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Packers - Redskins Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年10月12日
- マイク・マッカーシーHC。「オフェンスはあまりにも多くのチャンスを逃し過ぎた。とくにパッシングゲームがよくなかった。ヤーデージなど何の意味もないと我々はみな知っている。大事なのはポイントだ。こちらは13点しかスコアボードに載せられなかった。エンドゾーンに進ませなかったワシントンのディフェンスも褒めなければならない」
- ドム・ケイパースDC。「シーズン中には、いま直面しているような問題を乗り越えていかなければならないものだ。こういう時こそ、そのチームの性格が表れる。きょう我々は敗れた。本当に残念な敗戦だ。だからグリーンベイに帰って仕事を再開し、来週盛り返して勝利をつかむ道を探さなければならない」
- チームのケガ人状況についてDEライアン・ピケット。「NFLで10年やってるけど、こんなに悪いのは経験したことがない」
- CBトラモン・ウィリアムズ。「プレーではこちらが完全に上回っていた。しかしそれだけではダメだ。得点で相手を上回らないと。それが問題だ」
- WRドナルド・ドライバー。「1つたしかなのは、こちらが勝利を手放したということ。勝つはずだった試合を2つも手放したことを、僕ら全員が思い起こすべきだ。5-0でなく3-2になってしまったことはいずれ響いてくる。負けの責任をKクロスビーに負わせるつもりは全くないよ。試合を落としたのは、3rdダウンで簡単なパスを落とした僕のせいだから」
- WR陣の度重なる落球についてWRドナルド・ドライバー。「本当にひどかった。あれは僕らの本当の姿じゃない。1つキャッチミスすれば、それだけで腹立たしいものだ。1ついいプレーを決めてようやく忘れられたと思ったら、また落球でフラストレーション。とくに僕だ。目をつぶってたって決められるプレーを、いくつも逃してしまった。誰にでも悪い日はあるが、今日の僕はそういう日だった。甘んじて受け入れるし、来週はきっと汚名を返上する」
- WRジェームズ・ジョーンズ。「負けたこともそうだけど、僕らレシーバー陣がこんな姿を晒したことが情けない。落球があまりにも多く、チャンスをたくさん逃してしまった。相手を突き放せるチャンスがあったのに、僕らが相手に付け入る隙を残してしまったんだ」
- WRグレッグ・ジェニングスは3試合連続でパスキャッチ2回に終わり、この日もコメントを拒否している。
- TEフィンリーとTEリーの負傷退場によって、NFL未キャッチだった若手TE2人がたっぷり出場。よく使う3TE隊形は不可能になったものの、新人TEアンドリュー・クウォレスは4回51ydsの活躍を見せた。「いつだって実戦投入される準備はしてなきゃいけないからね。僕はTEのどのポジションも練習でこなしていたから、準備はできていた。(まるでTEフィンリーのように)ダブルカバーされることが多かったけど、ウチには他にも武器がたくさんあるから」
- 初先発でフォルススタートを2回犯したRTブライアン・ブラガ。「フォルススタートが僕についてまわっている。オーバータイムでは、あれ(3rdダウン7で5yds罰退、次のプレーでサック)がドライブを止めてしまった。僕に責任がある」
- RTブラガは1サックを許したほか、延長最後のオフェンスプレーでも、DEジェレミー・ジャーモンのスタントを止められずプレッシャーを許し、それがインターセプトにつながった。「戻ってフィルムを見て反省点を探し、すべてはそこからだ」と本人。負傷前のRTタウシャーも決して良くなかったので、全体のプレー内容は同じぐらいではないか、との評価が多い。
- RTタウシャー(肩)欠場のため、T/G T.J.ラングが今季初めてアクティブ登録。出場はスペシャルチームだけだった。
- 第2Qに敵陣ゴール前1ydsでギャンブル失敗に終わったことについて、次のディフェンスの頑張りが52ydsFGにつながったのだから、言われるほどダメージは大きくない、とマッカーシーHC。「4thダウンのブーツレグのプレーコールは、率直に言うとその前の3rdダウンでするべきだったかもしれないが、よいコールだったと思っている。敵陣1yds、ディフェンスもあれだけ止めていたのだから(失敗してもすぐにチャンスが来る)、正しい判断だったと思う」
- パッカーズは今季もっともトータルヤーデージを稼いだ2戦をどちらも落としている。CHI戦は379yds、WAS戦は427yds。
- RBブランドン・ジャクソンはキャリア最高の115ydsラッシング。ラン機会が10回しかなかったことには不満を述べていない。「そうだね、自分の番号が呼ばれたときにチームに貢献するのが仕事だから。僕はパッシングゲームでもたくさん出番があってボールに触れる機会は多いから、それを最大限生かすことだ。ランであってもキャッチであっても」
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解は延長戦でのインターセプト。右サイドで両パスラッシャーがスタントしてくるのを、RTブラガが対応を誤った。DTジェレミー・ジャーモンが外からラッシュして来るのを見落としたのか、インサイドへ向かうOLBアンドレ・カーターをRGシットンに渡すのが遅れ、DTジャーモンを完全にフリーにしてしまった。パスラッシャーがQBの目の前に来なければ、比較的容易にWRジェニングスに通せたはずのプレーだった。
- またも左ハムストリングを負傷したOLBクレイ・マシューズ。無理すれば出られる感じだったが、メディカルスタッフが大事を取ったらしい。16失点のうち13点は彼が退場してからのものだ。「本当につらいね。自分なら試合の流れを変えられると思いながらサイドラインに立っているのは。とてもいい感じでクォーターバックを追いかけ回せていたのに。試合を決める最後のドライブで一番のプレイメーカーがいないなんて」
- マシューズ欠場後の左OLBは、フランク・ゾンボとブレイディ・ポピンガを交替で起用。ポピンガは延長戦の3rdダウンでサックを挙げてパントに追い込んだが、最後のシリーズではホールディングを犯して1stダウンを許している。
- 代役スターターのILBデズモンド・ビショップは十分すぎるほどの働き。ILBバーネットよりもよかったぐらい、との声もある。
- 先週ライオンズにスクリーンパスで攻略されたためか、今回ドム・ケイパースDCはサイコ隊形(1DL-5LB-5DB)を1回しか使わなかった。その1回がオーバータイムでのOLBポピンガのサックとなった。
- パッカーズディフェンスは今回も5サックを記録。(マンデーナイト前の暫定だが)今季すでに21サックでNFL2位。昨季は開幕5戦で10回。21回に到達したのは第10週のことだった。春から懸念されてきたパスラッシュの向上は達成されたと評価すべきだろう。
- CBチャールズ・ウッドソンは開幕以来毎週パスカバレッジでの反則を犯している。第1週PHI戦でホールディング(5yds)、第2週BUF戦でパスインターフェア(24yds)、第3週CHI戦でパスインターフェア(8yds)、第4週DET戦でパスインターフェア(11yds)、そして今回はイリーガルユースオブハンズ(5yds)、イリーガルコンタクト(5yds)、パスインターフェア(8yds)の3回も反則。長いボールより浅いエリアでの反則が多いのが特徴だが、今季は後追いの形になって腕をひっかけてしまうプレーが目立つ。
- ニッケルバックでCBパット・リーを起用した理由の1つは、CBアンダーウッドをフルタイムでプレーさせるには肩が十分回復していない、という判断もあったらしい。先週のDET戦と同じく、ニッケル隊形でCBウッドソンは本来のスロットでなくアウトサイドのレシーバーをカバー。スロットは(先週のブッシュと同じく)CBリーが担当した。「今回の布陣で彼らがどうプレーしたか、テープを分析するのは面白そうだ。それを基に、今後のアジャストメントを模索していく」とケイパースDC。
- 第4Q最後の53ydsFG失敗についてKメイソン・クロスビー。「ど真ん中に飛んで行ったように見えて、それから曲がってアップライト外側にヒットしてしまった。あの距離からだと、きわめて正確に蹴らなければいけない。風も読んだつもりだったけれど、思ったより少しだけ曲がりが大きかった」
- Kクロスビーは終了間際のゲーム・ウィニングFGの場面がこれまで4回あり、1回しか成功できていない。「決めなきゃいけなかった。みんなよく戦って、ディフェンスは信じられないプレーをした。オフェンスもあのポジションまで進めてくれた。たしかにケガ人はたくさん出たけれど、ウチにはそれを補う選手がいる。本当につらく、吐き気がしてくるほどだ。今夜は一晩苦しむことになる。でも明日はそれを振り払って仕事を進めなきゃいけない。だってまだシーズンの前半だし、反省材料を見つけてミスを減らしていかないと。次に勝利をつかむチャンスが来たら決めなければならないから」