グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年2月 6日

2005年スタッツ集 ディフェンス・スペシャルチーム編

遅ればせながら、今季のパッカーズのチームスタッツのまとめ。昨年および一昨年も参照のこと。

ディフェンス
Total 失点 ラン ラン(1回) ランTD FumRec パス パス% パスTD INT サック 3rd% 反則 反則
293.1 21.5 125.6 4.0 10回 11回 167.5 58.6% 22回 10回 35回 35.9% 98回 975yd
7位 19位T 23位 18位 7位T 17位T 1位 14位 22位 26位T 20位T 9位 4位 18位

トータルディフェンス7位、パスディフェンス1位への躍進が光るが、パッカーズオフェンスの不振により相手は常にリードする展開のためパスを投げる必要がないこと、一流QBとの対戦が少なかった(カルペッパー、ロスリスバーガー、マクナブが負傷欠場し、ハッセルベックは前半だけ)ことがなんといっても大きい。パス1回あたりのゲインはNFL14位の6.69ydsであり、本当の実力はこのあたりかもしれない。オフェンスとは違ってディフェンスは主力にケガ人が少なかった。

平均4.0ydsのラン守備は、18位とはいえパッカーズとしては近年にない好成績。ラン守備の要、DTグレイディ・ジャクソンがシーズンを通して元気だったことも一因と言えそうだ。1試合平均125.6ydsは褒められた数字ではないが、リードした相手が後半にラン回数を増やすため、やむを得ない面もある。

両DEが自由に動けるスキームにも関わらず、パスラッシュの中心となるべきDEバジャ=ビアミラは8サックに終わり4年連続2ケタサックで途切れ、プレッシャーをかけた回数も物足りなかった。チーム全体のサック数も9位から20位に後退。4メンラッシュではまるでプレッシャーがかけられず、やむを得ずブリッツすると裏目に出る、というのがTDを許すパターンだった。しかしTDパス数が昨季の33回(NFL最下位)から22回(22位)と大幅改善しているのは、今季のジム・ベイツDCがよかったこともあるが、昨季のスロウィッDC体制がひどすぎたのかもしれない。

スペシャルチーム
Kickoff Punt Kickoff Ret Punt Ret Field Goals
Avg. Coverage Avg. Coverage Net     成功率 回数
60.9 21.6 38.9 6.9 33.5 18.7 8.5 74.1% 20回
23位 12位 31位 9位 32位 32位 13位 27位 26位T

大ベテランのブライアン・バーカーからB.J.サンダーに世代交代したパンターは、今季前半はまずまずだったがシーズンが深まるにつれてひどくなり、終わってみればグロス(飛距離)で31位、ネット(リターンydsを差し引いた正味)で32位という体たらくだった。サンダーは最後の2試合を負傷欠場したが、その直前の5試合はグロスで35.7yds、ネットで29.1ydsという悲惨な数字。低温や悪天候の日には「シャンクさえしなければ御の字」という印象だった。

昨季はFG成功率85.7%に加えゲームを決めるFGを4本全て成功させたKロングウェルだったが、今季はホルダーの交代もあって成功率27位と低迷した。特に、これまで極めて高い成功率を誇ってきた40yds以内を6割しか決められず、その失敗が敗戦に結びつくことが多かった。ただし50yds以上を5回蹴って4回成功は立派。(今季4回以上成功は4人だけ)

パントリターナーのチャットマンは、キャリア初のタッチダウンを含めNFL13位と彼にしては上出来。いっぽう、8人がかわるがわる務めたキックオフリターンはNFL最下位の大不振で、自陣20ヤード付近で攻撃が始まるのが当たり前だった。RBダヴェンポートをはじめRB陣とWR陣にケガ人が続出したためリターナーを固定できず、ケガ人の多さはブロッカーたちのプレーの質にも大きな悪影響を与えた。

カテゴリ : Football