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Notebook: WRジョーンズの健闘
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年11月 1日
寒風吹きすさぶなか、今週最初の練習が屋外で行われた。
- この日はケガ人の練習復帰はなし。欠場中の選手のほか、ジャガーズ戦で負傷したDEジェレル・ウォージー(脳震盪)とDEマイク・ニール(足首)も休んでいる。
- WRジョーディ・ネルソン(ハムストリング)については、水・木とリハビリのプロセスを続け、金曜に練習復帰できるかどうか見極める、とマッカーシーHC。FBジョン・クーン(ハムストリング)も同様。
- 火曜にフィラデルフィアで予定されていたWRグレッグ・ジェニングス(鼠蹊部)の手術は、ハリケーンのため延期に。今週中には行われるとのこと。
- PUPリストのTEアンドリュー・クウォレスとOLBフランク・ゾンボをどうするか、金曜にトンプソンGMと話し合う、とマッカーシーHC。
- マイク・マッカーシーHC。 「選手たちはこの試合の重要性をはっきり理解している。これまでには、バイウィークを楽しみにしてしまうという過ちを我々は犯したこともある。しかし今週我々はアリゾナ・カーディナルズに集中している。チームとして強い危機感を持つ、ということをスタッフ全員が強調している」
- マッカーシーHC。 「私は月曜のミーティングの最後をこう締めくくった。 『なによりも、試合に負けたような顔をして歩き回るのはやめろ』 とね。気に入ろうが気に入るまいが、我々は5勝3敗だ。我々はこれからよくなっていく。自分たちでそうしていくのだと」
- 両WRの不在についてQBロジャース。 「ジョーディとグレッグがいなくて最もつらいのは、ノーハドルでの多様なシグナルやアジャストメントに関して、グループとしての継続性が保てなくなることだ」
- ノーハドルオフェンスについてマッカーシーHC。 「ノーハドルで反省点があるとすれがそれは私だ。シーズン前半について自分の反省点を挙げるとすればそこだろう。全体としてはノーハドルはとてもうまくいっている。ただ、その時々の状況に私が過剰反応してノーハドルを早く諦めすぎた、ということが何度かあった」
- WRジェームズ・ジョーンズはキャリア最高のシーズンを過ごし、とくに落球ゼロというところが素晴らしい(WRネルソンは5回)。2007年の入団から昨年まで、シーズンごとの落球数は8回、4回、8回、10回、6回だった。 「試合中にも 『集中しろ!』 と自分に言い続けてるよ。相手のDBに 『何言ってるんだ』 と聞かれることもある(笑)」
- LG T.J.ラングはひじと手首を痛めており、事実上片腕でブロッキングしているようなもの。ランブロッキングの不振はCジェフ・サタデーの衰えだけでなくLGラングの負傷も大きい。
- パッカーズのRBにとってはパスブロッキングがきわめて重要な役割。その点で昨年はRBブランドン・ジャクソンの抜けた穴が大きかったが、今季は28被サックのうちRBに責任のあるのは1回だけ。(第2週のRBベンソン)
- FBジョン・クーン。 「RBのミーティング・ルームにはルールが張り出してある。 『ボールを守り、クォーターバックを守る』 とね」
- 「そのどちらがより重要かとなると五分五分だ」とアレックス・ヴァンペルトRBコーチ。
- 元エースRBであり元RBコーチであるエドガー・ベネットWRコーチ。 「グリーンベイではプロテクションが第一だ。フランチャイズQBを守ることがね。彼らはリーグ最高の選手たちだし、時間さえ与えれば彼らはチームを勝利に導いてくれる。常にそういう心構えなんだ、ここでは」
- おなじくベネットWRコーチ。 「チームを第一に考えるということであり、個人の目標よりも優勝を目指すということだ。ここグリーンベイに来たら、自然とチームを第一に考えるようになる。この伝統の一部、伝説の一部になりたいから。ずらっと並んだ優勝バナーや優勝トロフィーを見ていれば、何が一番大事かを自然と思い知らされることになる」
- まだまだミスの多いRBジェームズ・スタークス。 「パスプロテクトのやり方は入団時から知っていたけど、もっと向上しなければいけなかった。今でも学んでいる最中だよ。この点は毎日コーチから強調されてる」
- RBアレックス・グリーンはスタークスと比べてパスプロテクションが上手くなりつつある。 「単純なことだ。ウチのオフェンスは背番号12を中心に回っている。僕らのプロテクションの仕事は、いわばオフェンシブラインの延長なんだ。誰もクォーターバックに触れさせないようにしなきゃいけない。ボールが彼の手を離れた後でさえね。どこからブリッツを仕掛けてくるか、僕らは相手チームのフィルムを研究してる。ボールを持って走ることやキャッチすることと同じぐらい、僕らはこれにプライドを持って取り組んでる」
- チーム史上最多ラッシングの元RBアーマン・グリーンはNFL入り当初は下手だったが、ベテランになる頃には優秀なブロッカーになっていた。 「ブロッキングは大好きだった。ラッシングと同じぐらいね。ブリッツをピックアップしたり、レシーバーのためにダウンフィールドに出てブロッキングするとか。それができてこそ完全なフットボール選手と言える」
- おなじくアーマン・グリーン。 「ブリッツァーだけでなく、1人でDLを止めたこともあるよ。2009年にアリゾナのDTアラン・ブランチ(325ポンド)を、QBロジャースのためにブロックした。プレーの後、『あんた体重いくつだい?』ってむこうが聞くんだ。 『225かな』 って答えると、『280ぐらいあるように感じた』 って言ってくれたよ。僕は恐れることも不慣れなこともなかった。あれも仕事のうちだから」
- カーディナルズのレイ・ホートンDCはスティーラーズのディック・ルボウDCの下で経験を積んだ優秀なコーチ。パッカーズと同じではないにせよ、ブリッツ多用を含めてよく似たスキームだ。 「ウチのディフェンスと似ていることがプラスに働くといいけどね。キャンプから毎日対戦してきたわけだし、様々な形から何かを仕掛けてくる。でもホートンDCは常になにか新しい工夫がある。偽装が上手く、一筋縄ではいかない」とCジェフ・サタデー。
- 代役スターターを務めるILBブラッド・ジョーンズは子供の頃からヴァイオリンとヴィオラを弾き、経済学の学位を持ち、第二専攻の宇宙物理学も学位取得まであと6単位。 「学校とか勉強が好きなんだよ。コロラド大ではものすごく興味深い教授たちにも出会ったし。ノーベル賞受賞者もいた。僕はいつでも競争の心構えで、テストの日はゲームデイと同じだった」 「宇宙飛行士を夢見たこともあったけどね。でもNASAは有人宇宙飛行を停止してしまっているし、その道に進まなくてよかった」
- ジャガーズ戦でOLBクレイ・マシューズはサックこそなかったもののプレッシャーは4.5回。うち3.5回はアウトサイドからLTユージーン・モンロー(2009年1巡8位)を低くかいくぐってのもの。パスカバレッジに下がるプレーが15回もあり、第7週までの平均より約8回多かった。
- ジャガーズ戦で最もよかったディフェンス選手はFSモーガン・バーネット。今回はM.D.ジェニングスがディープを守ることが多く、バーネットはボックス付近で比較的自由に動き回ることができた。ファンブルリカバー、サックといったビッグプレーに加え、タックリングもよかった。失敗はOTガイ・ウィンパーへのTDパスを許したこと。
- 逆に新人SSジェロン・マクミリアンは不振で、パスカバレッジでは6回のうち5回80ydsのパス成功を許した。
- OLBフランク・ゾンボはPUPリストからロースター入りできるのだろうか。 「もちろんプレーしたいし、その目標が現実に近づきつつある。練習は順調に進んでいて、(ハムストリングも)問題はとくにない。チーム側も同じように感じてチャンスをくれれば、と願ってる」
- チームにとって9年ぶりのパントブロックを成功させたCBデヴォン・ハウスが、NFCスペシャルチーム部門の週間最優秀選手に選ばれた。もちろん彼にとって初めての受賞。キッカー/パンター/リターナー以外で受賞したパッカーズ選手は、2001年第3週のK.D.ウィリアムズ以来わずか2人目。
- 先日パッカーズのプラクティス・スクワッドから解雇されたG/Tクリス・スコットが、バッカニアーズのプラクティス・スクワッドに。
- WRトリ・ガーリーが今度はチャージャーズのプラクティス・スクワッドに。開幕前にパッカーズから解雇されて以来、これで4球団目となった。(MIN、OAK、TB、SD)