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Notebook: DEジョリーは執行猶予
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年4月23日
- ドラフト前恒例のテッド・トンプソンGM記者会見が行われた。きわめて口の堅い彼は、いつもどおりドラフトやFA戦略など具体的なことは一切話さず一般論に終始。記者たちもよくわかっているのでニヤニヤしながら聞いている。
- ロックアウト下でも、球団施設の外であれば選手はチームドクターと接触することが許される。「チームドクターのパット・マッケンジーはケガ人たちを診ることができている」
- 「私個人は例年ほどプロ・デイの視察には行かなかった。6回ほどだろう。(シーズンが2月まで長引いた関係で)仕事がたまっていて、プロ・デイ分析はビデオ・スタッフに頼って短時間で済ます方法を採った」
- 「マイク(マッカーシーHC)はすでにトレーニングキャンプのプランを作成済みだ」
- DEジョニー・ジョリーは20日の法廷で2008年の薬物容疑についてのみ有罪を認め、そのかわりに検察は先月の事件の起訴を取り下げた。これによりジョリーはまたも実刑を免れ(保釈されず3週間以上収監されたままだったが)、90日間の薬物治療施設入りを条件に5年間の執行猶予となった。
- 90日間の薬物治療施設入りの他にも、バーやナイトクラブへの出入り禁止、酒やドラッグの禁止も命じられている。「この条件を1つでも破ったら私が君を刑務所送りにする」と判事。その場合、最大20年の禁固刑となる。
- DEジョリーが入る薬物治療施設は元NBA選手/ヘッドコーチのジョン・ルーカスが運営する団体。
- 今度こそ実刑は確実と見られていただけに、この展開には驚きの声が上がっている。「もし自分が捕まったら彼の弁護士に依頼したい」というジョークもちらほら。DEジョリーの乗っていた車の助手席の下にコデインのボトルがあったようで、本人の物かどうか検察側としては証拠能力が弱かったのかもしれない。
- たとえ起訴が取り下げられても、NFL復帰が許される見込みは薄い。こちらは推定無罪の原則は適用されず、「いかがわしい連中との付き合いが続いている」というだけでNFLコミッショナーの心証は悪いからだ。
- リハビリ途上のTEジャーマイケル・フィンリーが、「今日は第5週以来初めてボールをキャッチしたりルートを走ったりした。すごくいい感じだった。不思議なことに、休んでいた感じがまったくしない」とTwitterで報告。彼は昨季第5週WAS戦でヒザの半月板を損傷し、半月板を完全切除(数週で復帰できた)でなく温存する手術を選択したため、シーズンを棒に振ることになった。しかも感染症で再手術が必要になるなど予後が悪く、当初の見込みよりも3か月程度遅れたことになる。
- 今年のドラフトでは、2巡指名(2日目)を各球団の元名選手たちが壇上でアナウンスする面白い趣向となった(全球団リスト)。パッカーズは殿堂入りフルバックのジム・テイラー(75歳)が担当する。2巡指名権を持たない球団(今のところCAR、MIA、NYJ)については、3巡指名をOBがアナウンスする。