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Packers 28 - 20 Cardinals
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年8月20日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Cardinals (1-1) |
3 |
3 |
14 |
0 |
20 |
Packers (1-1) |
0 |
14 |
0 |
14 |
28 |
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天気は晴れ、気温は28℃のランボーフィールド。プレシーズンでカーディナルスをホームに迎えるのは、彼らがセントルイスに本拠を置いていた1978年以来33年ぶり。今回パッカーズは攻守1stチームを3シリーズずつ、第2Q半ばまでプレーさせている。(先週より1シリーズ長い)
今回もノーハドル攻撃でQBロジャースからWRジェニングスにTDパス、2ndチームでは新人RBアレックス・グリーンのTDランでパッカーズは順調にリード。第3Qにはリターナーのファンブルロストから逆転を許したものの、QBフリンからWRチェストへの97ydsTDパスで再逆転すると、QBハレル率いる3rdチームもTDドライブを成功させて突き放した。
課題を残したのは4サックを許したパスプロテクション。中でも1巡指名デレク・シェロッドは左ガードでも左タックルでも簡単に突破されてサックを献上した。1stチームディフェンスはフィールドポジションが良かったせいもあってTDを許さなかったが、2ndチームディフェンスはミスタックルやカバレッジミスも多く、スロッピーな内容で2TDを許している。
DE C.J.ウィルソン(代役先発)が脳震盪の恐れ、WRランドール・コブがヒザを打撲して退場した。
第1Q
- RBビーニー・ウェルズの2ydsラン、ロングパス失敗、プレッシャー&投げ捨てで3&アウト。
- GB陣35 | ドライバーへの11ydsパスなどでARI陣に入るが、フォルススタートも響いてFG圏内に入れず。
- ARI陣13 | WRロバーツへの14ydsパスで初1stダウン。3rdダウン8でのロングパスがパスインターフェア(CBウィリアムズ)でGB陣へ。RBウェルズの10ydsラン、WRロバーツへの17ydsパスなどでFG圏内へ。サック(DEピケット)で大きく下がるが、WRフィッツジェラルドのスーパーキャッチで取戻し、39ydsFGで先制。
- GB陣21 | RBグラントのラン2回で3rdダウン6、QBスクランブルで1stダウン。TEフィンリーへの3ydsパス、サックで3rdダウン16、WRドライバーへの17ydsパスで1stダウン。3rdダウン2で再びサックされてパント。
- ARI陣09。 WRデュセットへの7ydsパスなど3rdダウン1として第2Qへ。
第2Q
- オフサイド、RBウェルズの9ydsラン、2ydsランでさらに1stダウン。ラン2回とTEハウスラーへの11ydsパス、GBイリーガルコンタクトでGB陣へ。ARI連続反則のあと16ydsパス成功、53ydsFG成功で3点追加。
- GB陣22 | ノーハドル。 WRドライバーへの12ydsパス、RBグラントの9ydsラン、TEフィンリーへの6ydsパス、7ydsパス、17ydsパスでFG圏内へ。RBグラントの7ydsランのあと、WRジェニングスに20ydsTDパス成功。
- ARI陣20 | 両軍とも2ndチーム(QBジョン・スケルトン)。 ARI連続反則などで1stチームならず。
- ARI陣39 | QBマット・フリン率いる2ndチーム。 サック、TEクウォレスへの12ydsパス、オフサイドで1stダウン。RBグリーンへのスクリーンパス25ydsで一気にゴール前2ydsへ。RBグリーンのラン2回でタッチダウン。
- 残り34秒、ARI陣20 | WRデュセットへの11ydsパス、25ydsパスでGB陣41に進んで残り06秒。59ydsFG失敗でハーフタイムへ。
第3Q
- リターナーのWRディオンドレ・ボレルがファンブルロスト。
- GB陣32 | QBリチャード・バーテル登場。 新人RBライアン・ウィリアムズが6ydsランで負傷のあと、RBアルフォンソ・スミスへの16ydsパスでGB陣10に進み、最後はWRスティーヴン・ウィリアムズに7ydsTDパス成功。
- GB陣20 | RBグリーンのノーゲイン、WRチャスティン・ウェストへの1ydsパス、フォルススタート(WRコブ)、投げる瞬間のヒットで3&アウト。
- ARI陣37 | WRウィリアムズへの12ydsパス、RBスミスの12ydsラン、WRサンプソンへの11yds、12ydsパスでレッドゾーンへ。RBスミスのラン2回とFBシャーマンへの6ydsパスでゴール前01へ。RBスミスのラン2回で逆転タッチダウン。
- GB陣23 | RBグリーンの4ydsラン、WRウェストへの7ydsパスで1stダウン。RBグリーンのラン2回、フォルススタートで3rdダウン13、サックされてファンブル(RBナンスがリカバー)。
- ARI陣30 | 3rdダウン4からロングパスが通らず3&アウト。
第4Q
- (GB反則)GB陣03 | いきなりWRチャスティン・ウェストに97ydsTDパス成功。
- ARI陣20 | 4番手QBマックス・ホール登場。WRコーマーへのパス2回などで2回1stダウンを取るがそこまで。
- GB陣27 | QBハレル率いる3rdチーム。WRテイラー落球、RBナンスの13ydsラン、WRウェストへの10ydsパス、RBナンスの4ydsラン、WRロビンソンへの15ydsパス、WRウェストへの19ydsパスでARI陣11へ。RBナンスの5ydsランのあと、WRケリー・テイラーに6ydsTDパス成功。
- ARI陣20 | 再びQBバーテル登場。WRサンプソンへの45ydsパス、TEハウズラーへの18ydsパスでレッドゾーンへ進むが、エンドゾーンへのパスをCBブランディアン・ロスがインターセプト。
- GB陣01 | 残り4分13秒。FBホースの2ydsラン、WRガーリーへの12ydsパスで1stダウン。RBブランドン・セインの1ydsラン、WRガーリーへの8ydsパス、QBスクランブル15ydsでさらに1stダウンを取って2ミニッツ。RBセインのラン3回で1stダウンならず、ARI最後のタイムアウトのあとパント。
- ARI陣20 | 残り1分31秒。TEハウズラーへの17ydsパスのあとフォルススタートなどで4thダウン2、TEハウズラーがパス落球でギャンブル失敗。
- ニーダウンで試合終了。
- ケガ人は以下のとおり。
- 序盤にDE C.J.ウィルソンが脳震盪の恐れのためロッカールームへ。
- WRランドール・コブはヒザの打撲。第3Qのキックオフリターンのときか?
- 欠場したのは、RBジェームズ・スタークス(足首)、WRブレット・スウェイン(ハムストリング)、WRシェイキー・スミソン(肩)、TEスペンサー・ヘイヴナー(ハムストリング)、OTクリス・キャンベル(肩)、OGエイドリアン・バトルズ(アキレス腱)、DEマイク・ニール(ヒザ)、DEローレンス・ガイ(脳震盪)、OLBクレイ・マシューズ(ハムストリング)、CBデヴォン・ハウス(ハムストリング)、S/CBアンダーウッド(ヒザ)、Sアンソニー・レヴィーン(脳震盪)。
- トータルオフェンスはパッカーズ382ydsに対してカーディナルスが384ydsと全くの互角。
- タイムオブポゼッションはパッカーズの26分57秒。
- 平均フィールドポジションは、パッカーズが自陣26yds、カーディナルスが25ydsとこちらも互角。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが3/8の38%。カーディナルスは6/13の46%。
- オフェンスの犯したターンオーバーはリターナーのファンブルロスト。
- 第3Q冒頭のキックオフリターンでWRディオンドレ・ボレルがファンブルロスト。ダウン前かどうかは微妙なところで、レギュラーシーズンならチャレンジしていたかも。このファンブルをきっかけに第3Qに14失点してしまった。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは終盤のインターセプトだけ。
- 第4Q残り4分、エンドゾーンへのパスをCBブランディアン・ロスがインターセプト。自らのカバレッジミスで45ydsのロングパス成功を許した直後だった。完全にダブルカバレッジされているレシーバーに投げたQBリチャード・バーテルの明らかな判断ミス。
- チームのパス成績は27/31、319yds、3TD、0INTのレーティング152.9。QB3人ともレーティングが120を超えるとはたいへん珍しい。被サック4回22yds。
- 先発QBアーロン・ロジャースは3シリーズ出場し、9/12、97yds、1TDのレーティング126.0。被サック2回、ノックダウン、スクランブルで計3回ヒットされている。
- 2回サックされたあとの第3シリーズはノーハドルで進め、78yds、3分26秒のTDドライブで締めくくった。左右サイドこそ違え、先週と同じくWRジェニングスへの矢のようなバックショルダーパスだった。
- 2番手QBマット・フリンは4シリーズ出場し、5/6、141yds、1TDのレーティング141.2。ハンドオフの仕事が多かったが、WRチャスティン・ウェストへの97ydsTDパスは右サイドライン際の完璧なコントロールだった。
- 3番手QBグレアム・ハレルは2シリーズ(とニーダウン)出場し、7/9、81yds、1TDのレーティング158.3と申し分ない内容。落ち着いたクォーターバッキングでTDドライブを成功させたあと、残り4分13秒から2つ1stダウンを更新したシリーズもよかった。最後の3rdダウン7はパスを投げさせてもらえず、ちょっと残念そうな顔。
- チームラッシングは23回85yds(平均3.7)、1TD。
- 先発RBライアン・グラントは5回23yds(平均4.6)とまずまず。
- 初登場RBアレックス・グリーンは6回8yds、1TD。スクリーンパスでの素晴らしい動きで25ydsゲインしたあと、FBクイン・ジョンソンの好ブロックにも助けられ、2ydsTDランを決めて初ランボーリープ。「3rdダウンでのプレーが非常によかった」とマッカーシーHC。
- RBディミトリ・ナンスは4回28yds(平均7.0)と上々の内容。
- ドラフト外入団RBブランドン・セインは4回2yds。ランが読まれる試合最後だけしか出番がなかった。
- FBジョン・クーンはラン機会なく、新人FBジョン・ホースは1回2yds。
- WR/TE陣は以下のとおり。
- 最初のシリーズだけで5レシーバー隊形(4WR&TEフィンリー)が3回もあった。
- WRグレッグ・ジェニングスは2回24yds、1TD。振り向きざまに剛速球が来たが見事TDキャッチ。
- WRドナルド・ドライバーは3回40yds。いつもの彼らしいキレがある。
- WRジョーディ・ネルソン、WRジェームズ・ジョーンズ、WRランドール・コブの3人はパスが一度も飛んでこなかった。
- WRチャスティン・ウェストは97ydsのロングTDを含む5回134ydsを挙げ、今日のMVPだろう。右サイドライン際の"ゴー"ルートを走ってCBの裏に抜けたところをQBフリンの完璧なパスがヒット。(ビデオ)
- WRトリ・ガーリーは3回31ydsを稼いだ。WRケリー・テイラーはランプレーと間違えてパスが背中に当たるポカがあったが、6ydsのTDパスキャッチを決めて名誉挽回。WRアントニオ・ロビンソンは1回15yds。
- WRディオンドレ・ボレルは後半冒頭のキックオフリターンでファンブルロストしたうえ、フォルススタートも犯し、パスキャッチゼロ。最近の練習では評価が急上昇中で、プラクティス・スクワッドの有力候補と見られていたが。
- 初登場の先発TEジャーマイケル・フィンリーは3連続を含む4回33yds。TEアンドリュー・クウォレスは1回11yds。右ワイドにセットしてのスラントだった。
- D.J.ウィリアムズ、ライアン・テイラー、スペンサー・ヘイヴナーのTE3人はパスキャッチ機会なし。
- 先発OL陣はLTクリフトン、LGラング、Cウェルズ、RGシットン、RTブラガ。先週と同様、左ガードはシリーズごとにラングとシェロッドが交替。
- 2ndチームOLは、LTラング、LGシェロッド、Cマクドナルド、RGシュローダロフ、RTニューハウス。今回もラングとシェロッドはシリーズごとにLT/LGを入れ替えた。
- 3rdチームOL陣は、LTニューハウス、LGサンプソン・ジーナス、Cディートリック=スミス、RGレイ・ドミンゲス、RTテオ・シャーマン。
- 被サックは4回22yds。最初(QBロジャース)はLGシェロッドが1on1で完全に抜かれたもの。2回目(QBロジャース)はRTブラガとRGシットンがダブルチームを突破された。3回目(QBフリン)はCマクドナルドとLTラングにそれぞれ責任がある。4回目(QBフリン)はLTシェロッドがアウトサイドをスピードでぶち抜かれた。
- 今回最大のがっかりはデレク・シェロッド。左ガードと左タックルでどちらもあっさり抜かれてサックを許した。いっぽうライバルのLG T.J.ラングもスタントへの対応が遅れてQBロジャースがハードヒットされる場面があった。先週のブラウンズ戦よりもブリッツやスタントが多く、応用問題が多かったのはたしか。
- 先週苦戦したOTマーシャル・ニューハウスは左右タックルともまずまず。
- ディフェンスの陣容は以下のとおり。
- 1stチームは3シリーズプレー。左DEウィルソン(ニールの代役)、NTピケット、右DEラジ、左OLBゾンボ(マシューズの代役)、右OLBウォルデン、ILBホーク、ILBビショップ、CBウッドソン、CBトラモン・ウィリアムズ、FSコリンズ、SSバーネット。ニッケルはCBシールズ。
- とくにOLB陣は入れ替えが激しかった。新人ヴィック・ソートやジャマリ・ラティモアが1stチームに加わる場面があり、逆にウォルデンやゾンボも終盤まで出場していた。
- CBジョシュ・ゴーディが1stチームにダイムバックに入る場面あり。CBパット・リーやCBブッシュは先週さんざん出場機会があったため、チームとしてはゴーディの評価をしたかったのだろう。
- 2ndチームは、左DEイーライ・ジョセフ、NTハワード・グリーン、右DEウィン、右OLBウォルデン、左OLBゾンボ、ILBフランソワ、ILB D.J.スミス、CBシールズ、CBゴーディ、SSペプラー、FS M.D.ジェニングス。 ニッケルはCBブッシュ。
- DEニール欠場とDEウィルソン(脳震盪)退場のため、DEジャリアス・ウィンは出場時間が長かった。フランソワ&D.J.スミスのILBコンビは3rdチームにも食い込んで出場し、こちらも出番はかなり長い。
- 3rdチームは、右DEイーライ・ジョセフ、NTジェイ・ロス、OLBヴィック・ソート、OLBエルモア、ILBジャクソン、ILBイライジャ・ジョセフ、CBリー、CBブランディアン・ロス、FS M.D.ジェニングス、SSアンソニー・ブラットン。
- パス守備はQB3人に対して21/42、301yds、1TD、1INTのレーティング79.4。
- エースQBケヴィン・コッブ(3シリーズ)は6/11、80yds、0TD、0INTのレーティング77.8。安定してキレイな球筋のパスを投げる。
- 2番手QBジョン・スケルトンは3/7、39yds、0TD、0INTのレーティング61.0。
- QBリチャード・バーテルは13/19、169yds、1TD、1INTのレーティング91.8。
- QBマックス・ホールは2/4、13yds、0TD、0INTのレーティング57.3。
- パッカーズ守備のサックはDEピケットの1つだけ。NTグリーンが追い込んだところをピケットが仕留めた。NTラジはブルラッシュでホールディング反則を引き出す好プレーもあった。今回もアウトサイドからのラッシュが今ひとつだった。
- ラン守備は27回95yds(平均3.5)、1TD。
- エースRBビーニー・ウェルズは11回44yds(平均4.0)。
- 2巡指名RBライアン・ウィリアムズは最初の6ydsランで膝蓋腱を負傷してシーズンエンドの見込み。
- RBアルフォンソ・スミスは12回39yds(平均3.3)。
- 反則は8回51ydsと回数が多かった。カーディナルスは反則11回60ydsとさらに多い。両軍ともプレ・スナップの反則が非常に目立ち、パッカーズは反則8回のうち5回がプレ・スナップのもの。
- TEフィンリーのフォルススタート。
- CBトラモン・ウィリアムズのパスインターフェア。微妙だったが。
- DEジャリアス・ウィンがオフサイド。
- ILBホークがイリーガルコンタクト。
- 第3QにWRランドール・コブがフォルススタート。
- WRディオンドレ・ボレルがフォルススタート。
- パントリターンでCBブランディアン・ロスがホールディング。
- 第4Q、オフェンスの12メン・ハドル。
- キックオフリターンは1番手RBアレックス・グリーンが28yds。2番手WRランドール・コブが27yds、28yds。3番手WRディオンドレ・ボレルは32ydsの好リターンの倒れ際にファンブルロスト(チャレンジしたら覆ったかも)。4番手WRケリー・テイラーが22yds。
- パントリターンはWRランドール・コブがマフしてしまい、かろうじて味方で押さえた。2番手WRケリー・テイラーは1回2yds。
- Kメイソン・クロスビーはFG機会なし。キックオフの飛距離は先週より伸び、5回のうち4回がタッチバックに。
- Pティム・マステイのパントは5回平均46.2yds、ネット平均42.2ydsと好調キープ。最後のタッチバックだけが残念。
- カバレッジチームはキックオフが1回21yds、パントが1回2ydsと文句なしの出来。
- この日のゲームキャプテンはWRジェニングス、ILBホーク、CBブッシュ。
- 試合開始までのスタジアムの様子をまとめた"Sight & Sounds"ビデオ。
- 1日かけてフィールドのペイントをする様子を早回しでまとめたビデオ。