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Packers - Giants Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年1月17日
- マイク・マッカーシーHC。
- 「我々がターンオーバーレシオで負けることは多くない。自分たちのアイデンティティどおりのプレーができなかったということだ」
- 「言い訳はなにもない。練習はしっかりできた。とくに水曜はこれまでで最高の練習だったと思う。準備の段階において、こんな結果になると信じる要素はなにもなかった」
- 第2Q末のヘイルメリーパス成功について。 「ディフェンスのコールは適切だった。大事なのはそこでプレーを成功させることだ。ジャイアンツにとっては大きなプレーで、大きなモメンタムになった。しかし我々は決して落ち込んではいなかった」
- 「第3Qがターニングポイントだった。こちらがずっと攻めていた(相手は3&アウト2回)のに3点しか取れなかった」
- CBトラモン・ウィリアムズ。 「今はちょっと途方に暮れている。僕らは負けるのに慣れていないし。負けるときはシーズンが終わるとき。受け入れるのは難しいよ。オフェンスのミスが苛立たしかったか? プレーオフでそれがあるとキツいよね。でもシーズンを通してこのチームを勝たせてきたのはオフェンスなんだ」
- CBジャレット・ブッシュ。 「シーズンが終わるのがどれだけつらいか? それはつらいよ。これほどの時間をかけ、血と汗と涙を流して打ち込んできたんだ。つらいにきまってる。でもこれもフットボールの一部だ」
- Kメイソン・クロスビー。 「”ショック”というのが今の僕の感覚だ。実感が湧くまでに2、3日かかると思う。自分たちの何が悪かったのか、シーズンを評価し直して前に進むしかない」
- QBアーロン・ロジャース。
- 「今夜は僕らより優れたチームに敗れた。それがこのリーグの現実だ。僕がプロ入りして4回プレーオフに行って、うち3回は最後のゲームで負けて家に帰り、1回は最高の気分を味わった。負けるのはつらいよ。今夜終わってしまうと思っていなかったし、このチームなら優勝のチャンスは十分あると思っていたし」
- オフェンス不振について。 「すごくいいリズムに乗れていると感じてた。すごく効果的にボールを進められていたのに、そこでパス落球や僕たちらしくないターンオーバーを犯してしまった。3rdダウン成功率は50%だから、その点はすごくよかった。ただ僕らはチャンスがありながらそれを活かせなかった」
- 最長のパス成功がWRコブへの21ydsと、長いパスを通せなかった。 「たぶんそれが相手のゲームプランの一部だったんだろうと思う。(QBに背中を向けるのではなく)すべてを自分たちの前に置く、というのがね」
- 66ydsラッシング(平均9.4)はプレーオフにおけるQBとしては球団新記録。NFL全体でも2005年のマイケル・ヴィック(STL戦で119yds)以来6年ぶりの好記録だった。いつもなら彼の好スクランブルからオフェンスに火がつくものだが、今回はそうならなかった。
- プレーオフでのパス通算1781ydsはQBバート・スター(当時はプレーオフ試合数が格段に少ない)を抜いて球団史上2位に。パス15TDもスターに並んで2位タイ。どちらもブレット・ファーヴ(5311yds、39TD)がダントツの1位。
- WRジョーディ・ネルソン。 「僕らはターンオーバーや落球で自滅してしまった。ウチのディフェンスはかなり良くやったと思う。オフェンスのせいで苦境に立たせてばかりだったことを考えればね」 「シーズンそのものが失敗に終わった? まさにその通りだよ。僕らは優勝を勝ち取るためにここにいる。レギュラーシーズンで何勝しようと、優勝できなければ意味がない。最後まで勝ち抜くためにいるんだから。まったく最低だ。言えるのはそれだけ。言葉が見つからないよ。みんなが1つの目標、スーパーボウルのためにやってきたのに」
- 7点差を追う第4Q、3rdダウン5でワイドオープンのTEフィンリーにパスを通せなかったのも大きな失敗だった(次のプレーでサックされてギャンブル失敗)。 「あのボールは僕が捕らないといけない。すこしワイドだったけど、僕なら捕れる」
- 試合後のロッカールームについてTEトム・クラブトリー。 「すごく静かだった。今は僕らみんなすごくショックを受けている。毎週勝つつもりでやっているし、負けたら月曜に何をするかなんて話し合っていないからね。僕ら全員にとってショックだ」
- RTブライアン・ブラガ。 「本当の人生とは家族のことだ。本当の人生の事柄はいつだってフットボールより大事だ。それが真実だよ。でも僕らは(先週の悲劇とは関係なく)集中してよいフットボールをプレーしなきゃいけない。それが十分にできなかった」
- Journal Sentinel紙によると、WRドナルド・ドライバー(36歳)は引退する考えはなく、もしパッカーズが自分を望まないならば他所でプレーするつもりだ、とのこと。
- WRドライバーはパスキャッチ3回45yds、1TDを記録。プレーオフでの通算パスキャッチが49回となり、WRアントニオ・フリーマンの47回を抜いて球団新記録となった。プレーオフでの675ydsレセプションは、WRロバート・ブルックスを抜いて球団史上2位に。(1位はフリーマンの748yds)
- オフェンスはレギュラーシーズンを通してわずかファンブルロスト3回。この1試合だけで3回もファンブルロストしてしまった。パッカーズはこれまで32戦連続でターンオーバーが3回以内だったが、今回は4回奪われた。
- CBチャールズ・ウッドソン。
- 「レギュラーシーズンで見た通りのことが起きただけだ。ミスタックル、アサインメントミス、パスラッシュの不足。嫌というほどヤーデージを稼がれた。すべてレギュラーシーズン中に起きたとおりだよ」
- 「フットボールとはこういうものだ。ホットなチームを止めるのは難しい。むこうはこのタイミングでホットになり、優勝を狙える位置にいる。大事なのはそこだよ。この時期にチームが噛み合ってプレーし、最後まで勝ち抜けるチャンスをつかめるかだ」
- 課題はパスラッシュの強化では? 「それがこのオフシーズンの優先課題だと確信してる。クォーターバックに迫れる選手たちを手に入れること。ウチにはクレイ(OLBマシューズ)という並外れたパスラッシャーがいる。でも彼を助けられる選手が必要だよ」
- ケイパースDCはブリッツを前回対戦(43%もブリッツ)より減らし、カバレッジ重視のディフェンスを布いた。3メンラッシュも普段より多かった。 「3メンラッシュというのは、たいていQBに迫れないという点でタフだ。だけどそのぶん、多人数でカバレッジしてるんだからね。レシーバーにキャッチさせない自信を持って当然だ。しかし僕らはそれが実行できなかった。優秀なQBが時間をかけてリードをすれば、誰かしらフリーのレシーバーを見つけてしまう」とCBウッドソン。
- ディフェンス不振についてDE B.J.ラジ。 「相手は自信満々で乗り込んできて、口先だけでないところをプレーで見せた。すごいプレイメーカーが揃ってる。とくに両WRがね。前回の対戦でも僕らはWRニックスとWRクルーズたちを止められなかったし。カバレッジに8人下げてもカバーできなかった。多少プレッシャーをかけられたときでも、いいプレーをされた。理屈抜きで、相手にプレーで上回られることってあるもんなんだ」
- NTライアン・ピケット。 「悪い1年だった。ディフェンスが1つにまとまることができず、最後まで”パッカー・ディフェンス”がプレーできなかった。どこが悪いというより、ディフェンス全体としていいプレーができなかった。とくにビッグプレーがアキレス腱だった。最後までそれが足を引っ張った」
- ILBデズモンド・ビショップ。 「ムカついた? 今日はそうかもね。シーズンを通してみれば、僕らはいいプレーもあったよ。でも1試合を通していいディフェンスをまとめあげることが最後までできなかった。ただ、今はそんなことももう問題じゃなくなった」
- ヘイルメリーパスの直前、ロングゲインしたRBブラッドショーをインバウンズで倒せなかったためにラストプレーの時間を残した。意図的にやったことだ、とSSチャーリー・ペプラー。 「体を投げ出してタックルミスしたくなかった。他の選手のパスートがどうなっているかわからなかったし、もしタックルを狙って失敗したら、エンドゾーンに行かれてしまうかもしれないと思った。だからアウトオブバウンズに出そうとしたんだ」
- サイドラインから見守ったFSニック・コリンズ。 「見ているのはつらいよ。フィールドに出て自分の体でチームの勝利を助けられないのはつらい」
- 9月に首の手術を受けたFSコリンズは、3月にドクターの診察を受けて現役続行の可否を決定する。 「話は単純だ。復帰してもいいとドクターが言えば、僕はかならず復帰する。辞めろと言われれば、僕はかならず辞める。それだけのこと。決断を長引かせてチームに迷惑をかけるようなことはしないよ。僕はそういうタイプの人間じゃない。決断は早く下したい。ドラフトが待っているんだし、(引退となれば)たぶん誰かを指名しなきゃいけないだろう」
- ラン守備やWRニックスへのフィジカルなプレーを考慮し、早いダウンではCBサム・シールズの代わりにCBジャレット・ブッシュをニッケルバックで使う場面が多かった。
- ディフェンスは最後の7戦でわずか6サック。
- パッカーズがプレーオフで相手フィールドゴールをブロック(OLBブラッド・ジョーンズ)したのは、2002年ワイルドカードの49ers戦(DTクリディアス・ハント)以来9年ぶり。レギュラーシーズンを含めると2009年第3週STL戦(DEジョニー・ジョリー)以来2年半ぶり。
- チームに復帰したジョー・フィルビンOCは試合前のサイドラインに姿を現し、ジャイアンツ関係者の弔問の挨拶にも応えていた。
- QBアーロン・ロジャース。 「彼がいてくれるだけで大きな意味があった。彼は土曜の朝に僕らに話をしてくれたんだけど、彼が来たのを見てみんな驚いた。今週は彼と家族にとってつらいときだったし、僕らにとってもそうだった。僕はみんなと同じように、木曜には通夜に、金曜には葬儀に行った。ジョーをサポートするのは僕らが彼を大事に思い、彼を愛しているから。僕らの気持ちとしては、今日は彼に勝利を捧げたかった。つらい1週間を過ごした彼と家族にすこしでも喜びをと思っていた」
- RBライアン・グラント。 「試練は人生にはつきものだ。だから、誰もこの悲劇を言い訳にすべきじゃないし、実際しないだろう。僕ら選手は彼の元へと結集した。普段以上のモティベーションを必要とはしてはいなかったけど、フィルビン・ファミリーのためにと頑張ったんだ」
- 昨年は2月までゲームがあったため相手球団が待ちきれず、おかげでコーチが流出せずに済んだという面もあった。しかし今年はそうは行かないかも。
- ウィンストン・モスILBコーチ(兼アシスタントHC)はレイダーズ新HCの候補と見られていて、今週中にも面談が行われるとの見方が有力。ただし他にも候補は何人もいて、どの程度有力なのかはわからない。
- ドルフィンズは依然としてジョー・フィルビンOC(すでに面談済み)に興味を持っているが、息子を喪ったいまは本人の心境が変わってもおかしくない。ただしどちらの方向に動くかはわからない。
- トム・クレメンツQBコーチをコーディネーターとして欲しがっている球団があるとの噂も。
- パッカーズはホームでのプレーオフ成績が15勝4敗に。過去4回のうち3回負けたことになる。(2005年MIN、2007年NYG、2011年NYG)
- 1990年から2006年までの17年間で、NFCの第1シードはプレーオフ初戦で1回しか負けていなかった。ところがこの5年間のうち4回も初戦で敗れている。(2007年DAL、2008年NYG、2010年ATL、2011年GB)