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Day 18: DEニールがヒザを負傷
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年8月17日
昼練習初日の昨日はスタンドに空席が目立ったが、今日は再び満員。
RBグリーン、TEクウォレス、TEクラブトリーの3人が復帰したが、DEニール(ヒザ)、Sレヴィーン(脳震盪か?)が負傷退場した。 「昨日の練習は今年もっともフィジカルな内容だったし、チーム全体に疲れがたまってきた今週がいちばんキツい週かもしれない。ロックアウトなどのため、今年は普通の年とは違う。コーチにはより忍耐が要求される。いまチームに負荷をかけすぎてはいけない」とマッカーシーHC。
- パッカーズからFAとなっていたSSアタリ・ビグビーはシーホークスと契約した。
- ProFootballTalk.comによると、現在パッカーズのサラリーキャップは$13.1ミリオンの余裕があり、多い方から12番目とのこと。同地区ライバルは、ベアーズ$19.3ミリオン(8位)、ライオンズ$1.1ミリオン(29位)、ヴァイキングス$39万ドル(31位)となっている。
- ゲーム前日はチーム練習を行わないのが普通だが、カーディナルス戦前日の今週木曜には、ノーパッド(ヘルメット&短パン姿)の練習を行うことになっている。 「若手たちのために決めたことだ。フィールドでの練習といってもジョグスルーが主体で、ハーフスピード、スリークォータースピードのものになる。若手選手の指導と準備に重点を置く」
- オフェンス
- キャンプ序盤は好調だった5巡指名TE D.J.ウィリアムズだが、最近は彼らしからぬ落球が目立っている。TE陣にケガ人が出て出番が多いため、オフェンスが消化しきれず頭がごちゃごちゃのままプレーに参加しているのかもしれない。新人にはタフなポジションだ。
- 7巡指名TEライアン・テイラーについて、「これほどレシービングのセンスがいいとは思わなかった」という評判が多い。ブロッキングでもよく頑張っている。
- 今夏非常に好調だったWRジョーディ・ネルソンだが、この日は2ミニッツドリルで2回も落球。
- ドラフト外入団のレイ・ドミンゲスはこれまで右タックルをプレーしてきたが、今週から右ガードに移っている。先週までのパスラッシュドリルは9勝16敗とみじめなものだった。
- 新人デレク・シェロッドの左ガード初挑戦について、RTブライアン・ブラガが昨年LGをプレーした経験を語っている(彼は大学で1年LG経験があった)。 「インサイドではより速く物事が起きる。ブリッツやスタントへの対応が多く、センターへの受け渡しもしなきゃいけない。タックルとセンターの間で、狭いところでよい仕事をしなきゃいけない。それがタックルとの最大の違いだと思った」
- RBアレックス・グリーン(太もも打撲)が5日ぶりに復帰。元気な走りを見せた。
- 3rdダウンバック候補たちにとって、ブロッキングが最大の課題となっている。1on1のブロックに勝つ以前に、誰がどこからブリッツしてくるか、戦術理解が欠かせないからだ。キャッチングが上手いRBジェームズ・スタークスや新人RBアレックス・グリーンがやってくれれば理想的だが、それがダメならばFBジョン・クーンに任せざるをえない。パスプロが安心なかわり、破壊力はどうしてもダウンする。
- ディフェンス
- DEマイク・ニールがタックリングダミー相手の個人ドリルで左ヒザを負傷して退場。ただでさえ層の薄いポジション、しかも相手選手とのコンタクトなしでヒザを負傷した時は重いことが多いため、大いに心配された。
- さいわいDEマイク・ニールは練習後のインタビューで、「完璧に問題ない。念のため明日MRI検査を受けるけど、断裂とかはないし、すこし腫れがあるだけ。松葉杖も不要で問題なく歩けてる。何が起きたのか説明は難しいけど、ただ足がひっかかって変な風に倒れた。するとみんなが立つなと言うものだから。見た目が実際より怖かったかもしれないけど、僕は大丈夫。近いうちに復帰できるよ」と語っている。
- DEニール退場のあとは、DE C.J.ウィルソンとDEジャリアス・ウィンが交互にニッケル隊形に入った(もう1人はもちろんラジ)。
- 今日はOLBエリック・ウォルデンが1stチーム。ローテーション起用は続く。
- CBチャールズ・ウッドソンは毎年ファミリーナイトおよびプレシーズン第1週・第4週に出場しないが、練習では非常にアクティブで参加スナップ数も多い。パスカバレッジにランブリッツにと動き回り、まだ衰えの心配はなさそう。
- 昨季プラクティス・スクワッドにいたCBジョシュ・ゴーディは現在6番手あたりにつけている。ブラウンズ戦で1サック・1INTを決め、コーチからのポテンシャルを評価されている。 「これは競争だ。誰かがケガをすれば、他の誰かがプレー機会を得る。僕もそのカテゴリーだ。チャンスを活かすよう頑張っているだけ」
- CBパット・リーは2008年2巡指名ながら伸び悩み、評価は下がるばかり。1年目から言われていたように、バックペダルの動きが固く方向転換に滑らかさを欠く。また、ブラウンズ戦の第1QでWRジョシュ・クリブスにTDキャッチを許したように、タイトについているときでもボールに振り向くことができずにキャッチを許すことも多い。
- スペシャルチーム
- Pティム・マステイについて、元パッカーズのPジョン・ライアン(現SEA)がツイートしている。 「1年以上言い続けてきたことをまた言うよ。彼は本物だ。素晴らしいパンターだ」
- 2008年夏にPジョン・ライアンを放出する大失敗を犯して以来、パッカーズのパンターがライアンの成績を上回ったのは昨年が初めて。
- パントリターンの1stチームには依然としてTE D.J.ウィリアムズ、TEライアン・テイラー、ILB D.J.スミスの3ルーキーが含まれている。
- パントリターナーはWRランドール・コブ、WRジョーディ・ネルソン、CBトラモン・ウィリアムズの順。
- キックオフリターンチームは、CBブッシュ、ILBフランソワ、OLBウォルデン、OLBジョーンズ、CBリー、ILBスミス、LGラング、Cマクドナルド、TEテイラー、FBクーン、リターナーのWRコブ。
- FA加入のILB K.C.アシオドゥはこのところ、パントリターンでもキックオフリターンでも1stチームから外れている。
- NFLによると、昨季キックオフのタッチバックは16%。今夏プレシーズン第1週は33%。エンドゾーンのかなり奥からでも(練習のために)リターンするケースが多かったので、レギュラーシーズンになればもっと増えそうだ。不満の声はどんどん大きくなってきている。
- ほとんどの練習を見に来るテッド・トンプソンGM。「私はフィルム・スタディでもベテランはあまり見ず、若手に集中することが多い。若手選手の評価を行うときは、彼らが楽しんでやっているかどうか、サイドラインで仲間とどのようにやり取りをしているかを見る」
- ケガ人情報は以下のとおり。
- 前述のとおりDEマイク・ニールが左ヒザを負傷して退場。詳しいことは明日のMRI検査待ちだが、初期診断では腱の断裂などはないとのこと。
- OTマーシャル・ニューハウスがヒザを痛めて退場したが、すぐに復帰。
- Sアンソニー・レヴィーンとCBパット・リーがパス守備で激突。CBリーは無事だったが、Sレヴィーンは1分ほど横たわったあとトレーナーに付き添われて退場。様子がフラフラしていたので脳震盪だろうか。
- RBアレックス・グリーン(太もも)が5日ぶりに練習復帰。先週木曜の練習でディフェンス選手のヘルメットで太ももを強打したらしい。昨日は屋内練習場でさまざまな動きを試して最終確認していた。
- OTクリス・キャンベルが先日ヒザ半月板損傷で手術を受けたことを代理人が明らかにした。彼はファミリーナイト以来休んでいて、練習フィールドにも姿を見せていない。 「あと2週間ほどで復帰」と語っているが、本当にそうなるかはわからない。
- ともにブラウンズ戦で負傷したTEアンドリュー・クウォレス(鼠蹊部)とTEトム・クラブトリー(肋骨)が復帰。入れ替わりにTEスペンサー・ヘイヴナー(ハムストリング)が新たに休んでいる。
- 引き続き休んでいるのは、RBジェームズ・スタークス(足首)、WRブレット・スウェイン(ハムストリング)、WRシェイキー・スミソン(肩)、OTクリス・キャンベル(肩)、OGエイドリアン・バトルズ(アキレス腱)、DEクリス・ドナルドソン(肩)、CBデヴォン・ハウス(ハムストリング)、CBブランディアン・ロス(ハムストリング)、S/CBアンダーウッド(ヒザ)。