注目のQBマット・フリンはシーホークスとの契約に合意した。総額$26ミリオンの3年契約で、うち$10ミリオンが保証されているとのこと。もともと、QBペイトン・マニング争奪戦から脱落した時点からドルフィンズが移籍先の本命と目されていた。しかしその後、「(値切ろうとして)フリンに安値をオファー」と報じられたり、QBアレックス・スミス(SF)やQBデヴィッド・ギャラード(元JAX)の訪問も予定されるなど焦点が定まらず、フリンは失望したのかもしれない。システムへの慣れではジョー・フィルビン新HCのいるドルフィンズが圧倒的に有望だったはず。
シーホークスといえば元パッカーズのQBマット・ハッセルベックがスーパーボウル進出など長く活躍した。Pジョン・ライアンも2008年以来シアトルで活躍を続けている。ホルムグレンHCがスタッフを引き連れて移籍したため、選手・コーチ・フロント関係者の行き来が多く、テッド・トンプソンGMやマイク・シャーマン元HCもいったんシーホークスに移ってからパッカーズに復帰した。パッカーズ人事部長だったジョン・シュナイダーが一昨年にシーホークスGMに就任し、Sアタリ・ビグビー(先日FAでSDへ)、OTブレノ・ジャコミニ、T/Gアレン・バーバーといった馴染みの元GB選手を獲得している。
なお、今年のパッカーズはNFC西地区との対戦があるため、シーホークスに移ったQBマット・フリン、ラムズに移ったCスコット・ウェルズと直接戦うことになる。