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Packers - Lions Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年12月11日
- マイク・マッカーシーHC。 「(序盤の14失点にも)選手たちはひるむことがなかった。ウチの選手たちはプレーを続け、パンチを繰り出し続けた。試合はタフなスタートだった。相手が(連敗中にもかかわらず)懸命に戦い続けていることは、私の目に明らかだった。こちらは、試合が進むにつれスクリメージの戦いで強くなっていった」
- マッカーシーHC。 「(地区優勝や上位シードの)チャンスを作り出すことができて我々は喜んでいる。今日は同地区ライバル相手の大きな勝利だったが、まだプレーオフが決まったわけじゃない。我々にはよいロッカールームがある。ウチの選手たちは素晴らしい心構えができていて、良い時も悪い時も揺れることがない。」
- QBアーロン・ロジャース。 「このチーム(の完成)はまだこれからだ。チャールズ(ウッドソン)やクレイ(マシューズ)やジョーディ(ネルソン)やその他の選手たちの復帰が必要なんだ。そうなれば、いま若手たちが経験を積んでいることだし、僕らの望んでいた形を作ることができる。この3試合は苦しい中をなんとか持ちこたえることができた」
- チームの現状についてQBロジャース。 「過去2週でやってきたことが今回の勝利につながった感じもある。見た目はよくなくても、大事なのは勝利を手に入れること。僕らはいま9勝4敗で地区首位にいる。地区優勝だけでなく1stラウンドのバイを手に入れるチャンスもある。最初の目標は地区優勝であり10勝すること。そうしたら"P"ワード(プレーオフ)の話もできる。来週決めてしまうことも可能だけど、タフな対戦相手であり、タフな場所だ。多くのものがこの試合にかかっている」
- 2試合連続で好成績のラン攻撃についてTEトム・クラブトリー。 「世間の言い草は知ってるよ。 『彼らはランで進められない。パス・ファーストのオフェンスだ』 ってね。でもランで進められることに僕らはプライドを持ってるんだ」
- 7回すべてランプレーの59ydsTDドライブについてRBアレックス・グリーン。 「あれこそパッカー・ドライブだよ。これから数週間、僕らはああいう勢いを作りたいと頑張っているんだ。いいスタートになったけど、今後はもっと調子を上げていきたい」 「僕らはランブロッキング・ユニットとの呼吸が合ってきてる。そうなりさえすれば結果はついてくる。以前はそのへんがよくなかったんだ。まだ改善すべき点はいくつもあるけど、ここまでずいぶんよくなってきた」
- 初出場で初タッチダウンを決めたRBドゥワン・ハリス。 「あのプレーはすべてオフェンシブラインのおかげ。まるで紅海(モーゼの出エジプト)のようにぱっくりと開いた。美しいブロッキングだった」
- RBハリスについてLTニューハウスは、「10月下旬に(プラクティス・スクワッドで)入団した時から、彼は練習で際立っていた。ベテランたちの目から見ても明らかにそうだった」と評している。QBロジャースも、「彼はユニークなアジリティの持ち主だ。僕なんかとてもできないような鋭いジャンプ・カットができる。彼を練習で見て相当なものだと思ったよ。もっとプレーブックを学んで、ラン以外のプレーにも入れるようにすれば、相手チームは彼が入ったときにこちらが何をするか読みにくくなる。今後はもっとプレータイムが増えるチャンスがある」
- 今季初出場のRBライアン・グラント。 「自分もここに加わって貢献できたのが嬉しい。たぶん僕の平均ヤーデージはすごくいいだろうね(1回13ydsなので)。あのランプレーは僕がやったことのないプレーだった。似たようなのはいくつかあるけど、正確に言うとあのプレーは初めて」
- 好調なラン攻撃についてQBロジャース。 「僕らは相手がシングル・ハイ・セーフティにすることを待っているようなものだ。これまで2・ハイ・セーフティ(2ディープ)との対戦が多く、そうしたチームは(パスに注力して)僕らのランを招いている。数週前まではいいラン攻撃ができなかったけど、今後はバランスの取れた攻撃でプレーオフに進んでいけたらいいね。とくにジョーディが復帰してきたとき、(セーフティにダブルチームされず)1on1のマッチアップを作り出せるように。すべてのシリンダーが回転して、ランゲームも勢いに乗っていく」
- おなじくラン攻撃についてLTマーシャル・ニューハウス。 「(パス警戒で来る)相手に許されることを、僕らはただやっているだけ。こちらにはライアン、ドゥワン、アレックスがいてチェンジ・オブ・ペースができる。あのTDドライブは試合の流れの中で重要なドライブだった。あの時点ではランで進めるのがベスト・アンサーだったようだ。そしてこちらにはそれが実行できるオフェンシブラインとランニングバックたちがいたということ」
- スクランブルでの27ydsTDランについてQBロジャース。 「一瞬サックされるかと思ったけど、右に飛び出すことができた。目を上げると右にスペースがあるのが見えた。エンドゾーンに飛び込むまで脚がもってくれたよ」
- QBロジャースについてマッカーシーHC。 「彼はその足で何度もビッグプレーを生み出し、またゲームをしっかりコントロールしてくれた。あのTDランは2‐メン(2ディープ/マンカバレッジ)に対してのものだった(前を向いて守るゾーンと違って背走するディフェンス選手が多いのでスクランブルの余地が大くなる)。あそこまで走れたことは彼のアスレチック能力を示している」
- WRランドール・コブはパス攻撃173ydsのうち102ydsを担った。キャリア2回目の100ydsゲームだが、「これでも僕はミスが複数あって、やり残したことがある」と反省している。第3Qには相手オフサイドによるフリープレーで、40ydsキャッチになるはずのロングパスを捕れなかった。
- 今回WRコブはバイザーを外してプレー。 「パントリターナーの時にはバイザーがあった方がいいんだ。上を向いたときに雪片が目に入ってこないから。でもレシーバーとしては、まるで風防に雪が積もるみたいになってちょっとやりにくい。だから試合前に外したんだ。僕らのパッシング・ゲームには天候はあまり影響しなかったと思う。すこしボールが見づらくなり、すこしキャッチングが難しいけど、全般的にはいいプレーができたと思う」
- 初先発のRTドン・バークレーはまずまずの内容。首脳陣は試合前にT.J.ラングの状態を確認し、開始3時間半前になってようやくRTバークレー先発を決めた。 「自分としては先発のつもりで1週間準備してきたけど、T.J.は金曜に試運転をしたときすごくよさそうに見えたからね。先発はずーっと決まらず、今日ここへ来てようやく決まったんだ」
- サイドラインのまま試合を終えたRT T.J.ラング(足首)。 「僕にとってこれがベスト・ケース・シナリオだった。ケガ人が出たときにだけ僕が出るというプランだったから。5人全員がよいプレーをしてくれて、おかげで僕は休むことができた。今週は(ベアーズ戦出場のため)練習に参加するのが目標」
- ドラフト外ルーキーのOGグレッグ・ヴァンローテンがエクストラ・ブロッカーとしてNFL初出場。RTバークレーによると、ランニングゲームに変化をつけるため先週ずっと準備していたとのこと。
- NT/DEライアン・ピケット。 「ふー、タフなゲームだった。こちらは1試合を通してニッケル(2DL)でやらなきゃいけなかった。DLが4人しかいないからね。でもコーチたちがうまいことローテーションしてくれた」 「前半は大変で、何度もランプレーで切り裂かれた。でもこちらはハーフタイムでうまくアジャストでき、後半はまったく違った展開になった。ケイパースDCはいくつか違うコールをしたんだ。といっても大きなアジャストメントじゃない。むしろ相手のすることにこちらが慣れ、理解し、シャットダウンしたということ」
- DEジェレル・ウォージー。 「序盤はランで出血が止まらなかった。なんとか強く踏みとどまろうと僕らは頑張ったけど。僕らはランニングゲームを向上させなきゃいけない。もしケガ人たちが戻ってこられない場合はなおさらだ」
- 新人DEマイク・ダニエルズは幸運なQBファンブルを拾ってそのまま43ydsのタッチダウン。 「ボールへ向かってとにかく急いだよ。ボールはそこに転がっていて、僕はうまくそれを拾わなきゃいけなかった。こっちはあまり器用な人間とは言えないからね。高校時代にはちょっとRBもやったから、その時のスキルを思い出しながら走った。ウチにはこんなビッグプレーが必要だった、ってみんなが言ってくれたよ。本当に大きいプレーだった。疲れちゃって、次もディフェンスだから息を整えなきゃいけなかったけど、大事なところで試合の流れを変えられてよかった」
- パッカーズの新人DLがタッチダウンを挙げたのは1941年のDLアーニー・パネル以来61年ぶりの快挙。
- DEダニエルズの初ランボーリープについてNT/DEピケット。 「あれ以外はすべて完璧だった」
- CBサム・シールズは2か月ぶりの復帰戦で通算8インターセプト目。CBに入る前にはスペシャルチームでもスピードを活かした好タックルでKRステファン・ローガンのビッグリターンを防いでいる。
- CBデヴォン・ハウスは第1Q末から第2Qにかけていくつかミスがあり、CBシールズと交代させられたようだ。ラン守備でRBジョイク・ベルを外に逃がして11ydsゲインされ、WRダーラムに抜かれて27dydsパス(ワンハンド)成功を許し、ゴール前でTEシェフラーに3ydsTDパスを許した。
- 交代には驚いたというCBデヴォン・ハウス。 「自分の何が悪かったのかわからない。ミスタックルはあった。WRダーラムにはいいカバレッジだったけど、キャッチが素晴らしかった。TEシェフラーのTDでは(WRに)ピックされる形になった。完璧なルートだった。次のシリーズの準備をしてるとき、コーチ・ペリーが来て『次はサムが入る』と言われた。明日には詳しい説明が聞けると思う」 「僕もプレーしたかったけど、サムは素晴らしいゲームをした。彼には脱帽だよ。彼自身が勝ち取ったことだ。サムが帰ってくると楽しいよ。彼はウチのディフェンスにユーモアをもたらしてくれる。いつも笑みを絶やさず、まるで小さい子供のようにプレーする」
- Kメイソン・クロスビーは今季50yds以上のFGを8回蹴ってわずか1回しか成功せず。これまでは1シーズンで50yds以上のFGトライの最多が6回。今季はオフェンス不振のせいでロングFGトライが増えているのだろう。
- Kクロスビーは50yds未満に限れば今季のFG成功率は84.2%。昨年の50yds未満は87.5%、一昨年が82.6%だった。3シーズンとも50yds未満の失敗は3回ずつ。
- マッカーシーHCは就任以来、地区内対戦(レギュラーシーズン)で31勝9敗。同じ2006年からのスパンでは、ペイトリオッツ(地区内33勝8敗)に次ぐNFL2位となる。就任以来7シーズンすべてで地区内勝ち越しを果たしている。
- 同じく2006年以来パッカーズは12月/1月のホームゲーム(レギュラーシーズン)で15勝2敗・勝率.882となり、NFL2位。こちらも1位はペイトリオッツ(14勝0敗)。
- 試合前のスタジアムの様子をまとめた"Sights & Sounds"。