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Notebook: アリーナリーグのQBと契約
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年1月22日
- アリーナ・リーグで活躍中のQBニック・ヒル(26歳)と契約。彼は2010年にQBロジャースが脳震盪で欠場した際にもパッカーズでワークアウトを受けていた。今回の契約は明らかにQBマット・フリンのFA流出に備えたもの。オフシーズン・プログラムで彼とQBグレアム・ハレルを試し、ドラフト下位でQBを1人指名してキャンプで3人を競わせる、といった流れになるのでは。(キャンプ前にヒルが脱落の可能性も)
- QBヒルは身長6フィート3(191cm)、体重215ポンド(98kg)のサウスポーで、肩は強くないらしい。ディビジョンI-AAのサザン・イリノイ大(先輩にはRBブランドン・ジェイコブスやLBバート・スコットも)で21勝6敗と活躍。2008年にベアーズにドラフト外入団するがキャンプ始めで解雇され、その後はアリーナ・リーグのオーランド・プレデターズでプレーしていた。昨季は4758yds、97TD、17INTを投げ、1試合あたりのヤーデージではリーグ1位、レーティング119.5は4位。
- 2012年NFLドラフトのアーリー・エントリーが締め切られ、過去最多となる65人のアンダークラスメンが申し込みを済ませた。アンダークラスメンとはまだ大学出場資格が残っている選手のことで、現在のNFL規定では高校卒業から3年経っていればドラフトにアーリー・エントリーができる。ただし、ドラフトへのエントリーが認められた時点で大学出場資格を失う。
- トム・クレメンツQBコーチはバッカニアーズでの面談を終えた。タンパベイの新ヘッドコーチ選考は候補者がたいへん多く、元パッカーズHCのマイク・シャーマンもその1人となっている。クレメンツは依然としてパッカーズ新OCの最有力候補だが、まだ決定しないのはこうして他球団でHC候補になっているせいだろう。
- ジョー・フィルビンがドルフィンズでヘッドコーチ就任会見を行い、落ち着いた物腰、周到かつ明晰なその発言の数々は現地でも非常に評判がよかった。また会見場には23歳の長男から10歳の末娘まで家族全員が姿を見せ、父の新たな門出をサポートしている。(写真)
- フィルビンは今月7日にドルフィンズで面接を受け、次男マイケルが遺体で発見されたのはその翌日だった。今回の会見の席で、彼は感動的なエピソードを紹介している。 「NFC決勝を終えて家に帰ったとき、ドルフィンズのHC選考がまだ続いているかさえ知らなかった。我が家では1週間もテレビをつけていなかったから。 『まだあの仕事(ドルフィンズHC)を狙っていくんだよね?』 とティム(16歳)に聞かれた。 『自分でもわからない』 と私は答えた。私はいろいろな面で意気消沈していたからだ。するとティムが、『あの仕事を狙うべきだよ。マイケルだってきっとそうして欲しいと思うはず』 と言う。私が仕事に復帰し、前に進み始めたのはあの瞬間からだった」
- フィルビン新HCのいるドルフィンズがQBマット・フリン獲得に乗り出すのでは、という憶測が飛び交っているが、現実がどうなるかはまったくわからない。
- レイダーズの新GMレジー・マッケンジーが元DEショーン・ジョーンズをアシスタントGMとして招いた、という一部報道をレイダーズが否定した。ジョーンズは身長201cmの長身パスラッシャーとして通算113サックを記録。レイダーズでは3年間マッケンジーと同僚だった。最後の3年間はパッカーズでDEレジー・ホワイトの逆サイドで先発を務め、スーパーボウル制覇にも貢献した。引退後は選手の代理人を務めるなどしていたが、不祥事を起こしてNFL選手会から2年間資格停止にされたことも。
- 元パッカーズのRBディミトリ・ナンスがファルコンズと契約。ドラフト外で最初に入団したのがファルコンズだったので、1年半ぶりに古巣に戻ったことになる。今季開幕前にパッカーズから解雇されたあと、複数球団でワークアウトを受けたが契約には至っていなかった。