グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年1月19日

オフェンスのアシスタントコーチ6人が決定

マッカーシーHCは6人のアシスタントコーチの就任を発表した。6人のうち3人が残留組、3人がセインツや49ersでマッカーシーHCとはつながりのあった人物だ。マッカーシーHCはジャゴジンスキーOCとともに選考を進めてきたが、オフェンス側で未定なのは早くもQBコーチだけとなった。

ランオフェンス再建のために、カギとなるのはOLコーチだろう。先週金曜日、マッカーシーHCがラリー・ベクトルOLコーチに解雇を告げに行くと、ベクトルは落胆するよりも、後任にジョー・フィルビンの昇格を強く推薦してきたのだという。「誰に頼まれてもいないのに、ラリーは20分にわたって私にフィルビンを売り込んだんだ。『誰か考えているコーチはいるのか?』というから、『そうだ。でも彼に真っ先に面接の機会を与えるよ』と私は答えた」

ベクトル前OLコーチ。「コーチ・マッカーシーに、自分の推せる最高の人物を推薦した。ジョー(フィルビン)は一流のコーチになると思う。間違いないよ。確かに、初めてNFLのOLコーチになるのは容易じゃない。しかし彼はどこか他所から来たわけではなく、これまでもチームで重要な役割を果たしてきた。ぴったりだと思うよ。チームのラインマンたちをよく知っているし、これまでのウチのプロテクション・スキームをよく理解していた。これから導入しようとしているゾーン・スキームにも精通している。ゾーンブロックは、彼がいたアイオワ大のランニングゲームの源泉だったわけで、彼はそれを教えるのに長けていると思う」

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昨年までTEコーチ兼アシスタントOLコーチだったジョー・フィルビン(44歳)が新OLコーチに昇格する。カレッジ界で19年のOLコーチ経験を持ち、特にアイオワ大ではNFLで活躍する優れたOL選手を多数育てている。パッカーズに来た2003年から次期OLコーチと見なされており、自然な人事と言えそうだ。導入予定のゾーンブロッキングについては、HCとOCが面接で十分確認したものと思われる。

エドガー・ベネット(36歳)はそのままRBコーチに留任となった。90年代にパッカーズのエースRBとして活躍した彼はベアーズ移籍後にアキレス腱断裂で引退、いったんはフットボールを離れたが、2001年からグリーンベイに戻ってきた。"director of player development"の肩書きで、選手やその家族のためのアドバイザーを4年間務め(2002年の記事参照)、同時にRBコーチやSTコーチのアシスタントもしていた。昨年ついにRBコーチに昇進している。

WRコーチにはセインツのジミー・ロビンソン(53歳)。1976年から80年までWRとして主にジャイアンツでプレーし、ジャイアンツ・スタジアム完成後初のTDパスキャッチも記録している。母校ジョージア工科大で4年、ファルコンズで4年、コルツで4年、ジャイアンツで6年、そしてセインツで2年と、WRコーチ一筋で計20年。マッカーシーHCとは2004年にセインツで同僚だった。

TEコーチには49ersのベン・マカドゥーが就任する。今季はマッカーシーの下でアシスタントOLコーチを務め、2004年にもマッカーシーの下でセインツのオフェンシブ・アシスタントをしていた。NFLの前は、ミシガン州立大やピッツバーグ大などでコーチ経験がある。

アシスタントOLコーチはジェームズ・キャンペン(41歳)が留任。元パッカーズの先発センターだ。ドラフト外入団からスターターにまで出世し、ケガのためフランク・ウィンタースにその座を譲って引退するまで、通算48試合に先発出場した。1992年9月27日、初先発のファーヴにスナップしたのも彼だった。故郷の高校で5年間コーチをした後、2004年にパッカーズに来たばかりで、コーチ歴は浅い。

セインツのタイ・ノット(40歳)がオフェンスの"Quality Control"(つまり最も職階の低いアシスタント)に就任する。ノットはこれまでセインツでディフェンス側のアシスタントを務めていた。1992年にオレゴンの高校でコーチ修業を始めたころは、未成年向けの保護観察官をしたこともある。

カテゴリ : Coach/Front Office