OL陣の各ポジションを大幅に変更する考えをマイク・マッカーシーHCがあきらかにした。1年目から右タックルを務めてきたブラガを左タックルに移し、ガードはジョシュ・シットンとT.J.ラングのサイドを入れ替える。右タックルは、シェロッドが完全復帰を許されるまではニューハウスとバークレーの争い、とのこと。暫定スターターは下表のようになる。
2013 Packers Starting Offensive Linemen (Tentative) | ||||
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Left Tackle | Left Guard | Center | Right Guard | Right Tackle |
Bryan Bulaga | Josh Sitton | Evan Dietrich-Smith | T.J. Lang | Marshall Newhouse |
Don Barclay | ||||
Derek Sherrod |
最大の眼目が左サイドの強化であることはあきらかだ。LTマーシャル・ニューハウスは先発2年目に期待されたほどの成長を見せることができなかった。シットンはOL陣唯一のプロボウラーであり、ブラガも(股関節のケガさえ回復すれば)それに次ぐ実力を評価されている。Press-Gazette紙は関係者の話として、「ベストの2人にQBのブラインドサイドを守らせようということだ」とのコメントを紹介している。
このタイミングでポジション変更を行ったのは、今週からオフシーズンプログラムの第2フェーズが始まるため。体作りオンリーの第1フェーズが終わり、フィールドでポジションコーチの指導を受けることができるようになる。「我々はオフェンシブラインのために最善と思う決断を下した。新人たちの指名のあと、OL選手の詳しい評価を行い、今後の方針を決めた」とマッカーシーHC。
「月曜にブライアン(ブラガ)とジョシュ(シットン)を呼んでじっくり話し、彼らを左サイドに移したい私の考えを伝えた。彼ら2人はOL陣でもっとも実績と経験のある選手たちだ。彼らの担う新たな責任と私からの期待の大きさについて話した。これから我々がスキーム的に取り組んでいくことについて。彼らはとても興奮していた」
「このような変更を行うのは、ブライアン(ブラガ)に全幅の信頼を置いているからこそだ。このオフシーズン、彼は毎日ここに来てトレーニングをしているし、彼がフィジカル的にあらゆる面で進歩してきたのを私は目の当たりにしている。彼は非常に成熟したプレーヤーだ」「ジョシュ(シットン)については、彼のあらゆるプレーを研究し、左ガードによくフィットすると判断した。左ガードをプレーしたプロボウルまで分析した。多くの情報を元に下した決断だ」
「T.J.(ラング)については、もともと右ガードの方が向いているだろう。(昨年はヒジのケガに苦しんだので)とにかくヘルシーになる必要がある。これまでも左右両サイドをプレーしてきたので、このトランジションは容易だろう」
「これまでの我々は、左サイドがアスレチックな選手、右サイドがパワフルな選手、という(伝統的な)やり方の延長線上だった。そのやり方にもちゃんと意義はあるのだが、ウチのオフェンスはもっと多様なものになってきている」
以下はこれまでのポジション経験について。