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Day 18: DEデイトン・ジョーンズは軽傷
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年8月13日
2連休明けの月曜は1時間37分のノーパッド練習が行われた。ファン非公開のため、レイ・ニチキ・フィールドのフェンスには目隠しのシートが張り巡らされている。今キャンプは基本的に朝8時20分から練習を行ってきたがそれも終わり。この日を含め今後の練習はすべて午前11時台に練習が始まり、シーズン中とほぼ同じスケジュールとなる。(予定表)
心配されたDEデイトン・ジョーンズ(足首)だが深刻なものではなく、「復帰まで数日」とマッカーシーHCからコメントがあった。仮にこれが楽観的すぎる評価だったとしても開幕戦出場に問題はなさそうで、なによりのニュースとなった。RBドゥワン・ハリス(ヒザ)は今夏初めて練習参加している。
- 記者は見ることができるが練習中のツイートは禁止されていて情報量は多くない。シーズン中の練習と同じような、隊形やプレーコールなど戦術面の情報は報じない、という紳士協定がこの日の練習にも適用されているかもしれない。
- オフェンス
- RBドゥワン・ハリス(ヒザ)がようやくPUPリストから外れて初参加。ノーパッド練習でスナップ数に制限つきとはいえ、1stチームでの出番が多かった。「彼をスターター扱いするのは昨季終盤戦の実績によるもの」とマッカーシーHC。明日のフルパッド練習では個人ドリルだけにとどめる、とのこと。
- 評価がさらに上がってきた新人WRタイロン・ウォーカー(イリノイ州立大)は、ジョーンズとコブに次ぐ3番手として先発組に加わる場面が増えた。2年目のWRボイキンとWRロスを追い越す勢いということだ。いっぽうケガで欠場の続く7巡指名WRコンビはますます苦しくなってきた。
- WRジェレミー・ロスはCBニクソンにコースに飛び込まれてインターセプトを許すプレーあり。ファミリーナイトでもカーディナルズ戦でもインターセプトの原因を作っている。
- これまで目立たなかったTEブランドン・ボスティック(昨年プラクティス・スクワッド)だが、この日は好レシービングがいくつもあった。
- ラング不在のためドン・バークレーは1stチームの右ガードに入る場面が多かった。今週からニューハウスとバークレーの先発RT争いが本格化すると期待されていただけに、ちょっと残念。
- ディフェンス
- カーディナルズ戦で不振だったCBハウスに代わって5巡指名CBマイカ・ハイドが1stチームでプレー。「WRタイロン・ウォーカーやCBマイカ・ハイドの出番が増えたのはご覧になったとおりだ。彼らの出番が増えたのは、先日のゲーム結果の反映でもある。よい働きをしてプレー機会を勝ち取った」とマッカーシーHC。
- DE/OLBマイク・ニールは復帰以来初めてチームドリルに参加。
- ベース隊形で先発組(ラジ、ピケット、ウィルソン)に次いでフィールドに入るのはDEマイク・ダニエルズ。6-0½(184cm)の小兵なのでベース隊形では使いづらかったが、2年目の成長は目覚ましい。
- スペシャルチーム
- プレシーズン初戦でFG機会がなかったのでこの日はフィールドゴール競争。36、42、46、53、36、42、46、53ydsと8回ずつ蹴った。Kジョルジオ・タヴェッキオが8本すべて成功させたのに対し、Kメイソン・クロスビーは46ydsを1本だけ失敗。
- 今夏を通じてのFG成功率はKタヴェッキオが87.1%、Kクロスビーが71.0%に。(ファミリーナイト含む)
- スローカムSTコーチによると、この日のキックオフ練習でPティム・マステイは自己最高のハングタイムを記録し、飛距離もKクロスビーと互角だったとのこと。
- ケガ人情報
- カーディナルズ戦で足首を負傷したDEデイトン・ジョーンズについて、「数日間練習を休むことになるだろう。今週のラムズ戦出場はわからない」とマッカーシーHC。「情報がないのはよくない兆しでは」という憶測が広がり始めていただけに、この程度で済んだのはめでたい。
- RG T.J.ラングは背中のケガのため再び休み。「本人は参加のつもりでいたが私がやめさせた」とマッカーシーHC。「僕が練習に行こうとしていたとき、カフェテリアでコーチに会ったんだ。昨季(ヒジ負傷を我慢して出続けた)の繰り返しになってほしくない、ちゃんと治してから復帰しろと言われた。反論は難しいし、僕の健康を気遣ってくれて感謝してる」と本人。
- 全休していたRBドゥワン・ハリス(ヒザ)がPUPリストから外れて初参加。制限付き。
- 大事を取ってカーディナルズ戦を欠場したWRコブ(肩)とDE/OLBニール(腹部)は練習に参加。
- OTデレク・シェロッド(すね骨折)はPUPリストのままだが、キャンペンOLコーチについて個人ドリルをする姿も見られた。「回復はしてきている。フィジカルに合格しないのは、まだコンタクト練習ができる状態でないという点だ。それが復帰への最後のハードルとなっている」とマッカーシーHC。
- Sショーン・リチャードソンはオフに首の椎間板手術を受けて現役続行が微妙になっている。「彼とは今朝も話し合ったところだ。(現役続行が可能かどうかは)もう少し時間をかけて回復を見極める必要がある」とマッカーシーHC。
- 見学組は以下の16人。RBレイシー(ハムストリング)、WRネルソン(ヒザ手術)、WRジョンソン(ヒザ)、WRドーシー(ハムストリング)、TEクウォレス(太もも)、TEテイラー(ヒザ)、OTブラガ(前十字靭帯断裂)、OTシェロッド(すね骨折)、OTトレッター(足首骨折)、OTダトコ(脳震盪)、RGラング(背中)、DEデイトン・ジョーンズ(足首)、DEウォージー(ヒザ前十字靭帯断裂)、CBトラモン・ウィリアムズ(ヒザ)、CBヘイワード(ハムストリング)、Sリチャードソン(首の椎間板手術)。
- パッカーズにはスカウトのインターンシステムがあって、今夏も2人(10人以上から選ばれた)のスカウト候補がチームで働いている。大学フットボールで活躍した若者が多いが、有力校ばかりではない。この仕組みは90年代前半にロン・ウルフGMが築いたもので、現在のスタッフの中ではカレッジスカウト部長ブライアン・グートクンストを含めた6人が同システムから育っている。
- およそ4週間にわたるスカウティング・インターンの仕事はたとえば、来春のドラフト候補50人と現在のNFL選手50人の評価レポートの作成。それにパッカーズ選手何人かのレポート。一般社会でのインターンとは違い、ただの使い走りではない。引き抜きに備えたプラクティス・スクワッドのようなもの、とウルフ。
- 元Kライアン・ロングウェルがパッカーズ選手として引退することを表明した。1997年から2005年まで正キッカーとして活躍したあとヴァイキングスにFA移籍し、2006年から2011年までプレー。昨季は1月になってからシーホークスと契約し、プレーオフに出場した。パッカーズ9年間のFG成功率81.6%、FG成功226回はどちらも球団記録。