パッカーズは5巡10位(全体141位)でアーカンソー大のTE D.J.ウィリアムズを指名。比較的小さいがスピードのある選手で、3巡後半から4巡前半との評判も多かった。1巡OTシェロッド、2巡WR/KRコブに続いて今年3人目のSEC校の選手だ。
5巡32位(全体163位)指名権はトレードダウンし、6巡9位(174位)と7巡28位(231位)を49ersから受け取った。6巡と7巡指名権をせっせと増やしているのは、ロックアウトのためドラフト外ルーキーと契約できない状態であることと関係があるのではないか。
Strengths : キャッチングはかなり上手く、体から遠いボールでも引き寄せることができる。優れたクイックネスとアジリティで素早くリリースし、縦へのパスで攻めるスピードもある。ブロッキングでも(小さいなりに)粘り強く頑張る。ランアフターキャッチではハードに走り、ハードヒットを喰らってもこぼさないボールセキュリティがある。(FBの位置に入る)Hバックとしての起用も多い。大学4年間でパスキャッチ152回1855yds・10TDを挙げ、欠場ゼロ。
精神的に非常にしっかりしたチームリーダー。つらい幼少時を乗り越えてここまで来た物語は有名になっている(母は子供たちを連れてヤク中の暴力夫から逃げてアーカンソー州へ。その父はいま長期刑で服役中)。そうした貴重な経験を慈善イベント等で恵まれない子供たちに話して聞かせることが多い。
Weaknesses : サイズが小さく、ダウンフィールドに走り込んでも大きなターゲットにはなれない。ブロッキングでは相手DLに容易に押し込まれやすいので、もう少し馬力をつけたい。