グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2012年3月17日

Cスコット・ウェルズがラムズと契約

初プロボウルに出場したばかりのCスコット・ウェルズがラムズとの契約に合意した。契約延長交渉がまとまらずFAとなった彼は、最初は故郷のタイタンズを訪問、次にラムズを訪れ、そこで素晴らしい高額オファーを手に入れた。第一報(不確かなことも多い)によると4年総額$24ミリオン、そのうち$13ミリオンが保証されているとのこと。「決してオーバーペイしない」というチーム方針を守ったとはいえ、控えのインサイドOL陣が手薄であるパッカーズにとって、このFA流出はやはり痛い。

たとえば一昨年のLTクリフトンの場合、おなじくFA解禁までに契約延長はまとまらなかったものの、レッドスキンズでオファーを聞いてすぐにグリーンベイに戻り契約にサインしていた。今回のCウェルズは球団からのオファーに失望し、FA解禁の時点で退団の意思は固まっていたものと思われる。生え抜きとはいえルーキー時にはいったん解雇、一昨年もジェイソン・スピッツに先発の座を奪われ、昨年もシーズン中に球団からの交渉はなかった。パッカーズから正当に評価されていないという不満がずっとあり、ディスカウントに応じる気持ちはなくなっていたようだ。

残っているセンターは、頼りないC/Gイヴァン・ディートリック=スミスと、プラクティス・スクワッドにいたC/Gサンプソン・ジーナスぐらいなので、なんらかのFA補強をせざるをえないだろう、というのが大方の見方。ドラフトで即戦力を獲るには上位指名が必要だが、上位指名権はディフェンスに使いたいからだ。ただ、T.J.ラングを左ガードからセンターに回す選択肢もなくはない。

今年のFA市場には実績あるセンターが比較的多い。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player