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Notebook: LBバーネットに同情的な証言
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年6月27日
- 今月17日未明に暴力沙汰を起こして逮捕されたLBニック・バーネットの事件(記事へ)について、警察の調べはなかなか進んでいないようだ。現場となったアップルトン市のナイトクラブの共同オーナー(女性)は、「あの晩ニックが完璧に品行方正だったとは言わないけど、全てが大げさに騒がれ過ぎ」と語っている。
- 上記の共同オーナーの証言によると、バーネットは数ヶ月前からその店に来るようになり、その日はチャリティ・ソフトボール前夜のため半ダースほどのパッカーズ選手が来店し、うち少なくとも2人は夫人同伴で来ていた。放っておいてほしい選手グループに対し、女性客2人が執拗にサインを求めたり、別の客がバーネットを捕まえてサインを求めたりしていた。バーテンダーから(その共同オーナーが)聞いた話によると、ある女性客がバーネットにドリンクを投げつけ、バーネットが女性を床に突き飛ばしたのが逮捕の理由。サインを求めていた女性とドリンクを投げつけた女性が同一人物かどうかはわからない、とのこと。
- タイトエンド陣では、ドナルド・リーとトリー・ハンフリーがフランクスに代わって1stチームでプレーしているが、彼ら2人の出来は決してよくない。情報筋によると、コーチ陣はフランクスを見限ったわけではなく、リーとハンフリーは未知数の部分が多いためテストしていたに過ぎない、とのこと。今年のフランクスはかなり減量しているが、スピードや瞬発力のなさは相変わらず。課題の多かったスキルポジションの中で最も補強が進まなかったのはタイトエンド、という見方が一般的だ。
- "Director Of Player Development"を辞任してマーケット大に移ることになった元LBジョージ・クーンス(22日の記事)。彼がパッカーズの補強の可能性について語ったラジオ番組でのコメントが、ニュース不足の時期のせいもあって、ちょっとした話題となっている。「オフシーズンはまだ終わったわけじゃないんだから、ビッグネームが入団することになっても驚かないで」とクーンス。司会者に選手名を聞かれてもノーコメントだったが、オフェンス選手とのこと。「うっかり秘密を漏らすわけにはいかない。ただ、退団する前にちょっとばかり嗅ぎ回ったことがあるんでね」
- ドラフト外ルーキーのQBジェリー・バブ(ルイジアナ大ラファイエット校)が解雇された。残るルーキーは機動力型のQBポール・トンプソン(オクラホマ大)だけとなり、例年どおりQB4人体制でキャンプ入りすることになる。
- NFLヨーロッパに派遣されたWRカールトン・ブリュースターは、好調だったシーズン序盤と比べると尻すぼみの観はあったが、なんとかオール・NFLヨーロッパに選出された。パッカーズでの開幕ロースター入りはかなり望み薄と見られている。
- 事実上解任されたジョン・ジョーンズ社長が、かつてNFL本部の幹部職員だったことについて、ロン・ウルフ元GM。「1999年には、彼らはリーグ・オフィスのルートでジョン・ジョーンズを選んだ。結果としてうまく行かなかったわけだが、いつだってそれはうまく行かないものだ。リーグ・オフィス出身で球団幹部になって成功した例を私は知らない。そういった連中は、クラブをどう運営すべきかわかっちゃいないのだから」
- 後任CEOの有力候補と目されているマイク・ラインフェルト(タイタンズ新GM)は、ロン・ウルフ元GMとも親しい間柄にある。「これは稀な仕事だ。パッカーズを運営できる機会を与えられるのだからね。テネシー・タイタンズを動かすのとは違うのだ。タイタンズでは、オーナーのバド・アダムズやその一族が上にいるが、その点パッカーズの社長は全く違う。しかしマイクとしても、(就任したばかりなので)テネシーへの義理というものがあるだろう。だから、どうなるか私にはわからない」
- 情報筋によると、上記のマイク・ラインフェルトは1998年にホルムグレンとともにシアトルに移った際、パッカーズ経営委員会との間に少なからぬしこりを残しており、世間での評判ほど有力候補でないかもしれない、とのこと。