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Notebook: チケット価格を小幅値上げ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年2月20日
- パッカーズは今年のチケット価格を$2ドルから$4ドル値上げすることを発表した。チケット値上げは2年連続。20ydsの内側が$4ドル上がって$87ドル、それ以外のサイドライン側が$3ドル上がって$76ドル、エンドゾーン側が$2ドル上がって$69ドルとなる。
- パッカーズのチケット価格は、「価格はNFL32球団のちょうど真ん中がよい」とう方針でこれまで1年おきに値上げをすることが多かった。しかし景気後退のため昨年の値上げ($8~$11)まで3年も間隔が開き、そのため昨年値上げをしてもNFL全体の20位前後だった。パッカーズ広報によると、20yds内側の価格はベアーズが$143、ヴァイキングが$125、ライオンズが$110。値上げをしてもパッカーズがだいぶ安い。
- この値段は額面価格にすぎず、シーズンチケットホルダーが買う値段。パッカーズは毎年全席がシーズンチケットで売り切れているため、我々一般ファンが入手できるのはブローカーを通した数倍の価格となる。優勝による需要アップで相場が上がることを考えれば、シーズンチケットホルダー(一部を売りに出せば)にとって、この程度の値上げなら痛手ではないはず。
- シーズンチケットホルダーの支払期限は3月31日。「ロックアウトで試合中止となった場合は払い戻す」とマーク・マーフィ社長は言明している。
- ザク・ウッドフィン Zac Woodfin がアシスタント・トレーニングコーチに就任した。彼はアラバマ大バーミンガム校でOLBとして活躍し、2005年ドラフト外でパッカーズに入団、開幕前に解雇されてプラクティス・スクワッドへ。2か月後に解雇されてレイヴンズで1試合(パッカーズ戦)だけ出場している。その後NFLヨーロッパでプレーしたあとフットボールを離れ、ロサンゼルスのAthletes' Performance社で、コンバインの準備をする大学選手たちの指導を担当していた。(昨年ドラフト前にはRTブラガも同社でトレーニング。ファーヴがオフの間の個人トレーナーを同社で雇ったことも)
- 2009年にパッカーズのトレーニングコーチとなった大ベテランのデイヴ・レディングだが、昨年アシスタントに退き、今年で引退となった。もともと就任時に「1年だけやって若いマイク・ロヴァットに引き継ぎ、後見役を1年間務めてから引退」という約束になっていた。
- 来季へのモティベーションについてQBアーロン・ロジャース。「僕のモティベーションが尽きるんじゃないかって話だよね? いいかい、僕は常にチャレンジを求めている。そのチャレンジとは、連覇を成し遂げること、シーズンを振り返って改善すべき箇所を見つけることだ。僕は完璧主義者だし、クレメンツQBコーチも同様だ。自分のいろいろな点について改善していく時間はたっぷりある」
- スーパーボウルでは、スティーラーズの多彩なブリッツを、OL陣とQBがしっかり読み切っていたのが勝因のひとつ。「(ブリッツがどこから来るか)こちらが騙されたのは一度もなかったんじゃないかな。まあ、あっても1回だろうし、それも大きな要素にはならなかった」とジェームズ・キャンペンOLコーチ。
- CB2人が途中退場したスーパーボウルでのアジャストメントについてドム・ケイパースDC。「ウチの何がラッキーだったと思う? 長いハーフタイムショーだよ。おかげで、後半に誰が使えるか選手たちを分析し直す時間が持てたし、プレーコールを修正し、後半の方針を検討し直せた。チャールズ(CBウッドソン)を失い、サム(CBシールズ)もタックルできない状態だから後半少ししか出られなかった。我々はコール・シートの半分を破り捨て、マン・カバレッジをすべて捨てなければならなかった」
- ケイパースDC。「我々のシーズンの縮図のようなゲームだった。ミネソタ戦ではケガでDL陣3人だけで戦わなければならなかった。次のNYJ戦は、加入後わずか4日のNTハワード・グリーンを35プレーも使わなければならなかった。そしてスーパーボウルでは、ウッドソンの場所にCBジャレット・ブッシュを、シールズの代わりのアウトサイドにはCBパット・リーを入れて、しのぐしかなかった」
- スーパーボウルで9回140ydsの大活躍をしたWRジョーディ・ネルソンが、故郷カンザスの州都トピカを訪れ、州知事と州議会を表敬訪問。サム・ブラウンバック新知事は「今日を"Jordy Nelson Day"とする」と宣言した。知事はネルソン一家を知事室で歓待し、「第1回スーパーボウルでの相手を知っているかね」 「カンザスシティ・チーフスです」 「そうチーフス、我々が敗れたんだ。君はまだ生まれていなかっただろうが、私はよく覚えている」というやり取りもあった。(ビデオ)
- Pティム・マステイは母校ケンタッキー大のバスケットボールゲームを訪れて観客に挨拶。(写真)