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Notebook: LTベルがGB訪問へ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年3月27日
- ちかく首の再検査を受けて現役続行の可否を決めるFSニック・コリンズについて、マッカーシーHCがやや悲観的な発言。 「もし彼が自分の息子ならば、私はプレーさせないだろう。Dr.マッケンジーの言っていたのは次のようなこと。 『先日の検査はかなりよかったし、その調子で回復を続けてくれれば。しかしどうなるかはわからない。(現役続行は)イエスもノーもありうる』 とのことだ。我々は彼のためにならないことは決してしない。彼がフィールドに立つときは、ちゃんと復帰許可が下りたときだ。100%の状態であり、誰もが安心していられる場合だ」
- LTデミトリアス・ベル(BUF)が今週後半にパッカーズを訪問の予定。現在首脳陣はリーグ・ミーティング出席中のため、それが終わってからということだろう。ポテンシャルは認められつつもケガに苦しんだきたタイプで、FA市場に出てきたOT(有力選手はほとんど出てこないが)の中では比較的上位にランクされている。
- ノースウェスタン州立大出身の27歳。2008年7巡指名でビルズに入団、早くも2年目で先発LTの座をつかんだものの、シーズン半ばにヒザ前十字靭帯を断裂してシーズンエンド。唯一フル出場できた2010年には、反則は多いながらも成長を見せた。しかし4年目の昨季は肩のケガで6試合先発にとどまり、シーズン終了後にはヒザ半月板の手術も受けている。
- 6試合出場とはいえ、Profootballfocus.comのパスプロテクション評価では全OT中6位に入っているのだから立派。パッカーズのLTニューハウスは69位だった。(RTブラガは10位に躍進)
- ビルズが再契約のオファーをしているほか、すでにカーディナルスとレッドスキンズ訪問を終えている。パッカーズが獲るとすれば、LTクリフトン残留の目はなくなるはず。ドラフト指名選手でOLを固めてきたパッカーズにとって、先発OL候補をFAで獲るのは2005年(トンプソンGM就任1年目)のOGエイドリアン・クレム以来だろうか。
- NBAユタ・ジャズの歴史的名選手カール・マローンの息子。婚外子であって父とはほとんど交流がない。2008年の記事によれば、「18歳のときに一度会ったことがあるだけ」とのこと。
- DTアンソニー・ハーグローヴ(SEA)が先週金曜にパッカーズを訪問した。ツイッターでは本人のものらしき(未確認)アカウントで、パッカーズ入団決定を示唆するコメントもあった。それから1日ちかく経ったが、これを書いている時点ではまだ契約が決まっていない。
- 3巡指名入団したラムズを皮切りに7年間で4球団に所属した渡り鳥で、通算102試合出場、先発25試合。最も輝いたのはセインツで5サックを挙げて優勝に貢献した2009年シーズン。
- インサイドからのパスラッシュには定評がある。昨季のパッカーズにいてくれたらパスシチュエーションでプラスになったはず、という声が多い。後述のマイナス要因もあって、最低保証額に毛の生えた程度で手に入るかもしれない。
- 薬物依存(コカインなど)の大きな前歴がある。ビルズ在籍中の2007年に二度目の陽性反応で4試合出場停止、その後にも陽性反応が出て1年間の出場停止処分を受けた。その後1年以上施設に入って薬物依存を克服し、セインツでの活躍につなげた。
- NFLを揺るがしている"BountyGate"事件の渦中にいる1人であり、リーグから処分を受ける可能性がある。2009年シーズン、ヴァイキングスとのNFC決勝ではQBファーヴをレイトヒット($5000ドルの罰金)して足首を負傷させ、"Favre is out of the game! Favre is done! Favre is done!" と喜んでいたとの証言がある。本人は先日発表した声明の中で、レイトヒットも喜びのコメントも過ちだったと認めた上で、それらは懸賞金とは何の関係もなかった、と釈明している。(懸賞金の存在は否定せず)
- 当面クォーターバックのFA補強をしないことをマッカーシーHCが示唆。1月に契約したQBニック・ヒル(記事へ)の動きを見てから、ということらしい。 「(新労使協約の規定で)4月15日にならなければ選手を指導できないから、今はニックを見てみたいんだ。好意的な評価をたくさん聞いているし、いい感触を持っている。(ドラフトなどで)4人目のQBを獲ってキャンプを迎える可能性はたしかにある。最も重要なポジションであり、QBコーチとしての経験からいっても、多いに越したことはない」
- 先週Cジェフ・サタデー勧誘のディナーをクレメンツOCやキャンペンOLコーチと共にしたときのことをマッカーシーHCが振り返っている。 「テーブルについたところでみんな笑い出してしまったよ。 『フリーエージェント勧誘のディナーなんてずいぶん久しぶりで、前回がいつだったか思い出せない』 と私は言ったんだ。プロセスを一から思い出す必要があった。でも良い結果になったのだから、我々はうまくできたということだ。ベテランのFAと食事に出かけるのはいいものだ」