グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年10月13日
- 左ヒザ捻挫で2試合欠場したRTブライアン・ブラガが練習に復帰。ヒザにブレースを着け、わずかにかばっている動きだったらしい。
- 1試合欠場したTEアンドリュー・クウォレス(ヒザ)も復帰。先週から練習復帰のOLBフランク・ゾンボ(肩甲骨骨折)も順調にフル参加しているので、今度こそ今季初出場になりそう。
- LTクリフトン(ハムストリング)、OLBマシューズ(太もも)、DEニール(ヒザ)、CBウッドソン(足)、CBリー(背中)は休んでいる。 「OLBクレイ・マシューズは先週の今頃よりよくなっている。今日・明日は参加せず、金曜は検査の結果しだい」とマッカーシーHC。
- (今季不調のラムズとはいえ)バイウィーク明けというのはとても大きなアドバンテージだ、とマッカーシーHC。パッカーズは一昨年、7連敗中のバッカニアーズにシーズン初勝利を献上したが、そのときの相手もバイウィーク明けだった。
- 新たにロースター昇格したG/Tレイ・ドミンゲス(前の記事へ)についてマッカーシーHCは、「(タックルでなく)主にインサイドで準備をさせている」とのこと。
- 以下のように、過去5年間LTチャド・クリフトンの欠場時はパスプロテクションがガタガタになった。今回はそうでなかったことに勇気づけられる。
- 2006年第7週@MIA : クリフトンが流感のため急きょ欠場し、新人LGダリン・カレッジがLTに。絶頂期のDEジェイソン・テイラーに圧倒されて2サック、2ファンブルフォース(1TD)を許した。QBファーヴやRBアーマン・グリーンが奮闘し、なんとか34-24で勝利。
- 2008年第9週@TEN : LTクリフトン急病のためLGカレッジがLTに。RGスピッツがLGに回り、RGは新人シットン。先発1年目のQBロジャースが4サックを浴び、延長戦のすえ16-19の惜敗。
- 2009年 : クリフトンが足首などのケガで欠場4試合、途中退場5試合(プレーオフ含む)。シーズン最多被サックの元凶となり、その9試合は4勝5敗。序盤の代役LTはカレッジ、その後は新人ラングが務めた。LTカレッジは第2週CIN戦で5サックを許して敗戦に直結。二度のMIN戦ではDEジャレッド・アレン(計7.5サック)を中心に計14サックを許し、どちらも敗戦となった。
- 2010年NFC決勝@CHI : 先制TDのあとLTクリフトンが首を痛めて一時退場し、T.J.ラングが3シリーズ代役を務めた。DEジュリアス・ペッパーズに圧倒されたため、アグレッシブなゲームプランを棚上げにせざるをえなかった。
- 代役OL組の健闘についてジョー・フィルビンOC。 「控え選手はいつでも準備ができていなければならない。我々コーチはいつも、『お前もスターターまであと1スナップだ(先発がいつ負傷するかわからない)』 と言い聞かせるものだが、そこは人間だし、長いこと出番が来ないと気持ちが緩んでしまうものだ。そうならないよう、頭脳面でゲームに関わっていることが必要だ。スターターがサイドラインに戻ってきたときも頭を働かせ、一緒に写真を見たり、ブロッキングスキームのアジャストを知っていなければ。そうすればいざ出番というとき、対戦相手の感触を多少なりともつかんでおくことができる」
- 今回は、パッカーズで長くエースCBとして活躍したCBアル・ハリスとの対戦となる。
- WRジョーディ・ネルソン。 「昨年秋に退団した時、(前十字靭帯の手術明けで)まだ本調子じゃないことは分かってたから、またプレーを見られて嬉しい。彼との対戦が楽しいとは言わない。闘争心がすごく強くて、激しくプレーする人だからね。でも彼が戻ってくるのは嬉しいよ」
- CBハリスの生命線であるアグレッシブなバンプ&ランについてWRジェニングス。 「こっちが忘れてると思われちゃ困る。僕らはけっして彼に手で押さえられないようにするよ。それはありえない。彼に手を当てられたら終わりなんだから。あちらは腕が長いから、こっちは自分のスペースを確保することが必要だ。こちらに手を当てたら、アルは仕事がやりやすくなる」
- フィジカルな相手にも負けなくなったのはCBハリスとの日々の練習が大きかったとWRジェニングス。 「 『アル、今日はあの練習が必要なんだ』 と頼むことはしょっちゅうだった。(自分はまだ未熟で)とてもお見せできないような練習内容になったよ。僕がプレス・カバレッジ相手でも安定してやれるようになったのはアルとの練習のおかげだ」
- 36歳のWRドナルド・ドライバーは今季パス・ターゲットになったのがわずか17回(チーム5位)。しかし、もっとプレイングタイムをくれとコーチに言い寄るつもりはないと本人。 「僕らは5勝0敗だ。これが2勝3敗とか3勝2敗ならあるかもしれないけど、そうじゃないからね。僕らはゲームに勝っていて、みんながいいプレーをしてる。どの選手もキャッチするチャンスが来たらちゃんとキャッチしてる」
- ジョージア州ダブリン出身のOLBエリック・ウォルデンにとって、先週の@アトランタはいわば里帰りゲーム。50人もの親族や友人をゲームに招待した。 「彼らの前で、しかもプライムタイムにプレーできるなんて一生に一度のことだから」と本人。サックこそなかったものの何度もQBライアンをヒットし、今季最高の内容だった。故郷に帰ると思い出すのは子供の頃のこと。10歳のとき父が脳卒中で急死し、12歳のとき従兄が酒のトラブルで刺殺され、直後に祖母も亡くなった。 「あのおかげで今の僕があるようなものだ。僕にはどうすることもできず、受け入れるしかなかった。本来よりも早く大人になった」
- Kメイソン・クロスビーがNFCスペシャルチーム部門のPlayer of the Weekに選出。56ydsを含むFG4回成功、タッチバック6回。同賞の受賞はキャリア3回目。
- Kクロスビーは昨季からのレギュラーシーズンで16回連続フィールドゴール成功。クリス・ジャッキー(在籍1986-96)の持つ球団記録にあと1つと迫っている。
- 今季NFC北地区では4球団合わせて40回フィールドゴールを蹴って1回しか失敗していない。唯一の失敗は、先週のKライアン・ロングウェル(MIN)の43yds。
- NFL史上、開幕から5試合連続でレーティング110以上を記録したQBはアーロン・ロジャースが初めて。
- 先々週のホームゲームではファン入場時のセキュリティ・チェック強化がたいへんな渋滞となり、ゲーム開始時に数千人のファンがまだ入場できない異常事態に。今回は警官を増員して列を増やし、チェック手順もより円滑にすることを球団およびグリーンベイ市警が発表している。
- 開幕前にパッカーズから解雇されたWRブレット・スウェインが49ersと契約。