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OTA Notebook: ラジが先発NTに
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年5月21日
Organized Team Activities(OTA)3日目は今年初めての公開練習。雲ひとつない晴天に恵まれた。ノーパッド練習なのでプレー内容がどうこうといった段階ではないが、デプスチャート的に注目すべき動きがいくつもあった。
- 1stチームのノーズタックルには2年目のB.J.ラジが入り、ライアン・ピケットは(ジョリー不在の)左DEに。つまり昨季と入れ替わり、ピケットが両ポジションの控えを務めるようだ。今春ピケットと大型契約を結んだだけに、2人の起用法は昨季と似たものになると見られていた。
- 左DE兼任となったライアン・ピケット。「最初はあまり乗り気じゃなかったけど、これがチームにとってベストなのだと思う。B.J.はすごいノーズタックルになるはずだ。彼の方がノーズのタイプで、僕は両方できる。体つきの点でも彼の方が低いし」
- もうひとつ記者たちを驚かせたのが、1stチームの左アウトサイドLBにOLBブレイディ・ポピンガが入っていたこと。2ndチームは左OLBブラッド・ジョーンズ、右OLBシリル・オビオザー。しかしドム・ケイパースDCは練習後のインタビューで、スターターはOLBブラッド・ジョーンズである、と明言している。
- ACL断裂でリハビリ途上のCBウィル・ブラックモンが、今オフはセーフティの勉強中であることが明らかになった。公式ロースター表ではCBのままで、恒久的なコンバートなのかどうかはわからない。彼はCB陣では最もサイズ(体重206ポンド)がある。
- ウィル・ブラックモン。「フィールド全体を見られるのはすごく面白いよ。まったく違ったゲームになる。ディフェンスのクォーターバック役として、全く違うレベルの準備をしなきゃいけない。僕にとってはすごく魅力的だ。とくにウチのディフェンスでは、これは楽しいよ。(コンバートを打診した)コーチたちに言ったんだ。僕は構わない。フィールドに立てさえすればね」
- QBアーロン・ロジャースは非常に鋭いパスを投げ、現時点では文句なし。
- 注目の1stチームOL陣は昨季と同じ。左からLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGシットン、RTタウシャー。
- 2ndチームOL陣は、LTブラガ(1巡指名)、LGバーバー、Cディートリック=スミス、RGニューハウス(5巡指名)、RTジャコミニ。(後述のようにラングとスピッツは見学組)
- 1stチームDB陣は、FSコリンズ、SSバーネット(3巡指名)、CBアンダーウッド、CBブッシュ。CBパット・リーがニッケル。(後述のように両ベテランCBとCBウィリアムズとSSビグビーは不在)
- マイク・ターゴヴァックDLコーチはDEジャスティン・ハレルに怒鳴りどおしで指導している。
- この日のパント練習は敵陣45ydsからインサイド20を狙うもの。
- 2人ともミスが少なく安定していた。
- Pティム・マステイは蹴った9本すべてをインサイド20に落とし、平均11.2yds地点。平均ハングタイム4.32秒。彼はキックオフ練習でも何度か蹴っていた。
- オーストラリアン・フットボール出身のPクリス・ブライアンも、蹴った8本すべてインサイド20に落とした。平均13.8yds地点。平均ハングタイムは4.58秒とマステイを上回った。
- フリーエージェントとなっているRBアーマン・グリーンは、ロッカールームを片付けるため前日にランボーフィールドを訪れた。引退するつもりはない、と本人。
- 欠席・見学組は以下のとおり。
- 未契約RFAのDEジョリー、SSビグビー、CBトラモン・ウィリアムズ以外の選手たちはほとんどが出席している。
- ヒザのリハビリ途上のCBアル・ハリスは欠席しているが、これは予定通り。先週はグリーンベイに来てチームドクターにリハビリ経過を見せた。
- CBチャールズ・ウッドソンは火曜まで参加し、前夜グリーンベイを離れた。
- ケガによる見学組はC/Gジェイソン・スピッツ(腰)、T/G T.J.ラング(手首)、WRブレット・スウェイン(ヒザ)、DEロナルド・タリー(ヒザ)、ILBニック・バーネット(ヒザ)、CBウィル・ブラックモン(ヒザ)、Sデリック・マーティン(足首)
- ともにケガのため昨季を棒に振ったCBパット・リー(ヒザ)とDEジャスティン・ハレル(腰)は元気に参加している。「サイドラインにいるのを見慣れすぎて、実際にハレルが練習してるのを見るのは不自然な感じ」とある記者。