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Notebook: マカドゥーはNYGのOCに
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年1月15日
- ベン・マカドゥーQBコーチはジャイアンツのオフェンシブ・コーディネーターに就任することが正式発表された。先週ヘッドコーチ候補としてブラウンズと面談したほか、火曜にはドルフィンズと面談、レイヴンズもOC候補として興味を示していた。
- マカドゥーは昨年パッカーズからの契約延長オファーを断っていたらしく、今年はいわばフリーエージェントとして昇進のチャンスをつかんだ。ジャイアンツでは自らプレーコールを担当する。同系列であるドルフィンズのフィルビンHCの下で馴染みのオフェンスを続けるより、新天地で自らの実績を作りたいという考えもあったようだ。
- ESPNによると、タイタンズのケン・ウィゼンハント新HCは、DC候補としてパッカーズのウィンストン・モスILBコーチ(兼アシスタントHC)に興味があるかもしれない、とのこと。まだ具体的な話ではなさそう。2006年にパッカーズに加わった彼は翌年アシスタントHC兼任となり、2009年にディフェンスコーチ陣が入れ替わった際もただひとり留任していた。
- マカドゥーの後任QBコーチとしてはアレックス・ヴァンペルトRBコーチが最有力。すでにビルズとバッカニアーズで4年間のQBコーチ経験があり、マカドゥーが抜けた穴はそれほど心配ないと見られている。
- Journal Sentinel紙はトム・クレメンツOCがQBコーチを兼任する可能性も指摘している。クレメンツはOCといってもプレーコーラー(マッカーシーHCが担当)ではなく、試合中はサイドラインでQBの指導にあたっている。(コーチズボックスに入るのはマカドゥーQBコーチだった)
- RBエディー・レイシーが Professional Football Writers of America の選ぶルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。これはNFLの公式タイトルではなく、AP通信の選ぶ新人王(攻守1人ずつ)が事実上NFLの公式タイトル。そちらはスーパーボウル前夜に、MVPなどとおなじく"NFL Honors"イベントの中で発表される。
- いっぽう同協会のオフェンシブ・ルーキー・オブ・ザ・イヤーにはチャージャーズのWRキーナン・アレン(71キャッチ・1046yds・8TD)が選ばれた。AP通信の新人王争いでは、彼がRBレイシーの最大のライバル。ヤーデージやTD数ではRBレイシーが上回るものの、新人WRが1000ydsを達成するのはRBよりもずっと難しい。
- プロボウルに漏れたLGジョシュ・シットンだが、Professional Football Writers of America の選ぶオールNFCに選ばれている。
- RBフランク・ゴア(SF)とRBマーショーン・リンチ(SEA)のどちらかがスーパーボウルに進出するため、RBエディー・レイシーが繰り上げでプロボウルに出場できることが確実となった。
- 追記 : RBエイドリアン・ピーターソンの辞退にともない、RBエディー・レイシーのプロボウル繰り上げ出場が正式に発表された。パッカーズのRBとしてはアーマン・グリーン(2004)以来9年ぶり、パッカーズの新人RBとしてはジョン・ブロキントン(1971)以来42年ぶりの栄誉となった。
- ケヴィン・グリーンOLBコーチ(史上3位の通算160サック)が殿堂入りの最終候補15人に入っている。これで3年連続だが、今度こそ念願の殿堂入りなるか。発表はスーパーボウル前日の2月1日。
- プレーオフチケットの販売不振に関して、球団はシーズンチケットホルダーからの意見を募集しているところ。今季のポリシー変更により、プレーオフチケット予約購入(シーズンチケットホルダーだけのチャンス)の代金は、もしプレーオフに出られなかった場合は払い戻しされず来年のシーズンチケット購入に回すしかなくなってしまった。そのためレギュラーシーズン中のプレーオフチケット予約販売が振るわず、全米に恥をさらすことに。人気にあぐらをかいて失敗した、と言われても仕方がない。