グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2012年1月19日

ホルムグレンがパッカーズの殿堂入り

マイク・ホルムグレン元HCが今年のパッカーズ・ホール・オブ・フェイム入りに選ばれた。49ersのOCだった彼は1992年にパッカーズの第11代ヘッドコーチに就任、ウェストコーストオフェンスを導入するとともにブレット・ファーヴを超一流QBに育て上げ、1996年(優勝)と1997年にスーパーボウル連続出場、今にいたるプレーオフ常連チームの基礎を築いた。在任7年間すべて勝ち越し、プレーオフ進出6回。通算勝率.667はヴィンス・ロンバルディに次ぐ球団史上2位タイ(初代カーリー・ランボーと並ぶ)となっている。

ロンバルディHCが1967年限りで退いてからホルムグレンが就任するまでの24年間、パッカーズは5人のヘッドコーチの下で通算146勝201敗7分け(勝率.420)、プレーオフ出場わずか2回、地区優勝わずか2回、勝ち越しわずか4回だった。

パッカーズ再生の5大功労者は、ボブ・ハーラン社長(在任1989-07)、ロン・ウルフGM (1991-01)、ホルムグレンHC、QBブレット・ファーヴ(1992-07)、DEレジー・ホワイト(1993-98)、というのが衆目の一致するところだ。29年ぶりにロンバルディ・トロフィーを獲得した彼の功績を称え、ランボーフィールドから1本東の街路がホルムグレン・ウェイと名付けられている。

ホルムグレンは1999年にシーホークスに移籍してからも、スーパーボウル出場(2005)を含めて計6回のプレーオフ進出を果たした。2008年限りで第一線を退き、現在はブラウンズの球団社長を務めている。NFL史上、複数球団でスーパーボウルに出場したヘッドコーチは彼を含めてわずか5人だけだ。(他にビル・パーセルズ、ダン・リーヴス、ドン・シュラ、ディック・ヴァーミール。複数球団で勝ったヘッドコーチはいない)

彼のアシスタントコーチからはなんと8人がNFLのヘッドコーチとなり(シアトル時代含む)、孫弟子レベルまで含めると計14人がヘッドコーチとなった。中でもイーグルスのアンディ・リードHCを通じて枝葉が広がり続けている。

第31回スーパーボウルに勝利して選手に肩車される

(左端は当時QBコーチのアンディ・リード)

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