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Minicamp: RBハリスもリターナー候補
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年6月19日
3日間にわたって行われる全員参加のミニキャンプ。初日の火曜は朝方の雨のため危ぶまれたが、なんとかファンの前で屋外練習を行うことができた。練習時間は1時間42分。
- ケガによる見学組は、RBフランクリン(首)、WRハーパー(ハムストリング)、TEクウォレス、DEウォージー、OLBマシューズ(親指骨折)、OLBニック・ペリー、CBジュマール・ロール。
- ESPNのロブ・デモフスキー記者によると、昨年の4巡指名RBジョナサン・フランクリン(首)は現役続行の危機かもしれないと球団側は心配している。さらに2つの検査をして復帰可能かどうか見極める予定とのこと。
- 先週木曜、2巡指名WRダヴァンテ・アダムズと3巡b指名TEリチャード・ロジャースが契約にサインし、ドラフト指名9選手との契約がすべて完了した。労使協定により、ドラフト指名選手はすべて4年契約(1巡は5年目が球団側のオプション)、ドラフト外はすべて3年契約と定められている。
- ルーキー全員との契約を終え、パッカーズのキャップスペースは$13,515,388ドルとなっている。
- この日はLGジョシュ・シットンだけが欠席だった。マッカーシーHCは理由を明かさず、「許可を与えている」とだけコメント。持病の腰の関係か、親族の病気や慶事も考えられる。
- オフェンス
- LGシットン欠席のため、ドン・バークレーが1stチームの左ガードに。オフェンシブラインは左からLTバクティアリ、LGバークレー、Cトレッター、RGラング、RTブラガ。
- TEブランドン・ボスティックが1stチームに。
- これまでスロット専任に近かったWRランドール・コブだが、この日はアウトサイドでのプレーが増え、好プレーも多かった。逆に、WRジャレット・ボイキンがインサイドに入ったりしている。
- 2ndチームのQBマット・フリンはやや不調。WRアダムズやWRジレットへのロングパスをミスしたあと、TEリチャード・ロジャースへのTDパスをCBヘイワードにインターセプトされた。
- ディフェンス
- 1stチーム(ニッケル)は、NTラジ、DEダニエルズ、OLBペッパーズ、OLBニール、ILBホーク、ILBラティモア、CBウィリアムズ、CBシールズ、CBヘイワード、Sバーネット、Sハイド。その後のノーハドル練習では、DEダニエルズに代わってDEデイトン・ジョーンズ、ILBラティモアに代わってILBブラッド・ジョーンズが入った。
- 一時的とはいえ、ILBジャマリ・ラティモアが1stチームに入ったのが注目される。ただしウィンストン・モスLBコーチは、現時点のスターターはブラッド・ジョーンズだという。 「ブラッドがウチのスターターだ。最近はケガが多かったが、彼が元気で波に乗っているときは非常によかった。ラティモアにもチャンスがあるかもしれない。それが来たら逃さないことだ」
- 引き続きSマイカ・ハイドが1stチームに入り、1巡指名Sハハ・クリントン=ディクスは2ndチーム。
- 見学のOLBクレイ・マシューズだが、練習終盤でポジションドリルに飛び入りする場面あり。
- ILBサム・バーリントンは父がガーナ出身。彼自身も15歳以降は毎年ガーナを訪れているため、ワールドカップ初戦はアメリカでなくガーナの方を応援していたという。
- スペシャルチーム
- RBドゥワン・ハリスがキックオフリターナーに入った。ジャガーズ時代には14回平均22.0ydsの経験があるが、パッカーズに移ってからはやったことがない。その他、5巡指名WRアブレデリス、7巡指名WRジャニス、Sハイド、WRケヴィン・ドーシー。
- Kメイソン・クロスビーは、33ydsから53ydsまでの7本をすべて成功させた。そのうち数回はWRコブがホルダーを務めている。
- マッカーシーHCの会見から
- QBアーロン・ロジャースについて。 「入団以来最高の春を過ごしたと思う。素晴らしい体ができている。オフェンスには多くの変更を加え、新しく加わった選手も多い。プロ10年目ではあるが、今年もっとも変わるのはアーロンに関しての部分だ。これまでよりも学ばなければならないことが多いが、非常によくやっていると思う」 「このオフェンスを彼よりよく知る選手はいない。彼がこのマシンをドライブしているんだ。(今年の変更は)チームだけでなく彼にとってもためになるはず」
- 控えQB陣について。 「昨季はオフシーズンにいなかったQBを実戦で使わなければならないのが大変だったが、今年はそれを避けることができた。アーロンが全試合出てほしいと望んではいる。ここ数回の練習では、控えQBたちの争いがヒートアップしている。トレーニングキャンプも盛り上がるだろう」
- RBドゥワン・ハリスについて。 「ランニングバックとしてもスペシャルチーマーとしても、能力を最大限に発揮してほしい。彼は練習後も居残りでキャッチング練習をしている。サイズ、強さ、瞬発力のためにキックオフリターナーとしてユニークな存在となっている」
- FAのTEジャーマイケル・フィンリー(首)について。 「前回彼と話をしたときから状況は変わっていない」
- 今年のディフェンスについて。 「非常によい感触を感じている。頭脳面に関しては、これまでになく習熟が進んでいる。スキームの分量を減らしたことも役立っていると思う。コミュニケーションやパーソネルグループの入れ替えに関して、これほどうまくいっている年は記憶にない」
- 見学が続いているOLBニック・ペリーについて。 「オフシーズン練習を9週間すべて休むのは誰にとっても望ましいことじゃない。トレーニングキャンプではより頑張らなければならない」 「いつでも使える選手、というのは非常に大きな価値がある」
- 復活を目指すCBケイシー・ヘイワードについて。 「ケイシーは今春を通してよいプレーを続けている。フィールドに出れば存在感は大きい。非常に競争心が強く、嗅覚に優れ、素晴らしいボールスキルがある。ここ数週にわたってビッグプレーをたくさん決めている」
- 「QBロジャースがNBAミルウォーキー・バックスのオーナーグループに加わることを希望」という報道を、本人が事実上認めた。ハーブ・コール元上院議員が今年4月に$550ミリオンで売却したバックスだが、スタジアム建て替えの問題が長くくすぶっており、新オーナーたちはさらなる投資家を探しているらしい。 「僕はずっと以前からバックスの大ファンだ。試合を観に行くのが大好きだしね。彼らも僕によくしてくれている。新しいオーナーグループの発足を僕は喜んでいるし、彼らはチームを地元に残すことを望んでいるようだ」
- 2004年の3巡指名CBジョーイ・トーマスは、シアトルの高校でヘッドコーチを務めて今年で4年目になるとのこと。入団わずか1年半で解雇されたトーマスだが、ミーティング後に同期1巡指名CBアマド・キャロルから顔を殴られた事件は記者の間でも語り草となっている。
- 改修工事の続くランボーフィールドの中で、プロショップは7月17日に新装オープンされると発表された(完成予想図)。ミラーライト・ゲート前が1階ぶん掘り下げられ、かつてアトリウムの地下だった部分がすべてプロショップになる。そのため、これまで坂を上ったところにあった駐車場もロンバルディ・アヴェニューと同じ高さになり、その端にランボーとロンバルディの銅像が移される。プロショップの床面積はこれまでの2倍以上となる21500平方フィート。これまでどおり年中無休でファンの金を吸い上げる。