グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2014年7月25日

Mike McCarthy Way

ながらく懸案となっていた「街路にマイク・マッカーシーHCの名前をつける」件がようやく決着し、このほどマイク・マッカーシー・ウェイの命名セレモニーが行われた。選ばれたのは、これまで Potts Avenue と呼ばれた通り(地図)。屋内練習場ドン・ハトソン・センターや練習場レイ・ニチキ・フィールドの南に面し、西はランボーフィールド、東へ行けばホルムグレン・ウェイと交差してフォックス川に突き当たる。近くにはトニー・カナデオ、バート・スター、ブレット・ファーヴといった道路もある。ホルムグレン・ウェイもそうだが、「ストリート」や「アヴェニュー」でなく「ウェイ」なのは、「誰々のやり方」という意味合いを持たせたダブル・ミーニングなのだろう。

スーパーボウル祝勝会の際にグリーンベイ市長が宣言しながらここまで時間がかかったのは、ふさわしい通りを選ぶのに地元政財界の調整が必要だったため。アメリカでは道路の名前が変わることは住所表示が変わることを意味する。以前候補になった アシュランド・アヴェニューは車どおりが多く南北に長く、そのぶん企業がたくさんあって彼ら経営者の同意を集めるのが困難だった。今回のマッカーシー・ウェイでも、正式な住所変更に6か月の猶予期間が設けられ、その間は住所ラベルや封筒など、これまでのものを使えることになっている。

セレモニーでグリーンベイ市長は、「我々はその人の残した数字に基づいて街路を命名するのではない。人格に基づいて命名するのだ」とし、マッカーシーHCの人柄や地元自治体への貢献を称賛。マッカーシーHCは若いころ苦労したキャリアを振り返って感極まったのか、涙で声を詰まらせながらスピーチを行った。なかには、「コーチ・ホルムグレンには最大の敬意を抱いている。彼とロン・ウルフGMがチームを軌道に乗せたのだ。テッド・トンプソンと私はその伝統を受け継いでいるのだと感じている」という発言もあった。

市長たちを交えて記念撮影
(右から3番目はマッカーシーHCの長女アレックス)

涙ながらにスピーチする マイク・マッカーシーHC
(背後はレイ・ニチキ・フィールド)

カテゴリ : Coach/Front Office, Team/Organization