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Packers - Falcons Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年12月10日
- マイク・マッカーシーHC。「今日はチームにとって素晴らしい勝利だった。『人格による勝利』に分類できるだろう。(準備段階から)気持ちを切らさなかった選手たちを誇らしく思う。ホームでブーイングもされたが、彼らはひるむことなく、後半には最高の働きをしてくれた。我々がチームに求めるのはこういうものだ。我々には勝利が必要だった。このチームの練習熱心さは素晴らしく、そうしたことで勝ち取った勝利だ」
- マッカーシーHC。「久しぶりのことで、勝利の味を忘れていたよ。来週ダラスで勝つチャンスは十分あると思う。私の気持ちはすでにそこにある。順位表のことは頭に入っているし、ライオンズが負けたことは大変よかったけれど、大事なのは我々がこの成功を続けていくことだ」
- QBマット・フリン。「これはオフェンスの勝利でもディフェンスの勝利でもスペシャルチームの勝利でもない。チーム全体で手に入れた勝利だ。こういう勝利は素晴らしいものだ。いったん勝機を手放し、それを乗り越えて勝利への道を見つけたところがいい。僕らは相手を止めるべきところで止め、得点すべきところで得点ができた」
- 地区首位まで0.5ゲーム差に迫ったことについてQBフリン。「この試合に勝った上で、(ライバルが負けるという)助けが必要なことも僕らはわかっていた。でも僕らは誰もスコアボードを見ることはしなかった」
- LGジョシュ・シットン。「僕らはこの5週間、逆境に打ち勝つことができないでいた。今日はそれができた」
- OLBマイク・ニール。「僕らはファイトを続けなきゃいけない、って気持ちだった。不運なプレー(第2QのINTリターンTD)のせいで負けるわけにはいかないと。偶発的なプレーが相手に転がっただけで、僕らは前半からよいプレーができていた。頑張り続けていれば、状況は変えることができるんだ」
- オフェンスについてQBフリン。「ラインがよいプレーをし、バックスたちもよい仕事をし、僕らはパスを通すことができた。そうしたことがすべて噛み合っていたように思う」「今日のゲームプランは、ショートパスを主体にし、オープンフィールドで相手のミスタックルを誘う、というものだった」
- QBフリンについてマッカーシーHC。「彼はよいプレーをしたと思う。とくにノーハドルで素晴らしかった。彼のプレーのし方にはとても満足している」
- QBフリンについてFBジョン・クーン。「彼は盛り上がり過ぎたり、落ち込みすぎることがない。常に安定していて、どうやって仕事を進めるか、どうやって仲間をリードするか、どうやって悪天候の中でゲームマネジメントをするかを知っている。彼はものに動じるということがない。外部の批判に耳を貸すことが決してないんだ」
- TEライアン・テイラーもQBフリンについて同様の感想。「彼は声を荒げることも、怒鳴ることもない。いつも落ち着いている。彼のような人がハドルにいるのはすごくいいよ。10-21で負けていても、1点リードしていても、いつもと変わらず落ち着いているんだから」
- RBエディー・レイシーはルーキーRBの球団新記録となるシーズン7TDランを記録。これまでの記録は2005年サムコン・ガドーの6回だった。新人RBによるキャリー227回は1971年ジョン・ブロキントンの216回(当時はシーズン14試合制)を抜いてこれも球団新記録。
- 前半最後、パッカーズはニーダウンせずRBレイシーに無駄なランをさせ、足首負傷につながった。このコールを後悔しているかとの質問にマッカーシーHCは「ノー」
- 足首負傷を押しての復帰についてRBレイシー。「ただテーピングをきつく巻き直し、痛みをなんとかごまかしただけ。効果はあって、なんとか耐えることができた。普段どおりの動きはできず、即興でなんとかやるしかなかった。いつものようには足首に負荷がかけられなかったから」
- TEアンドリュー・クウォレスのパスキャッチ6回64ydsはプロ4年目にしてキャリアベスト。タッチダウン自体がルーキーシーズン以来3年ぶりだった。「QBフリンが僕にチャンスをくれた。あのバックショルダーは完璧だった。勝敗がかかったところでこんなプレーができて最高の気分だ。これ以上のことは望みようがない」
- 引き続きTEクウォレス。「この試合はタイトエンドたちにとって素晴らしいものになったと思う。グループ全体として一歩前進した。みんながパスをキャッチし(3人で10回117yds)、みんなが貢献した。J-Mike(フインリー)が倒れたとき話し合ったのが、僕ら全員が力を合わせなきゃいけないってこと。今日は全員が頑張った。誇らしく思うよ」
- ProFootballFocusのスキルポジション評価は、QBフリン(+1.6)、RBレイシー(+3.3)、WRネルソン(+1.3)、WRジョーンズ(-1.2)、WRボイキン(-0.7)、TEクウォレス(+0.3、ランブロックで大きな減点)
- ProFootballFocusのOL評価は、LTバクティアリ(+0.9)、LGシットン(+1.5)、Cディートリック=スミス(+0.2)、RGラング(-1.5)、RTバークレー(-2.1)。ランブロックは5人全員がマイナス評価。パスプロテクションはLTバクティアリが+1.8、LGシットンが+1.6。
- 期待を裏切り続けてきたディフェンスの頑張りについてILB A.J.ホーク。「今日はようやく立ち上がり、決めるべきときによいプレーを決めることができた」
- DEジョニー・ジョリーは今季ベストの内容。試合の流れを引き寄せるファンブルリカバーを決めた以外にも、ラン守備で大きな存在感を見せ、得意なパスディフレクトもあった(今季初)。試合中にはスタンドからジョリー・コールまで起きている。
- マッカーシーHCはCBジャレット・ブッシュについて、「J.B.が成功するのを見るのは嬉しいものだ。彼は大変なハードワーカーで、それはチーム全体に伝染する。そうしてもう8年にもなる。私は彼のプレーをとても喜んでいる」と語っている。ILBホークは「クレイジーだよ。1試合終えた今からだって、彼ならフィールドに飛び出して行ってダッシュ練習ができるだろう」
- TEトニー・ゴンザレスはパスターゲット6回でキャッチ3回25ydsに終わった。「彼のような偉大な選手と対戦するのはいつだって大変だ。僕は彼を研究し、ルート取りやスキーム的に彼がなにをしてくるか準備しておいただけ。ものすごく大きな成果があったよ。(試合残り2分での4thダウン5では)ああいったルートに来るとわかっていた。信頼できるレシーバーだし、4thダウンなんだからシュアハンドの彼に頼るのはQBにとって当然だろう」とCBジャレット・ブッシュ。
- Journal Sentinel紙のPlay of the game図解は試合最後のインターセプト。ファルコンズは1RB・3WR・1TEのショットガンで、右にレシーバー3人、左に1人。こちらはDBを8人投入して3メンラッシュ。CBシールズとCBハウスが両アウトサイドでプレスカバレッジをし、第2列にCBハイドとCBブッシュとSバンジョー、ディープ3人は両セーフティと中央のCBウィリアムズ。CBブッシュはショートアウトに走るTEゴンザレス(そちらはCBハイドが担当)にひっかからず、WRダグラスのルートを読んでディープへ。パスにCBブッシュとCBシールズの2人が反応でき、一瞬取り合いの形になったが無事CBブッシュが確保。(写真)
- 第2Q途中からM.D.ジェニングスと交代して出場したSショーン・リチャードソンは、すくなくとも大きなミスは犯さず、可もなし不可もなしといったところか。これで先発昇格かとの質問に本人は、「それはコーチたちが決めることだよ。僕ら全員が、先発できるだけのアスレチック能力と頭脳があるし」
- ベンチに下げられたM.D.ジェニングス。「先週を通して、コーチはショーンに出場機会を与えると言っていたからね。ショーンが入ると流れがよくなったので、コーチはそのまま調子のよい方を使い続けた」
- 第4Q半ば、GB陣34ヤードでの3rdダウン12。ここでのパス落球も勝敗を分けた。パッカーズのブリッツを読んだWRスクリーンのプレーコールは完璧だったが、やや逸れたボールをWRダグラスがキャッチできず、次のプレーで52ydsFGトライが失敗に終わった。「あれはものすごく大きなプレーだった。こちらのブリッツをむこうはわかっていて、完全に罠にはめられたよ。キャッチできなくてよかった」とCBハイド。
- 試合残り2分19秒、ILB A.J.ホークはキャッチしたRBを追いかけた際に、Cジョー・ハウリーに後ろから足元に飛び込まれて激怒。「実質プレーが終わってたのに、走っている僕の脚の後ろにダイブしてきたんだ。とんでもなく危険だよ。あれで僕のシーズンが終わってしまうこともあるんだし。でも試合後に彼と話をしたときには『わざとじゃない』と言われたよ。一瞬怒りで我を忘れたけど、僕だって馬鹿な(反則を取られるような)ことをするつもりはなかった。最低限、パンチとかヘッドバットをしないだけの分別は残っていた」
- CBハウスとSバンジョーはディフェンス最後の1プレー(インターセプト)だけ出場した模様。8DB隊形のため。
- ProFootballFocusのディフェンス評価は、今季には珍しくプラスが並んでいる。上からOLBペリー(+3.8、プレッシャー6回)、DEジョリー(+3.1)、OLBマシューズ(+2.1)、ILBホーク(+2.0)、CBハイド(+2.0)、DEダニエルズ(+1.5)、CBブッシュ(+1.4)。悪かったのはILBジョーンズ(-1.6)、Sバーネット(-1.6)、DEラジ(-1.4)。
- スペシャルチーム全体の活躍についてPティム・マステイ。「アーロン不在のこの5試合、僕らスペシャルチームがとくに悪かったとは思わない。ただ、平凡な内容だったかもしれない。常にインパクトを与えようと努力はしてるけど、どのユニットもできないでいた。でも今日はインパクトを与えられたよ」
- 残り56秒、自陣37ヤードからPティム・マステイが蹴ったパントは敵陣01ヤードでぴたりと止まった。「できるだけハードに、タイトなスパイラルで蹴ることを目指してた。その後のバウンドのことは(プーチパントと違って)狙いようがなかったけど、幸運に恵まれて理想的な結果になった。チームにとって大きなプレーだった」
- FG3回成功についてKメイソン・クロスビー。「南側に大スタンドができて日当たりが悪くなり、芝がややまばらになっていて、足場の感触がちょっと違う。でもオペレーション(スナップ→ホールド→キック)がすごくよく、しっかり蹴り出すことができた。3つともとてもよく蹴れたと思う」「この季節になってもこれだけしっかりしたサーフェスで、足場を信頼して蹴らせてもらえる僕は恵まれてる。足元が滑ることは一度もなかったし、僕は長いクリーツを使ってさえいない」
- Kクロスビーは昨年のフィールドゴールが21/33、今季がすでに29/33。成功率が大幅アップしたのはいいとして、今季はオフェンスに決定力がなくなってFG機会が増えている。FGトライ33回は現在NFL最多タイ。成功29回は2位タイ。
- 今回はキックオフカバレッジが非常によく、キックオフ後の相手の攻撃開始地点は、23、22、21、27、20、31。
- 前半を終えてロッカールームに退くところでスタンドからブーイングが起きたことにTEライアン・テイラー。「彼らにも意見はあるだろうけど・・・ウチのファンから起きるとは予想してなかったよ」
- ブーイングについてOLBクレイ・マシューズは冷静に受け止めている。「入団して5年間で初めてだよ。でも、あれも無理からぬことだ。彼らは熱狂的なことで知られ、よいフットボールを観るためにここに来ているんだ。そして前半はよいフットボールじゃなかった。攻守両方ともね。でも僕らは後半に立て直し、そうしたら彼らもちゃんと応援してくれた。今回の後半のような盛り上がりをシーズン最後まで続けたいね」
- 試合開始時の気温は-13℃、体感気温は-18℃。
- 寒さにうまく対応できたのはパッカーズの方。ファルコンズは落球がいくつかあり、とくに最後のシリーズの4番目のプレー、WRダグラスが左サイドライン際で落球しなければGB陣38yds地点だった。
- あまりの気温の低さに、Sショーン・リチャードソンは試合途中でサイドラインに退いてフェイスマスクのバイザーについた氷を落とさなければならなかった。「こんな寒さの中でプレーしたのは初めて。でも気合が入っているから全然気にならなかった。実を言うと、僕は汗っかきだから試合中によく脚がつるんだ。そういう意味では寒いのはいいことなんだろう」
- 試合開始時の気温-13℃は、パッカーズ戦としては2008年16週@シカゴ(-17℃)以来最低。
- 12月および1月のレギュラーシーズンゲームでパッカーズは13連勝中。現在NFL最長。