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Minicamp: RBフランクリン引退へ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年6月21日
いよいよミニキャンプも最終日。この日はプロ経験5年以上のベテラン全員に休養が与えられ、若手にたっぷりとプレー機会が与えられた。これでオフシーズンプログラムがすべて終了し、チームは7月26日のキャンプインまで約5週間の休暇に入った。
練習後の会見で、RBジョナサン・フランクリン(昨年4巡指名)が首のケガにより退団することをマッカーシーHCがあきらかにした。代理人によると、念のため外部のドクターの診断も受けるが、本人は別の道に進むことを受け入れているという。パッカーズでルーキーシーズンに首のケガでキャリアを絶たれるのはSゲイリー・ベリー(2000年4巡)、WRテレンス・マーフィ(2005年2巡)に次いで3人目。ベテランを含めると首の大ケガは2000年以降9人目で、うち復帰できたのはSショーン・リチャードソンだけだ。(TEフィンリーとDEジョリーは未決定)
- 一足先に休暇に入ったベテラン組は以下の16人。QBロジャース、QBフリン、FBクーン、WRネルソン、LGシットン、RGラング、NTラジ、DEガイオン、OLBペッパーズ、OLBマシューズ、ILBホーク、ILBジョーンズ、CBウィリアムズ、CBブッシュ、Kクロスビー、LSグード。
- ベテランにオフを与えたことについてマッカーシーHC。 「9週間にわたるオフシーズンプログラムの焦点は若手の成長だ。今日は、これまで出番の少なかった若手たちも数多くプレーできた。とくに今日のQBスコット・トルジーンは成長を見せたと思う」 「選手たちがフットボールから離れて息を抜くことは重要だ。プロアスリートであることのストレスや重圧を考えると、息抜きはヘルシーなことだ」
- この日の主役となったQBスコット・トルジーンは好調で、新人WRアブレデリスにクイックアウトのパスでTD成功。直後にもエンドゾーン左奥へのフェードルート、TEボスティックがジャンプボールを競り勝ってタッチダウン。
- 3巡指名TEリチャード・ロジャースは好調をキープしてオフシーズン練習をしめくくった。4年目のTEライアン・テイラーもシャープな出来で、ディープボールを2回キャッチ。
- シットンとラング不在のため、LGドン・バークレー、RGレーン・テイラーが1stチームに。
- この日の2ndチームOL陣は、左からLTシェロッド、LGティラー、Cゲアハート、RGマクレー、RTアダムズ。
- LTデヴィッド・バクティアリにとって、プロ2年目の課題はブルラッシュに負けないよう馬力アップすること。 「彼は7から9ポンドぐらいバルクアップしてる。贅肉でなく、しっかりした筋肉でね。アスレチック能力を落とすことなく強さを増している。彼にはよい脚があってとてもクイックだから、そこへウェイトを増して強くなれば、より向上できる」とキャンペンOLコーチ。
- すでに先発LTの座を固めたバクティアリだが、慢心はかけらもない。 「僕は自分にとても厳しい。自分に満足したり、もう十分やったと思ったとたん、解雇されて無職になるんだと覚悟している。大学では、『向上の余地は常にある、さらなる努力の余地は常にある』というのが僕と仲間のスローガンだった。ルーキーシーズンが素晴らしいものだったかと言われれば、ノーだ。ルーキーであっても、もっとやれたはずだと思う。全体として、まずまずの年だったにすぎない」
- この日はラジ不在とあってインサイドのパスラッシュはDEマイク・ダニエルズとDEデイトン・ジョーンズが主役。
- 退団の決まったRBジョナサン・フランクリンについて。
- マッカーシーHC。 「彼は品格のある若者だ。そのことは彼と会ったことのある誰もが知っている。彼の笑顔とエネルギー・・・常に前向きなものの見方をしている。検査のプロセスだけをとってみてもそうだった」
- 代理人のケニー・ズカーマン。 「彼は、フットボールはその次のキャリア(ロサンゼルス市長になるのが夢)へ向かう一歩であることを理解していた。彼は状況をよく理解し、『ねえ、予定より少し早く起きただけかもしれないよ』と言っている。彼には大きなプランがあり、二度とフットボールができなくても、他の道できっと成功できると私は思う」
- おなじUCLAから同期入団のDEデイトン・ジョーンズ。 「グリーンベイに来てからも、落ち込むことがあるたびに彼の家に寄ったよ。彼は大ケガをした後も、『信仰を強く持つことが僕にとって大事。もしフットボールでうまくいなかったら、別の道へ進めという神の言葉なのだと信じてる。ここまでのキャリアは素晴らしかった』と言っていた。僕ら選手はみな、いつの日かキャリアが終わることを頭では知ってる。彼は隣人であるだけでなく、高校時代からの親しい友人だから、本当に悲しいよ。一緒にどれだけ努力してきたか。こんな風に終わるのをみるのはつらい」
- 同期入団のRBエディー・レイシー。 「みんな悲しんでる。自分が元気でプレーできることがどれだけありがたいか、身に染みるよ。僕らは一緒に入団し、互いをよく知りあって、長い時間を一緒に過ごしてきた。まだ始まったばかりだというのに、こんなに早く奪われてしまうなんて」
- 前日の火曜に行われた親睦ボウリング大会のビデオはこちら。「親睦イベントはOTA最終週に行われるはず」と先日書いたのは管理人の大ポカで、毎年ミニキャンプの恒例行事だった。
- QBアーロン・ロジャースは女優のオリヴィア・マンと交際中だと先日から報道されているところ。現在彼女はドラマ「ニュースルーム」で経済担当アンカーを演じているが、元はジャーナリスト志望で、オクラホマ大卒業後はFox Sportsでサイドラインリポーターをしたこともある。東京育ち(継父が空軍で日本駐屯)のため日本語は流暢。これまで頑なにプライバシーを守ってきたQBロジャースだが、先日はハリウッドで彼女の撮影現場を訪問し、この日はグリーンベイで仲むつまじく昼食をとる姿が目撃されている。交際開始からまだ2か月に満たないが、いちおう本格交際とみてよさそう。