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Day 25: RTバークレーがスターターか
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年8月20日
休日明けの月曜はノーパッドの軽い練習。最後に予定されていたノーハドル練習をマッカーシーHCはキャンセルし、1時間46分で終了となった。今後は中5日のショートウィークが2週続くため、公開練習は週3日ずつ計6回の予定となっている。
軽い練習のわりに、注目すべき動きがいくつもあった。今夏初練習のCBヘイワード(ハムストリング)にくわえ、1巡指名DEデイトン・ジョーンズ(足首)とTEクウォレス(太もも)が練習に復帰。右タックルはドン・バークレーが1stチームすべてでプレーし、ニューハウスは2ndチームの左タックルにほぼ固定。この日のFG練習では9割決めたKクロスビーが8割のKタヴェッキオに勝利した。パントリターナーはCBマイカ・ハイドが1番手。
- オフェンス
- 2ndチームのQBはすべてグレアム・ハレルが務めた。
- 「ヴィンス・ヤングが加わって以来QB陣が向上してきたのはたしかだ。ヤングが入団してとたんにハレルもコールマンもレベルが上がってきた」とマッカーシーHC。
- 先週は制限付きだったRBドゥワン・ハリスも今日からフル参加となり、一番最初に1stチームに入った。2番手以下はレイシー、フランクリン、グリーン、スタークスの順。
- マッカーシーHCはラムズ戦でRBレイシーがチップブロックをミスしたことを例に挙げ、「ランニングが主な仕事とはいえ、ハリスとレイシーには細かい部分もしっかりやってほしい」と注文をつけた。
- 先週に続いてRTドン・バークレーが1stチーム。これまでと違うのは、ニューハウスと分け合わずに1stチームのすべてでバークレーがプレーしたこと。先発決定かとの質問にマッカーシーHCは、「今の時点でスターターは決まっていない」と答えている。
- これまでのキャンプ/プレシーズンでは、RTバークレーとRTニューハウスがほぼ互角の内容とみられている。現時点で同格なら、契約最終年のニューハウスより2年目バークレーの伸びシロに賭けるのは自然な判断かもしれない。ニューハウスが両サイドの控えを兼ねられるのは都合がよく、LTバクティアリが崩れたときにもリリーフできる。
- マーシャル・ニューハウスは基本的に2ndチームの左タックルでプレーし、1stチームの左タックルに入る場面も少しだけあった。先発RT争いについて本人は、「もう少しよいプレーができていたらとは思う。少しは進歩している。十分な進歩でなかったかもしれないけど、努力を続けるだけだ」
- 今月5日にヒザの手術を受けたWRジョーディ・ネルソン。「シーズン中であったなら、あの状態のままプレーを続けられたかもしれない。しかし時間はあったし、すべてが順調なら健康に16ゲームシーズンを迎えられる、とキャンプ中の手術に賭けた」「目標は(開幕の)サンフラン戦だ。でもそれはあくまで目標であって、何が起こるかはわからない」
- TEアンドリュー・クウォレス(太もも)は18日ぶりの復帰。ポジションドリルのみでチームドリルはまだ参加せず。負傷前もプレー内容はあまりよくなかっただけに、今後はロースター残留を賭けての戦いとなりそう。ライバルがみな伸び悩んでいるのは彼にとって救いだ。
- ディフェンス
- プレシーズン初戦で負傷した1巡指名DEデイトン・ジョーンズは10日ぶりの復帰。チームドリルには参加せず、ポジションドリルだけに留めている。ビッグマンの足首捻挫は無理すると長引きやすいので当然だろう。
- ラムズ戦と同じように、DEジョニー・ジョリーはチームドリルでパスをティップするプレーが2回もあった。パスラッシュそのものは弱いが、手を出すタイミングの良さは特殊な才能としか言いようがない。DL陣は6人目(ニールをOLBに数えれば5人目)までほぼ固まっており、最後の枠をめぐって彼と5巡b指名DEジョシュ・ボイドの争いとみられている。
- 2ndチームのOLBはアンディ・ムルンバとマイク・ニール。デズマン・モーゼスはラムズ戦で大きなカバレッジミスを2つ(RBピードとTEクックへのパス)犯しただけでなく、今夏を通して期待ほどの成長を見せていない。
- 今日はM.D.ジェニングスがセーフティの1stチーム。
- 先週に続いてCBマイカ・ハイドが先発組に入り、CBサム・シールズとコンビを組んでいる。ニッケル隊形ではハイドがスロットに入り、CBデヴォン・ハウスがアウトサイドに。ケガ人が全員復帰すればハイドが4番手、デヴォン・ハウスは5番手。トップ3入りを目指したハウスにとっては残念なキャンプとなっている。
- 初参加のCBケイシー・ヘイワード(ハムストリング)は個人ドリルだけでなくチームドリルでもプレーした。まずは2ndチームのアウトサイドをプレーしている。「今日は軽めに、と言われてた。いったんフィールドに出ると、もっとプレーしたいと思ってしまうよ。でも少しずつやっていくつもり。状態はすごくいい。100%でなければフィールドには出ていない」
- スペシャルチーム
- フィールドゴール練習では、35、41、45、48、50、34、39、47、53、55ydsと両者10回トライ。Kクロスビーは50ydsだけを失敗して9/10。Kタヴェッキオは41ydsと50ydsを失敗して8/10。最後の5本は両者すべて成功させた。
- キックオフ練習では3人の中でPティム・マステイが勝利。やや追い風でKクロスビーとKタヴェッキオがエンドゾーン7ydsまでだったのに対し、Pマステイはエンドゾーンから大きく蹴り出した。
- Kダン・カーペンター(ドルフィンズ)に続いてKライアン・リンデル(ビルズ)が解雇されたが、今のところパッカーズの動きはなし。
- この日のパントリターナーはCBマイカ・ハイドが1番手。頭上を超える大パントを含め、十数回のパントを難なくキャッチしていた。大学では実績があったものの、入団以来パントリターン機会はほとんどなし。ところがラムズ戦で13ydsの好リターンを見せ、WRコブの負傷やWRロスの不調によって状況が変わってきた。「ゲームでの働きが認められた選手の1人だ。ハイドには今後もパントリターナーの機会を与える」とマッカーシーHC。
- CBハイドはアイオワ大での最後の2年でパントリターン29回平均7.8yds。「まずボールを確保するのが第一。どんなチームも求めるものは同じだ。僕はキャッチができる。昨年は一度もボールを地面に落とさなかったし、一昨年は1回だけキャッチミスしたが自分でリカバーできた。だからターンオーバーはゼロだった」「パントリターナーは、最初のタックラーは自分でかわさなきゃいけない。それが決まりだ。その相手をかわしたら縦に走る」
- 攻守スターターでキックオフカバレッジチームに加わっているのはSモーガン・バーネットだけ(かつてコリンズもプレーしていた)。新人はCBマイカ・ハイドだけ。
- ショートビデオ集
- ケガ人情報
- ここまで全休していたCBケイシー・ヘイワード(ハムストリング)が練習に初参加。
- プレシーズン初戦で負傷した1巡指名DEデイトン・ジョーンズ(足首)が10日ぶりに復帰。TEアンドリュー・クウォレス(太もも)は18日ぶりの復帰。
- 一昨日のラムズ戦で負傷したTEマシュー・マリガン(ヒジ)はやはり練習を休んだ。今週のシーホークス戦は欠場の方向、とマッカーシーHC。CBジェームズ・ニクソン(昨季プラクティス・スクワッド)もヒザと足首を痛めて休んでいる。
- ラムズ戦に出なかったRBドゥワン・ハリス(ヒザ)、7巡b指名WRケヴィン・ドーシー(ハムストリング)、TEライアン・テイラー(ヒザ)の3人は、今週のシーホークス戦から出場となりそうだ。
- 見学組は以下の11人。WRネルソン(ヒザ手術)、WRコブ(肩)、WRジョンソン(ヒザ)、OTブラガ(前十字靭帯断裂)、OTシェロッド(すね骨折)、OLトレッター(足首骨折)、TEマリガン(腕)、DEウォージー(ヒザ前十字靭帯断裂)、CBトラモン・ウィリアムズ(ヒザ)、CBニクソン、Sリチャードソン(首の椎間板手術)。
- 見学組11人はキャンプ初日(10人)以来もっとも少ない。