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Day 17: スピッツはLG RGシットン先発か
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年8月15日
- 今週は本格練習が水・木の2日間しかできない。試合間隔が中4日の過密日程で、試合前日は軽いフォーメーションチェックだけ、試合翌日は当然休みのため。
- 元WRアントニオ・フリーマン、元RBドーシー・レヴェンズ、元RGマルコ・リヴェラといったOBたちが、サイン会を終えてサイドラインを訪問。ベテラン選手たちと談笑していた。
- ベンガルズ戦で負傷したRBウィン(足首)とWRマーティン(軽い脳震盪とアゴの打撲)は練習を休んでいる。その他、新たに見学組に加わったのはLBホーク(胸部)とWRスウェイン(太もも)。
- LB A.J.ホークの胸部のケガがどのようなものか、マッカーシーHCは詳述を避けた。重いものではないが、もし今週レギュラーシーズンゲームがあったとしてもおそらく欠場だろう、と話している。大学では練習を1スナップも休んだことがない、という入団時の触れ込みが本当だとすれば、LBホークは高校以来7年か8年ぶりに練習を休んだことになる。
- 練習に復帰したのは、Cウェルズ(わき腹)、DTジョリー(でん部)、CBハリス(腰)の3スターター。RBグラント(ハムストリング)はパッドを着けて登場したが、チーム練習には参加しなかった。
- 2番手QBブロームと3番手QBフリンの差が縮まってきていて、QBフリンが2番手の座を奪う可能性もある、とマッカーシーHC。ただしスナップ数の配分は今のところ変更なし、とのこと。
- 定例記者会見でトンプソンGMは、新たに控えQBを物色するつもりはない、と言明。「我々は若い2人を気に入っているし、彼らはここまで着実な道を歩んでいると考えている」
- QBロジャースは全般にシャープな内容で、7on7練習ではWRジョーンズにロングTDパスをヒット。しかし2ミニッツ練習ではDB陣のパスカバレッジが上回り、CBブッシュがWRネルソンへのパスを、CBトラモン・ウィリアムズがWRジョーンズへのパスを、それぞれエンドゾーンで叩き落している。
- Cウェルズが復帰したことでジェイソン・スピッツがようやく代役センターから解放された。注目されるのはそのスピッツが元の右ガードでなく左ガードに入り、4巡ルーキーのジョシュ・シットンが右ガードの1stチームに留まっている。ベンガルズ戦で苦戦したシットンは先発候補から外れるのでは、との観測もあったが、次の49ers戦も先発テスト続行となりそうだ。
- アレン・バーバーは2ndチームの左ガード、ダリン・カレッジは同じく2ndチームの左タックル。カレッジはこの日ごくわずかしかガードとしてプレーせず、左ガード争いから脱落気味か?
- ここまで不振のT/Gトニー・モールだが、この日は左ガードをプレーし、パスラッシュドリルでDTボルストン、DEハンター、DEモンゴメリー相手に3戦3勝。
- Cジュニアス・コストンは相変わらず不振で、この日も2ndチームでスナップミス2回。特に2回目の方はショットガン・スナップがQBブロームの頭を越してしまった。
- DTジョニー・ジョリーはプレー内容は悪くないが、攻守ラインマン同士のつかみ合いとなるとたいてい加わっているのはいかがなものか。つまらぬ挑発などしないRTタウシャーに怒鳴りつけられたとしたら、どちらに非があるかは明らかだ、とJournal Sentinel紙。
- LBホーク不在のため、ブランドン・チラーが1stチームのウィークサイドLBに入った。ニッケル隊形(2LB)でもバーネットとチラーがプレーしている。
- CBウィル・ブラックモンは、足の古傷のためこれまでは練習スナップ数をコーチが加減していたが、この日からは全く制限なしとなった。「足はもう全く問題ではなくなった。そう書いてくれていいよ。これまで制限付きだったのは、問題ないかどうかむしろコーチ陣が確認するためだった。でも僕はもう大丈夫。波に乗れてきているし、入団時にコーチたちが期待したとおりのものを見せることができていると思う」
- この日は、CBトラモン・ウィリアムズに加えてCBウィル・ブラックモンやCBジャレット・ブッシュもニッケルバックとしてプレーしている。
- パントリターナーの座は現時点ではCBウィル・ブラックモンが確保しているが、残りプレシーズンゲームでは2巡ルーキーのWRジョーディ・ネルソンの出番もかなりありそう。トンプソンGMは、「まず第一に、彼はキャッチングが非常にいいので、安心して任せやすい。キャッチ後のリターンも優れた嗅覚を持っている。大学時代のフィルムにも表れていたようにね。それに彼は普通のWRより大きく強い。タックルを破り、相手を弾き飛ばすようにして走れる、という点ではコーレン(WRロビンソン)にも似ている。先日の試合はとてもよかったと思う」
- この日はベンガルズ戦で不振だったパント練習に力を入れ、Pジョン・ライアンは今キャンプ最多の12回も蹴った。平均51.1yds、平均ハングタイム4.3秒とまずまず。しかし、35yds、ハングタイム3.1秒という失敗パントもあった。
- 最高齢の元パッカーズ選手だったハーム・シュニードマンがイリノイ州クインシーの自宅で死去。95歳だった。詳しくは2005年12月の記事を参照のこと。彼はカーリー・ランボーHCの下で1935年から5年間先発ブロッキングバックとして活躍し、二度のNFL制覇に貢献。球団史上2番目に背番号4を着けた選手でもあった。(ファーヴが5番目)