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Packers - Raiders Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年12月13日
ケガ人情報だけは月曜ヘッドコーチ会見のもので、それ以外はゲーム直後のもの。
- WRグレッグ・ジェニングスについて、「メディカル・スタッフと話したが、彼は2、3週欠場することになる。プレーオフには間に合うと思う」とマッカーシーHC。会見で機嫌がよかったのはWRジェニングスの診断が軽かったせいか、と記者たち。
- RBブランドン・セインとNTライアン・ピケットはどちらも脳震盪後の通常の手順を経なければならないが、2人とも次のゲームには出られるものと私は強く確信している、とマッカーシーHC。
- マイク・マッカーシーHC。 「ハーフタイムで31-0。前半は3フェーズ(オフェンス、ディフェンス、ST)とも非常によかったと思う。いいプレーができていたし、大きな勝利だった」
- 全勝についてSSチャーリー・ペプラー。 「僕らを止められるチーム? 僕らだけだと思うよ。向上を続けることが僕らの目標だ。(無敗といっても)無敵には程遠いし、完璧には程遠いから。毎週なんとか勝つ道を見つけてはいるけど、もっと完全なゲームを、僕らの望むようなゲームをしたい。13勝0敗という数字は、ファンや家族たちが楽しんでくれればいい。自分たちはよくやったなどと喜ぶつもりはまだない。いまの連勝がどれだけすごいことか、過小評価しているようには思われたくないけど、僕らは目標を見失ってはいけないからね。16戦全勝したってプレーオフ初戦で負けては何の意味もない。自分たちが成し遂げたことを、僕らは誇りに思ってる。ハードワークが報われるのはいいものだ。でも僕らはまだ前進しているし、目標を追い求めているんだ」
- 同じくWRジェニングス負傷についてTEフィンリー。 「僕らは武器が多いから、物事を変えることはないと思う。オフェンスはこれまで通り、ゲームプランもこれまで通り。今の勢いを止めることなく、A-Rodのもとに集まり、プレーオフを戦っていくだけだ」
- QBロジャースについてマッカーシーHC。 「うちのクォーターバックはノーハドルの指揮が素晴らしかった。スタジアムでもっともよく見える席にいるんだからね。最善のプレーを選んで、ボールをエンドゾーンまで運んでくれた」
- RBライアン・グラントが今季初を含め2タッチダウン。とくに47ydsの先制TDが試合の流れを決めた。
- 「昔に戻ったような、と言われても僕にはわからないけど・・・。でもいい気分だ。調子はいい。周りのみんなも興奮してる。ラインの連中は、最初のロングランだけでなく、試合最後までランでボールを進めたがっていた。いいメンタリティだと思う」
- Cスコット・ウェルズ。 「アーロン(QBロジャース)は素晴らしい仕事をして適切なプレーを選び、ラインもしっかりエクセキュートし、ライアンもすごい加速でセカンドレベルまで行った。僕らは今季ずっとこんなプレーを待っていた。あんなプレーに飢えていたんだ。ゲーム序盤であんなのが出るのはいいね」
- マッカーシーHC。 「もう少し走らせたかったが、ブランドン(RBセイン)の負傷で慎重にならざるをえなくなった。ランニングバック(FB含む)3人だけでゲームに入り、2人になってしまったのだから。ライアンはもうすこしラン機会を与えられていたらすごいビッグゲームになったかもしれない」
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解もRBグラントの47ydsTDラン(ビデオ)。こちらは3WR・1TEの1バック隊形で、TEフィンリーが右インラインへモーション。レイダーズはTEフィンリーをWRとみなしたダイム隊形(1LB・3CB・3S)で、ランの場合にはSミッチェルがLBの役割をする。LGラングはDTシーモアのブロックを手伝ったあと前進してSミッチェルを料理、RBグラントはその穴を抜けたあとSハフのダイビングタックルをかわし、左サイドライン際のWRネルソンも好ブロックで貢献した。
- RBグラントはキャリアを通して天然芝の方が成績がよく、今季も天然芝で平均5.5yds、人工芝で平均3.0yds。 「なんでだろうね。どこでだってよいランナーでいなきゃいけないんだけど」
- 第2Q、QBロジャースのファンブルロスト判定はチャレンジでインコンプリートに変更。2001年プレーオフで有名になった、いわゆる「タック・ルール」だ。ボールが前に動いてさえいれば、それが(投げる気持ちを変えて)抱え込む動きの最中であってもファンブルにはならない。そのプレーオフ戦でQBトム・ブレイディからボールを叩き落とした張本人が当時レイダーズのCBチャールズ・ウッドソンだった。 「今度は僕が逆サイドにいるなんて、信じられないよ。今でもあれを思い出すとちょっと胸がムカつくんだ。レビューを待っている間、あの昔のことを思い出したよ。今でもあのルールは好きじゃないけど、これが現実だから仕方がない」
- ゲーム序盤はLTニューハウスとLTシェロッドをローテーションしていただけだったが、大量リードを奪ってからはCウェルズを休ませてRGディートリック=スミスをセンターに移し、ニューハウスを右ガード、シェロッドを左タックルに。これはRGシットン負傷中の右ガードのグレードアップを目指した(それとCウェルズ負傷に備えた)ものらしい。
- 「先週から準備していたことなんだ。すごくうまく行ったと思う。たくさん得点できたし、僕らみんなとてもいいゲームができた」とLTデレク・シェロッド。しかし実際は最初のシリーズでいきなりLBウィンブリーに押し込まれ、直後にはサックも許した。左サイドに(RBやTEの)ヘルプをつけるようにしてからは、落ち着いてプレーできたようだ。
- OLのローテーション起用についてマッカーシーHC。 「試合前からいろいろ計画していたことだ。こうしたローテーションは2週間ほど準備していた。NYG戦はLTニューハウスとRGディートリック=スミスだけで行ったが、今回は3人を異なった組み合わせで使ってみるのが大事だと我々は感じていた」
- NFL初タッチダウンを決めたTEライアン・テイラーには、ロッカールームでシェービングクリーム山盛りのパイが待ち構え、新人TEは髪から目までクリームだらけに。 「 『僕はボールに触れるたびにタッチダウンだ』 とヤツは言ってやがったよ」と仕掛け人のTEクラブトリーは笑っている。
- TEテイラー。 「ランボーリープはもう少し練習が必要だね。胸の高さまでしか跳べなかったから、その点でもからかわれる。あれは僕が初めてオフェンス参加したプレーだったからなおさら嬉しいよ。今回のプレー(1WR・4TE隊形)では、僕はアーロンにとって最後のリードだった。僕を信頼して投げてくれたのが嬉しいし、その信頼はここ数週間かけて築いたものだと思う。ふつうのチームはTEが4人もいないわけだから、ユニークなセットだよね」
- CBチャールズ・ウッドソン。 「こんなゲームをできるのは素晴らしいし、ディフェンスが復活してきたとみんな褒めてくれるさ。でも今年は、いいゲームができても翌週はよくない、そんなことの繰り返しだ。だから毎週こんなゲームをして勝利に貢献できるよう、次のゲームに集中しなきゃいけない。今日のゲームは終わった。次の週はまた新たなチャレンジだ」
- OLBエリック・ウォルデン。 「ビッグプレー(NYG戦では40yds以上のプレーが3回)を防ぐのが大きな課題だった。そして、昨季最後の6試合のようなモメンタムを築いていくこと。ディフェンスはずっと批判されてきたから、僕らは自分たちの力を知らしめたかった。相手オフェンスを完封できる力をね。初のランボーリープ? 素晴らしかったよ。ちょっとばかりビールをかけられたけど、それもまたいい。ありがたいことだ」
- ランを止めて3rdダウンロングに持ち込めたのが勝因、とDE B.J.ラジ。 「むこうはランでボールを進めたい。もしランを止められず、3rdダウン2とか3rdダウン3ばかりだったら、ドム(ケイパースDC)はやりたいことができなくなる。その点で僕らはいい仕事ができた」
- ホークの代役ILBロバート・フランソワはこの3試合で2インターセプト目。第3Qにはタッチダウンにつながるファンブルフォースも決めた。 「予想外なことも含めてあらゆることに備える、という気構えでいる。僕はロール・プレーヤーとしてここにいる。いつだってプレーする準備はできてる」
- CBサム・シールズはようやく教訓を学び、INT後はハードヒットされる前にダウンした。
- ILB A.J.ホークを使わなかった理由についてマッカーシーHC。 「後半には出場させるプランだった。30スナップの制限付きでね。彼はプレーできずにがっかりしていたし、私に怒っていることだろう。負けず嫌いの彼にとっては当然のことだ。しかし前半で31-0とリードしたので、もう1試合休ませるのが賢い選択だと私は判断した」
- ILBデズモンド・ビショップは、次のゲームには復帰できる、と強気な見通しを語っている。
- 第2Q、WRランドール・コブはちょうどゴールラインあたりでパントをキャッチしてリターンしてしまうポカ。あれだけ深いパントは見送ってタッチバックにしなければいけない。16ydsリターンできたが、タッチバックなら20yds。
- Kメイソン・クロスビーはキャリア2回目のPAT失敗。DTデズモンド・ブライアントがLSブレット・グードを飛び越えてブロックしてしまった。次の33ydsFGでもDTブライアントは同じことを試みたが、今度はLSグードとRGディートリック=スミスがブロックしている。
- レイダーズのPシェーン・レクラーはNFL最高給の名パンター。今回は71ydsと65ydsの大パントがあったものの、珍しいミスも2回あった。うち1回はラッキーバウンドで43ydsとなったが、18ydsの大シャンクも。さらに悪いのは、フェイクパントからのパスをワイドオープンのRBカートライトに通せなかったこと。
- 今季パッカーズディフェンスのインターセプトは27回でNFLダントツ1位。2位は18回で3チームが並んでいる。
- CBチャールズ・ウッドソンはパッカーズ在籍6年目で4回目(2006、2008、2009、2011)のシーズン7INT以上を達成。球団史上ではCBボビー・ディロン(1952-59)が同じく4回記録している。パッカーズでのインターセプトは通算37回となり、FSダレン・シャーパーを抜いて球団史上単独5位に。
- マッカーシーHCは就任100試合(プレーオフ含む)で66勝34敗となり、マイク・ホルムグレンHC(1992-98)の100試合時とまったく同じ成績だ。球団史上ではヴィンス・ロンバルディ(1959-67)の73勝24敗3分(勝率.745)が1位、初代カーリー・ランボーHCの62勝25敗13分(勝率.685)が2位。
- 試合開始までのスタジアム風景を集めた"Sights & Sounds"。