グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2011年3月 4日

労使交渉を24時間延長

労使協定の失効が数時間後に迫った3日夜(現地)、労使双方は交渉期間の24時間延長で合意し、翌4日も交渉が続けられることになった。断片的な情報しか伝わってこないが、旧年度がそのまま1日延びるわけではなく、今できるのは労使交渉だけ、という変則的な内容らしい。つまり、2010年度が3日いっぱいで終わったのに2011年度には入らない。FA市場も開かず、FA契約や契約交渉もいっさい行うことができず、すべてが凍結されている。

情報筋によると、この24時間延長はさらなる交渉期間延長の是非を話し合うためのものらしい。連邦調停人のジョージ・コーエン(この2週間交渉に参加)が選手会側に「7日から10日間延長すべき」と説得を行い、あとはオーナー側の同意を待っているところ、とESPNのクリス・モーテンセンは伝えている。(箝口令を破ってこの情報をリークしたのは、選手会によるオーナー側への圧力と見られる)

昨日までは交渉期間延長さえ絶望的とする記者も多く、「延長されたとしたら、それは新協定締結まで遠くない証拠」という見方は少なくなかった。両者とも「まだ大きな隔たりがある」と語っているとはいえ、ロックアウトに突入せず交渉が続くこと自体がポジティブな展開と言える。

ワシントンD.C.での交渉に向かうマーク・マーフィ社長の写真はこちら

カテゴリ : NFL