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Notebook: ILBバーネット放出か
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年3月 4日
- ILB A.J.ホークは3日朝に5年契約にサインし、再びオハイオへと帰って行った。「球団側は解雇発表の前に、交渉して長期契約をまとめたい、という考えを伝えてくれたからね。締結は近いとわかっていたから、解雇はなにも気にならなかった。最初から残留のプランだった。こうなって本当に嬉しい。ようやくまとまって思い悩む必要もなくなった」
- 多くのチームがILBホークのトレードに興味を示した、とマッカーシーHC。「あまりに相手が多いので電話を受けることができず、カンファレンス・ルームに移らなきゃいけなかった」とジョーク。解雇後に獲得に動いたチームも複数あったらしい。
- ILBホークの大型契約によってILBニック・バーネットの処遇はどうなるのか。NFL.comのスティーヴ・ワイチ記者は情報筋の話として、「パッカーズはトレードを模索する考えで、それがダメならば解雇の方向」と伝えている。バーネット本人は地元紙へのメールで、「僕もはっきりとはわからない。誰からも何も聞かされていないから、それを待っているところ」と説明している。
- ロックアウトに突入してNFLが機能停止した場合でも、パッカーズはもっともダメージの小さいチームの1つであろうと見られている。スーパーボウル進出で約1か月長いシーズンを過ごし、その間に15回多く練習することで若手育成の機会も増やせた。しかもコーチ陣の留任で攻守ともシステム変更がない。
- 例年3月半ばから行われるオフシーズン・プログラムは、とくに若手選手を伸ばす大きなチャンス。しかし今年は上記のような事情により、マッカーシーHCはプログラム開始を1か月ほど遅らせる考えだ。「4月の半ばまでは選手たちを呼び戻さない予定だ。激しいゲームを数多く戦ったから、体へのダメージも大きい。休んで回復させる必要がある。それにアシスタントコーチたちも長きにわたってハードワークを続けてくれた。普通より5週間もシーズンが長かったのだからね」
- CBチャールズ・ウッドソンをセーフティに移す計画はない、とマッカーシーHC。「彼がフットボールの近くにいるほど、好プレーが数多く生まれるのは間違いない。我々はそのことを強く意識している。しかし今でも彼は1on1でやっていけるよ。相手はディープパスで彼を攻めようとしてくる。"ゴー"ルート(真っ直ぐエンドゾーンに向かうルート)で攻めまくりたいなら、ぜひそうしてくれ。彼は今でもよいバンプ・カバレッジができるし、読みがいいのでオフカバレッジもとても上手い。彼ほど優れたルート認識を持っている選手は見たことがない」
- CBジョシュ・ベルはNFL3年目を終えて制限付きFA(RFA)となるはずだったが、パッカーズは"Qualifying Offer"をしなかった(用語集参照)。そのため彼は(FA市場が開きしだい)無制限FAとなる。2009年シーズン終盤に加入して4試合に出場したCBベルだが、昨夏のトレーニングキャンプ序盤で足を骨折してインジャリーリザーブに入っていた。
- 今年のパッカーズは「NFL3年目終了で契約の切れる選手」が上記CBベルだけのため、2009年までのFAシステムが存続すれば、今年はRFA選手が1人もいない。
- 他球団と同様、パッカーズもNFL経験4年以上のFA選手たちに"Qualifying Offer"をしている。新労使協定で無制限FA資格取得(現在は4年)がNFL経験5年や6年へと変更された場合に備え、彼らがRFAになると仮定しての措置。LGカレッジとKクロスビーはいわゆる「2巡テンダー」を、FBクーンには最低額テンダーをオファーされたことが明らかになったが、それ以外の選手については不明。LGカレッジは「通知が電話でなくFedExで宅配されてきた」と明かしている。
- WRドナルド・ドライバーはワシントンD.C.を訪れ、大統領夫人主催の"Read Across America"イベントに参加。議会図書館内の会場で、自著 "Quickie Makes the Team" を子供たちに読み聞かせた(動画つき記事へ)。彼自身(子供の頃からのあだ名がクイッキー)が主役の絵本で、他にも "Quickie Handles a Loss" がある。