パッカーズは1巡28位でサザンカリフォルニア大のDE/OLBニック・ペリーを指名。OLBクレイ・マシューズが大学の3年後輩とコンビを組むことになる。1巡後半で指名が予想されたOLBやDE数人の中から選べたので、その選択が正しかったことを願うのみだ。
Strengths : スピードとクイックネスに恵まれた破壊力あるパスラッシャー。一歩目が鋭く、手の使い方が上手いので、相手OTにとって捕まえにくい。非常に力強い体を活かし、ラン守備でもエッジで力強く踏ん張ることができる。重心を低くし、バランスを保ってプレーできる。コンバインでは多くの種目でも素晴らしい数字を残し、3-4のOLBとしてやっていけるポテンシャルを示した。
名門USCで通算21.5サック。昨季だけでサック9.5回(カンファレンス最多)、ロスタックル13回、ファンブルフォース3回を記録している。
Weaknesses : 大学ではずっとDEをプレーしていたため、2ポイントスタンスからのパスラッシュは経験が少ない。パスラッシュの技のレパートリーはやや少ない。プレーぶりに波があり、ハイ・モーター・ガイと称賛されるタイプではない。試合終盤でバテることがある。タイトなエリアで相手OLに捕まったときに抜け出せないことがある(その点ではOLB転向がプラスか)。パスカバレッジ能力は未知数。コンバインでの数字がよすぎ、いわゆる「ワークアウト・ウォリアー」の恐れが多少ある。
Mental : コーチングをよく受け入れ、賢く規律正しくプレーできる。昨年プレシーズンで足首の重い捻挫をしたが、休まず出場を続けた。大学時代はケガによる欠場が一度もない。ウェイトルームでも熱心なハードワーカーで、コーチやチームメイトからの敬意を勝ち得ている。ワンダーリックテスト29点もこのポジションとしてはかなり優秀。