 7位T 4位T 5位 17位T 8位 14位

最も目立つのはトータルヤーデージのダウン。得点力7位をキープしているのは、ディフェンスがINTリターンTDを5回も決めてくれたおかげだろう。ランが平均3.7ydsは物足りないが、昨季前半も平均3.3ydsの大不振だった。ランTD5回のうち3つをQBスニークが占めていて、RBのTDが2つだけというのは情けない限り。昨季はRBグラントのビッグゲインが平均ydsを押し上げていたが、彼の不調がオフェンス全体の足を引っ張っている。

ファーヴが去ったことでパスヤーデージがダウンするのは無理もない。TD数がやや少ないかわりにINT数(ジェッツは現在最多INT)を減らすことでQBレーティングをほぼキープできている。3rdダウン成功率が昨年より上がっているのも、初先発QBとしては立派。サックが大幅に増えているのは、OL陣がほぼ同じということを考えると、プレッシャーに対応するクイックリリースや危機回避能力、スクリメージ上での読み、といったQB能力の差か。

ターンオーバー 反則 相手反則
Takeaways Giveaways DIFF 回数 ヤード 回数 ヤード
Total Int FumRec Total Int FumLos          
14 13 1 10 5 5 +4 62回 575yd 51回 396yd
8位T 1位T 32位 9位T 4位T 16位T 7位T 29位T 32位 19位T 19位

ターンオーバーレシオは昨季とほぼ同じでまずまず。DB陣がNFL1位の大量インターセプトを記録してチームを大きく助けているいっぽう、ファンブルリカバーはNFL最下位のわずか1回。昨季の25位からさらに下がってしまった。DL陣が戦力ダウンしたので、LB陣はボールキャリアーをタックルするだけで精一杯ということか。

オフェンスはインターセプトを減らすことができたが、ファンブルロスト5回のうち3回をQBロジャースが占めているのは改善が必要だろう。残るファンブルロスト2回はRBライアン・グラントのもので、WR/TE陣が一度も(ロストだけでなく)ファンブルしていないのは素晴らしい。

今年も反則が非常に多く、ヤーデージでは最下位となっている。オフェンスはフォルススタートやホールディング、ディフェンスはイリーガルコンタクトなどパス守備の反則が相変わらず多く、アンネセサリーラフネスなど馬鹿げた反則で15yds献上する場面も目立つ。ただここ数試合は、オフェンスの反則を大幅に減らすことができている。

ディフェンス
Total 失点 ラン ラン(1回) ランTD FumRec パス パス% パスavg. パスTD INT Rating サック 3rd% Red
330.3 22.3 146.4 4.9 8回 1回 183.9 51.3% 5.20 9回 13回 59.9 14回 38.7% 40.7%
20位 17位 27位 29位 13位T 32位 5位 1位 3位 8位T 1位T 1位 21位T 16位 8位

ラン守備の不調が目立ち、平均4.9ydsは目を覆うばかりの数字だ。ケガ人が続出してDL陣が弱体化したうえ、LBホークの負傷とLBバーネットの不調も響いている。ただ、ラン攻撃が好調なチーム(8つのうち5つがラン成績トップ10)との対戦が多かった影響もありそうだ。

逆にパス守備はすごい数字が並び、昨年よりさらに向上している。パスラッシュがイマイチなのにこれだけ守れているのは、SSビグビーとCBハリスが計9試合欠場したことを考えれば、なおさら素晴らしい。パスTDが大きく減ったのは、若手DBたちの大きなカバレッジミスが減ったからではないか。3rdダウン成功率が昨年より高いのは、ラン守備不振のため3rdダウンショートの場面が多いせいか。

ただ、パス守備のスタッツが素晴らしいとはいっても、実際はパスカバレッジの反則で1stダウンを与えることが多いので、数字を全てそのまま受け入れるわけにはいかない。

スペシャルチーム
Kickoff Punt Kickoff Ret Punt Ret Field Goals
Avg. TB Coverage Avg. TB Coverage Net     成功率 回数
65.9 10回 22.5 43.9 5回 6.4 37.8 20.9 10.9 82.4% 14回
9位T 6位 14位 20位 23位T 5位 16位T 27位 9位 23位 14位T

Kメイソン・クロスビーは80%を超えているので、屋外・寒冷地の2年目キッカーとしてはまずまずで、50yds以上を2本成功させているのも立派。開幕直前でロングスナッパーとホルダーが交代したことの悪影響も出ていない。キックオフの飛距離や滞空時間も優秀で、フィールドポジションに貢献している。

開幕直前で交代させたパンターだが、Pデリック・フロストの結果はいまひとつ。カバレッジチームの奮闘やラッキーバウンドもあってネットは16位タイとさほど悪くないが、タッチバック率はNFL2位の高さで、インサイド20に落とした率はNFL31位となっている。

リターンチームの傾向は昨年と同じで、パントリターンがよくキックオフリターンが悪い。今年はどちらもCBウィル・ブラックモンがリターナーを務めているが、彼のよさがパントリターンにあるのは明らかだ。

カテゴリ : Football