グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年7月25日
毎年恒例のパッカーズ株主総会が開催され、14759人ものファンがランボーフィールドに集まった(写真集)。例によって、フィールドに設置された壇上から、東側スタンドにむけて呼びかける形式。新株発行から2年半経って熱気が収まってきたため、以前のように「株主1人につき4人のゲストを同行できる」という特典が復活している。
- 株主総会および終了後の記者会見において、マーク・マーフィ社長からいくつか注目すべき発言があった。
- 今年は永久欠番セレモニーを行わないが、ブレット・ファーヴが6年ぶりにグリーンベイに帰還する機会を作るべく調整中。どの試合になるかはまだわからない。昨年も球団側はそうした働きかけをしたが、実を結ばなかったらしい。
- パッカーズは今後数年のうちにロンドンで公式戦を行う見込み。ただしホームでなくアウェーゲーム。(パッカーズ戦は地元コミュニティにとって重要なので、できるかぎりホームゲームは手放したくない)
- NFLはプレーオフを14チーム制に拡大すると信じているが、それは早くても2015年から。
- 昨年の総収入$324.1ミリオンはNFL9位だった。
- 球団の貯金箱"corporate reserve fund"は過去最高の$272ミリオン。過去4年間で$90ミリオン増。
- シーズンチケットのウェイティングリストは112,000人。
- ランボーフィールドの正式な収容人員は80,750人となり、メットライフ・スタジアムに次いでNFL2位に。
- NFLはドラフトを持ち回り制に変えたので、グリーンベイでも行いたいと希望している。来年はシカゴまたはLAで開催することがすでに決まっている、と話したところでスタンドからブーイング。「そう、私もそれは悪い考えだと思う(笑)」
- チケット価格(額面)はNFL17位。
- 珍しくプレーオフチケットの販売で苦しんだ反省からチケットポリシーを再変更し、「事前購入でも支払いはプレーオフが行われる場合のみ」とする。(昨季は有無を言わさず前払いさせられ、プレーオフが行われない場合その代金は翌年のシーズンチケット購入代金に、というあこぎなやり方だった)
- チケット価格の変動制をちかく取り入れる予定。具体的にはプレシーズンゲームを安くするらしい。「以前と比べて選手の体がしっかりできているので、プレシーズンの必要性が下がり、試合の質が落ちてきている」とマーフィ社長は説明。(どちらにせよ10試合分一括でシーズンチケットホルダーに渡るのだから一般ファンにはあまり関係なさそうだが)
- テッド・トンプソンGMからはチームの現状についてざっと説明。もっとも大きな歓声が上がったのは、5巡指名WRジャレッド・アブレデリス(ウィスコンシン大)の名前を挙げたとき。 "Go Pack Go." でスピーチをしめくくっている。
- キャンプインを目前に控え、セント・ノーバート大学のヴィクター・マコーミック寮ではパッカーズ選手たちの入寮が始まっている。(写真集)
- WRジョーディ・ネルソンは年平均$10ミリオンの契約を望んでいる、との報道あり。現在WR中7位のブランドン・マーシャル(CHI)がちょうど年平均$10ミリオンとなっている。
- ILBコーリー・ジョーンズと契約した。ワイオミング大出身、身長6-1(185cm)、体重232ポンド(105kg)。昨年ドラフト外でカーディナルズに入団し、8月下旬に解雇。その後CFLのB.C.ライオンズで活躍したことが認められたようだ。
- 入れ替わりに、ドラフト外ルーキーのILBショーン・ルイス(オクラホマ州立大)が解雇されている。ルーキーキャンプにトライアウト参加して正式契約を手に入れた選手。現在ロースターは89人となっている。