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Packers - Vikings Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年10月25日
- マイク・マッカーシーHC。 「見事な勝利だった。同地区ゲームの勝利はいつだって大きな意味があるし、今回のようにハードなゲームではなおさら価値が大きい。あれこそ、望ましい締めくくり方だ」
- やはり同地区対戦は一筋縄ではいかない。スターター5人を欠くヴァイキングスに対し、なにひとつ容易にできることはなかった。FBジョン・クーンは言う。 「そういう見方をすれば、たしかにそうだね。でも僕に言わせれば、7-0は7-0だ。勝利を手に入れれば、それがすべて。物事が容易に進まないときこそ、僕らは力を発揮できるんだ。ウチは向上の余地がとても大きいと感じてる。それでいて7-0なんだから末恐ろしいよ」
- LG T.J.ラング。 「第3Qが終わったときには楽勝に思えた。でも2回ほどオフェンスを止められ、むこうはそこにつけこんできた。こちらの望んだような展開ではなくなったけど、一番大事な時にああして試合を締めくくることができて、僕らは喜んでる」
- DE B.J.ラジ。 「僕らは優秀なチーム、チャンピオンシップ・チームだとわかっているけど、これはNFLなんだ。とくに優勝したあとはハードなものだ。相手はこちらを倒そうとオフシーズンからプランを練ってくる。(もっとよいプレーができると)僕らへの期待が大きいのは分かる。でもNFLというのは大変な場所なんだ」 「昨年の今頃は4勝3敗だった。今は全勝なのにスタッツは逆に昨年より悪くなってる。すごいチームっていうのはなんとか勝つ道を見つけるものなんだと思う」
- QBアーロン・ロジャース。 「僕らはとてもよいプレーができたと思う。このリーグで勝つのは大変なことだし、ロードで勝つのは大変なことだ。地区内で2勝0敗となったんだからこれはいいスタートだ。これから僕らは体調を回復させ、タフな連戦に備えないと」 「(ゲーム最後の)6連続ハンドオフは、大好きってわけじゃないよ(笑)。でもあのようにゲームを終えられるのはいいことだ。楽しい締めくくり方だった。今日は観客も素晴らしかった。最後のドライブでは"Go Pack Go!"の大きなチャントが聞こえてきた」
- QBロジャースはパス13回連続成功を含むレーティング146.5と完璧な成績で、MVPレース首位を堅持している。 「今日はとても効果的なプレーができた。たぶん2回ほどボールを持ちすぎたことがあったけど。自分の成績について? いま考えているのは今週のことだけ。バイウィークは楽しいものになるだろう」
- ヴァイキングスはDB陣に欠場者が多いため、セーフティは常に2人ともディープを守り、両サイドのCBもかなりのクッションを置いていたので、ショートパスで攻めるのは容易だった。 「弱点をさらすのを恐れていたんだと思う。彼らはかなりソフトに守っていた。ラインバッカーたちはボールから8ydsも後ろだったし」とTEフィンリー。
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解は、第3Q冒頭のWRジェニングスへの79ydsTDパス。1バック・3WRのショットガン隊形、TEフィンリーは右スロットに入り、WRドライバーが左から右にモーション。ヴァイキングスはニッケル(5DB)の2ディープ隊形。QBロジャースはパンプ・フェイクを入れてから右にロールアウト、右サイドライン際のWRジェニングスはフェイクを入れてから”Go”ルートへ。パンプ・フェイクでTEフィンリーの周りに数人集まったうえ、QBの動きから浅いエリアへのパスと判断してCBアッシャー・アレンとSタイレル・ジョンソンが2人とも前に来てしまい、奥のWRジェニングスは超ワイドオープン。手を振るWRジェニングスに簡単にパスが通り、歩くようにしてエンドゾーンへ。
- 相手の息の根を止めた、最終シリーズのRBジェームズ・スタークスの6回55ydsラッシング。 「ああいう場面が大好きだ。ああいう時のために生まれたんだと思う。あのために僕はプレーしてる。ランニングバックはみんなそうだよ。ゲームの終わりの一番必要なところでビッグプレーを出す。最後の数分間、僕らはチームを楽にしなきゃいけなかった。オフェンシブライン、レシーバー、ジョン・クーンのおかげだ。クリアなレーンを切り開いてくれて、おかげで僕があれだけのヤードを稼げた。完全なチーム・エフォートだ」
- RTブライアン・ブラガ。 「スタークスはタフなヤツだよ。ハードに走るし、フットボールを愛してる。あの状況は、オフェンシブラインマンなら望むところだ。ランでボールを進め、時間を使い切ってゲームを終える。ああやって終えるのがいつだって理想だよ」
- 最後のシリーズについてFBジョン・クーン。 「不思議だよね。だって一番必要な時になって、ふだんより良いランが出るんだから。そこまでは苦労もあるけど、一番大事なところでランが出せてる。先週も先々週もそうだった。最後はオフェンスがランでボールを進めて試合を決めることができた」
- LTマーシャル・ニューハウスは第2Q途中まででDEジャレッド・アレンに2サックを許したものの、その後こちらはダブルチームやチップ・ブロックにも助けられてほぼシャットアウトできた。 「TEやRBのチップでOTたちを助けるやり方はシステムに組み込まれてるからね。変化をつけて少しスローダウンさせる手段だ。毎回フルスピードで来られるのはよくないから。そうしたヘルプが上手くいって、相手をスローダウンさせたのはたしかだ」とLGラング。
- LTニューハウス。 「アップダウンが山ほどあった。今後もけっして完璧に止めることはできないだろうから、プレーを続けて向上していかないと。改善すべき点はたしかにいくつかあるけど、僕らのような戦い方は、見ていても楽しかった。とくに敵地では、悪かったプレーはそこで切らなきゃいけない。2回、3回と繰り返すのは最悪だ。このリーグにはすごい選手たちがいるから、こっちが負かされることもあれば、こっちが負かすこともある。前のプレーを引きずらずにすぐ立て直すことが大事なんだ」
- LTニューハウスが金曜の練習を休んだのは、親族に不幸があったので故郷ダラスに帰っていたとのこと。
- いっぽうRTブライアン・ブラガはDEブライアン・ロビソン(今季4.5サック)をシャットアウト。おかげでQBロジャースはいつでもスルスルと右に逃げることができた。
- CBチャールズ・ウッドソンは見事な2インターセプトを決め、今季NFL単独1位の5インターセプト。 「これだからチームは彼に大金を払っているんだ。これだから彼はハイズマン・トロフィーを勝ち取り、ディフェンス最優秀選手賞を手に入れたんだ。彼はああいうプレーをしてくれる。ディファレンス・メーカーであり、ゲーム・ブレーカーだ」とSSチャーリー・ペプラー。
- 今回CBウッドソンは決してQBポンダーのパスを先読みしたわけではなく、(わざとスキを作ったりして)罠にはめたわけでもない。今回パッカーズは試合のほとんどをマンカバレッジで通したからだ。 「ボールに背を向けることが多く、QBに背を向けることが多いからね。とにかく正しいポジションにつくようにし、ボールが来ると思うタイミングで振り向くようにしなきゃいけない」
- CBトラモン・ウィリアムズ。 「毎試合のように相手は同じことを仕掛けてくる。それはオフシーズンにチャンピオンのやり方を研究してくるからだ。たとえばマックス・プロテクト(レシーバーを減らしてブロッカーを7人か8人にする)にして僕らがプレッシャーをかけられないようにする、みたいなこと。だからこちらは今季あまりブリッツを入れていない。相手チームたちがそう仕向けているからだと思う」
- ゲーム最初に許したWRマイケル・ジェンキンズへの72ydsパスは、カバーしていたCBとSの両方に責任がある。QBから見て、手前のWRハーヴィン、その奥のWRアロマシュドゥ、一番奥のWRジェンキンズと3つのターゲットがいたが、遠投しにくい左にブーツレグした時点で、一番奥にいるWRを見切って前に寄るのは妥当な判断かもしれない。そういう意味では、直接マッチアップしたCBウィリアムズより、ディープを守っていたSSペプラーの責任が大きいのでは。
- 新人QBクリスチャン・ポンダーについてNTライアン・ピケット。 「あちらはQBをかなりモーションさせ、彼はとても良いプレーをした。試合の終わりになって3rdダウンコンバージョンが決まりだし、マジかよ!って思ったよ」
- 24回175yds(平均7.3)とまさにアンストッパブルだったRBエイドリアン・ピーターソンについてSSチャーリー・ペプラー。 「彼はコンタクト後のエフォートが他のRBと違ってる。両脚を抱え込むようにすればふつう倒れ込むものだけど、彼はそこから飛び出そうと頑張る。力強いしハードに走る。彼のプレーぶりは尊敬に値する」
- 球団最長記録の58ydsフィールドゴールを決めたKメイソン・クロスビーは、試合前のウォームアップで63ydsを成功していたという。 「うまくヒットできたから、ボールが足から離れてすぐ、セレブレーションを始めたんだ。蹴った瞬間に58yds成功を祝えるなんていい気分だね」
- 今季14回すべて成功のKクロスビーについて、ホルダーのPティム・マステイ。 「彼はいまクレイジーなほどの”ゾーン”に入ってる。どのキックもまさにど真ん中だからね。毎回、ボールがアップライトの真ん中を通って行くのを見上げるのは面白いもんだ」
- WR/KRランドール・コブは第1Qにパントのフェアキャッチをミスしてファンブルロスト。「もっと早くフェアキャッチをコールすべきだった。そしてコールした以上は捕らないといけない」と本人。しかし第3Qに42ydsのビッグリターンを成功させたことをマッカーシーHCは評価している。
- 第2Qの3rdダウン16、WRコブの落球は目を離すのが早すぎた。 「先週はずっとその話(最後まで目を離すな)をしていたのに・・・。あれはタッチダウンになっていたはずなのに」と悔しがっている。ショットガンからのランプレー(1ydゲイン)については、「しばらく前から練習でやっていたこと。実戦でうまくいくか見てみたかったんだと思う。期待ほどの結果が出なかったけど、これから増やすのかそうでないのかはわからない」
- DEロビソンに急所を蹴られた事件について、LG T.J.ラング。 「卑怯な行為だと思う。フィールドゴールの際に、彼は僕とシットンの間を割ろうとしてきた。二度とそんな気を起こさせないようにしろ、と僕らは教わっているからね。けっして汚いことをしたわけじゃなく、彼をつかんで地面に倒しただけ。上に立って見下ろしてたけど、こっちは何も言わなかったし。でも相手は倒されたことに腹を立てていた」
- DEロビソンはTwitterで謝罪。ただ、「狙ったわけではなく、たまたま蹴った場所があそこだった」という主張はちょっと無理があるのでは。
- 先日プラクティス・スクワッドに加わったC/Gセシル・ニュートンが解雇された。