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Packers - Seahawks Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年9月 6日
ケガ人についてだけは試合翌日の情報。それ以外は試合直後のコメント。
- RTブライアン・ブラガは内側側副靭帯(MCL)の捻挫と判明。MCLの場合ふつう手術は不要で、3年連続インジャリーリザーブの悪夢は避けることができた。回復期間は程度によってさまざまだが、2週から4週といったところが一般的。マッカーシーHCは、来週練習できる可能性もあるとしている。
- RBエディー・レイシーの脳震盪についてマッカーシーHC。 「彼は今日の体調がよかった。程度は軽い。(NFLの定める)脳震盪プロトコルを始めていて、すでに最初のステップはクリアしている」
- OLBクレイ・マシューズ。 「さいわい、これは16試合の1つにすぎない。しかし、僕らが目指す場所にたどり着くためには、こういう優秀なチームを倒さなきゃいけない。(プレーオフで)またここに来るかもしれないんだから」 「大事な時に、僕らはしっかり噛み合うことができなかった。プレシーズンではこのメンバーにとても自信を持つことができたんだけど、それを本番につなげることができなかった」
- QBアーロン・ロジャース。 「相手はシアトル・シーホークスだ。素晴らしいディフェンスを持っている。少ないチャンスをモノにしていかなければ勝てない。もっと点を取らないと」 「最初の数ドライブは良いリズムだったと思う。ただ、第2Qのドライブはタッチダウンを取らなきゃいけなかった」
- RG T.J.ラング。 「(RTシェロッドのパスプロ崩壊は)試合に勝ちたければ、ああいったプレーをなくさなきゃいけない。相手は素晴らしいチームで、今でもNFL最強だ。今日は完全にやられた。僕らにとってはリアリティ・チェックだった。でもまだ長いシーズンが残っている。なんとか立て直し、自信を取り戻す方法を見つけないと」
- マイク・マッカーシーHC。 「とにかく出だしが悪かった。選手交代パターンも気に入らない。タイムアウトを無駄に費やし、スペシャルチームやディフェンスもよくなかった。こうした(敵対)環境では、周到な準備を活かさなければならない。リズムを作って波に乗らなければならないんだ。悪い出だしからファイトバックしたが、それを続けられなかった。モメンタムを取り戻すことができなかった」
- ラン守備の大不振についてマッカーシーHC。 「相手はよいラン攻撃をしてきた。彼らのオフェンスの重要な部分だからね。プレーアクションなども非常に効果的で、ダウンフィールドへのパスを決めることができていた。しかし私に言わせれば、すべてはランから始まっている」
- スポーツイラストレイテッドのグレッグ・ベダード記者。 「ロッカールームのディフェンス選手たちは非常に大きなショックを受けていて、あのパフォーマンスを説明する言葉が見つからずにいる」
- OLBジュリアス・ペッパーズ。 「フィルムを見るまでは、何が悪かったのか判断するのは難しい。何かがおかしかった。ヤーデージを許し過ぎた」
- B.J.ラジがいたらどれだけやれたかはわからないが、NTルトロイ・ガイオンが非常に悪かったのはたしか。ただ、彼が初練習に参加してからわずか10日しか経っていない点は同情の余地がある。
- 記者たちによると、DLを4人置いてOLBマシューズがスクリメージから離れる4-3隊形は、キャンプから精力的に練習してきたとのこと。DEはペッパーズとニール、DTにはニールとダニエルズ。プレシーズンでは手の内を隠していたが、隠した甲斐はまったくなかった。パスラッシュではそれなりに効果があったが、ラン守備が散々。
- NTガイオンは全70スナップの半分強にあたる36スナップに出場。本人によると、3-4のNTが半分、ニッケル隊形でのDTが半分だったとのこと。スキーム的な問題について聞かれた彼は、「選手はコールされたプレーを頑張ってするだけだからね。でも、プレーコールは何も問題なかったと思う。相手があちらのプレーコールでよいプレーをしただけ」
- 6タックルを挙げたDEマイク・ダニエルズ。 「自分のプレーには唾を吐きかけたくなるよ。他の選手のことは知らないが、自分としては惨めなパフォーマンスだった。修正すべき点はたくさんあるよ。僕らの力はこんなもんじゃない」
- ILBブラッド・ジョーンズはタックルわずか4回(うちアシスト3回)。なのにミスタックルが3回もあった。ProFootballFocus評価(後述)でもディフェンス最低の-5.3点。ILB A.J.ホークもそれに次ぐ-3.1点だった。
- OLBクレイ・マシューズ。 「今日唯一よかったことは、(昨季2回骨折した)親指に自信を持てるようになったことだけ」
- ProFootballFocusによれば、パッカーズディフェンスのミスタックルは16回にのぼった。17回や18回とカウントする記者も。
- QBウィルソンはプレーアクションでのパス成績が6/9、100yds、2TDでレーティング143.5。パッカーズがブリッツした時のパス成績は8/12、80ydsのレーティング113.2と、こちらも優秀だった。
- 敗因の1つを作ったRTデレク・シェロッドだが、ルーキーだった2011年に大ケガをして以来、公式戦に本格出場するのはこれが初めてのことだ(昨季は13スナップのみ)。 「これを振り払って前に進み、次のゲームの準備を進めるだけ。終わったゲームのことは何も変えられないが、一生懸命努力して次の試合に備えることはできる」
- RTブラガ負傷退場についてマッカーシーHC。 「あれで変わってしまったことがいくつもある。こちらはプランを変更しなければならなかった。サックからセーフティを許すなど、プロテクションに関して苦しい状況に追い込まれたが、これもフットボールのうちだ」
- 今週はOT補強が問題になるだろう。FA市場に残っているベテランを獲る場合、他球団より3日早いのがアドバンテージになるかも。
- 心配された5巡指名Cコーリー・リンズリーはしっかりと初先発をこなし、今回チーム唯一の光明といっていい。スナップカウントを間違えてタイムアウトを浪費した他は目立ったミスがなく、ランブロックの力強さは前評判どおり。 「コーリーはすごくいい仕事をしたよ。インサイドのプロテクションはとてもよかったと思う。彼のスナップはしっかりしていたし、プレー内容は相手にひけをとらなかった」とQBロジャース。
- スナップカウントを間違えたプレーについてCリンズリー。 「スクリメージでアーロンがスナップカウントを変えたと勘違いしてしまった僕のミスだ。(QBロジャースが怒鳴ったのは)リーダーとしてやるべきことをしただけ」 「初先発としてはまずまずの仕事ができたと思う。ビデオを見直してみないとわからないけど」
- シーホークス守備がブリッツを入れたのはパスプレー36回中わずか3回。サックはいずれも4メンラッシュだった。
- スーパーボウルに勝って以来、QBロジャースが200yds以内に抑えられたのはわずか3回目(途中退場を除く)。ただ、キャリアを通して開幕戦はヤーデージが少なく、2008年MIN戦が178yds、2009年CHI戦が184yds、2010年PHI戦が188ydsだった。
- QBロジャースはパス試投1回あたりわずか5.7yds。2012年第8週JAX戦以来のことだ。
- QBロジャースはCBリチャード・シャーマンの方に一度も投げず。WRネルソンを逆サイドに固定しても、この結果ではゲームプランに批判が出てくるだろう。
- FBジョン・クーンは今季のチーム初TDを挙げたものの、オフェンスで8スナップしか出場しなかった。
- ProFootballFocusのシーホークス戦レビューから。今回は悪かった選手を先に。
- ディフェンスは点数が悪い選手ばかり。 ILBジョーンズ(-5.3)、ILBホーク(-3.1)、OLBニール(-2.9)、NTガイオン(-2.8)、CBヘイワード(-2.5)、Sバーネット(-2.4)、OLBペッパーズ(-1.9)、Sハイド(-1.7)、DEジョーンズ(-1.4)。とくにラン守備で、両ILBとNTガイオンの点数が悪かった。
- ディフェンスでよかった選手は、CBシールズ(3.2)、DEダニエルズ(2.3)。そのほかプラスだったのはDEボイド(0.6)とCBウィリアムズ(0.2)だけ。
- オフェンスで悪かった選手は、RTシェロッド(-6.4)、LTバクティアリ(-4.0)、TEロジャース(-2.0)、RGラング(-1.9)、TEクウォレス(-1.4)。
- オフェンスでよかった選手は、LGシットン(4.1)、Cリンズリー(2.2)、RBレイシー(1.0)、WRコブ(1.0)。
- パッカーズはシーホークスと49ersに対して計6連敗。
- インジャリーリザーブにいたTEジェイク・ストーンバーナー(足首)は、予想どおり "Injury Settlement" にサインして退団となった。
- シーズン開幕に合わせて、State Farm社のQBロジャース新CMがお目見えした。"Hans and Franz" はサタデーナイト・ライブでおなじみのドイツ訛りのキャラ2人組らしい(元ネタ)。新CMでは、彼らに鍛えられてQBロジャースがどんどんふくれ上がっていく。