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Packers 46 - 16 Raiders
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年12月12日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Raiders (7-6) |
0 |
0 |
7 |
9 |
16 |
Packers (13-0) |
14 |
17 |
12 |
3 |
46 |
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ランボーフィールドは気温6℃と冷え込みが和らいだが、風速7mの風が吹いている。序盤からビッグプレーでタッチダウンを重ねるパッカーズに対し、ケガ人が多く元気のないレイダーズオフェンスはターンオーバーを連発し、事実上第2Qで勝負が決まってしまった。第3Q末にはQBロジャースをサイドラインに下げ、QBフリンが出場。後半はややしまりのない内容だった。
パッカーズはこれで開幕13連勝、昨季からの連勝が19となった。プレーオフ第2シード以上(第1週のバイ)がはやくも確定。49ersが敗れたため、プレーオフ第1シード獲得までマジック1に迫った。
7巡指名TEライアン・テイラーはNFL初キャッチがタッチダウンに。代役の若手ILBコンビがどちらもインターセプトを決めている。心配なケガ人はWRグレッグ・ジェニングスで、ヒザ内側側副靭帯(MCL)の捻挫ではないかと見られている。RBブランドン・セインとNTライアン・ピケットはともに脳震盪で退場している。
第1Q
- OAK陣20 : ラン2回止まって3rdダウン7、WRシレンズに14ydsパス成功で1stダウン。WRヘイワード=ベイへの16ydsパスでGB陣へ。WRヘイワード=ベイへのパスをILBスミスがインターセプト。
- GB陣48 : オフサイドのあと、RBグラントが47ydsTDラン。
- OAK陣20 : RBブッシュの5ydsラン、パス落球、WRマーフィへの16ydsパスで1stダウン。エンドアラウンド9ydsと2ydsランでGB陣へ。OAK連続反則などで3rdダウン25、パス失敗でパント。
- GB陣20 : 3rdダウン3からWRネルソンへの31ydsパスでOAK陣へ。OAKオフサイドなどで3rdダウン5、WRジョーンズへの7ydsパスでFG圏内へ。WRジェニングスへの12ydsパス、RBグラントへの13ydsパスでゴール前04ydsへ。TEテイラーに4ydsTDパス成功。
- OAK陣18 : TEボスへの13ydsパス、RBブッシュの3ydsランのあとミドルパス落球が続いてパント。
- GB陣26 : WRジョーンズへの21ydsパス、RBグラントの12ydsランでOAK陣へ。RBセインの7ydsラン、WRコブへの19ydsパスでレッドゾーンへ。GBクリッピングで15yds退がって第2Qへ。
第2Q
- OAKオフサイド、RBセインへの7ydsパス、7ydsパス、GBフォルススタートで3rdダウン11、投げ捨てでTDならず。34ydsTD成功で3点追加。
- OAK陣29 : ロングパスをINT失敗、RBブッシュの4ydsラン、WRヘイワード=ベイへのパスは2yds止まりで3&アウト。
- GB陣16 : WRネルソンへの13ydsパス、WRドライバーへの6ydsパス、RBグラントの6ydsラン、WRドライバーへの22ydsパスでOAK陣に入り、WRネルソンに37ydsTDパス成功。
- OAK陣20 : RBブッシュの2ydsランのあと、WRヘイワード=ベイへのショートパスをCBウッドソンがインターセプト。
- OAK陣25 : サック5yds、RBグラントのノーゲインで3rdダウン15、OAKパスインターフェアでゴール前06ydsへ。RBグラントのドローで6ydsTDラン成功。
- OAK陣20 : 3rdダウン6からショベルパスは3ydsどまり。パントフェイクでPレクラーがパスを投げたが失敗に。
- OAK陣28 : WRドライバーへの19ydsパスのあと、サック&ファンブルロストの判定はチャレンジで覆る。TEフィンリーへのパスをSSミッチェルに奪い取られてインターセプトに。
- OAK陣20 : 3rdダウン2からRBブッシュの3ydsランで1stダウン。QBスクランブル10ydsで2ミニッツ。TEボスへの6ydsパス、QBスクランブル2yds、WRヘイワード=ベイへのパスでFG圏内へ。TEボスへの11ydsパスのあと、エンドゾーンのTEボスへのパスをILBフランソワがインターセプト。
- GB陣20 : RBグラントのランでハーフタイムへ。
第3Q
- OAK陣47 : WRドライバーへの22ydsパスでレッドゾーンへ。3rdダウン2からサックされてTDならず。38ydsFG成功で3点追加。
- OAK陣20 : 3rdダウン2からFBリースへの12ydsパス、WRマーフィのリバースでGB陣へ。RBブッシュの8yds、4ydsラン、WRヘイワード=ベイへの34ydsパスでゴール前04ydsへ。RBブッシュのラン2回でタッチダウン。
- GB陣20 : RBグラントの4ydsロス、サック5ydsで3rdダウン19、WRコブへの26ydsパスで1stダウン。RBグラントの16ydsラン、FBクーンの12ydsランでOAK陣へ。GBフォルススタート、FBクーンの4ydsラン、OAKオフサイドなどで3rdダウン6、WRネルソンへのパスは通らず。49ydsFG成功で3点追加。
- OAK陣20 : FBリースがショートパスをキャッチしたところでファンブル、OLBウォルデンが拾ってそのままタッチダウン。PATはブロックに。
- OAK陣20 : 3rdダウン7からパス失敗でパント。
- OAK陣21 : QBロジャース温存でQBマット・フリン登場。パス失敗、FBクーンの5ydsラン、OAKラフィングザパサーで1stダウン。FBクーンの3ydsラン、6ydsランで3rdダウン1として最終Qへ。
第4Q
- RBグラントへのパスは2ydsロス。33ydsFG成功で3点追加。
- OAK陣11 : RBブッシュの9ydsラン、3ydsランで1stダウン。3rdダウン5からパス失敗で3&アウト。
- GB陣01 : FBクーンのラン2回で3rdダウン5、エンドゾーンでサックされてセーフティ。
- OAK陣23 : RBブッシュへの9ydsパス、FBリースの3ydsランで1stダウン。RBブッシュの6ydsラン、WRマーフィへの13ydsパスでGB陣へ。RBカートライトの5ydsラン、パス失敗、サック(OLBゾンボ)で4thダウン12、WRマーフィへの17ydsパスで1stダウン。OAK反則のあと、WRマーフィへの24ydsパスでゴール前06ydsへ。ラン1ydのあと、TEボスに5ydsTDパス成功。
- GB陣20 : FBクーンの3ydsラン、ロングパス失敗、FBクーンの8ydsランで3&アウト。
- OAK陣34 : RBカートライトへの7ydsパス、9ydsパスで1stダウン。2ミニッツ明け、長めのパスをCBシールズがインターセプト。
- ニーダウンで試合終了。
Final Team Statistics |
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Packers |
Raiders |
Points |
46 |
16 |
Total Yards |
391yds |
355yds |
First Downs |
22回(ラン6・パス13・反則3) |
23回(ラン9・パス14・反則0) |
Rushing |
136yds (24回・平均5.7) |
117yds (29回・平均4.0) |
Passing |
281yds (17/32・2TD・1INT) |
245yds (24/42・1TD・4INT) |
Sacked |
4回26yds |
1回7yds |
3rd Down Efficiency |
3/11 (27%) |
5/13 (38%) |
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Turnovers |
1回 (INT1/FUM0) |
5回 (INT4/FUM1) |
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Field Position |
自陣36yds |
自陣21yds |
Punt |
1回40yds(ネット40.0yds) |
5回49.4yds(ネット44.2yds) |
Kickoff Return |
2回平均33.5yds |
4回平均10.3yds |
Punt Return |
2回平均13.0yds |
1回0yds |
Field Goals |
4/4 |
0/0 |
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Penalty |
5回35yds |
11回89yds |
Time of Possession |
28分40秒 |
31分20秒 |
- オフェンスの犯したターンオーバーは1つ。
- 第2Q半ば、エンドゾーンのTEフィンリーへのパスがSミッチェルに奪われてインターセプトに。よくある高さのミスマッチ狙いのフェードを、TEフィンリーが手で捕ることができず、胸に引き寄せたところがちょうど相手の両腕の中になってしまった。(写真/ビデオ)
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは5つ。QBパーマーの判断ミスが多いように見える。
- 最初のシリーズ、新人ILB D.J.スミスが初インターセプト。QBパーマーがOLBマシューズのプレッシャーをかわしたのはいいものの、前後をしっかりカバーされているWRヘイワード=ベイに投げてしまった。(ビデオ)
- 第2Q、CBウッドソンが今季7回目のインターセプト(現在NFL最多タイ)。WRヘイワード=ベイへのショートパスを読んでしっかりそばで待っていた。(ビデオ)
- 第2Q末、ILBフランソワが今季2回目のインターセプト。エンドゾーンのTEボスをしっかりカバーしているところへ投げてくれた。先々週のインターセプトとよく似たナイスキャッチだった。(ビデオ)
- 第3Q、FBリースがショートパスをキャッチしてタックルをかわそうとフェイクしたところをILBフランソワがハードヒットしてファンブルフォース、ボールが転々としたあとOLBウォルデンが拾ってそのままタッチダウン。(ビデオ)
- 第4Q末、CBシールズがインターセプト。投げる瞬間に背後からOLBジョーンズがヒットし、まわりに誰もいないCBシールズのところへふらついたパスが来た。(ビデオ)
- 先発QBアーロン・ロジャースは17/30、281yds、2TD、1INTでレーティング96.7。
- 3rdダウンでパスを通せないプレーが目立ち、それがTDの少なさにつながった。風の影響があったかもしれない。
- 2TD目で今季39TDパスとなり、ブレット・ファーヴの持つ球団記録にはやくも並んだ。
- QBスクランブルは珍しくゼロ。
- 第2Q、エンドゾーンへのパスがTEフィンリーのミスでインターセプトとなり、おかげでレーティングが今季初めて100を割ってしまった。敵陣レッドゾーンでのインターセプトは昨季第7週MIN戦以来、わずかキャリア2回目。
- 第3Q末から登場のQBマット・フリンはパス2回投げてどちらも失敗、エンドゾーンでサックされてセーフティといいところなし。
- チームラッシングは24回136yds(平均5.7)、2TD。相手はラン守備不振とあって大きな穴が簡単に開き、RB陣は走り放題といった印象。RBセインの負傷退場さえなければもっと稼げたはず。
- 先発RBライアン・グラントは10回85yds(平均8.5)、2TD。今季初TDランは彼にとってだけでなく、チームにとっても今季最長のランだった(ビデオ)。レシービングは1回13yds。
- 新人RBブランドン・セインは1回7yds、レシービングは2回14yds。
- RBセインの脳震盪で(RBスタークスも負傷欠場中なので)RBグラントのランをコールしにくくなり、後半はFBジョン・クーンばかりだった。10回46yds(平均4.6)。
- WR/TE陣は以下のとおり。
- WRグレッグ・ジェニングスは2回20yds。第3Qにヒザを負傷して退場。
- WRジョーディ・ネルソンは3回81yds。第2Qの37ydsTDパス(ビデオ)は相手の交代の遅れを突いてハリーアップでプレー開始、相手は12メンだった。
- WRドナルド・ドライバーは4回75ydsと好調キープ。
- WRジェームズ・ジョーンズは2回29yds。
- 新人WRランドール・コブは2回45yds。彼らしいクイックなランアフターキャッチで好ゲインを稼いだ。
- TEジャーマイケル・フィンリーはパスキャッチなし。ターゲットも1回だけだった。
- TEライアン・テイラーは唯一のパスキャッチが先制の4ydsタッチダウン。ノーバックの1WR・4TEという珍しいパッケージだった。NFL初キャッチ、初TD、初ランボーリープとたいへんめでたい。(ビデオ)
- 先発OL陣はLTニューハウス、LGラング、Cウェルズ、RGディートリック=スミス、RTブラガ。
- LTニューハウスに代わってLTシェロッドがプレーするシリーズが数回あった。ケガによる交代ではない。マッカーシーHCのコメントからすると、計画によるローテーション起用らしい。
- パスプロテクションは今ひとつで、被サックは4回26yds。
- ランブロッキングは今季最高かもしれない。LGラングの好ブロックが目立った。
- ディフェンスの陣容は以下のとおり。
- 今回もILBスミス&ILBフランソワの若手コンビが代役スターターを務めた。ILBホークはアクティブ登録されたがけっきょく出場せず。緊急時だけ出場する予定だったのだろう。
- 終盤はフランク・ゾンボとジャマリ・ラティモアが両OLBに入っている。
- パス守備はQBカーソン・パーマーを相手に24/43、245yds、1TD、4INTのレーティング42.4。
- パッカーズ守備のサックは1回7ydsのみ。OLBフランク・ゾンボの今季初サックだった。
- パスカバレッジは相手WR陣(トップ3人のうち2人がケガで欠場)のレベルの低さに助けられ、大きなミスが少なかった。4インターセプトが最大の勝因。
- ラン守備は29回117yds(平均4.0)。
- エースRBダレン・マクファデンの不在は大きいが、先週とくらべてかなり改善されていたのはたしか。最長が9ydsというところがいい。
- 代役スターターのRBマイケル・ブッシュは23回78yds(平均3.4)。
- 反則は5回35ydsとまずまず。
- 第1Q末、RGディートリック=スミスがクリッピングで15yds。
- 第2Q、LTシェロッドがフォルススタート。
- 第3Q、相手PATの際にスペシャルチームが12メンの反則。
- 第3Q、RGディートリック=スミスがフォルススタート。
- 第4Q、TEテイラーがフォルススタート。
- レイダーズの反則は11回89ydsとさすがの多さだった(反則数・ydsともNFL1位)。オフサイド系だけで5回。
- キックオフリターンはWRランドール・コブが2回平均33.5yds。
- パントリターンはWRランドール・コブが2回平均13.0yds。
- Pティム・マステイのパントは1回40.0yds、ネット40.0yds。パント機会は第4Q最後の1回だけ、あとは被セーフティ後のフリーキックだけだった。
- Kメイソン・クロスビーはFG4回、PAT5回、キックオフ11回(うちタッチバック7回)と忙しい1日だった。フィールドゴールは、34yds、38yds、49yds、33ydsと4本すべて成功。第2Qの34ydsFGはかなり右にスライスしていた。第4QにはPATをブロックされて失敗。簡単に中央を突破されたプロテクションが原因で、彼の責任ではないだろう。
- パントカバレッジはダウン1回のみ。キックオフカバレッジはCBブライアン・マッキャンを3回平均13.7yds、タッチバック7回。
- 相手パント場面でPシェーン・レクラーがパスを投げ、わずかにコントロールが狂ってギャンブル失敗に終わるプレーがあった。
- ケガ人は以下のとおり。
- 第2Q、RBブランドン・セインが脳震盪で退場。
- 第3Q、WRジェニングスが左ヒザを負傷して退場。捻挫だが詳しいことはまだわからない、とマッカーシーHC。
- 第3Q、NTライアン・ピケットが脳震盪でロッカールームへ。
- アクティブ登録から外れたのは、QBハレル、RBスタークス(ヒザ/足首)、LTクリフトン(ハムストリング/背中)、RGシットン(ヒザ)、ILBビショップ(ふくらはぎ)、OLBソート(背中)、CBハウス。
- RBグラント、TEテイラー、OLBウォルデンの3人が今季初タッチダウンを挙げたため、今季パッカーズは合計19人がタッチダウンを記録したことに。2008年の18人を上回り球団新記録となった。
- 第3Q冒頭のWRコブの好キックオフリターンの際、すこし早く足が出ていたとしてレイダーズがチャレンジしたが、「リプレー・アシスタントの不具合のため」としてチャレンジを許されなかった。きわめて珍しい事態だ。その後のチャレンジはふつうにリプレーできた。
- この日のゲーム・キャプテンは、LGラング、CBウッドソン、Kクロスビー。(写真)