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Notebook: WRコブの今季復帰は微妙か
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年11月21日
屋外のクラーク・ヒンクル・フィールドで今週の初練習。気温6℃と寒く、風の強い日だった。「よい練習ができたが、ケガ人のリストが長いのはたしかだね。それが我々の現状だ」とマッカーシーHC。
- 練習を休んだのは、QBロジャース(左鎖骨骨折)、RTバークレー(ヒザ)、DEジョリー(鼠蹊部)、OLBペリー(足首/足)、CBシールズ(ハムストリング)、CBヘイワード(ハムストリング)、CBニクソン(ヒザ)。
- WRジェームズ・ジョーンズはヒザ捻挫から復帰して3試合を終えたが、まだ痛みと戦いながらプレーしているという。「経なければならないプロセスだ。毎週よくなってるよ。多少の痛みを抱えてプレーするのは、フットボールだから仕方がない。チーム全員がそうだから。いろいろな場面で痛みを感じるけど、対処できないほどじゃない」
- 第6週の負傷以来初めてWRランドール・コブがメディアに対して口を開いたが、言葉少なでよくわからない。報道されているような腓骨骨折ではないことも示唆。規定により12月15日のDAL戦で復帰が可能になるが、それはベストケースシナリオであって、今季プレーできない可能性もあるようだ。
- PUPリストにいるOL J.C.トレッターが練習に参加。4巡指名直後のOTA初日に足首を骨折して以来、ちょうど6か月ぶりだ。「体調はすごくいいと思うけど(キャンプ全休のため)ぶつかり合いはまったくしてないから、今後の状態を見守らないと。今日はセンターをプレーしたけど、ラインすべてをやることになると思う。他の選手は第12週のメンタリティだけど、僕だけはキャンプのメンタリティだ」
- QBアーロン・ロジャース(左鎖骨骨折)はときどき見学者モードから抜け出し、ショートパスを投げたり、プレーアクションでハンドオフを受けるマネをするRBの役を務めたり。
- プラクティス・スクワッドにOGアンドリュー・ティラー Andrew Tiller と契約。彼は昨年シラキュース大からドラフト6巡指名でセインツに入団したものの上腕三頭筋断裂でシーズン全休、2年目の今年は開幕ロースターに残れなかった。チャージャーズのプラクティス・スクワッドから今週月曜に解雇。324ポンド(大学に入った時はもっと重かった)の大型ラインマンで、40yds走5.5秒とムチャクチャ遅い。
- 入れ替わりにプラクティス・スクワッドからOGブライアン・コリンズ(サザンメソジスト大)が解雇された。
- ロジャースと同じオーディブル権限を与えるのは現実的ではないが、コーチ陣はQBスコット・トルジーンのオーディブル範囲も少しずつ増やしているところ。先週はラン守備に注力されて手も足も出なかったが、今回はオーディブルでパスに切り替える機会が増えそうだ。「そうだね。とくに今週は、自分がウチのスキームに慣れてきていると感じているし。ただ、一番大事なのはオフェンスを自然に進めることだ。あまり自分でやろうとしすぎないようにする。ゲームプランを守り、自分のした準備を活かすようにしていく」
- RTドン・バークレー(ヒザ)がまだ休んでいるため、今週もRTマーシャル・ニューハウスが1stチームで練習している。
- ヴァイキングスのフレイジャーHCは、次戦もQBクリスチャン・ポンダーが先発することをあきらかに。先日のシーホークス戦では2INTのあとQBマット・キャッセルと交代したため、今週は先発交代があるかと注目されていた。
- パッカーズ戦でINTリターンTDを決めたDEジェイソン・ピエール=ポールがNFCディフェンス部門の週間MVPに選ばれた。
- 球団史上、代役QBが活躍したトップ5ゲームをJournal Sentinel紙が取り上げている。
- Zeke Bratkowski: Packers 13 - 10 Colts (1965/12/26) 60年代黄金期にバート・スターの控えを務めたジーク・ブラトコウスキーは球団史上最高の控えQBだろう。このNFL西カンファレンス決勝ではQBスターが序盤で負傷退場したが、ブラトコウスキーが248ydsを投げて逆転勝利に導いた。翌週NFL決勝でブラウンズを下し、3連覇のスタートとなった。
- Matt Flynn : Packers 45 - 41 Lions (2012/1/1) シーズン最終週にロジャースを温存し、プロ4年目のマット・フリンが先発。パス480yds・6TD(ともに球団新)を挙げる活躍で、両軍合わせて1000ydsの乱戦を制した。FA市場でのビッグマネーにつながったことも記憶に新しい。
- Brett Favre : Packers 24 - 23 Bengals (1992/9/20) いわずと知れたファーヴの実質デビュー戦。1巡指名権とのトレードで移籍したファーヴはまだ控えに留まっていたが、マコウスキーの負傷退場で代役出場。6サック・4ファンブルと苦しみながらも最後はWRキトリック・テイラーに逆転TDパスを成功させ、翌週から321試合連続先発が始まった。
- Babe Parilli : Packers 21 - 17 (1957/9/29) ランボーフィールドのこけら落し。ライル・ブラックバーンHCは若く頼りないバート・スターを途中降板させ、機動力あるベイブ・パリリを投入した。残り8分、パリリは強力パスラッシュをかいくぐって逆転TDパスを成功、宿敵ベアーズ相手にスタジアム初勝利を決めた。
- Aaron Rodgers : Cowboys 37 - 27 (2007/11/29) 第2Qにファーヴが肩を負傷して退場。ロジャースが代役となり、パス18/26・201yds・1TDを決めたが、ディフェンスの大量失点もあって勝利には届かず。プロ3年目のロジャースが一人前に成長したことを初めて示したゲームであり、翌夏のファーヴ騒動の中で首脳陣がロジャースを選ぶことにもつながった。