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Packers - Giants Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年12月 6日
ケガ人情報の部分だけは月曜のもので、あとはゲーム直後のもの。
- ヒザを負傷したTEアンドリュー・クウォレスは手術が必要で、今季はもうプレーできない、とマッカーシーHC。具体的にどのようなケガかは明らかにしなかった。
- CBチャールズ・ウッドソンは脳震盪後の通常の手続きを踏んで許可が出なければ出場はできない。しかしマッカーシーHCは、おそらく次のレイダーズ戦には出られるだろう、と楽観的な見通し。
- 決勝ドライブについてマイク・マッカーシーHC。 「我々はああした状況のために長い時間をかけて準備しているが、そういう状況になったのは久しぶりだ。アーロンはクロックをコントロールしながらしっかり2ミニッツドリルを指揮し、レシーバーもうまいルート・アジャストメントをし、パスプロテクションもよかった。お手本のような2ミニッツ・ドライブだ。素晴らしいと思ったよ」
- 16戦全勝の話題についてマッカーシーHC。 「話題になるのはよくわかる。我々は12勝0敗だが、次は13勝0敗にしなきゃいけない。16連勝なんて事柄を考える前に、我々には達成すべき目標があるんだ。だから、その話題を口にできる位置にい続けることを望んではいるが、現時点で我々はそんなことはしていない」
- QBロジャースについてマッカーシーHC。 「彼については、私は(褒める)言葉がなくなってきた。彼は素晴らしいクォーターバックであり、しかもまだ若い。予想していたとおり今日は激しいラッシュにさらされたが、彼はよく踏みとどまってオフェンスの勢いを止めなかった」
- 2TDを挙げたWRドナルド・ドライバー。 「今日は楽しかった。チャンスが来たらそれを活かさなきゃいけない。危機に瀕したとき、僕らは大きなプレーをしっかりと決めた。アーロンも素晴らしいボールを投げてくれた。(最初のTDで超ワイドオープンになったのは)相手が僕のことなど心配していないんだろうね。年を取るとそうなるものさ」
- WRジョーディ・ネルソン。 「僕らはこういったピンチをさんざん経験してる。昨年のスーパーボウルまでの過程でも、苦難はたくさんあった。勝って当たり前などというものはない。僕らはどの試合も楽しんでるよ。シーズン全勝について? 歴史に名を残すチャンスかもしれないけど、次の週のことを心配しなくなったら勝利など続かないよ」
- パス落球の多さについてQBロジャース。 「落球はフットボールにはつきもので、完全には避けられない。ただ、ドライブを失敗に終わらせてしまうようなときは苛立たしいけどね。正確にいくつあったか僕は知らないけど、オフェンスとして許容範囲以上なのはたしかだ。でも一番大事なときに、彼らは捕ってくれた」
- 少なくとも2つの落球があったTEジャーマイケル・フィンリー。 「胸に当ててしまった。A-Rodのパスを胸に当てたらそれでおしまいだ。落球したら、次はQBに見向きもしてもらえないものだ。でも投げてくれたから驚いたよ」
- ジャイアンツはブリッツが少なく、とくにこちらが5レシーバー隊形の時は3メンラッシュでカバレッジを厚くしてきた。そのため、QBロジャースはポケットで時間があるがレシーバーを見つけられない場面が多かった。
- 58秒、68ydsの決勝FGドライブについて。(解説ビデオ)
- マッカーシーHC。 「これまで私が関わった中でもっともきれいな2ミニッツ・ドライブだった。アーロンは脚本どおり、素晴らしい仕事をした。毎週木曜にQBミーティングで話し合っていることだ。1分以上あればどうする、1分を切っていたらどうする、とね」
- QBロジャース。 「ドライブが始まる前、『まずドローをやってみて7、8yds稼げたら、FGを狙いに行こうか』 とマイク(マッカーシーHC)に言われるんじゃないかと半ば覚悟していた。でも彼はプレー(シート)を見下ろしてプレーをコールし、『さあ行くぞ』 と言ってくれた。ハドルに入るとき、僕らはちゃん自分たちのプレーができるものと自信に満ちていた」
- 最初のTEフィンリーの24ydsゲインが最も重要だった、と選手たちは口を揃える。 「57番(OLBウィリアムズ)が僕をマンカバーするとわかったから、できるだけ素早く飛び出して、僕の最高の動きで彼を振り切った。相手は僕の前をアンダーカットしようとしたけど、A-Rodはいいところに投げてくれた」とTEフィンリー。飛び込んだLBの指先はボールにわずか届かず、TEフィンリーはランアフターキャッチで15ydsほどゲイン。
- 2プレー目は左サイドライン際のWRネルソンへの27ydsパス。スナップ前にQBロジャースがWRネルソンに「1on1だぞ」とハンドシグナルを送った。バンプカバレッジを試みるCBウィル・ブラックモン(2006年パッカーズ4巡指名、先日NYGと契約)をWRネルソンがダブルムーヴで抜き去り、QBロジャースはパスラッシュが目前に迫りながらどんぴしゃのロングパスを投げた。
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解は、サヨナラFG直前のWRジェニングスへの18ydsパス。こちらは1バック(RBセイン)で3WR・1TEのショットガン隊形。相手はカバー2で、WRジェニングスにつくCBアーロン・ロスは6ydsものクッションを置いている。そこへQBロジャースは6ydsほどのクイックパスを投げ、ランアフターキャッチでさらに12ydsほど押し込んでFG確実圏内へ。
- QBロジャース。 「楽しいドライブだった。今季はニーダウンで終わることが多かったし、1分を切って20yds地点からFG確実のところまで進められるのは最高の終わり方だ。タイムアウト1つと十分な時間があった。最初のプレーが最も重要だったと思う。あれがドライブの流れを決めたようなものだ。インコンプリートや5ydsゲインとかだったら・・・FGレンジに進めない可能性が高かっただろう」
- レシービングydsではWRジェニングスが929ydsで現在NFL8位、WRネルソンも876ydsで12位につけている。レシービングTD数ではどちらも9回でNFL3位タイ。
- ディフェンス不振についてマッカーシーHC。 「ターンオーバーからの失点もあったが、ディフェンスがヤードを失い得点を許しすぎた。使えるパッケージが狭まるなど、ケガ人の問題がプレーコールに影響を及ぼしている面もたしかにある。しかしディフェンスのせいで相手を突き放せず、2ミニッツ・ドリルでようやくオフェンスが勝利を決めてくれた」
- OLBクレイ・マシューズ。 「苛立たしいね。ディフェンスとしては最後に踏みとどまって勝利を決めたいものだけど、それができなかったのが残念だ。さいわいオフェンスが頑張って決勝FGにつなげてくれた。でもディフェンスとしてはそうなる前に止めたいんだよ」
- OLBマシューズは1試合でインターセプト、タッチダウン、サック、ファンブルフォースを決めた。RBブラッドショーへのチェックダウンを狙った会心のインターセプトについては、「ちょっと罠にかけて、うまくボールに飛び込むことができた」
- パッカーズディフェンスが400yds以上を許したのは3試合連続、今季8回目。トータルディフェンスNFL31位、パスディフェンス31位。
- Kメイソン・クロスビーは先週まで、終了直前の決勝FGを4回蹴って成功わずか1回だった。デビュー戦の2007年開幕週PHI戦で42ydsを成功したあと、2008年第10週@MIN戦で52ydsを失敗、2008年第16週CHI戦で38ydsを失敗(ブロック)、2010年第5週@WAS戦で53ydsを失敗。 「僕はもうプロ5年目なのに、決勝FGトライがまだ5回目? そんなに少ない選手は珍しいよ。NFLはこれほど接戦が多いのにね」
- Kクロスビー。 「同点にされたあと約1分残っているのがわかり、これは行けるぞと思った。(スペシャルチームの)チームメイトを見て、さあ準備をしようと言った。アーロンとオフェンスの連中なら、FGを蹴れるところまで進めてくれるとわかっていたから。率直に言って、ジョーディ(WRネルソン)があのままエンドゾーンまで行ってしまわず嬉しかった(笑)。成功のあと僕だけ反応が鈍かった? ちょっとブラックアウトしてしまい、祝うのを忘れちゃった。ゾーンに入っていたというか、ボールが足から離れた瞬間、『さあ飛行機に乗ってグリーンベイに帰ろう』 という感じで・・・」
- 最後の決勝ドライブの前、WRランドール・コブがタッチバック(この位置)を選んだのは、「リターンしていいのは、キックオフがエンドゾーンに届かなかった時だけ」と厳しい指示を受けていたため。ふつうこういう時間帯ではビッグリターンの助けを必要とするものだが、マッカーシーHCはオフェンスに自信があり、数秒でも失うのが惜しかった。 「リターンするなと言われていた。コーチたちはオフェンスのために時間を残したかったんだ。僕の気持ちとしてはリターンしたかったけど、そのつもりはなかった」とWRコブ。
- パッカーズは今季のアウェーゲームを7戦全勝とし、球団史上最高(16試合制以降)のアウェー成績となった。残り4試合のうち3試合がホームゲーム。
- どうでもよいことだが、パッカーズのコイントス連勝は5試合でストップ。
- QBロジャースは今季8回目の300ydsゲームを達成。ブレット・ファーヴのシーズン7回(1995年・2007年)を抜いて球団新記録となった。