グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年2月25日

エドガー・ベネットの仕事

エドガー・ベネットは元パッカーズの名RB。92年にロン・ウルフ元GMの1期生としてにドラフト4巡指名され、エースRBとして活躍。優勝した'96シーズンもレヴェンズとともにランオフェンスを支えた。しかし、97年のプレシーズンにアキレス腱を断裂。そのまま引退に追い込まれてしまった。「グリーンベイというのは他のどの場所とも違う。特別な思い出。特別な時。決して忘れることなどないよ」とベネットは素晴らしい思い出を振り返る。

その後は故郷ジャクソンヴィルでドライクリーニング事業を始めたが、昨年4月からはグリーンベイに戻り、 "director of player programs" という肩書きで再びパッカーズの一員となった。主な仕事は、ルーキーや若手選手たちがプロ選手としてやっていけるよう、フィールド外でさまざまな手助けをすること。グリーンベイでの暮らしがスムーズに行くよう、部屋探しから手伝うこともある。「本当に多岐にわたるよ」とベネット。

プロに入っても大学教育を続けるにはどうするかアドバイス。カレッジからプロに入って大金を手にする選手への金銭面でのアドバイス。 プロ入りから引退まで、選手生活のあらゆる面を経験したベネットは、若い選手たちの良き兄貴分として、またベテランたちにとっては黄金期をともに戦ったチームメイトとして、さまざまなアドバイスを求められる。「選手経験がこの仕事に役立っていると思う。ここグリーンベイで選手生活を送ったわけだし、多くの選手たちと一緒にプレーしたことがある、というのは本当に助けになってるよ」

しかしこれほどの元選手をただのアドバイザーとしておくのはあまりにももったいない。だから、選手たちがフィールドに出ているときには、ベネットはRBコーチやスペシャルチームコーチのアシスタントに早変わりする。 試合になれば、ヘッドセットを付けてコーチを手助けするのだ。「クルームRBコーチは上のボックスにいるから、彼が選手に伝えたいことがあるときには、僕が中継するんだ。ノヴァックSTコーチの手伝いをすることもあるしね」

元選手としてのグリーンベイへの愛着の他にも、この仕事に就いて良かったことがある。彼の妻はグリーンベイ出身なのだ。「家族はものすごく喜んだよ。ヨメさんの実家はみんなこの周辺だからね。お義父さんやお義母さんも、孫にしょっちゅう会えるわけだ」とベネット。彼には6歳の息子と2歳の娘がいるが、残念ながら息子は今サッカーが大好き。「まだ今はね・・・。でもすごく上手いんだよ」と頬をゆるめる。

カテゴリ : Coach/Front Office