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Notebook: ジェニングスが練習復帰
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年1月 5日
今週最初の練習は屋外(-2℃ほど)で行われた。
- WRグレッグ・ジェニングス(ヒザ)、WRランドール・コブ(鼠蹊部)、RTブライアン・ブラガ(ヒザ)の3人が練習に復帰した。ライオンズ戦で負傷したTEライアン・テイラー(足首)もぶじ参加。本番まで11日あるので、いま練習できる選手の出場は問題ないと見ていい。
- RBジェームズ・スタークス(足首)の復帰はまだだが、フィールド脇で個人メニューをこなしていた。かなりハードに走る姿も目撃されている。
- その他に休んだのはCスコット・ウェルズとILB D.J.スミスだけ。マッカーシーHCは2人が休んだ理由についてまったく明らかにしなかった。バイウィークはインジャリーリポートを提出する義務がないとはいえ、ここまで彼の口が堅いのは珍しい。
- マイク・マッカーシーHC。 「最後の2連勝で、昨年と同じような強いモメンタムをつかんだと我々は感じている。ただオープンウィークがあるのが昨年と違うので、オープンウィーク明けのチームにありがちな問題について注意を払っている。今日と明日の練習フィールドでは、そのあたりも重点の1つだ。(バイ獲得が)我々の目標ではあったが、一発勝負のトーナメント戦の怖さも十分認識している。最初から、最高のフットボールをプレーしなければならない。そのことに我々は注力している」
- WRグレッグ・ジェニングスは第14週OAK戦でヒザの内側側副靭帯(MCL)を捻挫して以来初めての練習を終えた。 「ヒザは十分安定しているし、レシーバーとして高いレベルでプレーするのに十分な動きができる。あと問題はメンタルだけだった。自分のヒザを信頼し、また壊れることはないと確信できること。大きな負荷をかけても大丈夫だと自信が持てること。それも乗り越えた。ヒザは大丈夫だよ」
- RBジェームズ・スタークス(足首)も復帰は遠くない。この1か月半で両方の足首を痛めたが、高校・大学・プロを通じて足首を捻挫したのは初めてとのこと。 「左足首は完璧。右足首ももう大丈夫だけど、もう少し強さを取り戻す必要がある。出場はまったく問題ないよ。今の時期、誰もがあちこちにちょっとしたケガをかかえているんだ」
- 先発OL陣についてマッカーシーHCが注目の発言。 「オフェンシブラインを完全に固めたわけではない。LTチャド・クリフトンには先発復帰のためのあらゆるチャンスを与えるが、マーシャル・ニューハウスを忘れることはない。必要とあらば躊躇することなく彼を使う」
- この日最初に1stチームの右OLBに入ったのはOLBブラッド・ジョーンズ。その後ノーハドル・ドリルではOLBエリック・ウォルデンが入った。ジョーンズにスターター確保のチャンスを与えるつもりだろう、と記者たちは見ている。
- ライオンズ戦で480yds・6TDの球団記録を打ち立てたQBマット・フリンがNFCオフェンス部門の週間MVPに選ばれた。もちろん彼にとって初めての受賞。
- 今季はQBロジャースも週間MVPを3回受賞している(第1週NO戦、第4週DEN戦、第9週SD戦)。ディフェンス選手の受賞は今季ゼロに終わった。スペシャルチームではKクロスビーが2回(第5週ATL戦、第7週MIN戦)、Pマステイが1回(第13週NYG戦)受賞し、チームとしては3部門合計で7回受賞となった。
- 水曜夜、ジョー・フィルビンOCがチーフスの新HC候補として面談を行った。報道によると、その他にも1チームが彼との面談を予定しているとのこと。どのチームかは判明していない。
- フィルビンOCは尊敬されている人物だが、ヘッドコーチとしては物腰が大人しすぎるのでは、という見方が地元メディアには多い。もともとアイオワ大のOLコーチだったところを、2003年にマイク・シャーマンHC(当時)の誘いでパッカーズのアシスタントOLコーチとなった。マッカーシーがヘッドコーチに就任した2006年にOLコーチに昇格、翌2007年からコーディネーターを務めている。といってもプレーコールはマッカーシーHCが出すので、格はやや低い。
- NFLの反タンパリング規則により、プレーオフ進出チームのアシスタントコーチが他のNFL球団と面談を行えるのはバイウィークだけ。現所属チームの迷惑にならない場所で面談をしなければならない。正式契約は現所属チームのシーズン終了まで待つ必要がある。
- 10月から報じられているとおり、レジー・マッケンジー人事部長はレイダーズ新GMの有力候補となっており、このたび面談を行った。パッカーズ元GMのロン・ウルフはレイダーズ新オーナーのマーク・デイヴィスの私的アドバイザーの1人として、愛弟子のマッケンジーを強く推している。GMに選ばれた場合、マッケンジーはロン・ウルフの息子エリオット(人事部長補佐)を連れて行きたい意向、という噂もある。
- ジェリー・アンジェロGMを解任したベアーズも、ラヴィー・スミスHCと親しいレジー・マッケンジーに興味を持っているのでは、と取り沙汰されている(具体的な情報はまだない)。パッカーズとしてはレイダーズとの面談許可を出した以上、ベアーズからの面談要請を断ることはできないらしい。また、コーチ職とは違い、面談が可能なのはバイウィークだけに限らない。
- いっぽうカレッジスカウト部長のジョー・ドーシーはコルツ新GM候補としての面談を本人が断った、と報道されている。なぜこんなチャンスを見送るのかさっぱりわからないが、パッカーズとしてはありがたいこと。人事部門の中では上記マッケンジーよりも重要な人物、という見方も多い。
- トム・クレメンツQBコーチはペン州立大の新ヘッドコーチとして2回目の面談に向かう模様。最終候補の1人に残ったということだろう。