昨日のパンサーズ戦で首を負傷したFSニック・コリンズが、今季はもうプレーできないことをマッカーシーHCが明らかにした。首のどのようなケガなのかは詳述を避けているが、代理人によれば、「骨折でも脊椎の問題でも100%ない。脊柱管狭窄症でもない」と断言。そこから判断して、「ということはQBペイトン・マニングと同じ、首の椎間板だろう」と地元メディアは推測している。
シャーロットの病院で1泊したコリンズは午後1時にグリーンベイに帰着、その後ミーティングに参加しているところに、つらい知らせを伝えなければならなかった、とマッカーシーHCは言う。現在は頭痛が残っているだけで、首の痛みもしびれ等もなく、首にブレースを着けて普通に歩き回っているとのこと。
今後は専門医の診断を受け、手術を含めた選択肢を決める予定。引退に追い込まれる可能性について聞かれると、「その点について断言できるほどケガの評価が進んでいない」とマッカーシーHCは説明している。しかし一般的に首のケガで早期引退する例は数多く、パッカーズでも1994年のWRスターリング・シャープ、コリンズの同期WRテレンス・マーフィ(2005年のCAR戦だった)が引退を余儀なくされている。
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優勝の原動力となったパス守備における「扇の要」であり、リーグ屈指の”Ball Hawk”であるコリンズを失うのはチームにとってきわめて大きな痛手。代役としては、昨季頑張ったSSチャーリー・ペプラーが先発に復帰し、本来フリーセーフティ向きのモーガン・バーネットがFSに回るものと思われる。新ポジションとはいっても、パッカーズはFSとSSを "Interchangeable" (両者の入れ替え可能)として扱っていたので、大きな変化ではないはず。3月にペプラーと契約延長して控えに置いておいた判断が生きてきたのはたしかだ。
ドム・ケイパースDC。 「彼の離脱が非常に痛いのは言うまでもない。フットボールの残念な部分で、どんなプレーでもこうしたことは起こりうる。ニックは素晴らしい選手であり、彼の穴を埋めるのは大変なことだ。我々は何とかして立て直し、前に進んでいくしかない。幸い我々にはチャーリー・ペプラーがいて、彼は昨季たっぷり実戦経験を積み、良いプレーをした。モーガン・バーネットも今季素晴らしいスタートを切った。彼は2試合続けて非常に良かった。今回もレッドゾーンでの重要な2タックルやインターセプトなど好プレーが多く、彼は伸びてきている」