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Notebook: OTニューハウスの頭脳
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年10月14日
- 昨日休んだ中ではCBパット・リー(背中)が練習に復帰している。
- WRグレッグ・ジェニングスが鼠蹊部を痛め、練習途中で退いた模様。
- 復帰2日目のRTブライアン・ブラガ(ヒザ)についてマッカーシーHC。 「(昨日久しぶりに参加したが)今朝の調子はよかったとメディカル・スタッフから聞いている。今日はパッド付きの練習で、DL相手のランブロックやパスラッシュ練習を見たが、とてもよく動けていた。(今日の方が負担の大きい練習だったので)本当の関門は明日の検査だ」
- OLBフランク・ゾンボ(キャンプで肩甲骨骨折)はようやく今季初出場となりそう。
- G/Tドミンゲス昇格で空いたプラクティス・スクワッド枠にC/Gセシル・ニュートンと契約。彼はテネシー州立大から2009年ドラフト外でジャガーズに入団、プラクティス・スクワッドから終盤にロースター昇格も果たした。今夏はセインツと契約したが、開幕前にプラクティス・スクワッドから解雇されていた。身長6フィート2(188cm)、体重315ポンド(143kg)。パンサーズの1巡指名QBキャム・ニュートンの兄で、第2週のGB@CARはスタジアムで家族とともに弟を応援していたとのこと。
- 代役OT2人の健闘はジェームズ・キャンペンOLコーチの指導も称賛されてしかるべき。 「誰が入れ替わってもOLが安定していたことに、私自身とても感心した。試合直後にジョー(フィルビンOC)に言ったんだ。明日(フィルム分析で)どのような採点になるかはわからないが、僕があの子たちを心から誇りに思っていることは間違いない、とね。あれほど誇らしかったのは久しぶりだな」
- テキサス・クリスチャン大のエディー・ウィリアムソンOLコーチにとって、トゥルー・フレッシュマン(レッドシャツを経ない本当の1年生)を実戦投入したのは、1974年からのキャリアを通じて3人だけ。その1人がOTマーシャル・ニューハウスだった。 「マーシャルは頭のよさと才能に恵まれていた。練習の翌日に前日の映像を見直して研究させていたのだが、彼だけは練習が終わりしだいミーティング・ルームにやってきてテープを見るんだ。それがチームに広がって、普通のやり方になった。自分が向上するためには努力を惜しまない。私が強制したわけではないよ。TCUでは学業上の問題があって、練習が終わると3時間か4時間は(勉強や息抜きのため)時間を与えていたから」
- OTニューハウスはプロ入り前のワンダーリック・テストが32点で、コンバインに参加したOL45人の中で6位だった。
- WRグレッグ・ジェニングスの29ydsTD(ビデオ)はまさにスーパープレーだった。右からのクロッシング・ルートでキャッチし、ボールを外側の左手に持ち替え、スティッフ・アームで相手をかわしながら外を回り切り、最後はもう一度右手に持ち替えてパイロン内側に腕を伸ばした。エドガー・ベネットWRコーチは普段から、サイドライン際でエンドゾーンに飛び込む練習をさせているが、今回のはまさに理想のプレー。 「あれは私の練習ではなく、グレッグならではのプレーだよ。まさに超一流のフットボールだ」
- 彼らしからぬ落球でチームの足を引っ張ったTEジャーマイケル・フィンリーだが、3rdダウンでのパスキャッチが14yds、22yds、24ydsとどれも大きなプレーだった。 「選手にできるのは忘れて前に進むことであり、彼はまさにそのとおりにした。あの落球の後にも3rdダウンでの大きなキャッチがいくつもあった。彼の落球はとても珍しい。練習への取り組みは何も変わっていないし、今日の内容も非常によかった。問題なさそうに見える」とマッカーシーHC。
- ドム・ケイパースDCが就任してここまで42試合(プレーオフ含む)、パッカーズ相手に100yds以上走ったRBは5人だけ。そのうちRBマイケル・ターナー(ATL)、RBスティーヴン・ジャクソン(STL)、RBエイドリアン・ピーターソン(MIN)と3週連続で当たることに。
- RBスティーヴン・ジャクソンは開幕戦で太ももを負傷したが1試合休んだだけで復帰し、バイウィークもあっておそらく完調に近いはず。 「僕に言わせれば、マイケル・ターナーとは全く違うタイプだ。彼はどこへでも走れる。ターナーはデザインされたところへ走るけど、ジャクソンはバックサイドにカットして80yds行ってしまう能力がある。だからこそ、僕らは本当に規律正しくプレーしなければいけない。自分のアサインメントを大事にしないと」とNTライアン・ピケット。
- Pティム・マステイは序盤の不調から回復してきたが、まだグロス40.6ydsでNFL28位、ネット30.8ydsで31位。開幕戦で70ydsTDを許したうえ、蹴る機会が少ないので(1試合平均で少ない方から4番目タイ)、スタッツを元に戻すことは容易でない。 「オフェンスがたくさん点を取るので蹴る機会そのものが多くない。練習ではよく蹴れているので時間の問題だろう。たいへん好調な日も多いし、それを続けさえすれば我々は前に進んでいけるはず」とショーン・スローカムSTコーチ。
- 例年パッカーズは1人か2人は実質レッドシャツ(練習生)のようにして、「今年は使わないが育てたい」選手をロースターに残すことが多い。昨年はOTニューハウスとC/Gマクドナルドがそのパターンで、彼らは1試合もアクティブ登録されなかった。しかし今年は、負傷のDEニールとOLBゾンボを除いてロースター全員が一度はアクティブ登録されている。
- 開幕5戦で173得点は1945年シーズンに並ぶ球団記録タイ。第二次大戦直後、いまよりロースコアな時代にいったいどんなオフェンスだったのか? 「それはドライブ(WRドライバー)に聞くしかないよ。あのころチームにいたのは彼だけだ」とWRジェームズ・ジョーンズ。
- 今週のゲームはパッカーズにとって今季唯一のスローバック・ジャージ(1929年版)着用ゲーム。昨季の49ers戦もこれで快勝したので縁起が良いのはたしか。