今春総額$20ミリオンの3年契約にサインしたLTチャド・クリフトンが、契約後はじめて記者の質問に答えた。「ずっと再契約を望んでいたんだ。チームとの交渉がまとまらずにFA期間に入り、『訪問してみないか』 とワシントンから声がかかった。何がどうなるかわからないし、とても気がもめたよ。前回(2004年)はFA解禁前に再契約したしね。さいわい、レッドスキンズとあまり交渉が進まないうちにパッカーズから連絡があった。いい結果になってよかった」
若きライバルとして1巡指名のLTブライアン・ブラガが入団してきたことについて。「言うまでもない、素晴らしい指名だよ。去年ウチはケガ人に苦しんだし、若返りを図る必要があった。よい指名だと思う。彼に僕の知識を伝え、成長していくのを見るのが楽しみだ。キャンプでの競争? この仕事に競争はつきもので、来るときには来るものだ。僕としては何も問題ない」
手術があった過去数年とは違い、今年はフルにワークアウトできているとLTクリフトンは言う。「昨シーズンだって足首の捻挫さえなければ全試合出場できていた。ああしたケガさえなければ、ヒザも肩もちゃんと持ちこたえるはずだ。問題にはならないと思う」
先日テネシー州各地を襲った大洪水で、彼の所有する農場も大きな被害を受けた。「柵が流されたり、かなりの部分がやられて、流れてきた瓦礫の山になっている。テネシーには川が多く、あの大雨(2日間で490mm以上)で堤防が決壊したんだ。たくさんの人々が財産を失い、住む家を失った。洪水の保険に入っていない人が多くて、ダメージは計り知れないよ。僕らはマシな方だ。すべてを失った人たちがたくさんいるんだから」とLTクリフトンは言う。同じくテネシー出身のCスコット・ウェルズとともに、支援活動を検討しているとのこと。