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Packers - 49ers Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年12月 7日
- DEカレン・ジェンキンズ(ふくらはぎ)についてマッカーシーHC。「2週ほど欠場することになるだろう。よいプレーを続けていたし、彼が欠けるのは痛い。しかしメディカル・スタッフが当初心配していたほど悪い状態ではなく、シーズンエンディングのケガではない」
- FBコーリー・ホールはヒザの捻挫のため、次のライオンズ戦はおそらく欠場、とマッカーシーHC。
- WRブレット・スウェイン(ヒザ)は捻挫でなく打撲。必要ならゲームに復帰できた程度で、欠場を要するようなものではない、とのこと。
- WRグレッグ・ジェニングス。「これからシーズンの第4クォーターだしね、ディセンバー・フットボールこそ一番大事なフットボールだ。たくさんのことが起こりうるけど、僕らは自分たちの運命をコントロールできる(自力地区優勝がある)」
- CBトラモン・ウィリアムズ。「8勝4敗はかなり良い成績だ。でもまだ道のりは長い。みんなそれはよくわかっている。望むところだ、という気持ちでいるよ」
- WRドナルド・ドライバーの61ydsTDパスキャッチは、5人、6人のタックルを破っての見事なランアフターキャッチだった。「僕がこれまで目撃した中でも、最高のキャッチ&ランの1つだ」とQBロジャース。後輩WRジェニングスは、「これこそ僕が見慣れてきたプレーヤーだよ。素晴らしいプレーだ。あんなのは"ドライブ"にしかできない」
- そのWRドライバーは食あたりを押しての出場だった。「昨夜食べた鳥の手羽にあたってしまって、今朝治療を受けたんだ。試合の間、グレッグ(WRジェニングス)には 『大丈夫?大丈夫?』 と言われどおしだった。試合が終わってもまだ調子が悪い」と本人。
- 好調の続くQBアーロン・ロジャースについてマッカーシーHC。「とてもシャープだね。ボールセキュリティをしっかりし、ウチのオフェンスの範囲内でプレーする、すべてはそこから始まる。彼はいま波に乗り、賢いプレーをしている。脚力で相手を痛めつけることもできる。検討の必要な被サックが今日は2つほどあったが、アーロンはとてもよいリズムに乗れている。ここ5試合でターンオーバーが1回だけということに、私はとても満足している」
- 49ersに1位指名されていたらどうなっていたか、考えることは?という質問にQBロジャース。「いや、とくにない。何事も理由があって起きるものだ(全ては神の思し召し)。理由がわからないこともあるけれど、僕はグリーンベイ・パッカーになれて本当に幸運で、恵まれていると思う。6年前(ドラフト当日に)グリーン・ルームで待ったことは困難な経験だったけど、自分ではどうにもできないことだし、多くのことをそこから学んだ。僕はここにいられて本当に喜んでいる。素晴らしい球団、素晴らしい人々、非常に優秀なチーム。起きてしまったことは変えられないのだから」
- QBロジャースのハード・カウントでオフサイドを誘い出したのが4回。WRジェニングスへのロングTDパスにもつながった。「今日の彼らはちょっと飛び出しやすかったね。ハード・カウントはウチのオフェンスの重要な一部だと思っている。毎週やっていることだ。でもホームではとくに(オフェンス時に静かなので)、引っかけるチャンスが大きいのはたしかだ。彼らは最高のタイミングで飛び出してくれた」とQBロジャースは説明している。「アーロンは試合ごとにうまく声のリズムを変えるんだ。今日は何回も成功し、それを活かすことができた」とRTブラガ。
- 新人RBジェームズ・スタークスの活躍(18回73yds)についてマッカーシーHC。「あの体格のせいで『走る姿勢が高い』と言われるが、彼のランニングスタイルはとてもいいと思う。非常に才能ある若者だ。彼に8回から10回持たせるのが目標で、彼がどうキャリーをこなすのかが見たかった。試合が進むにつれ良くなっていったと思う。フィルムを詳細に検討すれば、改善の余地が見つかるとは思う。パッドレベルとか、ボールセキュリティといった点でね。しかし非常に良い仕事をしたし、印象的な働きだった。とくに、前に倒れて1ydsか2ydsを稼いだプレーが多かった。彼はいいスタートを切った」
- RBジェームズ・スタークス。「しっかり目を開いて、命じられたことをしっかり準備しただけ。練習でうまくできていたから、あとはチャンスを待つだけだった。たしかに、2年ぶりの実戦という感じはあった。長い期間だったし、とにかく仲間とフィールドに出て、A-RODと一緒にプレーしたかった。ファンでいっぱいのランボーフィールドに走り出るのは、本当にエキサイティングだった。小さい子供みたいに興奮してたよ。身体的にもすごくいい感じだった」
- RBスタークスの平均4.1ydsは派手ではないが、ラン守備8位の49ers(1回平均3.6ydsは6位)相手としてはかなりのもの。これで先発RB交代なのか? と聞かれたジョー・フィルビンOCは、「わからないが、交代とまでは言わないよ。彼はよく走ったが、しかし・・・」と言葉を濁している。要は、これからコーチ陣で相談することなのだろう。
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解はWRドライバーへの61ydsTDパス。1バック・3WRのショットガン隊形から、QBロジャースの指示で右へモーションしたWRドライバーがシーム・ルートを走る。中央のクロスブリッツをインサイドOL陣ががっちりストップ。相手CBとSが2人ともWRジェニングスにつられたためWRドライバーがフリーになって敵陣40ydsあたりでキャッチ、彼独特のランアフターキャッチでタックルを何度も破り、ついにはエンドゾーンへ。
- CBチャールズ・ウッドソン。「ディフェンス成功のカギ? みんなでエネルギーいっぱいにプレーするだけ。なすべき仕事を知り、いるべき場所にいること。しっかりした、タフなフットボールをしていくことが、12月の終盤戦に必要なことだ」
- ラン守備の成功についてNT B.J.ラジ。「マンデーナイトのアリゾナ戦からわかるように、ランを止めるのが重要なテーマで、それができれば勝利に近づくとわかっていた。ATLのRBマイケル・ターナーが外へカットバックしてきたのと違い、今回の相手はAギャップ(センター/ガード間)やBギャップ(ガード/タックル間)を勢いよく突いてきた。これはNFLだから、やるべき仕事が必ずできるとは限らない。とくに相手にはハイブリッドTEがいるから、マッチアップ的に難しく、1つミスをすると大きなプレーを決められてしまう。でも大事なのはスコアリングディフェンスだ。ゴールラインを突破されなければ、勝つチャンスは大きいよ」
- ラン守備強化のため、ドム・ケイパースDCは6回にわたって4メンフロントを使用。普通の4-3隊形ではなく、SSペプラーをベンチに下げての4-4-3隊形だ。DLは先発3人にNTハワード・グリーンを加えた重量級。「先週は2バック・2TE隊形でのランがアリゾナを苦しめたし、我々も先週アトランタの同じ隊形に14回か15回やられた。だから今週も49ersはそうしてくると予想し、こちらは序盤に4DLを投入した。それを見たあちらが(3DBしかいない)ディープを狙ってくるのは覚悟していた」
- ダイム隊形(2-3-6)を滅多に使わない今季のパッカーズだが、今回はかなり多かった。ILBビショップが退き、CB/Sブッシュが入る。「ダイムも使えた方がいい。以前はILBチラーを入れて(ILBビショップかILBホークの)どちらかを休ませる選択肢があったが、今回はダイムがその選択肢だった。TEヴァーノン・デイヴィスのインサイドにチャールズ(CBウッドソンを)つけたかったし。昨年の対戦では、前半は非常によかったのに、後半はまるで陸上競技会のようにTEデイヴィスにやられてしまった」
- 昨季第11週GB戦で初タッチダウンを挙げたWRマイケル・クラブトリーだが、今回は第1Qにパスキャッチ3回45ydsを挙げたあとはシャットアウト。
- 今季何度もあった「スペシャルチーム崩壊」という状況ではないものの、前半にスペシャルチームがチームの足を引っ張ったのはたしか。
- 最初にKクロスビーが29ydsFGを失敗。
- 第1Q、短いパントを好リターンされたプレーで、OLBブリッグスがイリーガルフォーメーションの反則でさらに5yds追加。GB陣39からの相手攻撃がFGドライブに。
- 6点リードされた第2Q、CBサム・シールズがキックオフリターンでキャッチミス。かろうじて拾って走ったものの、CBブッシュがホールディングを取られ、自陣15ydsからの攻撃に。
- Pティム・マステイは入団初めての氷点下のゲームでネット平均33.0ydsの不振。ハングタイムが3.1秒、3.41秒、3.28秒では、好リターンを連発されるのも無理はない。
- Kメイソン・クロスビーが30yds未満を失敗したのはキャリア4年目で初めてのこと。「すこしクイックに蹴り過ぎ、左に引っ張ってしまったかもしれない。(ラインで)多少ペネトレートされてたけど、対処できないほどのラッシュじゃなかったことは覚えている。ただ僕が引っかけただけだ。自分があの距離を失敗したと思うと気分が悪くなる」
- プレークロックが残り少なくなってタイムアウトを取らざるをえなくなった事態が3回あった。「このことは話し合わなくては。1回はパーソネルの問題で、(コーチ陣が)間違ったパーソネルをフィールドに送り出していた。あと2回はアラインメントのミスだった(各選手がセットすべき場所にセットしなかった)。僕ら全員がもっと時間を割いて確認しておくべきだろう」とQBロジャース。2試合続けて、彼がFBジョンソンやTEクウォレスを叱りつける場面があった。
- コイントスに勝って後攻を選んだのは、先々週の@MIN戦に続いて今季2回目。前回と同じく、後半最初の攻撃でタッチダウンを挙げて突き放すことができた。
- 試合後にスタジアムに残って記事を書く記者たちは、「プレスボックスから見る雪が幻想的できれい」と口々に語っている。
- パッカーズは49ersに対してレギュラーシーズン9連勝。通算では30勝25敗1分け、プレーオフを含めると34勝26敗1分け。マッカーシーHCは古巣49ersに対して3戦全勝。
- 5戦連続インターセプトなしはQBロジャースにとってキャリア最長。パッカーズのQBが5戦連続でINTを投げなかったのは、1966年のQBバート・スター以来44年ぶり。
- QBロジャースはパス試投177回連続でインターセプトがなく、QBファーヴの163回を抜いて球団史上2位に。球団最長記録はQBバート・スターの294回。
- パッカーズのWR陣4人がこれで今季パスキャッチ35回以上を記録。WRが4人そろって35回を超えたのは球団史上初めて。
- 絶好調のWRジェニングスは今季944ydsレセプションとなり、NFL6位、NFC2位に浮上。QBロジャースのパス3243ydsもNFL5位、NFC2位。
- OLBマシューズは2試合連続でサックゼロに終わり、11.5サックのまま。12サックのOLBキャメロン・ウェイクに抜かれ、今季初めてサック王から陥落となった。
- RBジェームズ・スタークスは18回73ydsラッシング。パッカーズ新人のデビュー戦としては、1948年のRBラルフ・エアハート(78yds)以来62年ぶりの快挙となった。